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会計ソフトの費用相場と料金比較・おすすめソフト

最終更新日:(記事の情報は現在から291日前のものです)
この記事では、会計ソフトの費用相場について紹介しています。料金比較やおすすめのソフトなどわかりやすく解説しています。導入する会計ソフトを探している方はぜひ参考にしてみてください

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会計ソフトとは

会計ソフトとは、収入や支出といったお金の流れを管理できるシステムです。自動仕訳や決算書の作成、損益レポートの分析など企業の会計管理に必要な機能が揃っています。会計ソフトは手書きや表計算ソフトで帳簿を作成するよりも作業効率が高く、入力ミスといったヒューマンエラーも防止可能です。

また、お金の流れをシステム上に細かく記録できるため、会計管理が大ざっぱになる「どんぶり勘定」も防げます。

会計ソフトの選び方

会計ソフトを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • 会計ソフトの導入目的を確認する
  • 会計ソフトの機能を確認する
  • 会計ソフトを導入する際の注意点を確認する
  • 会計ソフトの料金・価格相場を確認する

会計ソフトの導入目的を確認する

会計ソフトの導入を検討する際は、まず導入目的を確認しましょう。主な導入目的は次のとおりです。

目的 詳細
会計管理における書類作成を効率化したい 決算書や損益計算書など各種書類の作成・提出に対応している会計ソフトがおすすめ
会社の経営状況を正確に把握したい キャッシュフローや損益などをレポーティングしてくれる会計ソフトがおすすめ
誰が担当者になってもソフトをスムーズに使えるようにしたい 簿記や会計の知識がなくても使える会計ソフトがおすすめ
会計ソフトを一新したいがデータ消失は避けたい 既存システムからの移管に対応している会計ソフトがおすすめ
他のシステムと連携させたい 人事労務や給与管理、SFA(営業支援システム)、CRM(顧客関係管理システム)、MA(マーケティングオートメーションツール)など外部システムと連携できる会計ソフトがおすすめ

会計ソフトの機能を確認する

会計ソフトでできること、利用できる機能は次のとおりです。

機能 詳細
仕訳入力補助 売上や経費を入力することで勘定項を適切な形式に分類したり、金融機関やクレジットカードと紐付けて自動でデータを出力できたりする機能
帳簿・決算書作成 帳簿や決算書、損益計算書、貸借対照表など会計管理に必要な書類を自動で作成できる機能
債権・債務管理 売掛や買掛、入金情報、支払情報などを管理できる機能
集計管理 会計の日次、月次、年次管理ができる機能
経営分析 売上や経費のデータから経営分析を行える機能。キャッシュフローや損益などをレポートとして表示できる
与実管理 売上や仕入などの設定予算に対して、どの程度の実績が出ているかの管理ができる機能
税申告に関する機能 確定申告書を作成・提出できたり、法人税申告書の書類選択や税額計算を行えたりする機能

会計ソフトを導入する際の注意点を確認する

会計ソフトを導入する際は、次の項目に注意しましょう。

注意点 詳細
クラウド型orインストール型 ベンダーが用意したシステムをネットワーク上で使えるクラウド型と、利用するパソコンにソフトを読み込ませるインストール型がある。クラウド型はインターネットにつながれば場所を問わずに利用できる、バージョンアップに対応しているのがメリット。インストール型は動作環境がインターネットに左右されない、セキュリティが強固なのがメリット
個人向けor法人向け 会計ソフトは個人向け、法人向けで機能や料金が異なるため、検討しているソフトがどちらなのな確認する
インターフェース ソフトによってインターフェースが異なる。担当者がITツールに慣れていない場合、画面の見やすさや操作のしやすさを意識する
無料トライアルの有無 法人向けの会計ソフトはほとんどが有料だが、無料トライアルを提供している場合も。自社への導入可否を判断するためにも無料トライアルの有無を確認する
バージョンアップへの対応 税制や書類の様式変更などへの対応。クラウド型であれば基本的に自動でバージョンアップがされるが、オンプレミス型では手動でアップデートを行う必要がある
セキュリティ対策の充実度 SSL暗号化やアクセス権限、ログ管理、複数のデータセンターでのデータ保管などセキュリティやバックアップ体制が整っているか確認する
サポート体制 電話やメール、チャットでのサポートからトラブル時の対応、会計事務所や税理士との連携体制などもチェックする

