BPMツールおすすめ比較14選!無料で使えるツールあり

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BOXIL Magazine編集部

BPMツールのサービス一覧

本記事では、BPMツールに関して特徴や選び方を踏まえたうえで紹介します。モデリング、モニタリング、シミュレーションといった機能が搭載されており、活用することにより業務改善のPDCAを高速で回せるBPMツールを有効活用しましょう。

BPMツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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BPMツールとは?

BPMツールとは、Business Process Management(ビジネスプロセスマネジメント)ツールの略称です。「BPMS」と呼ぶこともあります。業務プロセスの可視化や分析、自動化をサポートするツールで、業務効率向上や属人化の解消などが期待できます。

そもそもBPMとは

BPM(Business Process Management)は、日本語で「業務プロセス管理」と訳します。業務工程(ビジネスプロセス)を可視化・分析し、変更や改善を繰り返すことにより、業務プロセスを本来あるべき形に近づける取り組みのことです。

BPMの重要性

BPMの仕組みを構築して適切に管理することで、下記のような問題を解決できます。

  • 非効率な作業が繰り返されてしまう
  • 特定の人しか手法のわからない、ブラックボックス化された業務が発生する
  • 特定のメンバーに作業が集中する

ビジネスプロセスは競合他社から見えにくく、企業固有の要素を含むので真似もしにくいのが特徴です。そのため業務プロセスの最適化は、同業種・業態内における競争力の源泉になります。業界内で他社に競り勝つためにも、ビジネスプロセスを洗練させましょう。

BPMとは何か、やり方やメリットなどをより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

BPMツールの選び方

BPMツールを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • BPMツールの導入目的を確認する
  • BPMツールの機能を確認する
  • BPMツールを導入する際の注意点を確認する
  • BPMツールの料金・価格相場を確認する

BPMツールの導入目的を確認する

BPMツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的詳細
業務管理を効率化したい作図・フローチャート機能工数管理機能に特化したBPMツールがおすすめ
業務効率を向上させたいワークフローアプリ作成機能共同編集・共有機能に特化したBPMツールがおすすめ
属人化を解消したいタスク管理機能マニュアル登録・参照機能に特化したBPMツールがおすすめ
ヒューマンエラーをなくしたいアラート機能自動表示・分岐機能チェックリスト機能に特化したBPMツールがおすすめ
業務プロセスの改善に力を入れたい業務分析機能チャット・コメント機能に特化したBPMツールがおすすめ

BPMツールの機能を確認する

BPMツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。なお、記事の後半でも機能の種類や役割について紹介しているため、そちらも参考にしてください。

【基本的な機能】

機能詳細
作図・フローチャート機能図やフローチャートを使って業務フローを可視化できる機能。複雑な業務フローでも全体を把握できる。
シミュレーション機能構築した業務プロセスが実際どのように動くかテストできる機能。業務プロセスに問題がないか確認できる。
タスク管理機能行うべき作業をリストアップし、緊急度(期限)や重要度で優先順位を管理する機能。作業者は業務の抜け漏れが防げて、管理者側は進捗管理や業務量の配分を行いやすい。
マニュアル登録・参照機能作業に必要なマニュアルを登録し、必要なタイミングで表示できる機能。誰でも業務を行いやすく作業効率も高められる。
アラート機能タスク・業務の納期や業務データに一定の数値を設定し、これらに近づいた、もしくはオーバーした場合にアラートで知らせてくれる機能。ミスやトラブルにいち早く気づける。
共同編集・共有機能図やフローチャートを複数人同時で編集でき、完成したものを共有できる機能。効率よく作業や情報共有ができる。
業務分析機能完了した過去の業務を分析できる機能。メンバーや稼働時間、タスクの種類など多角的な視点から分析できる。

