ノーコード開発ツール比較30選!使用するメリット・失敗しない選び方


おすすめノーコード・ローコード開発ツールの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひノーコード・ローコード開発ツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
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ノーコード開発ツールとは
ノーコード開発ツールとは、コードを書かずにWebサイトやアプリケーションを構築できる開発ツールです。
ノーコード開発ツールによって、Web制作で作成される完成形を確認するためのモックや、想定しているプロダクト検証のためのMVP開発をスピーディーに行えます。
ローコード開発ツールとの違い
ノーコード開発ツールと似ているものに、ローコード開発ツールがあります。ノーコード開発がコードを一切書く必要がない開発方法であるのに対し、ローコード開発は最小限のコード記述が必要です。
そのため、ノーコード開発はMicrosoft Officeを扱えるレベルであれば開発できますが、ローコード開発は多少のプラグラミングスキルを求められます。

ノーコード開発ツールが向いている企業
ノーコード開発ツールは、Webサイトやアプリケーション開発をスピーディーに行いたい、また試作品を自社で作成したい企業におすすめです。
ノーコード開発ツールを利用すれば、外部に頼ってきたシステム開発を自力で行えるようになり、手作業で対応してきた細かい作業も簡単にシステム化できます。
コストを抑えてビジネスを形にできるノーコード開発は、とくにベンチャー企業やスタートアップ企業と相性がいいといえます。
ノーコード開発ツールの種類
ノーコード開発ツールは、それぞれ制作できるものによって4つの種類にわかれます。
Webサイト構築
コーポレートサイトやランディングページ(広告ページ)、会員制サイトなどを構築できる開発ツールです。HTMLやCSSといったコーディングの知識なしでWebサイトがつくれます。必要に応じて、問い合わせフォームやメルマガ配信などの機能もつけられます。
業務効率化ツール
入力や集計といった業務を自動化できる開発ツールです。データベースの構築や、既存のデータ活用、業務システムの連携強化などが可能で、社内のDXを促進できます。
アプリ開発
スマートフォンアプリやWebアプリを開発できるツールです。顧客に提供する自社サービスアプリの開発はもちろん、WebサイトやECサイトが開発できるツールもあります。より幅広いツールをつくりたい場合におすすめです。
ECサイト構築
サイト上でネット販売を行うための、カート機能や決済機能、お気に入り機能などが搭載された開発ツールです。オンライン販売に必要な機能が標準でそろっているため、新たに機能を開発せずにサイトを構築できます。
ノーコード開発ツールの選び方
ノーコード開発ツールを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- ノーコード開発ツールの導入目的を確認する
- ノーコード開発ツールの機能を確認する
- ノーコード開発ツールを導入する際の注意点を確認する
- ノーコード開発ツールの料金・価格相場を確認する
ノーコード開発ツールの導入目的を確認する
ノーコード開発ツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
社内で運用するアプリやツールを開発したい | 既存データと連携できる業務効率に特化したツールがおすすめ |
アプリやWebサイトなどさまざまな制作を行いたい | 汎用性が高いプロダクト開発ツールがおすすめ |
LPやオウンドメディアなどを効率よく作成、更新したい | 専門知識がなくても簡単にWebページが作成できるツールがおすすめ |
ECサイトを運用したい | 商品登録やカート機能、決済機能などを設定できるECサイトの開設に特化したツールがおすすめ |
ノーコード開発ツールの機能を確認する
ノーコード開発ツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
アプリ作成 | ノーコードで編集・作成ができる機能 |
ブロック編集 | ブロック単位で動かして編集できる機能 |
集計・分析 | データの集計、分析をする機能 |
テンプレート | あらかじめ用意された複数のデザインを利用できる機能 |
案件管理 | 案件の管理をする機能 |
