CMSでサイト作成するメリット・デメリットまとめ | 比較・導入のポイント

CMSでサイトを作成するメリット・デメリットまとめ
広義では文章・画像・音声・映像と幅広いジャンルを含みますが、一般的に“CMS”というとWebサイトの管理システムを指します。
Webサイト運用を内製化したい企業を始め多くのシーンで導入されているCMS、皆さんはメリット・デメリットをしっかりと把握できていますか?
両者の把握は導入の第一歩ともいうべきポイントなので、今後CMSの導入を検討している企業では必須です。クラウドを中心にCMSのメリット・デメリットをまとめました。
メリット・デメリットだけではなく、CMS全般については次の記事でより詳しく紹介しているのでぜひご参照ください。

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1.CMSでサイトを作成するメリット
1-1.安価で導入できる
CMSの運用形態はパッケージ、クラウド、オープンソースの3つに分類されますが、この内クラウドとオープンソースは安価に導入できます。
クラウドでの導入にかかるコストは、初期費用や初月利用料で数万~十数万円程度。
数十~数百万円の導入コストがかかるパッケージと比較すれば圧倒的に安価で導入できます。
オープンソースにいたってはシステム自体は無料で、導入にかかるコストはサーバー費用のみ。クラウドとオープンソースならコストをかけずに導入可能ですね。
1-2.テンプレート利用
CMSでは多くのテンプレートが提供されているのでWebデザインを簡単に行えます。
なかでもクラウドCMSでのテンプレート量はかなりのもので、コーポレートカラーに合ったデザインを持たせられます。もちろんテンプレートの利用のみでなく独自のデザインにも対応しています。
1-3.コンテンツ一元管理
CMS最大のメリットと言えばコンテンツの一元管理です。従来の手法では手の届かなかったところまで管理できようになり、ページのレイアウト崩れやリンク切れなども自動で管理できるようになります。
Webサイト運用に関わる業務時間を大幅に短縮できるので、PDCAサイクルを加速させ、改善を効率的に行えます。
1-4.サイトに統一感が出る
コンテンツを一元的に管理できるということは、サイト全体に統一感を持たせられるということにつながります。
サイトに統一感があるとユーザーは自分が欲しい情報へとすぐにアクセスでき、使いやすいサイトとして認識してもらえるようになります。リピーター獲得のためには欠かせないポイントです。
1-5.SEO対策になる
サイトに統一感があることで得られるメリットは一つではありません。
実はSEO対策にもつながり、コンテンツを効率的に検索結果上位に持っていけます。
統一感のあるサイトは内部構造がわかりやすいので、Googleのロボットも「有益なコンテンツを発信するサイト」と認識してくれます。

1-6.分担業務ができる
CMSは複数人で同時に管理可能なので分担業務が行えます。たとえば、Webデザイン・コンテンツ作成・コンテンツ管理・コンテンツ承認などこれらすべての業務を分担できるためワークフローを構築できます。
1-7.複数ドメインの管理
複数ドメインが管理できるということは、複数のサイトを同じCMSで一元的に管理できるということ。
これまで別々のサーバーで管理していたドメインを一元管理することでサイトカラーに統一感を持たせることも可能となります。
1-8.時間・場所・デバイスを選ばない
インターネット経由でシステムを利用するクラウドや、レンタルサーバーにインストールして利用するオープンソースなどはシステムを利用する時間も場所もデバイスも選びません。
インターネットを介してシステムにログインするので、いつでもどこでもどのデバイスからでも利用できます。
CMSでサイトを作成するメリットのまとめ
- 1.クラウドとオープンソースは安価で導入できる
- 2.テンプレート利用でサイトを簡単デザイン
- 3.コンテンツの一元管理でレイアウト崩れやリンク切れを防げる
- 4.統一感が出ることでユーザーに好まれるサイトになる
- 5.サイトの内部構造がわかりやすいのでSEO対策になる
- 6.分担業務が可能でワークフローが構築できる
- 7.複数ドメイン(サイト)管理で共通のサイトカラーを持たせられる
- 8.時間・場所・デバイスを選ばずにサイト管理ができる
このようにCMSには数多くのメリットがあり、大・中小企業問わずどんな企業でも導入することでこれらのメリットを享受できます。
次にCMSのデメリットを見ていきましょう。
2.CMSでサイトを作成するデメリット
2-1.機能が固定している
クラウドCMSではベンダーが提供するシステムを利用する性質上、機能のカスタマイズが難しいという注意点があります。したがって機能を自由にカスタマイズしたい企業には不向きでしょう。
ただしベンダーによってはクライアントのカスタマイズ要望に対応してくれる場合もあるので、事前の確認が重要です。
2-2.セキュリティの問題
近年ではCMSを利用して作成したサイトを標的としたサイバー攻撃が頻発しています。特にWordPressを始めとしたオープンソースCMSは、ぜい弱性が発見されやすく標的になることが多いので注意が必要。パッケージでは自社のセキュリティ体制により安全度が変化します。
クラウドではベンダーのセキュリティ体制に依存するので、あらかじめ確認を怠らないでください。
2-3.キャンペーンサイトには不向き
キャンペーンサイトは普段運用しているサイトとまったく違ったデザインで公開することが多いので、CMSでの作成は不向きです。
CMSはあくまでコンテンツの一元管理が目的なので斬新・変則的なレイアウトには対応していません。
もちろんCMSでキャンペーンサイトを作成できないというわけではないのですが、多大な労力が必要になるので外注する方が低コストで公開できます。
CMSでサイトを作成するデメリットに対する対策
- 1.クラウドではシステムのカスタマイズ性をあらかじめ確認する
- 2.セキュリティ性の高いパッケージやクラウドを導入する
- 3.キャンペーンサイトは無理に作成せずに外注する
これらのデメリットはCMSでサイトを作成するうえでとても重要なのでしっかりと把握しておきましょう。
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