掛売りとは?掛買い・決済の仕組み・メリット・デメリット
掛売りとは
掛売りとは、売買取引において、代金を後日受け取ることを条件に商品を引き渡すことを指します。売掛(うりかけ)とも呼ばれます。掛売りによって発生する代金のことを「掛金」や「売掛金」といいます。
掛売りと掛買い
この後払い(いわゆるツケ払い)方式は、商品を販売する側からは「掛売り」、購入する側からは「掛買い」と呼ばれます。クレジットカードによる決済は、この「掛買い」の代表的な例です。また、企業間取引では支払日が定められていることが多いため、自然と掛買いが行われます。
掛売りのメリット
それでは、掛売りのメリットを紹介します。
購入機会の損失を防止
顧客が現金を持ち合わせていない場合でも商品やサービスを提供できるため、購入機会の損失を防げます。
購入単価の増加
高額な商品であっても、代金を分割で受け取るなどの工夫によって、購入単価の向上が期待できます。
また、一般的に掛売りのほうが単価が高くなる傾向があります。
掛売りのデメリット
掛売りにはメリットがある一方で、デメリットも存在します。
支払いの遅延、貸倒れのリスクがある
まず、取引先からの支払いが遅れる、あるいは場合によっては貸倒れとなるリスクがあります。
未回収の掛金は「未収金」と呼ばれます。仮に代金を支払っていない個人や企業が自己破産や倒産した場合、この未収金は回収できなくなり、貸倒れとなります。貸倒れになった場合、この代金を回収する権利は「不良債権」と呼ばれます。
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