【特定の課題・用途・業界に特化した機能】

機能詳細
工数管理機能どの業務プロセスにどの程度の人数がかかわり、どの程度の時間がかかったかが確認できる機能。プロジェクトごとの業務量や時間、人員を把握できる。
コスト管理機能プロジェクトごとの予算見積もりやコスト調整、予算に対する実績の確認などができる機能。人件費やプロジェクトの収益管理がしやすい。
ワークフローアプリ作成機能業務フローと連携したアプリを作成し、ファイル保存やPDF作成といった作業が自動化できる機能。作業時間が短縮できる。
チャット・コメント機能作成した図やフローチャートにチャットやコメントができる機能。レビューを書き込んで意見を集めることで、課題や改善点を探しやすい。
自動表示・分岐機能作業者の業務フローや進捗状況に応じて、自動で次に行うべき作業を分岐・自動表示できる機能。次に行うべき作業がわかりやすく間違いも起こりにくい。
チェックリスト機能作業手順やマニュアルの確認ポイントをチェックリストとして表示できる機能。チェックをつけていくことで、ミスや抜け漏れを防げる。

業務フローが複雑な場合は、作図・フローチャート機能や自動表示・分岐機能のあるBPMツールを選びましょう。また、プロジェクト単位で管理がしたい場合は、工数管理機能やコスト管理機能のあるサービスがおすすめです。

BPMツールの主要機能は、「モデリング機能」「シミュレーション機能」「モニタリング機能」の3種類にわかれます。種類別の役割や主な機能などについてさらに詳しく説明します。

モデリング機能

モデリング機能とは、ビジネスプロセスを可視化するための機能のことです。ワークフロー図を作成したり、共同編集・公開したりといった機能がモデリング機能に該当します。

ツールによっては豊富なテンプレートが用意されており、それらを活用することにより簡単に自社固有の業務プロセス図を作成できます。ビジネスプロセス全体を把握して、各プロセスのつながりや課題を発見するために必要な機能です。

シミュレーション機能

シミュレーション機能とは、設計したビジネスプロセスがどのように動作するか予測するための機能です。シミュレーションできるものとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 既存のビジネスプロセスを改善した場合にうまく業務が回りそうか
  • 理想の業務プロセスを作成した場合に問題は発生しないのか
  • 目標を達成できるのか

シミュレーション機能を活用することにより、実際にオペレーションを回さずとも、複数のビジネスプロセス案の中から最適な案を選定できます。

モニタリング機能

モニタリング機能とは、実際に行っているビジネスプロセスを監視するための機能を指します。タスク管理機能やアラート機能、工数管理機能などが該当します。

  • 設計時に期待したようにビジネスプロセスは回っているのか
  • 目標達成ができそうなのか

といった内容を、各作業の時間やミス・不良品の発生数などの要素をもとに計測します。Excelやスプレッドシートでも手入力で結果を記録できますが、複雑な管理は対応が難しいでしょう。また入力時に手間がかかりミスも発生しやすいため、システムを活用した方が効率的です。

BPMツールを導入する際の注意点を確認する

BPMツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項詳細
連携サービス現在自社で利用しているシステムと連携ができるか、確認しましょう。グループウェアやチャットツールといったITツールと連携できれば、より業務効率の向上が図れます。
テンプレートの種類業務フローのテンプレート数がどの程度あるか、確認してください。業務フローは1から構築すると非常に時間がかかるため、テンプレートの数が多いほど効率的に多彩な業務フローが作成できます。
操作性の確認BPMツールは多くの従業員が利用するツールであるため、誰でも操作しやすいツールを選びましょう。フリープランや無料トライアルを利用し、実際に現場の従業員に操作性を確認してもらうのがおすすめです。

BPMツールの料金・価格相場を確認する

クラウド型BPMツールの料金は、1ユーザーごとの月額従量課金タイプがメインで、初期費用が無料のケースも多くあります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。月額費用はBPMツールの種類や選択するプランによっても差はありますが、相場は月1,500~3,000円/ユーザー程度です。

BPMツールの種類

BPMツールは、特徴ごとにいくつかの種類にわかれます。自社の状況をふまえどの種類のツールが最適か考えましょう。

業務管理が得意なツール

業務プロセスの流れがわかりやすく、管理のしやすさが魅力のツールです。業務プロセスを図やフローチャートで表示するため、一目で全体の流れが把握できます。そのため、業務フローが複雑な場合や、いくつも部署やチームを横断するプロジェクトでも、進捗状況が簡単に把握できるでしょう。作業者としては次に行うべき業務がわかりやすく、作業の抜け漏れを防げるのも魅力です。