コメント | コメントのやり取りをする機能 |
ファイルアップロード | 画像や動画、PDFをアップロードできる機能 |
フォーム作成 | アプリ内、サイト内にフォームを簡単に設置できる機能 |
【特定の課題・用途・業界に特化した機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
商品登録 | ECサイトにアップする商品データの登録・管理をする機能 |
カートシステム | 購入する商品をカートに入れる機能 |
決済 | サイト内で決済を完了する機能 |
プラグイン | JavaScriptやCSSファイルを読み込んでさらにカスタマイズできる機能 |
チャットGPT連携 | チャットGPTと連携し自動テキスト生成をする機能 |
音声データの文字化 | 音声データを文字化、要約する機能 |
メルマガ | メルマガ配信を行える機能 |
手軽にWebサイト制作や編集を行いたい場合にはブロック編集機能があるものを、サイト内で音声や動画データのテキスト化を行うことが多い場合には音声データの文字化機能があるツールがおすすめです。
ノーコード開発ツールを導入する際の注意点を確認する
ノーコード開発ツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
API連携・外部システム連携 | すでに使用しているシステムと連携ができるか確認しておきましょう。 |
テンプレート・パーツ | 目的にあうテンプレートやパーツが揃ったツールであるかを確認しておきましょう。 |
サポート体制 | 導入や設計において不明点があった場合のサポート体制がどのようなものかを事前に確認しておくと安心です。 |
多言語対応 | 海外製のツールもあるため、開発プラットフォームが日本語表記に対応しているかどうかを確認しておく必要があります。また、海外拠点や海外に顧客を抱えている場合は、開発するサイトやアプリ、ツールが多言語に対応しているかも確認しておきましょう。 |
ノーコード開発ツールの料金・価格相場を確認する
ノーコード開発ツールの料金は、月額固定費用タイプか月額従量課金タイプかで異なります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。
月額固定費用タイプは、月額3,000円〜125,000円とツールの機能や内容によって大きく異なります。初期費用は不要なものもありますが、30,000円〜100,000円程度かかるツールもあります。
月額従量課金タイプの場合、契約1ユーザーごとに500円〜5,000円程度と、月額固定タイプと同様、ツールや機能によって大きく異なります。初期費用は契約ユーザー数や利用の機能によって異なります。
気になるツールは公式サイトから見積もり依頼や相談の問い合わせをしましょう。
既存データと連携できるノーコード開発ツール
スプレッドシートやExcelでのデータを利用してアプリ開発ができるタイプです。すでにあるデータを利用して自社の業務効率化を促すアプリを手軽に作成したい場合におすすめです。
- 業務アプリからRPA(業務を自動化するロボット)まで作成できる
- 経理業務のサポートアプリをテンプレートで無償提供
- アプリの利用状況をグラフで管理
CELFは、700社以上※に導入されているノーコード開発ツールです。開発したいシステムの複雑度により、ローコード開発やプロコード開発も選択できます。契約管理や受注データ登録など汎用的な業務アプリのテンプレートがあり、カスタマイズして利用可能です。
アプリの公開範囲をユーザーやグループなどで指定でき、アプリの更新情報を自動で反映してくれます。また、アプリの利用状況をもとに、利用頻度の低いアプリを整理したり、類似アプリを統合したりできます。
※出典:BOXIL掲載資料参照(2022年6月時点)
楽々Webデータベース - 住友電工情報システム株式会社
- 今までどおりExcelを活用した運用を実現
- 複数シートのデータを共有化
- データ登録や更新時に自動でメール通知
楽々Webデータベースは、WebデータベースとExcelの両方を活用した業務効率化支援ツールです。Excelファイルを取り込むだけで、ノーコードでアプリを構築できます。
専用ツールの利用により、一度に複数人でのデータ共有も可能。データの読み込みスピードは変わらないため、通信の重さでパフォーマンスを損なう心配はありません。
- 基幹システムのデータを一元管理可能
- データをグラフや多段明細などで表現可能
- オンプレミス環境とクラウド環境に対応
