中小企業向けのeラーニングシステム9選!選定ポイントと導入メリット
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- eラーニングは中小企業に適したシステム
- 中小企業が抱える学習や研修の課題
- 「コスト」の課題
- 「人的リソース」の課題
- 「管理」の課題
- 中小企業がeラーニングシステムを導入するメリット
- 集団研修のコストを大幅に削減できる
- 一度教材を作れば教育リソースを最小限に抑えられる
- 研修の内容や進捗を一元管理できる
- リモートワークや各拠点で研修が可能
- 教材を簡単に自作したり購入したりできる
- 中小企業がeラーニングシステムを選定する際のポイント
- 自前で教材を用意できるか、できないか
- 少人数に対応しているか
- 費用対効果があるか
- 中小企業向けeラーニングシステムの料金・機能比較表
- 中小企業におすすめのeラーニングシステム9選
- Cloud Campus
- iSpring Learn
- AirCourse
- LearnO
- Schoo for Business
- Teachme Biz
- Progate
- ひかりクラウド スマートスタディ(eラーニング)
- SAKU-SAKU Testing
- 目的や予算に合ったeラーニングシステムを選ぼう
- BOXILとは
eラーニングは中小企業に適したシステム
eラーニングとは、ひと言で表すと「学びを電子化したもの」です。文章や動画、アニメーション、模擬テストといったコンテンツを通して、知識やスキルを身につけられます。
中小企業にとっては、従業員一人ひとりの生産性が大切です。しかしながら、教育できる人材が少ないといった問題もあります。eラーニングは、限られた人的リソースで従業員のスキルアップを図れるシステムとして、中小企業からも注目されています。
中小企業が抱える学習や研修の課題
中小企業が従来の学習や研修を行っている場合、次のような課題があります。同様の課題を抱えていれば、eラーニングシステムで解消できる可能性が高いです。
「コスト」の課題
中小企業が従業員の教育を行う際、ネックとなるのがコスト面です。とくに研修を行う場合のコストは大きく、会場の利用費や交通費、宿泊費、その他の雑費など多くのコストが発生します。金銭的コストだけでなく、日程調整や移動など時間的なコストも生じます。予算に限りのある中小企業にとっては厳しい課題といえるでしょう。
「人的リソース」の課題
社内の人的リソースも課題になりやすいです。新人の研修や教育は企業にとって必要不可欠。しかしながら「教育できる人材がいない」「教育できる人材がいても、彼らの貴重なリソースを使いたくない」と悩む中小企業も少なくないでしょう。
「管理」の課題
オフラインの研修では「どこまで進んでいるか見えない」「誰がどこまで理解しているのかわからない」といった管理の課題も生じやすいです。研修の効果測定がしにくい難点もあります。管理が疎かになった結果、ニーズから逸脱したカリキュラムができあがってしまいます。
管理をスムーズにするには、教育や研修の進捗を一元管理できたり、テストの結果を自動集計できたりする機能が必要です。に加え、従業員数の少ない中小企業であればかなりの負担になるでしょう。
中小企業がeラーニングシステムを導入するメリット
中小企業の教育や研修には多くの課題がありますが、それらを解決してくれるのが「eラーニング」です。eラーニングシステムを導入するメリットとして次のものがあげられます。
- 集団研修のコストを大幅に削減できる
- 一度教材を作れば教育リソースを最小限に抑えられる
- 研修の内容や進捗を一元管理できる
- リモートワークや各拠点で研修が可能
- 教材を簡単に自作したり購入したりできる
集団研修のコストを大幅に削減できる
eラーニングを導入すれば、集団研修にかかるコストの大幅削減が可能です。従業員はインターネットで学べるため、会場利用費や交通費といった経済的コストはもちろん、研修参加にかかるる時間的なコストも削減できます。システム構築のイニシャルコストはかかりますが、一度システムを作ってしまえば、その後のランニングコストも削減可能です。
一度教材を作れば教育リソースを最小限に抑えられる
eラーニングシステムを導入する際は、企業側で教材を作成する必要があります。時間はかかりますが、一度教材を作ってしまえば、あとは従業員が各々で動画を見ながら学習するだけです。1回ごとにベテラン社員に研修してもらう必要がなくなります。「教育する側」のリソース削減によってコア業務に集中できるたま、組織やチームとしての生産性が高まります。
研修の内容や進捗を一元管理できる