またコストや工数といった数値を可視化でき、管理がしやすいツールもあります。プロジェクト単位での作業時間や、人件費などが即座に算出できるため、収益の確認や業務量・コストの調整もスムーズにできるでしょう。

業務の自動化が得意なツール

作業手順の決まったシンプルなルーティン業務を自動化でき、業務効率を向上できるツールです。RPAによる業務の自動化や、ワークフローアプリの作成などができ、ファイル保存やPDF生成といった作業が自動化できます。ルーティン業務が自動化できれば、従業員がコア業務に集中できるようになるでしょう。アプリやツールの組み合わせによっては、自動化できる業務の範囲拡大も可能です。

業務改善が得意なツール

業務プロセス改善を行うためのサポート機能が豊富なツールです。業務プロセスの構築やモニタリング機能はもちろん、改善に関するレビュー書き込み・収集や、業務分析機能で現状の課題を探しやすくなるでしょう。

オープンソースツール

オープンソースツールとは、ソースコードが公開されているため、無料で利用やカスタマイズができるフリーソフトを指します。BPMツールにもオープンソースツールは存在し、基本的な機能は利用できるため、コストをかけずに業務プロセスの可視化を行いたい方におすすめです。

ただし、オープンソースツールの利用やカスタマイズには、プログラミングの知識やノウハウが必要です。そのため、社内に詳しい従業員がいない場合は利用が難しいでしょう。

BPMツールはさまざまなものが提供されています。ここからは特におすすめのソフトやパッケージツールについて、特徴や違いを、タイプ別に紹介します。フリープランのあるBPMツールも多く紹介しているため、ぜひ比較検討する際の参考にしてください。

業務管理が得意なツール

octpath

  • 並列分岐や条件分岐で複雑な作業手順もサポート
  • 担当者や期限を設定し作業の対応漏れを防止
  • 作業ごとにマニュアルや手順書を登録可能

octpath は、株式会社テクノデジタルが提供しているBPMツールです。定型業務の管理に特化しており、作業手順に沿った業務の進捗状況やメンバーごとの業務量などを管理できます。

スケジューリング機能により、日次や月次などで発生する業務の開始を通知できたり、外部公開できる依頼フォームを起点に後続作業の発生を管理したりできます。作業に必要なマニュアルも表示でき、業務の属人化も防止可能です。

Create!JobStation

インフォテック株式会社
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  • 社内の定型業務の標準化をサポート
  • 条件に応じ手順が異なる業務でも適した手順にユーザーを誘導
  • マニュアルやチェックリストを業務ステップごとに設置可能

Create!JobStation は、インフォテック株式会社が提供している業務標準化ツールです。購買業務フローといったマニュアルや規定で定められているような社内業務を見える化し、進捗状況の管理や作業の漏れ防止などをサポートできます。

マニュアルやチェックリストの設置、期日の管理なども業務ステップごとに行えます。質問形式で必要な作業を絞り込めるルール設定により、ユーザーの回答に応じ適した業務フローを表示できるので、手順が複雑な業務にもおすすめです。

  • 企業独自の業務フローに合わせたシステム構築が可能
  • データ分類や情報抽出、要約などをサポートするAI搭載
  • プロセスフローのテンプレートを豊富に搭載

monday.com は、チームのタスク、プロジェクト、スケジュール、ファイル、チャットを一元管理できるクラウド型業務管理ツールです。ドラッグ&ドロップで、複雑な業務にも対応する柔軟なプラットフォームを構築可能です。

搭載AIにより、複数プロジェクトを一括監視したり、プロジェクトに最適な人材を割り当てたりできます。個別にも複数まとめてもプロジェクトを管理できるので、目的に応じた粒度で業務改善をすすめられます。