Forguncyは、サポート満足度92%※のノーコードWebアプリ開発ツールです。受注管理や生産管理、顧客管理などの複数システムと直接接続し、データの参照や更新、組み合わせ利用などに対応できます。
画面上での計算処理をExcel関数で実装でき、見積書のようなレイアウトと計算機能をもった画面を定義可能です。データベースやワークフローなど、業務システムの基盤となる機能を構築できます。
※出典:グレープシティ「ノーコードWebアプリ開発プラットフォーム-Forguncy(フォーガンシー)|グレープシティ…」(2023年10月31日閲覧)
- ドラッグ&ドロップはもちろん、既存台帳の取り込みでアプリを作成可能
- 蓄積データの集計やグラフ化を自動化
- ワークフロー機能に対応
AppSuiteは、クリック操作だけで業務アプリを作成できる業務アプリ作成ツールです。搭載する部品を並べることでアプリを作成でき、80以上※のテンプレートも利用できます。
また、CSVファイルを取り込めば、データ入力画面と一覧画面を自動作成できるので、既存の管理台帳からもアプリを作成可能です。作成アプリは、グループウェア「desknet's NEO」上で動作する1機能として利用でき、単体利用には対応していません。
※出典:ネオジャパン「おすすめアプリ|業務アプリ作成ツール AppSuite」(2023年10月31日閲覧)
@pocket - 株式会社アイアットOEC
- 顧客管理アプリや商談管理アプリなどの業務アプリをノーコード作成
- プラグインやカスタマイズできるテンプレートを提供
- 初期費用無料、月額300円/ID~導入可能
@pocketは、導入実績1,500社以上※の業務改善サービスWaWaOfficeをもとにした、業務アプリ作成サービスです。ドラッグ&ドロップで部品を組み合わせることで、業務アプリを作成できます。
Excelで管理している顧客リストや資産管理台帳などは、インポートするだけで部品作成まで可能です。自由にカスタマイズできるテンプレートやプラグインも提供しており、フィルタや集計、分析などに役立つ機能も標準搭載されています。
※出典:BOXIL掲載資料参照(2023年3月閲覧)
- Excel、PDF、画像データを取り込み、帳票の雛形を作成可能
- Excel関数に対応し、入力制御をノーコードで設定
- 選択式やバーコード読み取りなど32種類※1の入力機能
i-Reporterは、現場帳票を電子化できる導入実績3,500社以上※2のシステムです。報告書や記録など紙帳票を電子化でき、既存マスターからのデータ取得や連携も可能です。iPadやiPhoneから帳票作成ができ、関連する図面や手順書も一元管理できます。
自動計算による自動入力、録音機能などの入力方式を、項目の内容に合わせノーコードで設定、利用できます。マスターに登録された値を複数の入力項目へ一発入力できる、カスタムマスター機能も設定可能です。オフライン環境での使用に対応しています。
※1 出典:BOXIL掲載資料参照(2022年7月時点)
※2出典:シムトップス「【i-Reporter】シェアNo.1の現場帳票電子化システム - 多彩な機能の現場帳票システム…」(2023年10月31日閲覧)
AppSheet
- GUIから操作しアプリ開発ができるノーコード開発ツール
- Google Cloudのサービスの一部として提供
- カテゴライズされたサンプルアプリをベースに業務向けのアプリ開発が可能
AppSheetは、ビジネスニーズに合わせカスタマイズされた、強力なモバイルアプリとデスクトップアプリを構築できるサービスです。
GoogleスプレッドシートやGoogle ドライブはもちろんExcelファイル、Cloud SQL、Apigee、Azure SQL、AWSなどに接続できます。
Notion
- プロジェクト管理やスケジュール管理、社内Wikiなどオールインワンの万能ツール
- 機能性と遊び心を兼ね備えた書きやすさ
- チームでの共同作業や外部とのコラボレーションを円滑にする機能も充実
Notionは、ドキュメンテーションのほか、プロジェクト管理やスケジュール管理など、オールインワンの万能ツールです。営業や人事、マーケティングなどをはじめとして、どのような仕事の効率化にも寄与し、社内の情報が分断するのを防ぎます。
Zapier
- あらゆるアプリを統合して自動化
- SlackやGoogle スプレッドシート、Google ドキュメント、Gmail、Twitterなどの多様なアプリに対応
- Zapsと呼ばれるワークフローを使用してアプリ間で情報を共有
