Webメディアの作り方って?構築のステップ・効果やコスト・サービスを紹介
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- 「見込み顧客を増やしたい」
- 「安定したリード獲得を目指したい」
- 「商談につながるリードがほしい」
BOXIL SaaSはそんな方におすすめです。
BOXIL SaaSは、サービスの比較検討層にアプローチし、良質なリードが獲得できる比較サイトです。
Webメディアの作り方:事前準備
まずはWebメディアを作る前の段階、事前準備に必要な4つのステップから紹介していきます。
(1)既存Webサイトの分析
すでにWebサイトを運営していて、これをメディア化したいのであれば、アクセス状況や自社コンテンツを分析するところから始めましょう。
分析の際は、「HTMLサイトをCMSで置き換えるのか(ブログ化)」「独立したWebメディアを作成して既存サイトと連携するのか」を決定します。
自社サイトが存在しない場合は後述のCMSでサイト構築し、企業情報とブログを独立して見せるような構成を考える必要があるかもしれません。
(2)ドメインの決定
HTMLサイトをCMSへ移行するならばドメインは引き継げます。しかし、新たなWebメディアを構築する際は新たなドメインを取得します。
企業ドメインとまったく関連のない、メディアを象徴するドメインの取得もひとつの手です。コーポレートサイトとの連携を考慮するならば、関連性のあるドメインを考慮するのが得策でしょう。
(3)ホスティングの選定
新たなWebメディアを構築するのであれば、ホスティングのタイプも選定しましょう。
たとえば、自社Webサーバー、外部の専用サーバー・共用サーバー、クラウドサービスなどが考えられます。ただし、SEOが重視されるWebメディアではページの表示速度が重視される傾向にあります。Webメディアが狙う将来的なPV数を考慮に入れ、アクセスが集中しても耐えられる環境構築を行うことが重要です。
(4)CMS選定
膨大な数のコンテンツを管理する必要のあるWebメディアでは、上述したようにCMS(コンテンツ管理システム)の活用が多くなります。
このCMS自体も、オープンソースからパッケージにいたるまで、膨大なシステムが存在しています。運営するWebメディアの目的と展開に応じ、適切なシステム選択をしていく必要があるでしょう。
次の記事では、CMSについてより詳しく解説しています。
Webメディアの作り方:戦略策定
Webメディアの運用形態などを含めた準備と同時に、どのような戦略でメディア展開を行っていくのか、基本的な方向性を明確にしていく必要があります。次の項目では、3つの戦略策定のステップについて解説していきます。
(1)メディアのコンセプト決定
まずは、なぜWebメディア展開を行うのかの目的とコンセプトを明確にしたうえで、それを達成するためのコンセプトを決定します。
企業がWebメディアを運営する大きな目的は、個々の顧客との信頼を築き、顧客ロイヤルティを高めて自社のファンを増やし、最終的なコンバージョンへつなげることにあります。
目的達成のために「ユーザーに有益な質の高いコンテンツ」を、どのようなターゲットに向けて、どのように提供していくのか、自社製品やサービスの特性とあわせて決定していくのです。
(2)リード獲得の戦略
Webメディアで多くのユーザーを獲得できたとしても、これをリード(見込み顧客)として獲得し、顧客化していけなければ、運営を行っている意味がありません。
つまり、Webメディアの運営によって獲得したユーザーを、リードとして獲得する必要があります。そのため、ホワイトペーパーダウンロードを促すランディングページの作成、フォームの設置、ステップメールを活用したリードナーチャリングといった仕組み作りが重要になります。
こうした仕組みは、マーケティングオートメーション(MA)ツールが得意とする領域であり、CMSとの適切な組み合わせなども考慮していく必要があるでしょう。
次の記事では、マーケティングオートメーションについてより詳しく解説しています。
(3)コンテンツ拡散の戦略
狙うキーワードに沿ったコンテンツ作成を行う、基本的なSEOを行うなどが重要になりますが、これとは別に、SNSなどのアーンドメディアを活用した拡散戦略も考えておく必要があります。
なぜなら膨大な情報が溢れるWebの世界では、コンテンツを公開するだけでは多くの人々の目に触れることはないからです。