会計ソフトの料金・価格相場を確認する

検討している会計ソフトの料金や価格相場を、公式ホームページや直接の問い合わせなどで確認しましょう。ひとくちに「会計ソフト」といっても、クラウド型かインストール型か、企業規模はどのくらいか、など価格を決める要素はさまざまです。

自社に合った会計ソフトを選ぶためにも、ベンダーから料金の見積もりを出してもらうことをおすすめします。

クラウド型会計ソフトの費用相場

クラウド型の会計ソフトの費用相場は初期費用が0円、月額利用料は2,500円〜5万円程度です。

内訳 費用相場
初期費用 0円程度
月額利用料 2,500円〜5万円程度

クラウド型の会計ソフトは、システム移行や導入サポートの有無によって費用が大きく変わります。自社で移行を行ったりサポートを受けなかったりすると安価に導入できることが多いですが、逆に外部に依頼したりサポートを受けたりすると高額になる場合が多いです。

またクラウド型の場合は月額利用料が発生し、料金はプランやユーザー数などによって異なります。費用相場はシステムやサービスによっても異なるので、導入前には必ず見積もりを取るようにしましょう。

会計ソフトの費用・料金比較表

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また、一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

費用対効果が高い会計ソフト9選

会計ソフトの中でも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴や詳しい料金プランなどを解説しているので会計ソフト選びの参考にしてみてください。

クラウド会計ソフトMA1 - ソリマチ株式会社

クラウド会計ソフトMA1
クラウド会計ソフトMA1
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

  • ベストセラー会計ソフト「会計王」をベースとしたソフト
  • クラウドとオンプレミスの良いところを抽出した仕様
  • 他社製品からの乗り換えもスムーズにできる

クラウド会計ソフトMA1は、ソリマチ株式会社が提供する会計ソフトです。同社が提供するベストセラー会計ソフト「会計王」をベースに開発しているため操作性も高く、簿記知識に自信のない方でもすぐに使い始められます。同ソフトはクラウドとオンプレミス両方の良いところだけを抽出した仕様であり、システム自体はオンプレミス型、必要なときにクラウドの動作を呼び起こします。

アクセス過多でもスムーズな動作が可能です。他社製品からの乗り換えもスムーズ。現在使っているソフトの科目や仕訳、残高情報をベースに、MA1内で新たなデータを作成できます。また他社製品からの乗り換えをサポートする「データコンバートサービス」も提供しているため、移管作業に工数をかけたくない事業者にはおすすめです。

クラウド会計ソフトMA1の料金プラン・価格

要問い合わせ

SuperStream - 株式会社WorkVision

  • 会計や人事などバックオフィス業務を支援する総合業務パッケージ
  • ファンクション・マウスレス入力機能を実装している
  • Excelへの二次加工も簡単にできる

SuperStreamは、会計や人事、そのほかバックオフィス業務の効率化を支援する総合業務パッケージです。「会計」では、決算をスピーディーに完了させるための機能が充実。仕訳補助や各営業所からの情報収集の円滑化、月次単位での実績把握といった機能が揃います。

ファンクション・マウスレス入力を実装していたり、担当者ごとにメニューのレイアウトを最適化できたりと、インターフェースも使いやすいです。Excelへの二次加工も容易に行えます。ほかにも、各業務部門に応じた管理会計や、海外に支社をもつグローバル企業に向けた機能が充実しています。

SuperStreamの料金プラン・価格

要問い合わせ

freee会計 - フリー株式会社

freee会計
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BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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  • 帳簿や決算書、請求・支払いなど会計業務をワンストップで処理
  • スタートアップから大企業まで幅広い企業規模に対応している
  • 暗号化や認証、バックアップ体制などセキュリティ対策も万全

freee会計は、個人から法人まで幅広く対応している総合型経営プラットフォーム「freee」の会計ソリューションです。freee会計では、会計帳簿や決算書の作成をはじめ請求・支払業務、経営管理までをワンストップで処理可能。スタートアップから既存の経理業務を効率化したい中小企業、内部統制や決算早期化などを行いたい大企業など、規模ごとに最適化された機能を搭載しています。