Zapierは、5,000以上※のアプリを統合して自動化したワークフローを生み出せるノーコード開発ツールです。SlackやFacebook LeadAdsはもちろんGoogleスプレッドシート、Googleドキュメント、Gmail、Twitterなどの幅広いアプリに対応します。
たとえば、GmailをトリガーにDropboxにファイルを保存、Slackにメッセージを飛ばして知らせる一連の動きを自動化でき、業務効率化を実現します。
※出典:Zapier「Zapier now connects with 5,000 apps」(2023年10月31日閲覧)
Glide
- アプリケーション開発用ノーコードツール
- 基本的なスプレッドシートのスキルを使用
- ドキュメントを編集するのと同じくらい簡単にアプリを更新可能
Glideは、手軽にアプリ開発できるノーコード開発ツールです。データベースにGoogleスプレッドシートを利用し、何百ものビルド済みのテンプレートからアプリをコピーするだけで開発できます。
とくに料理レシピ・ローカルガイドなどのコンテンツの構築に向いており、モバイル向けのアプリ開発に適しています。初心者や、ノーコード開発ツールを試してみたい人にもおすすめのツールです。
Airtable
- クラウド型のWebデータベースサービス
- GoogleスプレッドシートのようなUI
- データの形式が指定可能
Airtableは、クラウド上のスプレッドシートとデータベースを組み合わせた、ノーコードで構築可能なクラウド型Webデータベースサービスです。GoogleスプレッドシートのようなUIで、テキストや画像、データなどを入力して幅広い用途に利用できます。
データの可視化をしたり、タスクを整理したり、チームのマネジメントに活用したりと、使い方次第で業務効率を飛躍的に上げられるでしょう。
ASTERIA Warp - アステリア株式会社
- 既存のデータベースやファイルシステム、各種クラウドサービスと連携
- GUIベースで提供される開発環境で開発コストを削減
- 定型業務の自動化を実現
ASTERIA Warpは、ノーコードで使用できる、データ連携ミドルウェアです。ドラッグ&ドロップとプロパティの設定によるフローのしくみで、既存のデータベースやファイルシステム、各種業務システム、各種クラウドサービスなどと簡単に連携できます。
エンジニア向けではなく、より多くの人が使えるように設計された、定型業務を実現するためのツールです。
- ノーコードで業務システムの開発が可能
- 外部データベースからの自動取り込み
- 同時ログインライセンスの料金体系
UnitBaseは、要因された部品をドラッグ&ドロップで配置したり、使っていたExcelファイルを取り込んだりするだけで、業務システムの開発・改修や運用ができるノーコード開発ツールです。標準搭載されている機能でワークフローを作成でき、社内のさまざまな申請フローのシステム化を実現可能です。
また、外部データからUnitBaseへの自動取り込みで、改修に時間やコストがかかる基幹システムと連携できます。基幹システムのサブシステム構築やマスターデータの活用など、使い勝手が格段に上がります。
同時ログイン可能なライセンス体系のため、はじめから全社員でUnitBaseを利用できるのもメリットです。
アプリやプロダクト開発に対応した汎用性が高いノーコード開発ツール
Webサイトやアプリ、プロダクト開発などあらゆる開発が可能な汎用性の高いタイプです。顧客サービスとして提供するアプリやプロダクトを開発したい場合におすすめです。
Autify for Web - オーティファイ株式会社
- パソコンブラウザとモバイルブラウザでのテストを一括実行
- 見た目の変更点を自動検知するビジュアルリグレッション機能
- 約1分で10項目のテストシナリオを作成可能※1
Autify for Webは、ソフトウェアテストの構築から運用まで対応できるノーコード開発プラットフォームです。ブラウザ操作を記録するだけでテストシナリオを作成でき、開発言語に依存しないため、環境に応じたシナリオ作成がいりません。
ひとつのシナリオで最大10並列※2のクロスブラウザテストを実行できます。AIが見た目の差分の検知から修正提案まで対応してくれるため、承認するだけでシナリオのメンテナンスを完了できます。
※1 出典:BOXIL掲載資料参照(2023年2月閲覧)
※2 出典:オーティファイ「Autify(オーティファイ)、AIを用いたソフトウェアテスト自動化プラットフォーム - Autify(オー…」(2023年10月31日閲覧)
ピタシス - ユナイテッド株式会社
