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Macで使えるおすすめ会計ソフト7選!比較と選び方を解説

最終更新日:(記事の情報は現在から211日前のものです)
本記事では、Macで会計ソフトを使う方法を3つほど解説。また、Macで使える会計ソフトを探している方に向けて、選ぶときのポイントやおすすめの会計ソフトを紹介します。

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Macで会計ソフトを使う3つの方法

会計ソフトには「Windowsには対応しているがMacには非対応」といったソフトも少なくありません。Macユーザーが会計ソフトを使う方法には次のものがあげられます。

  • クラウド型の会計ソフトを使う
  • Mac対応の会計ソフトをインストールする
  • MacにWindowsのOSをインストールする

クラウド型の会計ソフトを使う

クラウド型の会計ソフトを契約すれば、WindowsやMacなどOSに関係なく利用できます。そもそも会計ソフトは「クラウド型」と「インストール型」に分類されます。

クラウド型は、インターネットを介して利用できる会計管理ソフトウェアです。ユーザーはGoogle ChromeやSafariなどのブラウザからサービスにログインして利用できます。ベンダーがシステムの保守運用を行うため、自社でサーバーやソフトウェアを保持しなくてよいのが特徴です。

一方のインストール型は、パソコンにソフトをインストールして使います。「パッケージ型」や「デスクトップアプリ」とも呼ばれ、オフラインで利用できるため動作が安定している、システムトラブルが起こりにくいといったメリットがあります。

しかしながら、インストール型はOSに依存します。ブラウザ利用できないので、ソフト自体がMacに対応していなければ、Macでの利用はできません。

Mac対応の会計ソフトをインストールする

Macに対応しているインストール型の会計ソフトを契約する方法です。ベンダーが提供しているパッケージを購入し、カスタマイズして利用するイメージです。オフラインでの利用なのでセキュリティ性が高く、動作も安定しています。

しかしインターネットを使わないため、クラウド型のように自動でバックアップされたり、リアルタイムでの情報共有はできません。データやセキュリティを管理できる反面、運用保守もユーザーで行う必要があります。

MacにWindowsのOSをインストールする

Windows版の会計ソフトをMacにインストールする方法もあります。WindowsソフトをMacで動かせる「Boot Camp」といったソフトウェアを使えば実現可能です。しかし、原理的には可能であるものの、Windows OSを用意しなければならず、仮想環境の取り扱いも難しいです。

環境構築に手間がかかることを考慮すると、あまり推奨はできません。とくに理由がないのであれば、クラウド型のソフトや、Mac対応のインストール型ソフトを導入するのがおすすめです。

Macに対応した会計ソフトの選び方

Macに対応した会計ソフトを選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。

  • 会計ソフトの導入目的を確認する
  • 会計ソフトの機能を確認する
  • 会計ソフトを導入する際の注意点を確認する
  • 会計ソフトの料金・価格相場を確認する

会計ソフトの導入目的を確認する

Mac対応の会計ソフトとの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的として次のものがあげられます。

導入目的 詳細
申告書を作成・提出したい 決算書や確定申告書の作成だけでなく提出まで対応している会計ソフトを選ぶ。総勘定元帳や貸借対照表(バランスシート)など、どのような申告書類に対応しているかチェック。e-Taxへの対応可否も確認する
業務効率化を図りたい 簡単な入力やクリック、選択のみで仕訳ができるソフトを選ぶ。銀行口座やクレジットカード明細との紐付け、AIによる自動仕訳に対応しているソフトもある
経営改善に役立てたい 売上や支出、在庫の入出庫などレポート作成ができる機能を選ぶ。分析機能が充実しているソフトを使えばキャッシュフロー調整がしやすい
法令や税制に対応させたい 法令や税制改正にアジャストされたソフトを選ぶ。直近の話題であればインボイス制度や電子帳簿保存法などがあげられる

