BOXIL SaaS AWARD 2022 大企業賞(エンタープライズ)賞 -BtoBプラットフォーム 請求書導入事例
受賞サービス
受賞企業:株式会社インフォマートBtoBプラットフォーム 請求書は、クラウド請求書サービス国内導入シェアNo.1※で、請求書の発行コスト約67%、受取にかかる処理コストを約77%削減する、「完全テレワークの経理業務を可能にする電子請求クラウド」です。請求書の確認・承認がWebで完結、場所を選ばずテレワークを実現し、国税庁が定める電子帳簿保存法、2023年インボイス方式にも対応可能です。
※2021年6月現在 東京商工リサーチ調べ
大企業賞(エンタープライズ)とは
従業員501名以上の企業の生産性向上に最も貢献しているサービスに贈られる賞です。
サービス導入企業
- 企業名:日本瓦斯株式会社
- 業種:エネルギー/環境/リサイクル
- 従業員規模:1000人以上
- 所在地:東京都
- 設立後年数:51年以内
導入前の背景・課題
背景
月次決算・連結決算の早期化を長年目指していましたが、紙の請求書の到着を待ち入力・起票する方法では作業の短縮に限界があり、電子請求という新たな手法に活路を見出しました。
請求書は主に、営業所周辺の店舗など地元の取引先から届く一般経費です。キャンペーンなどのチラシ代、デザイン代や従業員用のウォーターサーバー代など、毎月2,000件近く発生します。
毎月25日締めで、26日から末日にかけて各営業所にバラバラに届き、それぞれの営業所で担当者が開封、確認のうえで基幹システムに入力、支払伝票を起票します。その後、上長の承認を経て紙の請求書とセットにしたものが、6か所ある支店に集められたのち、本社に宅配便で届く現状でした。
課題
本社では月初第3営業日前後に届く全請求の内容が正しいか、2人体制で確認。人の手では金額や取引先コードの入力間違いといったミスはどうしても防げません。
段ボール箱2箱分の量の書類を2日程度でチェックする必要があり、チェック作業だけでもかなりの負担です。時間に追われながら処理しても、月次決算の締めは10日を過ぎ、連結決算は20日前後までかかっていました。
導入による効果
2020年9月から『BtoBプラットフォーム 請求書』を導入し、現在は一般経費の約4割超を電子データで受け取っています。電子発行だと各部門での金額の誤入力が無くなり、さらに学習機能による勘定科目入力作業も軽減されます。
結果、毎月25日に締めた請求書が翌26日から順次届き、都度処理できるため、本社にも月末までに承認依頼がくるように改善されました。
月初に請求書がまとまって届くまで何もできない状況だったのが、電子請求を前倒しで処理できるぶん作業が平準化され、時間に余裕ができました。また、承認は外出先からでもスマートフォンで可能なので、時間や場所を選ばず確認可能です。先方が作成したデータのため、入力ミスがないかのチェックはいらず、勘定科目が正しいか、会計システムにエラーが起きていないかといった確認程度で済んでいます。
さらに、途中で請求書を紛失するリスクも無くなり、電子化率4割の現時点で、月次決算の確定は2日ほど、連結決算は1週間近く早められています。また2021年4月から『電子支払通知書』を導入し、400社を電子化した結果、請求書類は1箱分ほど削減しています。
効果をもたらした機能
- 自動仕訳機能
- 支払通知書機能
- AI-OCR(自動請求データ生成機能)
BOXIL SaaS AWARDとは
「BOXIL SaaS AWARD」は、SaaS※1比較サイト「BOXIL SaaS」に掲載されている約3,000社のサービスを対象に、運営会社であるスマートキャンプ株式会社のノウハウと蓄積してきたデータなどをもとに算出した基準で、SaaSを表彰するイベントです。
今回の「BOXIL SaaS AWARD 2022」では、「BOXIL総合ランキング部門」、「SaaS AWARD 2022部門」、「SaaS トレンド部門」の計3部門において、大賞2サービス、部門別大賞18サービス、部門別1位14サービス、部門賞109サービス(※2)が選出されました。
URL:https://boxil.jp/awards/2022/
※1 SaaSとは、Software as a Serviceの略で、サービスとしてのソフトウェアの意。従来パッケージソフトとして提供されていた機能が、クラウドサービスとして提供される形態のことを指します。
※2 部門賞の受賞数には複数部門での重複受賞数が含まれています。