- Bubble、Microsoft Power Automateなどによるオーダーメイド開発に対応
- 業務分析やエンジニアのマッチングなども可能
- 最短12週※で納品可能
ピタシスは、オーダーメイドのツール、システムの開発をスムーズかつ安価で依頼できるノーコード開発サービスです。ヒアリングをもとにツールやシステムを開発してくれ、ツール間のデータ連携やSFAの構築など、業務課題に応じて自由に機能設計できます。
※出典:ユナイテッド「自社開発よりコスパよく、SaaSよりオーダーメイド。-ピタシス」(2023年10月31日閲覧)
- たった3ステップでWebサイトを構築
- スタートプランなら無料
- 必要に応じて機能を追加できる
ぺライチは、たった3ステップで簡単にWebサイトを構築できるCMSサービスです。スタートプランであれば、広告は表示されますが無料でホームページを1ページつくれます。
また必要に応じてプランをアップグレードし、機能を追加できることも魅力です。決済や予約、問い合わせフォーム、メルマガ配信など多機能なWebサイトも構築できます。
kintone - サイボウズ株式会社
- 業務アプリの種類は100種類以上※
- 業務アプリをまとめて開発・管理
- アプリ同士の連携も可能
kintoneは、幅広い業務アプリが開発できるノーコード開発プラットフォームです。サンプルアプリの種類は100種類以上あり、そのまま使えるのはもちろん、パーツを組み合わせたカスタマイズや、設定の変更も自由です。
また必要に応じて業務アプリや、コミュニケーションスペースをいくつでも追加できるため、データや業務の一元管理を実現します。作成したアプリはそれぞれ連携できるため、大幅な業務効率の向上も期待できるでしょう。
※出典:サイボウズ「kintone(キントーン)- 使いやすい基本機能」(2023年10月31日閲覧)
Bubble
- 幅広い目的のアプリ開発に対応するノーコード開発ツール
- HTMLやCSSの知識がなくても利用可能
- UIも細かく設定可能
Bubbleは、HTMLやCSSの知識がなくても、幅広い目的のアプリ開発に対応するノーコード開発ツールです。用意されたパーツを直感的にドラッグ&ドロップするだけで、デスクトップおよびモバイルWebブラウザー用の、マルチユーザーアプリを作成できます。
またフロントエンドはもちろん、バックエンドやデータベースもすべて開発できるのが魅力です。Scratchといったビジュアルプログラミング言語の経験があれば、違和感なく開発を行えるでしょう。ユーザーインターフェースも細かく設定可能で、標準機能でできないことは有料プラグインで実現できます。自由度の高さとノーコードのスピード感、利便性を兼ね備えたノーコード開発ツールです。
Adalo
- コード不要でアプリの作成が可能
- 25種類以上※の美しくデザインされたコンポーネントから選択
- データベースの作成と接続が簡単
Adaloは、パーツの組み合わせやテキスト入力といった、感覚的かつ簡単な操作でアプリ開発ができるノーコード開発ツールです。25種類以上の美しくデザインされたコンポーネントから選択できます。
WebアプリとAndroid・iOS向けのネイティブアプリの両方とも開発でき、Google PlayやApp Storeへの登録・配信も可能です。
※出典:エイディー「Adaloのコンポーネントマーケットプレイスでノーコードとコードの出会い」(2023年10月31日閲覧)
- ノーコードでiOSとAndroidのネイティブアプリを素早く導入
- ドラッグ&ドロップの簡単な操作で開発可能
- エリアや属性などターゲットに合わせた多彩なプッシュ配信
Yappliは、Android、iOSのスマートフォン向けネイティブアプリ開発に適したノーコード開発ツールです。アプリ開発だけでなく、運用や分析までノーコードで行えます。
50以上※の機能があり、豊富な外部サービスとの連携で使いやすい点が特徴です。作業をすぐに確認できるプレビューやタイマー、バックアップ機能などを搭載し、機能やデザイン変更、ストア申請管理までのすべてをワンストップで実行できます。さらに、実機確認ができる専用アプリも利用可能です。
※出典:ヤプリ「機能|ヤプリ(Yappli )|アプリの開発・運用・分析がオールインワン」(2023年10月31日閲覧)
Voiceflow
- 業界をリードする会話設計ツール
- AmazonのAlexaやGoogleアシスタントに対応した音声アプリの開発が可能
- ドラッグ&ドロップでブロックを組み合わせるだけでOK