eラーニングシステム導入によって、「管理」の課題も解決できます。オフラインの教育や研修では、従業員の出席状況や成績などを手作業で管理しなければなりません。その点eラーニングシステムでは、プラットフォーム上で一元管理が可能です。研修を受けていない人や、成績が一定以上に達していない人を抽出し、再度研修を行うといった対応もできます。
リモートワークや各拠点で研修が可能
eラーニングは、インターネット環境さえあれば、時間や場所を問わず利用できます。ビデオ会議形式での実施もできるため、リモートワークや別支社からの参加も容易です。各拠点の従業員から海外勤務の従業員まで、従業員がどこにいても、それぞれが同じ教材にアクセスできます。
教材を簡単に自作したり購入したりできる
eラーニングシステムでは、PowerPointや動画をアップロードして教材を自作できるほか、市販されているオンラインコースの購入も可能です。企業によるシステムの構築・運営方針によって、自作するのか、購入するのかは異なります。カスタマイズ性が高く、目的やニーズに合った教材を選定可能です。
中小企業がeラーニングシステムを選定する際のポイント
eラーニングシステムを選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。
- 自前で教材を用意できるか、できないか
- 少人数に対応しているか
- 費用対効果があるか
自前で教材を用意できるか、できないか
eラーニングシステムはおおきく、「すでにコンテンツが用意されたシステム」と「新規コンテンツの作成や共有に特化システム」に分かれます。自前で教材を用意できる場合は前者を、用意できない場合は後者を選びましょう。
コンテンツが用意されたシステムでは、新人研修のビジネスマナーや階層別研修など汎用的な教材が揃っているものから、ITやセキュリティなど専門分野に特化したものがあります。
一方で新規コンテンツの作成や共有に特化したシステムでは、教材の編集や運用をスムーズに行えたり、従業員の受講率を高めたりする機能が充実しています。
少人数に対応しているか
中小企業として利用する場合、eラーニングシステムが少人数に対応しているか確認しましょう。システムによっては「20人以上から利用可能」といった制限を設けている場合もあります。また、最低利用人数だけでなく、管理のしやすさも重要です。人的リソースが少ない中でも効率的に管理できるシステムかどうか確認しましょう。
費用対効果があるか
限られた予算の中で、最大限のパフォーマンスを発揮できるeラーニングシステムを選ぶ必要があります。料金形態はシステムによって異なり、利用者数やコンテンツ数、教材の内容などに応じて変動します。
他にもサポートやコンサルティングの利用費用が発生する場合も。システム導入でどのくらいの費用がかかるのか、あらかじめ見積もっておくことが大切です。
中小企業向けeラーニングシステムの料金・機能比較表
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中小企業におすすめのeラーニングシステム9選
eラーニングシステムの中でも、中小企業向けのシステムを紹介します。
Cloud Campus - 株式会社サイバー大学
- 直感的な操作で教育コンテンツを作成・管理できるシステム
- 受講履歴や評価もプラットフォーム内で完結できる
- 24時間365日のサーバー監視やSSL認証などセキュリティ対策も強固
Cloud Campusは、シンプルかつ直感的な操作でコンテンツを作成・管理できるeラーニングシステムです。特別な機材や編集ソフト、スキル不要で教材を作成できます。コンテンツ配信設定も柔軟にできるうえ、受講履歴や受講後の評価もプラットフォーム内で完結可能です。
教材の作成のみならず、汎用性の高いビジネススキルを学べるコンテンツも充実。常時100種類以上※のコンテンツが揃っており、トレンドに応じて内容がアップデートされます。
料金形態は70,000円からの月額固定(年間契約が条件)でユーザー数は無制限です。24時間365日のサーバー監視、ぜい弱性対策の徹底、SSL認証、アクセス元IP制限など強固なセキュリティ対策が行われています。
※出典:株式会社サイバー大学「Cloud Campus 公式サイト」(2024年6月17日現在)
iSpring Learn - エクセルソフト株式会社
- 多様な社内トレーニングシナリオを一元管理
- 職種や役職に応じ学習コースを自動で割り当て
- 受賞歴をもつオーサリングツールを搭載
iSpring Learnは、新人研修や販売員研修など、多様な従業員研修を一元管理できるeラーニングシステムです。搭載するオーサリングツールにより、短時間でコースやクイズ、分岐シナリオを作成できます。