多くの企業がFacebookやTwitterアカウントを所有している現在、これらもWebメディアの一部として活用し、連携させていくことが重要でしょう。
Webメディアの作り方:実行プラン策定
Webメディアの運用形態やコンセプト、基本戦略を設定したならば、それらを具体的な運用プランとして落とし込んでいきます。Webメディア運用のための、4つの実行プラン策定方法を解説します。
(1)編集責任者選定
Webメディアでは「ユーザーに有用な質の高いコンテンツ」を継続して発信する必要性は解説しました。理由としては、「更新が滞るとユーザーが離れしまう」ためです。
一般的にWebメディアを成長させていくには、1日数記事を毎日のように更新していく必要があるといわれています。そのためには一定数以上のライター確保と、それを管理してクオリティコントロールする編集者を選定する必要があります。
(2)ライターの確保
Webメディアの記事を執筆するライターの確保には、次のような方法が考えられます。
- 企業内の人材にコンテンツ作成を依頼する
- 外部ライターに依頼する
- メディアの運営ごと業者に依頼する
外部業者にすべてを任せてしまうのは、Webメディア運営の目的からもあまり現実的ではなく、「企業内リソース」か「外部ライター」の起用、もしくは両方の活用が現実的です。
業者に依頼する場合、編集者の手腕がWebメディアの成長に大きく影響することから、専任者には「自社メディアのコンセプトを理解し、方向性のぶれないコントロールが可能」な、Web制作の経験者が望まれます。
(3)ページレイアウトのフォーマット化
コンテンツ作成の体制を整えたら、それを効率的に現実のものとするため、ページレイアウトや指示書などのフォーマット化を行うといいでしょう。
こうしたフォーマット化は、編集者・ライター間の意思の疎通をスムーズなものとし、クオリティコントロールを行うのに役立ち、制作体制の属人化を避けられます。
SNSとの連携強化のためにも、シェアボタンの大きさや位置など、この時点での決定をおすすめします。
(4)スケジュール調整
複数の関係者がかかわるWebメディアでは、編集者が主体となったスケジュール管理が非常に重要なものとなります。
ライターごとに、さまざまな要因を統合して判断したうえで、適切なスケジューリングが必要です。一人あたり記事作成にどのくらいの時間を要するのか、どの程度の更新ペースを想定しているのか、記事のボリュームをどの程度のものとするのか、といったことを総合的に考慮しましょう。
場合によっては、より多くのライター確保が必要になることも考えられ、Webメディア公開前に、ある程度の記事ストックを作っておくなどを考慮する必要があるかもしれません。
(5)分析の基準と方法策定・ツール準備
既存サイトの分析にも必要となりますが、Webメディアを運営していくうえで、KPIを設定しつつ状況分析を行い、PDCAサイクルで改善を続けていく必要があるでしょう。
このためには、効果測定を行うために「PV(ページビュー)」「UU(ユニークユーザー)」「検索順位」「滞在時間」「直帰率」など、分析の基準と項目を設定する必要があります。また、効果測定や分析を実行するために、ツールの準備も必要です。
このようなツールには、次のようなものが挙げられます。
- Googleアナリティクス:アクセス解析
- GRC:検索順位チェッカー
- Slack:コミュニケーションツール
Webメディアの作り方:記事の制作
プランを作成したら、記事に掲載する記事制作に進みます。記事の制作は、次のような流れで行います。
(1)キーワードを決める
検索サイトからユーザーに流入してもらうためのキーワードを決めます。
ユーザーが抱えている課題や何を解決したいのか、解決のためにどのようなキーワードで検索するのかをイメージして、サイトのテーマに関連しているキーワードから選定を行いましょう。ユーザーが何を知りたくて検索しているのかを理解し、ユーザーの検索意図や潜在ニーズを満たした記事にすることで、検索評価が高まります。
また、キーワードの選定には、検索ボリュームを参考にすることも重要です。キーワードの検索ボリュームは、「キーワードプランナー」などのツールを使って調べられます。検索される回数が多いほど、ユーザーの目に触れる機会が多くなるため、検索ボリュームをもとにキーワードを選定することが必要です。
(2)ペルソナを決める
キーワードを検索するユーザーのペルソナを決めます。
ペルソナは、誰に向けて記事を書くのかを設定することです。誰に向けて書かれた記事かが曖昧では、誰にも刺さらない記事になるため注意しましょう。あらかじめ詳細なペルソナを設計することで、ユーザー目線でニーズの分析ができ、記事で伝える内容をしぼり込めるため、有益な記事に仕上がります。