会計ソフトの機能を確認する

会計ソフトに備わっている機能を確認するのも重要な作業です。次のような機能があげられます。

機能 詳細
仕訳入力 給与や売上、諸経費など仕訳の入力業務をサポートする機能。AIで自動判別してくれるソフトもあり業務効率化を図れる。領収書を専用端末やスマートフォンカメラでスキャンして自動反映できる「OCR機能」が備わっているソフトもある
帳票入力 取引内容や財務状況が記載された「帳簿」や、個別の取引内容が示された「伝票」などの入力をサポートする機能。カテゴリーの判別や転記も自動で行ってくれるソフトもある
集計管理 会計ソフトに入力されたデータを「日次管理」「月次管理」「年次管理」で管理できる機能。日次では入金管理や支払管理など、月次では財務報告書や仮受・仮払消費税の算出など、年次では決算報告書やキャッシュフロー計算書などを管理・出力できる
財政分析 会社の財政状況を分析できる機能。売上や支出をもとにしたレポーティング、比較財務表の作成、損益分岐点の分析、ABC分析ができるソフトも。バランスシートや損益計算書の「予測版」を作れるものもある
予実管理 予算と実績を管理する機能。設定した予算に対してどの程度の実績が出ているか確認できる
税申告 決算書や確定申告書を提出し、税申告できる機能。国税庁が運営する電子納税システム「e-Tax」と連携している会計ソフトもある

会計ソフトを導入する際の注意点を確認する

Mac対応の会計ソフトを導入する際は、失敗しないためにも次の項目を確認しておきましょう。

確認事項 詳細
クラウド型orインストール型か インターネットのサーバー経由で利用する「クラウド型」か、パソコンにソフトウエアをインストールする「インストール型」かを確認する。前者はインターネットにつながれば場所やデバイスを問わずに利用できる、ベンダーがソフト自体の管理や更新を行ってくれるのがメリット。後者はオフライン環境でも利用できる、システム障害に強いのがメリット
操作性や視認性に優れているか 会計ソフトの使いやすさ、見やすさを確認する。目的の画面にすぐたどり着ける方が業務もスムーズに進められる。インターフェースが優れていれば、担当者が会計ソフトに慣れていない場合も操作しやすい
導入規模に適しているか 会計ソフトは大きく「個人事業主向け」と「法人向け」に分かれる。法人の中でも「20名以下の中小企業向け」や「数百名以上の大企業向け」など規模別にプランが異なる場合もある。規模によって勘定項目の内容や税制、赤字繰越、減価償却の計上方法などが異なるので要注意
法・税改正に対応しているか 最新の法・税改正に対応しているかも重要。電子帳簿保存法やインボイス制度、マイナンバーカードとの連携、減価償却の計上方法など
セキュリティ対策は強固か 不正アクセスやデータの紛失などセキュリティ対策が十分か確認する。SSL暗号化やアクセス制限、バックアップ体制、サーバーの分散など。より強固なソフトを選ぶならセキュリティ関するIOS認証を取得しているかを確認する
サポート体制は充実しているか 会計ソフトの導入や運用時のサポート体制が整っているか確認する。メールや電話、チャットでの相談、確定申告の相談、労務や経理業務の支援などがあげられる
外部サービスと連携できるか SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)、販売管理システムなど外部サービスとの連携性を確認する。他にもECプラットフォームやPOSレジなど、店舗業務の効率化を図れる連携機能も

会計ソフトの料金・価格相場を確認する

会計ソフトを選ぶ際は、料金や価格相場も確認しておきましょう。料金はクラウド型かインストール型の導入形態やプランなどによって異なります。目安として、クライド型の場合は年間10,000〜40,000円程度。インストール型の場合は10,000〜20,000円程度です。企業規模が大きいと、必要機能が増え、ソフトに対しても高いスペックが求められるでしょう。

企業の状況や求める機能、スペックによって料金は大きく変動するため、ソフトの公式ページを確認したり、ベンダーに直接問い合わせたりして確認しましょう。

Macにおすすめの会計ソフト6選(クラウド型)

まずは、Macに対応したクラウド型のおすすめ会計ソフトを紹介します。それぞれの会計ソフトの大まかな費用は次のとおりです。

サービス名 月額利用料
freee会計 ・ミニマム:スターター:980円(税抜)
・スタンダード:3,980円(税抜)
・プレミアム:39,800円(税抜)
マネーフォワード クラウド会計 ・スモールビジネス:3,980円(税抜)
・ビジネス:5,980円(税抜)
マネーフォワード クラウド会計Plus ・要問い合わせ
弥生会計 オンライン ・セルフプラン:2,316円(税抜)
・ベーシックプラン:3,133円(税抜)
円簿会計 無料
HANJO 会計 ・無料プラン:無料
・有料プラン:1,078円(税込)