Voiceflowは、AmazonのAlexaやGoogleアシスタントに対応した、音声アプリを開発できるノーコード開発ツールです。フローに沿って、ドラッグ&ドロップでブロックを組み合わせるだけで、最先端のテクノロジーに対応したアプリ開発ができます。
サポートされているチャネルにワンクリックで公開するか、VoiceflowのAPIを使用して任意のチャネルと統合が可能です。
Thunkable
- コードなしで独自のネイティブアプリを作成
- プログラミングの知識がない人でも直感的な開発が可能
- コードの記述が必要な部分はScratchのようなブロックを組み合わせて対応
Thunkableは、テンプレートを選択し、ベースの部分をドラッグ&ドロップで組み立ててアプリ開発を行うノーコード開発ツールです。コーディングが必要な部分は、Scratchのようにブロックを組み合わせて対応すればよいため、プログラミングの知識がなくても直感的にアプリを構築できます。
50以上※のデザインコンポーネントや簡単なアニメーション、無制限のロジックブロック、オープンな統合ができることから、何百万人※もの利用者がカスタムアプリを構築しています。
※出典:Thunkable「Thunkable:Best no code app builder|Np code app creation」(2023年10月31日閲覧)
Amazon Honeycode
- Amazonの提供によるビジネス向けアプリ開発ができるノーコード開発ツール
- 2020年6月にベータ版がリリース
- スプレッドシートがベース、GUIでカスタマイズ
Amazon Honeycodeは、ノーコードでビジネス向けのアプリ開発ができるツールです。スプレッドシートのようなデータベース「テーブル」、アプリ画面を組み立てる「ビルダー」、データ操作や通知の自動化を行う「オートメーション」の3つを使用します。
有料版もありますが、基本利用は無料のサービスです。手軽に顧客関係管理(CRM)やTo-doリスト、在庫管理システム、棚卸時のデータ入力、シフト入力などのアプリを作成できます。
※2024年2月29日をもってサービス終了。
簡単にWebサイトを作成できるノーコード開発ツール
専門知識がなくても簡単に思い通りのWebサイトが作れるタイプです。あらかじめテンプレートが豊富に揃っていたり、わかりやすい操作で見たまま編集できたりと、はじめてでもスムーズに作成できます。
Clipkit - 株式会社ベクトル
- 資料ダウンロードやメルマガ配信などの機能を搭載
- Wordファイルからコンテンツページを作成可能
- 版管理機能で過去記事を残したまま改訂版作成
Clipkitは、ブログ感覚でコンテンツを作成、編集できるコーポレイトサイト作成システムです。SNSやGoogle マップと連携しながら、スマーフォンデザインに対応したサイトを構築できます。
リンクや動画の埋め込みといった編集を画面上のボタンで実行でき、内容にあったコンテンツテンプレートを利用すれば、構成を考える手間を省いてページを作成可能です。
- 自社の業務に合ったモバイルアプリをノーコードで作成、活用できるクラウドサービス
- 現場業務のデジタル化と人手に頼っていた業務の効率化を実現
- 作成したアプリはすぐに配布して現場で使用可能
Platioは、100種類※のテンプレートから用途に合わせて選ぶだけで、幅広い業務のアプリのベースを作成できるサービスです。複数のアプリの組み合わせにより日常業務を効率化できます。
たとえば日次報告をアプリで効率化したいときは、店舗日報と営業日報、工場日報などのアプリを作成することで簡単に効率化できます。テンプレートは使いやすいよう、項目の追加や、見た目の変更が可能です。
また、低価格から運用できるのも魅力です。最安月額20,000円※からアプリを構築できるため、コストの削減につながるでしょう。
※出典:アステリア「Platio(プラティオ)|モバイルアプリ作成ツール」(2023年10月31日閲覧)
- AIでWebサイトを自動作成
- ECサイトの構築もできる
- アプリで機能拡張が可能
WIXは、AIにより自動でWebサイトを作成できるCMSサービスです。いくつかの質問に答えるだけで、AIが希望に沿ったサイトを構築してくれます。またテンプレートからもホームページを作成でき、種類も900種類以上※と豊富です。
無料(広告表示あり)でつくれるプランもある一方で、ECサイトを構築できるプランもあり、誰でも利用しやすいことが魅力です。ユーザーが開発したアプリによって、自由に機能拡張もできます。
※出典:Wix「無料ホームページ作成|ホームページの作り方|Wix.com」(2023年10月31日閲覧)