学習状況は、個人や部門単位でリアルタイムに管理でき、修了コースの数や間違いの内容なども確認できるほか、学習状況に応じたリマインダー送信や属性に応じたコースの自動割り当ても可能です。
マニュアルや規則といったナレッジもアップロードでき、社内研修の実施と管理から知見の共有までサポートしてくれます。小売や製造、医療、銀行など多様な業種で世界的に利用されているサービスです。
AirCourse - KIYOラーニング株式会社
- 900コース5,000本以上※の研修コンテンツを用意
- コンテンツ受講のみならず教材の作成にも対応している
- ディスカッション機能によって全社やチームで情報共有が可能
AirCourseは、KIYOラーニング株式会社が運営するeラーニングシステムです。ビジネスに関する900コース5,000本以上※のコンテンツが揃っており、大手からベンチャーまで多数の導入実績をもちます。
教材の作成にも対応しており、柔軟にカスタマイズしながら簡単に教材やテスト、アンケートなどを作成可能です。複数のコースを組み合わせることで体系的なプログラムも構築できます。目的やテーマ別にプログラムを用意し、対象となる従業員に適切に割り当てることも可能です。
それぞれの従業員がもつノウハウを共有できる「ディスカッション機能」も搭載。全社やチーム、グループごとにスレッド上で情報共有ができます。閲覧したメンバーは「いいね!」や「コメント」で反応できるため、モチベーション向上にもつながります。
※出典:KIYOラーニング株式会社「AirCourse 公式サイト」(2024年6月17日 閲覧)
- 3,800社、月間60万人※が利用するeラーニングシステム
- テキストや写真、動画を用いて簡単に教材を作成できる
- グループ管理やログデータ取得、進捗確認など管理機能も充実
LearnOは、Mogic株式会社が運営による「教材の作成・共有」に特化したeラーニングシステムです。3,800社、月間60万人※が利用しており、コンテンツ作成を円滑にする機能が充実。テキストや写真、動画を用いて簡単に教材を作成できます。他にも受講者のグループ管理やログデータ取得、進捗状況の確認など管理機能も充実。コミュニケーション機能によって互いのノウハウも共有可能です。
英語への切り替えも対応しているため外国人スタッフのいる企業にもおすすめといえます。パソコンのみならずスマートフォンやタブレットでも利用可能です。有料オプションを契約すれば、ライブ配信やシングルサイトオン機能が追加されます。
※出典:Mogic株式会社「LearnO 公式サイト」(2024年6月17日 閲覧)
Schoo for Business - 株式会社Schoo
- 各業界のプロフェッショナル講師によるオンライン研修を提供
- 100種類以上の研修パッケージと7,000本以上※の動画を用意
- 生配信のeラーニングコンテンツも受講できる
Schoo for Businessは、従業員への研修や自己啓発学習の促進を目的としたeラーニングシステムです。各業界のプロフェッショナル講師によるオンライン研修が豊富。新入〜中堅など従業員の階層別、職種別に常時100種類以上の研修パッケージを用意、トータル7,000本以上※の動画コンテンツが見放題です。
豊富なコンテンツの中から必要なものを選び、オリジナルの研修を作成できます。視聴履歴の管理やレポート提出機能も搭載。従業員一人ひとりの受講状況がわかるうえ、コンテンツに対してレポート課題の提出も設定できます。
また、「生放送」のコンテンツを配信しているのもSchooの特徴です。ビジネススキル系から自己啓発系、プログラミング系、マネジメント系などさまざまなコンテンツが高頻度で更新され、生配信の授業も閲覧できます。パソコンのみならずスマートフォンやタブレットでも受講可能です。
※出典:株式会社Schoo「Schoo for Business 公式サイト」(2024年6月17日現在)
Teachme Biz - 株式会社スタディスト
- 写真や動画を用いてクラウド上で簡単にマニュアルを作成できる
- 20言語の自動翻訳ができるため外国人スタッフを雇用する企業にもおすすめ
- マニュアル作成時間は約75%削減、年間コスト2,000万円※を削減
Teachme Bizは、株式会社スタディストが運営するeラーニングシステムです。企業における「マニュアルの作成・共有」に特化しており、写真や動画を用いて、クラウド上で簡単に社内マニュアルを作成できます。
AIでマニュアル作成をかんたんにする「Teachme AI」機能を搭載。AIがマニュアルの原案を生成するだけでなく、作業を撮影した動画を手順ごとに分割するなど、作成にかかる時間を大幅に削減します。また、PDFファイルからQRコード出力といった共有方法もさまざまです。