銀行口座やクレジットカードへの紐付けによって仕訳入力や転記作業の自動化が可能。決算書の作成も効率化されており、ステップにしたがって入力し、ボタンを押すだけで作成可能です。また、暗号化や認証機能、バックアップ体制など金融機関レベルのセキュリティ対策が施されているため安心して利用できます。

freee会計の料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額料金(税抜)
ひとり法人 0円 2,980円
スターター 0円 5,480円+従量課金
スタンダード 0円 8,980円+従量課金
アドバンス 0円 39,780円+従量課金
エンタープライズ 要問い合わせ 要問い合わせ

※いずれも年払いプランの場合

マネーフォワード クラウド会計 - 株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計
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  • 小規模事業者から中小企業向けのクラウド会計ソフト
  • POSレジやECプラットフォームなど多種多様なサービスと連携可能
  • チェックボックスのオンオフで適格請求書発行事業者を区別できる

マネーフォワード クラウド会計は、小規模から中小企業向けの会計ソフトです。銀行やクレジットカードをはじめPOSレジ、ECプラットフォームなど多種多様なサービス連携が可能。日々の取引明細データを自動で取得でき、自動での仕訳や入力を行ってくれます。

インボイス制度にも対応しており、適格請求書発行事業者との取引かどうかはチェックボックスのオンオフで区別可能です。インボイスの経過措置内容に応じた仕入控除額が自動で反映されます。仕訳データをもとにしたレポート作成にも対応。損益やキャッシュフローのレポーティングによって経営状況をリアルタイムに見える化できます。

マネーフォワード クラウド会計の料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額費用(税抜)
スモールビジネス 0円 3,980円
ビジネス 0円 5,980円

※年額プランによるディスカウントあり。

また、IPO準備、中堅から上場企業、グループ企業の管理には、内部統制機能を強化したマネーフォワード クラウド会計Plusがおすすめです。

PCAクラウド 会計 - ピー・シー・エー株式会社

PCAクラウド 会計
PCAクラウド 会計
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  • 元帳や決算書、承認設計、経営分析までワンストップを行えるソフト
  • 簡単なファイルの受入・出力や仕訳の検索機能など操作性にも優れている
  • ログ管理やアクセス制限、トラブルサポートなどセキュリティ体制も強固

PCAクラウド会計は、日々の伝票入力をするだけで元帳や決算書の作成、承認設定、経営分析などワンストップで行える会計ソフトです。予約伝票や部門グループによる階層管理、自動仕訳、パターン登録できる配賦処理など、中小企業の会計業務を効率化する機能が豊富に揃っています。

インターフェースもわかりやすく、ファイルの受入・出力機能が備わっているほか、充実した仕訳の検索機能が特徴です。セキュリティ性も高く、ログ管理やアクセス制限といった内部統制機能から強固な認証制度を通したクラウド、バックアップ体制、トラブル時のサポートまで充実しています。

PCAの料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額料金(税抜)
PCAクラウド 給与 0円 29,700円(2ユーザーの場合)
PCAクラウド 給与(年額払い) 356,400円 0円

ジョブカン会計 - 株式会社DONUTS

ジョブカン会計
ジョブカン会計
BOXIL SaaS AWARD Autumn 2024 Good Service
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  • サクサク動くうえ複数名での同時操作も可能
  • 基本的な操作はすべてキーボードで行える
  • 固定資産管理や株主資本等変動計算書なども作成できる

ジョブカン会計は、サクサク動く操作性が魅力の会計ソフトです。インストール型の高い操作性を維持したまま、クラウドサービスの利便性を追求。複数名での同時操作が可能です。基本的な操作はすべてキーボードで実行でき、入力後エンターキーを押すことで次のステップにすぐ進めます。

同ソフトは集計機能も充実。月次や期間ごと、年間推移、前年比較などはすべて試算表メニューで確認可能です。また、決算書作成はもちろん、固定資産管理や株主資本等変動計算書、個別注記表など決算機能も豊富に揃っています。

ジョブカン会計の料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額料金(税抜)
スタートアップ 0円 2,500円
ビジネス 0円 5,000円
エンタープライズ 0円 50,000円