名前・性別・年齢・職業・収入・趣味、抱えている悩みなど、リアルにイメージできる人物像を設定し、ペルソナを設定しておきましょう。
(3)記事の構成を作る
キーワード選定を行ったら、記事のタイトルと構成を作成します。まずは、仮のタイトルと見出しを設定し、文字数の配分も決めておきましょう。
記事タイトルは、キーワードを入れ、32文字程度までの範囲で作成します。ユーザーはタイトルから記事を読むかどうかを判断するため、タイトルは重要です。タイトルには必ずキーワードを入れ、どのようなデバイスでも省略されずにタイトルが表示できるよう、長すぎないタイトルにすることが必要です。
タイトルと同様に、見出しにも積極的にキーワードを入れていきます。見出しにキーワードを含めると、キーワードと記事内容の関連性が高いと判断され、SEO効果が高まります。また、読者にとって記事の流れがわかりやすいよう、見出しはツリー状の構造になるように作成することも重要です。
(4)記事の本文を執筆する
記事の構成が決まったら、本文を執筆します。
ペルソナとして設定したユーザーの悩みを深掘りして、ユーザーの悩み解決につながる有益な記事を意識して執筆しましょう。ユーザーが記事に辿り着くまでのプロセスや、読んだ後の行動について予測を立て、ユーザー目線でコンテンツを作成します。
また、タイトルや見出しと同様に、記事本文にもキーワードを多めに使うことを意識しましょう。記事は読みやすいように、段落ごとに区切り、PREP法を使って結論から書くようにします。文末はですます調で統一し、適度に改行や空白を入れるように配慮しましょう。
記事の執筆をした後は、全体の推敲を行い、表記ゆれや誤字脱字などを修正して最終調整を行います。
Webメディアの制作:データ分析
記事を公開したら、Googleアナリティクスなどのアクセス解析やサーチコンソールを使って、分析を行いましょう。
Webメディアは、公開して終わりではなく、記事の更新を続けながら大きく育てていく必要があります。日々更新・分析とPDCAを回し、改善を繰り返すことで成果が得られるようになります。
(1)Googleアナリティクス
Googleアナリティクスを使って、ユーザー数や滞在時間・ページビュー数・直帰率・コンバーション率などの数値を確認し、分析を行います。
たとえば、滞在時間が長ければ、記事を閲覧したユーザーの満足度が高い、よい記事と判断できるでしょう。逆に、滞在時間が短い場合には、最後まで記事を閲覧されていなかった可能性があります。また、直帰率は1ページだけを見て離脱したセッションの割合を言い、直帰率が高い場合は、記事にユーザーの期待する情報が書かれていないといった問題があると考えられます。
Googleアナリティクスの数値から、サイトの課題や問題点の発見につながるため、分析を行い改善につなげることが重要です。
(2)サーチコンソール
サーチコンソールは、Google検索における、Webサイトのパフォーマンスを確認できるツールです。
サーチコンソールから、「検索クエリ」と「検索パフォーマンス」のデータを確認します。検索クエリからは、ユーザーがーどのようなキーワードで検索して訪問したのかを確認が可能です。検索クエリをチェックすると、想定していたキーワードからの流入があるかどうを確認できるほか、予想していないキーワードからの流入を発見できる場合もあります。
また、「検索パフォーマンス」では、検索結果に表示された回数やクリック率を確認可能です。これらの指標から、Webサイトの検索順位を上げるための改善につなげていきます。
Webメディアとオウンドメディアの関係性
企業が運営するコーポレートサイトでは、自社の概要や理念、製品やサービスの解説などに特化している場合が多くなります。
これとは別に「自社製品に関連する、ユーザーや将来的な見込み顧客にとって有益な情報を製品PRとは関係なく発信する」ブログを運営するケースが増加中です。
このように、企業自らが(Owned)情報発信する媒体(Media)をオウンドメディアと呼び、広義では社内報やパンフレットなども含まれます。
これに対してWebメディアは、はっきりとした定義はなされていないものの、テレビや新聞・雑誌などの従来メディアを「オンライン媒体」に置き換えたものだと考えられます。ユーザー自身による情報発信を含めた、Webならではのさまざまなメディアが存在しているといえるでしょう。
