ノーコード開発でWebサイトを作るデメリットとは?
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ノーコードとは
ノーコードとは、ソースコードの記述をせずに、ドラッグアンドドロップやテンプレートなどを使ってWebサイトやアプリを開発できる方法のことをいいます。
あらかじめ用意されたパーツを使用して作るため、プログラミングの知識やスキルがなくても、Webサイトやアプリなどを簡単に作成できます。近年、ノーコード開発ツールが多数登場し、注目を集めています。
ノーコード開発を行うメリット
ノーコード開発を行うメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
- 開発時間の短縮が可能
- コストを抑えて開発が可能
- 修正や改善を手軽に行える
開発時間の短縮が可能
ノーコード開発は、プログラミング知識やスキルがなくても、簡単にWebサイトを作成できます。そのため、開発時間の短縮にもつながります。制作したWebサイトをスピーディーに公開したい場合に向いています。
コストを抑えて開発が可能
ノーコード開発は非IT部門でもWebサイトを作成できるため、IT部門がない企業でも簡単にWebサイトを作成できます。
人材採用するほどの業務量ではないけれど、Webサイトや簡単なアプリを開発したい場合にもおすすめです。社内で開発が行えるため、外部に依頼する必要がなくなり、発注コストを抑えられます。
修正や改善を手軽に行える
ノーコード開発は自社で修正や改善を手軽に行えるため、社内の状況やサービスのリリースに合わせて修正や改善を手早く行えます。
ほかにも、Webサイトのエラーやバグを早く修正できることや、データ分析をもとにしたWebサイトの最適化や更新を継続的に行えることで、Webサイトの品質やパフォーマンスを維持できます。
ノーコードでWebサイトをつくるデメリット
ノーコードでWebサイトをつくるメリットは多くありますが、デメリットもあります。次に、ノーコードでWebサイトをつくる際のデメリットをいくつか紹介します。
- 自由度や拡張性が低い
- 大規模な開発には向かない
- プラットフォームに依存している
- 非日本語対応のツールが多い
自由度や拡張性が低い
ノーコードでWebサイトをつくる場合、ツールが提供するテンプレートや機能に依存します。そのため、自分の思いどおりのデザインや機能を実現することが難しい場合があります。また、ツールが対応していない機能やサービスの追加ができません。
たとえば、ノーコードで作成したWebサイトに、オリジナルのアニメーションやインタラクションを加えたり、外部のAPIやデータベースと連携したりできないため、理想が高い場合には思いどおりの仕上がりにならない可能性があります。
大規模な開発には向かない
ノーコードでWebサイトをつくる場合、ツールが提供する環境に制限されることになるため、複雑な機能や細かい要件には対応できません。そのため、大規模な開発には向いていないといえます。
無理にノーコードで開発を進めるよりも、通常のシステム開発を依頼するほうがスムーズな場合があります。
プラットフォームに依存している
ノーコードの場合、ツールが提供するプラットフォームに依存することになるため、プラットフォームに起こる変化や問題に影響を受ける恐れもあります。
たとえば、ツール側での仕様変更やサービスの停止などが行われると、Webサイトの機能や表示が変わったり、アクセスできなくなったりする場合があります。
また、ノーコードで作成したWebサイトに、ツールの不具合や障害があった場合、Webサイトの動作や安定性が低下することも考えられます。
非日本語対応のツールが多い
ノーコード開発ツールは、世界中で開発されているため、非日本語対応のツールが多いことがデメリットとして挙げられます。たとえば、ツールのインターフェースやマニュアル、サポートやコミュニティなどはすべて英語表記で日本語では書かれていないことがほとんどです。
そのため、慣れるまでは、わからないものは自身で翻訳しながら進める必要があり、操作や設定がわかりづらい場合があるかもしれません。
ノーコード開発ツールを利用して業務効率化やサービス品質の向上を図ろう
ノーコード開発とは、プログラミングの知識やスキルがなくても、Webサイトやアプリなどを作成できる方法です。ノーコード開発ツールを導入することで、非IT部門でも手軽に作成ができることや、コストを抑えて開発できることなどのメリットがあります。
一方で、デメリットとして自由度や拡張性が低いことや、プラットフォームに依存していること、非日本語対応のツールが多く使い慣れるまでに時間がかかることなどが挙げられます。
メリット、デメリットを理解して、自社に合うノーコード開発ツールを選んでください。また、ノーコード開発ツールを選ぶときには、利用目的や用途、必要な機能を洗い出すことや、セキュリティや拡張性、サポートの有無について確認しておきましょう。
ツールによって、機能やテンプレートが異なるため、比較検討し自社の作りたい要件に合うツールを選ぶことが大切です。