※年額料金を月あたりに割って記載

会計ソフトの機能や料金を比較できるサービス資料を次のボタンよりダウンロードできます。より詳細に比較したい方におすすめです。

freee会計 - フリー株式会社

freee会計
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BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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  • 個人向けから法人向け(従業員20名以下、21名以上)プランを用意
  • 手順にしたがってチェック・承認、ボタンを押すだけで決算書を作成できる
  • システム上で金額入力から税金の電子申告までワンストップで行える

freee会計は、フリーランスから中規模法人まで対応したクラウド会計ソフトです。「ひとり法⼈」「⼩規模法⼈」「⼩・中規模法⼈」「従業員20名超・複数拠点あり」「上場・IPO準備会社等」それぞれにプランが用意されています。個人〜20名以下の法人向けでは、確定申告書や決算書はもちろん出納帳、資金繰り表などを作成可能。銀行口座やクレジットカードと簡単に紐付けできるため、仕訳や転記作業の大幅な効率化が可能です。

法人の決算書は、手順にしたがって仕訳をチェック・承認し、ボタンを押すだけで簡単に作成できます。同じくfreeeが提供する「freee申告(別途料金が発生)」と併用すれば、法人税の申告まで行えます。

Macにも対応しており、ブラウザ利用で他のOSと同じように利用可能です。マイナンバーカードとカードリーダーを用意し、Mac対応の電子申告アプリをダウンロードすれば、freee上から税金の電子申告までワンストップで行えます。

マネーフォワード クラウド会計 - 株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド会計
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  • 銀行やクレジットカード、POSレジなど2,000以上のサービスと連携
  • キャッシュフローや収益に関するレポート作成で経営状況を把握できる
  • インボイス制度をはじめ法や税制にもスピーディーに対応している

マネーフォワード クラウド会計は、個人事業主や副業、小〜中規模企業向けのクラウド会計ソフトです。銀行やクレジットカード、POSレジなど合計2,000以上のサービスと連携可能。取引明細データを自動取得し、明細データや領収書、請求書の情報から仕訳候補をAIが自動判定してくれます。利用頻度が増えるほど自動仕訳の精度が向上します。

インボイス制度にも対応しており、適格請求書発行事業者か否かをチェックボックスで簡単に区別可能です。他にもキャッシュフローや収益に関するレポーティング機能も搭載。自社の経営状況をリアルタイムで確認できます。

法や税制にもスピーディーに対応。公式ページの「法令改正対応」にて最新状況が公開されています。クラウド型のソフトなのでMacを含むさまざまな動作環境に対応可能です。

※出典:株式会社マネーフォワード「マネーフォワード クラウド会計 公式サイト」(2024年6月21日現在)

マネーフォワード クラウド会計Plus - 株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド会計Plus
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  • マネーフォワード クラウド会計と比べて機能の充実度がアップ
  • 仕訳承認や権限・ログ管理など内部統制に役立つ機能が揃っている
  • 専任担当者がソフトの運用開始までをサポートしてくれる

マネーフォワード クラウド会計Plusは、中堅〜大企業向けのクラウド会計ソフトです。前述の「マネーフォワード クラウド会計」と比べて機能の充実度がアップ。銀行やクレジットカード連携、仕訳自動化、決算書作成といった基本機能に加えて「仕訳承認機能」と「権限管理・仕訳ログ管理機能」が追加されています。

仕訳承認機能は、仕訳を数段階のフローに分け、クラウド上で承認できる機能です。権限管理・仕訳ログ管理機能では、アクセスや仕訳操作のログを確認できます。権限を振り分けられるうえ、誰がどのような操作をしたか一目で把握できるため、大企業やグループ会社の内部統制に役立ちます。

また、ソフトの運用開始までは専任担当者がサポート。開始前にタスクやWBS(プロジェクトの構成図)を用意し、進捗管理を行ってくれます。運用開始後はメールやチャットでのサポートを提供。会計事務所や経理業務の経験豊富なスタッフが丁寧な対応をしてくれます。

弥生会計 オンライン - 弥生株式会社

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  • 簿記の知識がなくても簡単に決算書を作成できる
  • 全国12,000以上の税理士・会計事務所とパートナーシップを締結
  • 有料プランと同様のサービスを1年間無料で利用できる

弥生会計 オンラインは、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した、法人向けのクラウド会計ソフトです。シンプルなインターフェースが特徴で、簿記の知識がなくても日付や金額を入力するだけで決算書を作成できます。取引帳から現金出納帳、固定資産台帳などさまざまな帳票の作成が可能です。損益レポートや残高資産表などの自動作成機能も搭載しています。