同社の調査によると、マニュアル作成時間は約75%削減、ペーパーレス化による年間コストは約2,000万円の削減につながりました。マニュアル活用状況を可視化できるアクセスログ機能も搭載。従業員のニーズや傾向を分析することで長期的な業務効率化を実現できます。
※出典:株式会社スタディスト「Teachme Biz 公式サイト」(2024年6月17日現在)
- プログラミング学習に特化した「Progate」のビジネス版
- スライド学習で直感的にプログラミングを習得できる
- Webマーケティングやデータ分析などの知識も学べる
Progate for Businessは、プログラミング学習に特化した学習システム「Progate」のビジネス版です。Progateは100か国以上、320万人※を超えるユーザーが利用しており、イラストを用いた「スライド学習」で直感的にプログラミングを学べます。座学ではなく実際にプロダクトを作りながら学ぶため、実践的なプログラミング知識を習得可能です。
初歩的な知識を用いたアウトプットから始められるので、プログラミングが初めての人でも難なく利用できます。BusinessではWebマーケティングやデータ分析などに役立つプログラミング知識を学習可能。公認メンターによるQ&Aサービスも提供しています。ダッシュボードによる進捗確認機能も搭載。従業員の学習状況をリアルタイムで把握できるうえ、メンバーの増減など人数管理も容易です。
※出典:株式会社Progate「Progate 公式サイト」(2024年6月17日 閲覧)
ひかりクラウド スマートスタディ(eラーニング) - 東日本電信電話株式会社
- スライドや動画資料をアップロードして独自カリキュラムを作成
- コースを学び終えたら従業員に「修了証」が発行される
- メッセージやリマインドなどコミュニケーション促進機能も搭載
ひかりクラウド スマートスタディは、NTT東日本が提供するeラーニングシステムです。すでに自社利用しているスライドや動画などの資料をアップロードし、組み合わせることで独自カリキュラムを作成できます。初めてでも使いやすいインターフェースが魅力です。
従業員の理解度を把握できる「ドリルの自動採点」や、従業員からのコースのフィードバックを受ける「アンケート」などさまざまな機能を搭載。コースを修了した従業員には「修了証」が発行されるため、成果を再認識できます。
他にも気軽に質問できるメッセージ機能や、学習を促すリマインド機能なども搭載。従業員と管理者の相互コミュニケーションを手助けしてくれる機能によって、eラーニングの促進につながります。
SAKU-SAKU Testing - 株式会社イー・コミュニケーションズ
- 新入社員から管理職、取締役など役職ごとの講座が充実
- 法律事務所や専門家が監修しているためコンテンツの質が高い
- 自前のマニュアルと講座ラインナップを組み合わせて独自コンテンツを作成可能
SAKU-SAKU Testingは、株式会社イー・コミュニケーションズが運営するeラーニングシステムです。基本的なビジネススキルから管理職向けのマネジメント講座、取締役・監査役向けのトレーニングまださまざまなコンテンツが揃います。コンプライアンス領域に定評のある法律事務所や各分野の専門家がコンテンツを監修しているため教材の品質も高いです。
また、自前で作成したコンテンツと同社のラインナップを組み合わせ、独自コンテンツとしての活用も可能です。システム導入時のサポートをはじめ運用に関する相談、その他カスタマーサポートも充実しています。
目的や予算に合ったeラーニングシステムを選ぼう
eラーニングシステムでは、テキストや動画、模擬テストなどのコンテンツを通して知識やスキルを身につけられます。インターネット環境があれば場所を問わず学べるうえ、人的リソースが少なくても研修や教育ができるため、中小企業にとってはメリットが多いです。eラーニングシステムを選ぶ際は、次のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。
- 自前で教材を用意できるか、できないか
- 少人数に対応しているか
- 費用対効果があるか
上記ではおすすめのeラーニングシステムを紹介しましたが、システムによって特徴や費用は異なります。企業ごとに目的や予算も異なるので、複数のシステムを比較検討し、最終的に自社に合ったeラーニングシステムを選びましょう。
下のボタンより、BOXILで掲載しているeラーニングシステムの資料を無料でダウンロードできます。料金や機能も記載してあるため、ダウンロードすれば導入の参考になるでしょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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