労務管理システムのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはマネーフォワード クラウド

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労務管理システムのシェア率を独自アンケートで調査しました。また、労務管理システムの市場規模、今後の市場成長度についても解説します。

労務管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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労務管理システムのシェア率トップはマネーフォワード クラウド

SaaS比較サイト「BOXIL」を運営するスマートキャンプ株式会社は、クラウド型労務管理システムの導入に携わった384人を対象に、「クラウド型労務管理システムのシェア調査」を実施しました。本データに関する概要や引用方法は ▶調査概要 を参照ください。

※入退社手続き・雇用契約管理または社会保険手続き・電子申請の用途で利用するクラウド型労務管理システムの導入に携わったことがあると回答した20〜60代

スマートキャンプ株式会社の調査による導入した労務管理システムTOP5

その結果、シェアが最も多かったのは「マネーフォワード クラウド」15.9%(61人)でした。次点に「SmartHR」10.7%(41人)と「奉行クラウド」10.7%(41人)が同率2位となり、「freee」8.6%(33人)、「ジョブカン」8.1%(31人)と続きます。これら5社で全体の54%を占めています。

シェアの高いサービスは、豊富な機能・シリーズ製品によりカバーできる業務が幅広い傾向がありました。ただし、機能が豊富なサービスは費用が高額になることが多いため、特定の業務をカバーできれば十分な場合には他のサービスも検討することをおすすめします。

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各社を詳しく比較したい方は、次の記事をぜひご覧ください。人気サービスの機能や料金を表で比較しています。


シェアだけを参考に労務管理システムを選定すると、機能不足や予算超過で導入に失敗するリスクがあります。

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### 調査概要

タイトル:クラウド型労務管理システムのシェア調査
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:入退社手続き・雇用契約管理または社会保険手続き・電子申請の用途で利用するクラウド型労務管理システムの導入に携わった20〜60代 384人
調査期間:2025年11月13日〜11月20日
調査主体:スマートキャンプ株式会社
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しています。合計が100%にならない場合があります。

【引用に関するお願い】

本調査を引用する際は、出典として「BOXIL」と記載し、ウェブの場合はURL(https://boxil.jp/mag/a8780/)へのリンクを設置してください。

記載例:BOXIL「労務管理システムのシェア調査」, 2025年12月XX日確認, https://boxil.jp/mag/a8780/

本データに関するお問い合わせは以下のメールアドレスにご連絡ください。
BOXILカンパニー メディア&マーケティングディビジョン メディア戦略グループ
boxilmag_pr@smartcamp.co.jp

労務管理システムの市場規模

スマートキャンプ株式会社が実施した調査をもとに、労務管理システムの市場規模を算出しました。
2023年のSaaS型労務管理システムの市場規模は、およそ3,768.8億円だと算定できます。

また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は4,530.1億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は5,119.1億円規模に成長すると予測できます。

労務管理システムの市場規模

※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定

労務管理システム市場の成長率は?

同調査をもとにすると、労務管理システム市場は2023年~2025年の間に毎年10~20%程度成長すると予測できます。

また、まだ労務管理システムを導入・利用していない人事・労務業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、利用検討中または利用開始予定の企業が25%程度という結果となりました。

導入予定時期回答数割合
時期は未定だが利用検討中3911.1%
半年以内には利用開始予定226.3%
1年以内には利用開始予定154.3%
2年以内には利用開始予定123.4%
現時点では未定・利用予定はない26274.9%

労務管理システム市場の成長の要因としては、テレワークの普及によりペーパーレス化が進んだことが背景にあります。労務書類の回収に手間がかかるため、オンライン上で労務関連情報を収集できる労務管理システムへの注目が高まりました。

昨今では労務管理システムの主要ベンダーがテレビCMを含む広告に力を入れているため、ツールの認知度が拡大することでさらに導入が進むと考えられます。

労務管理システムシェア率TOP5の口コミ・満足度

シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認することで、自社にあったサービス選びができるようになります。労務管理システムの比較表もあわせて参考にしてください。

  • プライム市場に上場している株式会社マネーフォワードが運営
  • 人事データベースと入社手続き業務をカバーできるシステム
  • 同社別シリーズ併用でほとんどの労務をカバー可能
初期費用(税抜)0円カバー業務入社手続き
月額プラン・料金(税抜)ひとり法人プラン 2,480円
スモールビジネスプラン 4,480円
ビジネスプラン 6,480円
(年払いの場合)
API・シリーズ連携可能な給与計算ソフトマネーフォワード クラウド給与
無料トライアル1か月間あり導入実績課金顧客数400,000以上(法人向け各サービスの利用事業者総数)

※出典:マネーフォワード「 会計ソフト・労務管理システムならマネーフォワード クラウド 」(2025年12月12日閲覧)

シェア率1位のマネーフォワード クラウドのうち「クラウド人事管理」は、入社手続きに利用する書類作成機能や電子締結機能、従業員情報の収集に使用する情報収集用フォーム作成機能やワークフロー機能、従業員情報の管理に使用するカスタム項目機能や履歴管理機能などを搭載しています。

同社では他にも「クラウド社会保険」「クラウド給与」「クラウド年末調整」「クラウド経費」などさまざまなソリューションがあり、組み合わせて使用できます。

たとえば「クラウド年末調整」と併用することで、回収した従業員の「翌年分の扶養控除等申告書」の情報を「クラウド人事管理」に簡単に取り込めます。

  • 累計70,000社超の導入実績をもつ労務管理システム
  • 連携できる他社製品が豊富
  • 従業員30人までなら無料プランを利用できる
初期費用(税抜)0円カバー業務・入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整・Web給与明細
月額プラン・料金(税抜)要見積もりAPI・シリーズ連携可能な給与計算ソフトマネーフォワード クラウド給与、freee人事労務、SMILE V/ V2/ V Air人事給与、ジームクラウド、ZeeM人事給与
無料トライアル15日間あり導入実績登録社数70,000以上

