YOMEL(ヨメル)とは
オンライン・オフライン問わず、会議や商談の内容を自動で記録・要約できるAI搭載の議事録作成ツール。AIによってリアルタイムで自動書き起こしされ、会議終了後には要約結果も即座に生成されます。指定したトピックに基づいて要約させるカスタム要約も可能で、ほしい情報にフォーカスしたレポートも作成できます。
<お話を伺った方>
株式会社PKSHA Infinity
取締役兼執行役員CSO
兼松 崇 氏
ボタンひとつで会議を資産に。オンライン・対面どちらにも対応

―――まずは、YOMELのサービス概要について教えてください。
YOMELは、会議や商談の内容を自動でテキスト化し、議事録を作成することができるAIツールです。 会話内容の文字起こしだけでなく、話者の識別や要約までをすべてAIが行います。
オンライン会議でも対面の打ち合わせでも利用可能で、基本的にはスタートボタンを押すだけのシンプルな操作で、これらの機能を利用できる点が特徴です。
―――どのような課題を持つ企業が導入されることが多いのでしょうか?
やはり「議事録作成に時間がかかりすぎている」という課題をお持ちの企業様が圧倒的に多いです。 会議の時間そのものよりも、その後の議事録作成に多くの時間を費やしてしまっているケースは少なくありません。YOMELはそうした非効率を解消します。
また、商談やブレストミーティングなどで「メモを取ることに必死で会話に集中できない」という悩みもよく聞かれます。AIに記録を任せることで、参加者は会話そのものに集中できるようになりますし、言った言わないのトラブルを防ぐエビデンスとしても活用いただいています。
圧倒的な使いやすさと開発のスピード感。YOMELが選ばれる3つの理由
―――市場には多くの議事録ツールがありますが、他社サービスと比較した際のYOMELの強みはどこにあるのでしょうか。
大きく分けて3つの強みがあると考えています。
1つ目は、「自社開発の音声認識エンジン」です。 弊社は日本語に特化した独自の音声認識エンジンを持っており、これをサービスの裏側で活用しています。このエンジン自体もサービス化され、他社の複数のサービスでも採用されているほど、高い認識精度を誇ります。
2つ目は、「徹底したUI/UXへのこだわり」です。 開発において「誰でも簡単に使えること」を最も重視しています。ITリテラシーが高い人だけでなく、そうでない方でも直感的に操作できるデザインを心がけており、実際に「マニュアルを読まなくても使える」という評価を多くいただいています。
3つ目は、「開発のスピード感」です。 AI技術の進化は非常に早いため、約2ヶ月に1回のペースで機能リリースを行っています。お客様の声や最新のAIトレンドをバランスよく取り入れ、スピーディーにプロダクトを進化させています。
―――独自のエンジンと使いやすさが、競合優位性になっているのですね。実際のユーザーからはどのような反響がありますか?
やはり「精度」と「使いやすさ」に関する評価が高いですね。 他社ツールを使っていたお客様から、「以前のツールは認識精度が低く、要約後の修正が大変だったが、YOMELは精度が高く修正の手間がほとんどなくなった」というお声をいただいたことがあります。
また、導入時に複数社で比較検討された結果、「ITリテラシーに関わらず、社内の誰もが簡単に利用できたのがYOMELだった」という理由で選定いただくことも多いです。あまり使われない機能はあえて目立たせないなど、迷わせないための引き算の設計も評価されています。
―――定着させるためのサポート体制もあるのでしょうか?
単にツールを提供するだけでなく、カスタマーサクセスチームが手厚く支援しています。 導入時には、お客様の会議環境や利用シーンを確認した上で、最適な使い方や要約指示の出し方を提案します。また、新しいユーザー向けのレクチャー会や動画マニュアルの提供、セキュリティへの不安を解消するためのシート対応なども行っています。
議事録時間を1時間から20分へ。時短で商談数の増加にも貢献
―――導入によって、具体的にどのような成果が出ているのでしょうか。
最も分かりやすい効果は時間の削減です。 これまで1時間かかっていた議事録作成業務が、20分〜30分程度に短縮されたという事例は頻繁にお聞きします。単純なコスト削減だけでなく、残業時間の抑制にもつながっています。
また、営業部門では「商談数の増加」という効果も出ています。これまでは1日5件の商談を行うと、その後の議事録作成で手一杯になっていましたが、作成時間が短縮されたことで、1日6〜7件まで商談を増やせるようになったというケースもあります。
―――定性的な面での変化はありますか。
会議ごとの「議事録係」が不要になったという声も大きいです。 これまでは記録のためだけに同席していたメンバーが、AIに任せることで本来のメイン業務に時間を割けるようになりました。また、個人のメモ書きではなく、AIによる客観的な記録が残るため、情報の粒度が揃い、第三者への共有がスムーズになったというメリットも挙げられます。
ビジネスは「対話」で成り立っている。YOMELは会議を資産に変えるツールに
―――最後に、今後の展望について教えてください。
AIの進化は非常に早いため、長期的な計画よりも「半年先の未来」を見据えて開発を進めています。 今後は、単なる「議事録作成ツール」にとどまらず、蓄積された対話データをビジネス価値に変換できるプロダクトを目指しています。
例えば、直近1ヶ月の会議データを分析し、「今、社内でどのようなテーマが多く議論されているか」というトレンドを抽出したり、部署横断で会話内容を可視化したりすることで、経営の意思決定を支援できると考えています。ビジネスは「対話」で成り立っています。その対話を資産として活用し、長く愛され、当たり前に使われるプロダクトに育てていきたいですね。
YOMEL
\ 稟議や社内提案にも使える!/