STUDIO
- Webサイト作成が完結
- 新しく搭載したCMSにより一瞬でコンテンツを発信
- リアルタイムコラボレーション機能が標準装備
STUDIOがあれば、1つの場所ですべてのWebサイト作成を完結可能です。コードやテンプレートに縛られることなく誰でも自由にデザインができ、作成したデザインは、1クリックで世界に公開できます。新しく搭載したCMSで、コンテンツも瞬時に発信可能です。
リアルタイムの共同編集によって、それぞれ別の場所にいても、チームでWebサイトを作成できます。
Webflow
- CMSに対応したWebサイトを構築できるノーコード開発ツール
- デザイン性の高いWebサイトを簡単に構築可能
- Photoshopといった画像編集ソフトのようなUI
Webflowは、CMSに対応したWebサイトを構築できるノーコード開発ツールです。フロントエンドのみならず、バックエンドやデータベースも多少の構築ができる多機能さが魅力です。
PhotoshopやPhotoDirectorといった画像編集ソフトのようなUIであるため、感覚的に操作でき、デザイン性の高いWebサイトを簡単に構築できます。
ECサイトに特化したノーコード開発ツール
商品登録やカート機能などECサイト作成に特化したタイプです。ECサイトをスムーズに開設したい場合におすすめです。
- ネットショップ開設6年連続実績No.1※
- デザインパーツを使いプロのようにデザイン
- クーポンやアプリといった機能も充実
BASEは、ネットショップ開設6年連続実績No.1を誇る、ECサイトのノーコード開発プラットフォームです。操作は簡単で、カスタマイズもデザインパーツで自由にできるため、まるでプロがつくったような本格的で美しいECサイトがつくれます。
またBASE負担でクーポンが定期的に発行され、サイトに登録した商品はアプリにも掲載されるといった、サポート機能が充実していることも魅力です。負担を最大限に抑えて効率よく販売が行えます。
※出典:BASE「比べてわかるBASE - 無料で簡単なネットショップ作成サービス BASE」(2023年10月31日閲覧)
Shopify
- 世界中の数百万※の店舗が使用
- サブスクリプションモデルがベース
- デザイン性の高いECサイトが作成可能
Shopifyは、ECサイトの構築ができるノーコード開発ツールです。デザイン性が高く、こだわりのブランドを表現できるため、海外で支持を集めています。ビジネスの立ち上げから、運営に必要なすべてのEコマース機能とPOS機能を、1つのプラットフォーム内で提供します。
サブスクリプションモデルがベースで、ECサイトに求められる幅広い機能を実装できる拡張性の高さが特徴です。
※出典:Shopify Japan「ECビジネスを立ち上げ、規模拡大 - 3日間の無料体験 - Shopify 日本」(2023年10月31日閲覧)
「BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023」の受賞サービス
「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」が毎年3月4日を「SaaSの日(サースの日)」と定め、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。
今回の「BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023」は、2022年7月1日から2023年6月30日までの1年間で新たに投稿された口コミ約17,000件を審査対象としており、計289サービスに、ユーザーから支持されるサービスの証としてバッジを付与しました。
【Good Service】:「BOXIL SaaS」上に投稿された口コミを対象に、各カテゴリで総得点の高いサービスに対してスマートキャンプから与えられる称号です。
サービスの安定性No.1 | AppSuite |
機能満足度No.1 | AppSuite |
カスタマイズ性No.1 | AppSuite |
お役立ち度No.1 | AppSuite |
使いやすさNo.1 | AppSuite |
【口コミ項目別No.1】:「BOXIL SaaS」上に投稿された「口コミによるサービス評価」9項目を対象に、各カテゴリ、各項目において一定の基準を満たしたうえで、最も高い平均点を獲得したサービスに対して、スマートキャンプから与えられる称号です。