BP Director

  • 業務の進捗状況をリアルタイムで見える化
  • 業務内容、業務量の変化に合わせて柔軟にワークフローを変更
  • データはCSV・Excel形式で出力可能

BP Director は、アシストマイクロ株式会社が提供しているBPMツールです。「時間軸」によって業務プロセスを管理して、業務状況をリアルタイムでモニタリングできます。既存システムとも柔軟に連携でき、BP Directorを幹として、より高度な業務自動化や全体最適化にも挑戦できるでしょう。ワークフロー機能を活用することにより、申請・承認業務の効率化、ペーパレス化にも取り組めます。

業務の自動化が得意なツール

Questetra BPM Suite

  • 業務プロセスの可視化から、改善、自動化まで管理
  • システムによる処理工程と人による処理工程を組み合わせて管理可能
  • ワークフロー構築に役立つテンプレートを無料で提供

Questetra BPM Suite は、株式会社クエステトラの提供している、国産の業務フロー管理ツールです。業務プロセスをワークフロー化し、工程ごとに自動集計される処理時間をもとに、業務改善を進められます。

業務プロセスでは、集計作業や外部とのデータのやり取りなどの業務を、自動処理工程として配置可能です。フロー図はマウス操作のみで作成・修正でき、分析データをもとに、ボトルネック工程を自動処理工程へ置換したり、プロセスを修正したりできます。

Process Street

  • マニュアル・チェックリストを組み合わせたようなBPMツール
  • わかりやすく進捗状況を伝えるために細部まで作り込まれている
  • 外部システムと連携して総合的に業務改善を推進できる

Process Street は、Process Street, Incが提供しているBPMツールです。海外のツールで日本語化されていないため、使いこなすには一定の語学力が必要です。シンプルなデザインのBPMツールでテンプレートも充実しているので、日本語未対応といってもある程度直感的に使いこなせます。フリープランが用意されているので、まずは使い勝手を確認しましょう。

Pipefy

  • カンバン方式でアクションを管理できる
  • 無料プランでも充分な機能を搭載
  • 各タスクに期日、担当者、添付ファイルなどを設定できる

Pipefy は、Pipefy, Inc.が提供しているBPMツールです。カンバン方式でユーザーのタスクを管理できるのが特徴です。プランは4種類用意されており、無料で使用できるFreeプランでもビジネスプロセス管理に必要な機能が十分揃っています。ただし、日本語には対応していないので使用する際には注意が必要です。

intra-mart

  • カスタマイズ性が高くさまざまな業界、業務に適用できる
  • ローコード開発により非エンジニアでもシステム構築可能
  • ワークショップや支援コンサルティングによるサポート

intra-mart は、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートが提供しているBPMツールです。現状のビジネスプロセスを分析するだけではなく、過去と比較してパフォーマンスがどう変化しているか、将来的にはどの程度のパフォーマンスを発揮できるのかなども予測できます。

またintra-mart BPMに対応した経費精算や文書管理、営業支援といったパートナーソリューションが豊富なのも魅力です。これらと組み合わせてビジネスプロセス改善へ取り組むことにより、効果的に業務の効率化を推進できます。

業務改善が得意なツール

Ranabase

  • フリープランも利用可能
  • 既定の記述法とテンプレートを使い自力で業務改善に取り組める
  • 学習コンテンツやコミュニティーで、継続的に業務改善に関する知識を身につけられる

Ranabase は、株式会社ユニリタのBPMツールです。アトリエは1つまで、スケッチ作成枚数は5枚までの制限付きでフリープランもあります。また、ガイド機能を駆使してテンプレートを組み合わせることにより、初心者でも自力で業務改善ができます。

InnoRules

  • 多彩なテンプレートをベースに多様な業務ルールに対応できる
  • 業務ルール決定、開発にかかる時間や工数を大幅に削減できる
  • バージョン管理、パフォーマンス測定といったメンテナンス機能関連機能が充実