弥生会計 オンライン - 弥生株式会社

弥生会計 オンライン
弥生会計 オンライン
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  • 簿記の知識なしでも使える簡単操作の会計ソフト
  • 専門スタッフが決算時期の仕訳や経理などの疑問に答えてくれる
  • 有料プランの機能を1年間無料で使える

弥生会計 オンラインは、オンラインは、「経理をもっとかんたんに。」をコンセプトとした会計ソフトです。経理が初めての担当者でも簿記の知識なしで使えるインターフェースになっており、日付や金額を打ち込むだけで簡単に決算書を作成可能です。同ソフトは支援体制も充実。製品の操作方法や決算時期の仕訳など経理についての不明点・疑問点は専門スタッフがサポートしてくれます。

また、有料プランの機能を1年間無料で利用できるため、会計ソフトの導入費用を抑えたい企業にはおすすめです。

弥生会計 オンラインの料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額料金(税抜)
セルフプラン(無料期間1年間) 0円 0円
セルフプラン(無料期間終了後) 0円 2,316円/月(27,800円/年額)
ベーシックプラン(無料期間1年間) 0円 0円
ベーシックプラン(無料期間終了後) 0円 3,133円/月(37,600円/年額)

かんたんクラウド会計

  • 電子作成した書類のデータ保管やスキャナ保存ができる
  • システム開発から卸売、人材派遣など幅広い業界で導入
  • 会計事務所とも連携している

かんたんクラウド会計は、株式会社ミロク情報サービスが運営する会計ソフトです。電子帳簿保存法・電子取引に対応しており、システム上で電子作成した書類のデータ保管やスキャナ保存ができます。対応している業界業種も幅広く、システム開発から小売・卸売、建設工事、人材派遣、コンサルティングまでさまざまです。

また、会計事務所とも連携可能。自社のデータと同じものを会計事務所と自動共有できます。デフォルトで3名分のアカウントを作成できるため、経理担当者のほか経営者、会計事務所用のアカウントなどを区別可能です。

かんたんクラウド会計の料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額料金(税抜)
Basic プラン 0円 1,800円
Basic プラン(年額プラン) 0円 18,000円/年
Plus プラン 0円 2,500円
Plus プラン(年額プラン) 0円 25,000円/年

円簿会計

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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
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  • 会計ソフトの基本機能をすべて無料で使える
  • 弥生会計との連携で会計データのスムーズな活用が可能
  • 複数のデータセンターへの保管やSSL暗号化などセキュリティも十分

円簿会計は、株式会社円簿インターネットサービスが運営する会計ソフトです。仕訳帳や出納帳、合計残高試算表、年次決算、決算報告書の作成など会計ソフトの基本機能をすべて無料で使えます。期間に制限はなく永年無料で利用可能。税制改正に伴うバージョンアップ費用も不要です。

また同ソフトは「弥生会計」と連携しており、弥生会計上に保存されたデータを出力し、円簿会計に読み込めば、そのまま会計業務を引き継げます。無料ですがセキュリティ性も強固です。ソフト利用時に個人情報を入力する必要がなく、保存されたデータは2か所のデータセンターに保管。SSL暗号化にも対応しています。

円簿会計の料金プラン・価格

プラン 初期費用 月額料金
0円 0円

費用対効果の高い会計ソフトを導入しよう

会計ソフトは、企業の正確かつスピーディーな会計業務を支援してくれるツールです。経理の工数削減による生産性向上をはじめ多くのメリットがあります。会計ソフトを選定する際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • 会計ソフトの導入目的を確認する
  • 会計ソフトの機能を確認する
  • 会計ソフトを導入する際の注意点を確認する
  • 会計ソフトの料金・価格相場を確認する

会計ソフトの費用は、提供形態や機能、利用者数などによって大きく変わります。クラウド型の場合は月額料金または年額料金が発生するのでその点を比較しましょう。機能の選定や既存システムとの連携、サポート体制の充実度なども注意するべきポイントです。費用対効果の高い会計ソフトを導入するためには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

114_会計ソフト(財務会計)選び方ガイド_20240801.pptx.pdf
会計ソフト(財務会計)
選び方ガイド
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