>>BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023の詳細はこちら
ノーコード開発ツールを使う4つのメリット
ノーコード開発ツールを使う4つのメリットは次のとおりです。
- 無料で始められるツールが多い
- 開発からリリースまでが早い
- イメージを感覚的に反映できる
- IT人材を確保する必要がない
それぞれの内容を確認しましょう。
無料で始められるツールが多い
ノーコード開発ツールは、無料で利用できるサービスの多さが特徴です。制限はあるものの、無料であるため気軽に利用でき、初期投資コストをかけずにシステムやアプリをリリースできます。
開発からリリースまでが早い
ノーコード開発ツールは開発工数を削減できるため、従来よりもより短期間でのリリースが可能です。通常であれば数か月程度かかるWebサイトやアプリでも、早くて2日でリリースできるケースもあります。
リリースまでだけでなく、一度構築したアプリの修正や改善もスピーディーに対応可能です。
イメージを感覚的に反映できる
プログラミングスキルやITの知識が少ないエンジニア以外の人でも、自身のイメージにもとづいてWebサービスやアプリの開発を行えます。外部に作成を依頼する資金がない場合でも、アイディア次第で新たなビジネスに挑戦できるのが、ノーコード開発の魅力です。
IT人材を確保する必要がない
ノーコード開発ツールは、ノンプログラミングで開発ができるためIT人材が不必要になることもメリットです。通常Webサイト構築やアプリ開発を行うには、プログラミングに長けたIT人材が必要不可欠です。
しかし人材の育成には時間と費用が多くかかります。またIT人材は現在不足状態であり、採用も簡単ではありません。しかしノーコード開発ツールを利用すれば、IT人材でなくとも開発が行えるため、人材の確保や育成にかかる時間・コストが削減できます。
ノーコード開発ツールを利用する前の注意点
ノーコード開発ツールを使用する際のデメリットも確認しましょう。
- 開発ツールごとにできることが制限される
- プログラミングよりも自由度が低い
それぞれのデメリットについて説明します。
開発ツールごとにできることが制限される
ノーコード開発は、開発ツールに用意されている機能がベースになるため、選定する開発ツールによっては思い描いていたことが実現できない可能性があります。
初心者にとって、どの開発ツールを選ぶのがベストなのか判断するのは簡単ではありません。最初から完璧を求めず、試行錯誤しながら目標に近づけていくとよいでしょう。
なお、まだ日本製のノーコードツールは少なく、多くが海外製です。海外製であっても日本語で利用できる場合もありますが、完全にローカライズされているものばかりではありません。
Webサイト制作ができる日本製のノーコード開発ツールは増えてきましたが、システム開発が可能なツールの選択肢は少ないのが現状です。そのため、多少の英語のスキルがあると、ノーコード開発ツールの選択肢が広がるといえるでしょう。
プログラミングよりも自由度が低い
ITツールにおいてシステムの簡便さと柔軟性の両立は難しいため、ノーコード開発ツールにおいても自由度や柔軟性はあまり高くない点を考慮しましょう。そのため、実際にリリースしてから、やりたいと思っていたことが実現できないかもしれません。
たとえば、「最新の決済機能をシステムに実装させたい」「部門別にアクセス権限を細かく分けて付与したい」といったニーズがあったとします。しかしノーコード開発ツールで対応できなければ、実現することは困難です。システムに搭載したい機能があっても、対応できない可能性があることも理解しましょう。
ノーコード開発ツールの自由度の低さを解消するために、ローコード開発ツールを利用する方法もあります。具体的には、大枠をノーコード開発ツールで進め、必要に応じて最低限のコーディングをする方法です。
ノーコード開発ツールでソフトウェア開発を効率化
ノーコード開発ツールは、ITの知識が少ないエンジニア以外でも開発ができ、リリースまでの時間も短縮できるのがメリットです。そのためスピーディーに費用を抑えてサイト構築や、アプリ開発を行いたい方におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- 利用目的に合ったツールか
- 社内で利用しているシステムと連携できるか
- テンプレート・パーツの種類は豊富か
- 導入後のサポート体制は充実しているか
- 日本語(多言語)に対応しているか
ノーコード開発ツールをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査