また弥生会計は、全国12,000以上の税理士・会計事務所とパートナーシップを結んでおり、契約企業は顧問税理士とリアルタイムで会計データを共有可能です。その都度税理士に書類を郵送したり、オフラインで打ち合わせをしたりする手間が省けます。

さらに、有料プランと同様の内容を1年間無料で利用可能です。関連サービスの「MISOCA(請求書作成サービス)」や「やよいの給与明細NEXT」も1年間無料で利用できます。

※出典:弥生株式会社「弥生会計 オンライン 公式サイト」(2024年6月21日現在)

円簿会計

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  • 仕訳帳や収納帳、決算報告書の作成など基本機能が「無料」で使える
  • ソフトウェアのバージョンアップ費用や保守契約費用もかからない
  • データは2か所のデータセンターで分散保管しているので安全性も高い

円簿会計は、株式会社円簿インターネットサービスが運営するクラウド会計ソフトです。MacやWindowsなどOSを問わないうえ、仕訳帳や収納帳、残高試算表、決算報告書の作成など、基本機能が「無料」で利用できます。機能制限や期間の縛りもなく、ソフトウェアのバージョンアップ費用や保守契約費用もかかりません。

メモを保存できる付箋機能や、レシートを画像データとして保存できる機能も搭載しています。ログインはIDではなくメールアドレスで可能。大切な個人情報の入力をほとんど行わないため、セキュリティリスクも最小限に抑えられています。

また、企業の会計データは2か所のデータセンターに分散保管しているため、データが消失してしまう心配もありません。また円簿会計は「弥生会計」と連携しており、弥生会計のデータをインポートし、そのまま利用可能です。

HANJO 会計

  • 飲食店の仕訳や確定申告書の作成に特化したクラウド会計ソフト
  • スマートフォンでレシートを撮影するだけで自動仕訳してくれる
  • 未処理タスク表示や事業推移、日報などの機能も搭載している

HANJO会計は、株式会社CXDネクストが運営する、飲食店向けのクラウド会計ソフトです。スマートフォンでレシートを撮影するだけで、システムが仕訳を自動で行ってくれます。銀行口座やクレジットカードからの明細の自動取込、自動仕訳も可能です。

システムの案内にしたがって入力・選択することで、確定申告書も簡単に作成できます。e-Taxでの提出も可能です。他にも未処理タスク表示や事業推移、日報など経営や現場業務をスムーズに進めるための機能が充実しています。動作環境では、WindowsはGoogle Chrome、Macは Safariに対応。iOSアプリも提供しています。

Macにおすすめの会計ソフト(インストール版)

続いて、Macに対応しているインストール版の会計ソフトを紹介します。
大まかな費用は次のとおりです。

サービス名 ソフトウェア費用
「やるぞ」シリーズ ・フルサポートパッジ パッケージ版:10,459円(税込)
・フルサポートパッジ ダウンロード版:10,259円(税込)

やるぞ!シリーズ

  • 青色申告や見積納品請求を簡略化できる個人事業主向けの会計ソフト
  • MacとWindows両方のインストールに対応している
  • 同ソフトで作成した書類はそのままe-Taxで提出できる

やるぞ!シリーズは、株式会社リオが提供する個人事業主向けの会計ソフトです。「青色申告」をはじめ「確定申告」「見積納品請求」などシリーズ化されており、MacとWindowsそれぞれのインストールに対応しています。

「やるぞ!青色申告」と「やるぞ!確定申告」はセットとなっており、一般、不動産、農業の各業種の申告に対応可能です。インボイス制度や電子帳簿保存法など、令和5年度の最新税制に対応しています。同ソフトで作成した書類はそのままe-Taxで提出可能です。

目的に合ったMac対応の会計ソフトを選ぼう

Mac対応の会計ソフトには、クラウド型とインストール型があり、それぞれ特徴が異なります。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • 会計ソフトの導入目的を確認する
  • 会計ソフトの機能を確認する
  • 会計ソフトを導入する際の注意点を確認する
  • 会計ソフトの料金・価格相場を確認する

クラウド型の会計ソフトであれば、ブラウザ利用できるため、Macだけでなくスマートフォンにも対応していることが多いです。会計ソフトを選ぶ際は、自社の目的を踏まえて、必要な機能が搭載されたものを選びましょう。

下のボタンより、BOXILで掲載している会計ソフトの資料をダウンロードできます。料金や機能を記載してあるため、ダウンロードすれば導入の参考になるでしょう。

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