※出典:SmartHR「 SmartHR労務管理|シェアNo.1のクラウド人事労務ソフト 」(2025年12月12日閲覧)

シェア率同率2位のSmartHRは、労務管理に加えて採用管理・人事評価・スキル管理・従業員サーベイ・配置シミュレーションなど多様なタレントマネジメント機能も搭載する人事労務システムです。

従業員が30人までであれば労務管理機能を無料で利用できます。ただし、機能・サポートが制限されます。

給与計算や勤怠管理には対応していないものの、他社の勤怠管理システム・給与計算ソフトとAPI連携や外部アダプタ・バッチ連携などによりデータをシームレスに共有できます。

ヘルプセンターや機能・使い方動画などサポートコンテンツも豊富で、SmartHRユーザー限定の「PARK」ではSmartHRの活用術や人事労務業務に関する意見交換が活発に行われています。

  • 人事データベース、入社手続き、電子申請に特化
  • 同社別シリーズ併用で幅広い労務をカバーできる
  • 社員情報は1,000以上の管理項目を利用可能
初期費用(税抜)0円カバー業務入社手続き、電子申請
月額プラン・料金(税抜)15,000円~(要年間契約)API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト給与奉行クラウド
無料トライアル30日間あり導入実績シリーズ累計登録ユーザー82万

※出典:オービックビジネスコンサルタント「 労務管理システムの奉行Edge 労務管理電子化クラウド |人事・労務クラウドのOBC 」(2025年12月12日閲覧)

シェア率同率2位の奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供するクラウド労務管理システムです。

その中の奉行Edge 労務管理電子化クラウドは、入社時を含む従業員の情報収集機能、社員情報の一元管理機能、電子申請機能、オンライン雇用契約機能を搭載しています。入社手続きはもちろん、退職・産休・育休・転勤・高年齢雇用継続給付・定年後再雇用・正社員登用などさまざまな手続きを効率化できます。

同社シリーズの「給与奉行クラウド」と「総務人事奉行iクラウド」とは自動連携が可能。同社の奉行Edgeには他にも「勤怠管理クラウド」「給与明細電子化クラウド」「年末調整申告書クラウド」「マイナンバークラウド」などのパッケージがあり、組み合わせることでより包括的な労務管理ができます。

  • 会計ソフトで高い知名度を誇る「freee」が手がける労務管理システム
  • ワンパッケージで勤怠管理や給与計算をカバー
  • 操作用のサポートコンテンツが充実
初期費用(税抜)0円
月額プラン・料金(税抜)ミニマム 400円(月2,000円)
スターター 600円(月3,000円)
スタンダード 800円(月4,000円)
アドバンス 1,100円(月5,500円)
(年払いの場合、()内は最低利用料金)
無料トライアル30日間あり
カバー業務・入社手続き(ST,SD,A)
・電子申請(ST,SD,A)
・マイナンバー管理(M,ST,SD,A)
・年末調整(M,ST,SD,A)
・勤怠休暇管理(SD,A)
・Web給与明細(M,ST,SD,A)
・給与計算(M,ST,SD,A)
※M=ミニマム、ST=スターター、SD=スタンダード、A=アドバンス
API・シリーズ連携可能な給与計算ソフト
導入実績有料課金企業数530,000以上

※出典:フリー「 人事労務のすべてをシンプルに効率化 – freee人事労務 」(2025年12月12日閲覧)

シェア率4位のfreeeは、幅広い業務をワンパッケージでカバーできることが特徴の労務管理システムfreee人事労務を提供しています。

スタンダードプラン以上を選ぶと、勤怠・休暇管理を含めて包括的な労務管理ができます。社会保険や労働保険関連の帳票に加えて、法定三帳簿(賃金台帳、出勤簿、労働者名簿)や所得税徴収高計算書の作成も可能。

Webマニュアルや習熟用の解説セミナーといったコンテンツが豊富で、サポートデスクに電話・メール・チャットで随時相談ができます。既存業務の見直しや要件定義のアドバイス、操作方法のレクチャーをしてくれる有料サポートもあります。

  • シリーズ累計250,000社以上の導入実績
  • 低コストで広い業務をカバーできる
  • 作成できる帳票のフォーマットが豊富
初期費用(税抜)0円カバー業務入社手続き・電子申請・マイナンバー管理・年末調整
月額プラン・料金(税抜)400円/人
最低利用料金:月2,000円
API・シリーズ連携可能な給与計算ソフトジョブカン給与計算
無料トライアル30日間あり導入実績250,000社以上(シリーズ累計)

※出典:DONUTS「 労務管理システムで人事業務の効率化をかなえる|ジョブカン労務HR 」(2025年12月12日閲覧)

シェア率2位のジョブカン労務HRは、表で記した業務をカバーできる他に、労働者名簿作成機能やストレスチェック機能(調査フォームの配布、実施状況の管理、集団分析など)、スキルや資格で従業員を探せる人材管理機能、電子契約機能などが搭載されています。

作成できる帳票として、協会けんぽ・ITS健保に加えて、協会けんぽの様式に則った汎用的フォーマットを備えています。

ジョブカンは労務HRの他にも、「勤怠管理」「給与計算」「会計」などさまざまなシリーズを展開しており、APIで組み合わせることでよりシームレスな労務管理が可能です。

シェア率だけでなく機能で比較しよう

労務管理システムを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミも見ておくと良いでしょう。労務管理システムの口コミランキングもあわせて参考にしてください。

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労務管理システム選び方ガイド

労務管理システム選び方ガイド

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