これを上述のオウンドメディアに当てはめた場合、コーポレートサイトおよびブログがWebメディアだといえます。しかし、有益な情報の積極的な更新と拡散によってユーザーを獲得し、自社のファンとしての顧客化という目的を担う「ブログ」をメディアとして重視する傾向があり、オウンドメディアと呼ぶ場合が多いです。
次の記事では、オウンドメディアについてより詳しく解説しています。
なぜWebをメディア化するのか
それでは、企業がブログを重視し「直接的な製品PRを行わず、ユーザーに役立つ情報を発信する」メディア化を目指しているのはなぜでしょうか。
少子高齢化による市場縮小などもあり、マスメディアを利用して企業から不特定多数へのアプローチをする、一方的な「プッシュ型マーケティング」が機能しなくなりつつあります。
反面、個々のユーザーとの信頼関係を築き上げ、顧客ロイヤリティを高めることで、継続的な優良顧客となるよう育成する「プル型マーケティング」が重要視されているのです。
こうしたアプローチに最適なのが、メディア化が進められる企業ブログであり、Webメディアとしてのオウンドメディアが重視されている要因です。
既存Webサイトのメディア化
当然のことながら、多くの企業がこうしたアプローチに注目し、Webメディアの運営を実行、もしくは検討しています。しかし、メディア化のなされていない「HTMLサイト」をすでに運営している企業も多いでしょう。
こうした場合、既存のHTMLサイトをメディア化するため、CMSなどを活用してWebサイトを構築し直す手法が考えられます。
なぜなら、メディアとして運営していくためには、質の高いコンテンツを頻繁に更新していく必要があり、コンテンツ作成・管理を容易にするものがCMSだからです。
しかし、既存WebサイトのCMSによるメディア化には、容易なコンテンツ更新と一元管理を可能にするメリットがある反面、企業独自のカラーを表現するオリジナルなデザインが難しくなります。また、製品やサービスのPRを切り離しにくく、メディアとしての独立性を保てなくなる可能性もあるでしょう。
次の記事では、CMSとHTMLの違いについてより詳しく解説しています。
独立したWebメディアを作る
こうした課題を解決するため、コーポレートサイトと関連しながらも独立したドメインを取得してWebメディアを作成し、相互の補完を行う手法が考えられます。
この場合、Webメディアの管理がよりシンプルになり、メディアの独立性を保てることがメリットです。ただし、既存コーポレートサイトのユーザーをそのまま引き継ぐことは難しく、アクセスを増やしていくのに長い期間を要する一面があります。
しかし、多くの企業で独立したWebメディア作成が選択され、長期的な観点からも「メディア」としての役割が重視される傾向にあるといえるでしょう。
Webメディアの副次的効果とコスト
Webメディアが企業で重視される要因に、個々の顧客との信頼を築き、顧客ロイヤルティを高めてファンの増加を期待していることが挙げられます。しかし、最終的な目的は、自社製品やサービスのコンバージョンになります。
このため、Webメディアがコンバージョンにどのような効果を与えたのか、KPI(主要業績指標)を設定した分析が重要です。また、コンバージョンの獲得によって得られる直接的な効果のほかに、Webメディアを運営することによる副次的な効果も期待できます。
Webメディア運営の副次的効果について、対価となる、コスト面も含めて簡単に解説してみましょう。
Webメディアの副次的効果
自社製品と関連がありながらも、幅広い情報提供を行うことが前提になるWebメディアでは、必然的に対象ユーザー層は広くなり、コーポレートサイトよりも多くのアクセスが期待できます。
こうしたユーザーに向けて有用な情報提供を続けることによって、一般的な認知が進むことになるため、次のような副次的な効果が期待できます。
- 顧客側からの積極的なアプローチ
- 効率的な採用活動
- Webメディア単体での収益化
自社のWebメディアに広告枠を設け、収益化をはかるかどうかは企業の考え方次第ではあります。ただし、多くのファンを生み出すようなWebメディアに成長できれば、営業面でも人事面でも、市場に大きな影響力を持つことになるでしょう。
Webメディアのコスト
Webメディアを運営するもうひとつのメリットとして、従来のマスメディア利用に比べて、実際にかかる費用を抑えられる点があります。
たしかに、Webサイトの構築や運用にかかるコストは低く抑えられますが、見落とされがちなコストとして、次の点を考慮に入れておく必要があります。
- コンテンツ作成コスト
- コンテンツ編集・管理コスト
Webメディアでは「ユーザーにとって有益な質の高いコンテンツ」を提供し続ける必要があります。しかし、企業内のリソースで賄うことは非常に難しく、可能だとしても人的リソースをかなりの割合で投入しなければなりません。
これを外部ライターなどに求める場合は、コンテンツ作成費用が発生するほか、Webメディアの戦略にあわせた形に管理していくため、編集スタッフも用意する必要があるでしょう。
Webメディア制作に役立つおすすめのCMS
自社で制作する場合も、ゼロからコーディングするよりも、CMSを活用して制作したほうが制作・運用コストを抑えられることがあります。おすすめのCMSを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
dino - 株式会社リボルバー
dinoはオウンドメディア作成に最適化されたCMSです。ソーシャルメディアや外部広告と連携で集客が可能。プロによるコンテンツ提供・ネイティブアド掲載による広告収益や、会員限定記事による課金ビジネス・EC連携による物販モデル、また優良顧客をリアル店舗へ誘導するO2Oなどが可能です。オウンドメディアに必要な記事制作・運用・成長・マネタイズまでをサポートしてくれます。
講談社やHITACHIなど70を超える企業で利用されており、セキュリティ対策や新機能追加のアップデートも自動で行われるため、知識がなくても安心して運用できます。
HeartCoreは、国内No.1の導入実績を誇り、国産CMSの強みを活かした万全のサポート体制、多言語対応であらゆるニーズに対応可能なCMSです。
CMS機能を包括するHeartCore CXMでは、AIによる自動CVR最適化も実現、工数を大幅削減できるため、Webメディアを活用した効果的なデジタルマーケティングの実現が可能になります。
既存の会員管理システムやECシステム、在庫管理システムなどとの連携も可能です。
WordPressは、ブログ用のCMSとして圧倒的な世界シェアを誇り、完成度の高さから愛用者の多いオープンソースCMSです。
WordPressのメリットとして、万単位にもおよぶプラグインが公開されており、これを追加することによって充実したマーケティング機能を搭載できます。
ソースコードが無償のほか、プラグインもほぼ無償であることから、導入コストを押さえられるのもメリットであり、中堅規模のコーポレートサイトにも対応可能な堅牢性もあわせ持っています。
Joomla!
Joomla!は、ハーバード大学やLinuxなどのWebサイト構築に使われている、オープンソースCMSです。
WordPressよりは難しいものの、Drupalほどの専門知識を必要としない運用が可能で、SNS作成・eコマースサイト構築・ヘルプポータルサイトの構築にアドバンテージを持っています。
テーマや拡張機能のモジュールはやや少なめですが、必要にして十分のテンプレートが用意されており、Joomla!用の高品位なテーマを有償で提供しているサイトも存在しています。
Drupalは、数十万ページにおよぶNASAのサイトをはじめ、世界中の企業の大規模サイトを支えるオープンソースCMSです。
こちらもアドオンといわれる機能拡張を追加することにより、ECサイト運営やマーケティング機能を実装でき、柔軟性と拡張性はパッケージ以上といわれるほどの評価を得ています。
オープンソースゆえに、大規模サイトの運営には開発力が必要になりますが、運用をサポートするベンダーも存在しており、注目のCMSといえるでしょう。
メディア成長には継続した努力が必須
Webメディアの運営には、ユーザーにとって有益な質の高いコンテンツを、毎日といっていいほど頻繁に更新しなければなりません。また、効果が表れるのに半年から1年はかかるともいわれることからも、継続した努力が必須であり、忍耐を要する取り組みだといえます。
しかし、結果が現れてからの効果は絶大なものがあり、本来の目的であるコンバージョンだけでなく、副次的な効果を企業にもたらせることも解説しました。
効果を一刻も早く現実のものとするため、準備や戦略、実行プランなどを解説しました。しかし重要なことは、それこそ一刻も早くWebメディア運営を実行に移すことです。
基本的な目的やコンセプトさえ明確であれば、あとはPDCAサイクル化で改善が可能です。今すぐWebメディア開設に動き出してみましょう。
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