InnoRules は、イノルールズ株式会社が提供しているBPMツールです。Office製品と同程度の使い勝手で、導入後すぐに直感的に活用できます。

ルールデバック機能は1クリックで実行結果をトレースでき、道筋を可視化してくれるため、バグも早期に発見可能です。ルール変更の影響範囲を可視化する機能もあるので、「ルールが頻繁に更新される」「ルールの関係性が複雑」といった業務においては、効果を発揮しやすいでしょう。

iGrafx

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  • 長年蓄積された業務改善・業務改革のコンサルティング手法をシステムに反映
  • ポイント、関連帳票、システムなどをフローチャートに埋め込める
  • 内部統制が求められる銀行業界で高いシェア

iGrafx は、株式会社サン・プラニング・システムズが提供している業務可視化ツールです。直感的に操作できるのはもちろん、フローチャートにポイントや関連帳票・データ、関連システムといった要素を埋め込めるので、手軽に業務フロー型マニュアルが作成できます。

業務棚卸分析やマニュアル設計、RPA導入支援といったコンサルティングサービスも行っているので、BPMのノウハウがない企業でも本格的なBPMに取り組めます。

flowzoo

BUSINESS‐ALLIANCE株式会社
  • タスクとマニュアルを一元管理し、業務の流れを可視化
  • 進捗管理とタスク通知で業務の抜け漏れを防止
  • 業務に合わせてカスタマイズできる業務テンプレートを搭載

flowzooは、業務プロセスの可視化と自動化を実現するBPMツールです。タスクとマニュアルを統合管理でき、期限管理や通知機能により、タスクの抜け漏れを防止しながらの業務進捗の管理に役立ちます。

進捗は一覧画面で確認でき、検索条件を保存すれば、業務単位や担当者ごとのフィルタ適用も可能です。また、豊富な業務テンプレートを備えており、業務に合わせてカスタマイズして利用できます。

オープンソースツール

Bonita

  • 高い拡張性と柔軟なカスタマイズ性
  • オープンソースで導入コストを削減
  • エンタープライズにも対応する信頼性

Bonitaは、ビジネスプロセスの自動化と最適化を支援するプラットフォームです。フロントエンドからバックエンド、DevOpsやIT部門まで幅広い役割に対応し、業務の流れを横断的に連携・管理できます。

UIのカスタマイズ性や外部システムとの連携機能が高く、柔軟な業務アプリの開発ができる点も魅力です。無償で利用できるオープンソース版のほか、より高度な機能やサポートが付いた有償エディションも提供されており、企業の規模やニーズに応じた導入が可能です。

Camunda プラットフォーム 8.0

  • 有料プランだけでなくオープンソース版も提供
  • システム連携とスケーラビリティを強化
  • チーム間の協働を促進する機能を搭載

Camunda プラットフォーム 8.0は、複雑な業務プロセスの設計・自動化・管理を支援するプロセスオーケストレーションツールです。モデラーやワークフローエンジン、意思決定エンジン、タスクリストなど多様な機能を備え、チーム全体でプロセス設計から実行までを一貫して行えます。

特にWebベースのモデラーやリアルタイムのシミュレーション機能により、業務の可視化と改善を効率化します。また、Zeebeエンジンによる高い処理性能と耐障害性により、大規模かつ安定した運用が可能です。

BPMツール導入のメリット

BPMツールを導入することによって次の効果が期待できます。これらの効果を得てビジネスプロセスを洗練させることは、事業自体の安定性にもつながるでしょう。

  • 業務プロセスを可視化して、プロセスの課題や改善点に気づく
  • 属人化しそうな業務を発見し、業務標準化により属人化を解消する
  • 部署やチームを横断してのプロセス改善が可能
  • 外部環境の変化に合わせて即座に業務プロセスも変化できる
  • リソースを最適化して特定のメンバーへの業務集中を防ぐ

BPMツールは業務プロセスが一元的に可視化されるため、会社全体での業務の流れがわかるようになります。そのため部署やチームを横断して、改善すべき点や次にやるべき業務に気づきやすくなります。またタスクが可視化できるため、属人化しそうな業務を発見しやすく、タスクの量や進捗状況を管理することで、特定のメンバーへの業務集中も防げるでしょう。

BPMツールとワークフローシステムとの違い

BPMツールとワークフローシステムの違いは導入目的です。BPMツールが業務プロセス改善や業務全体の効率化を目的としたツールであるのに対し、ワークフローシステムは社内決裁の仕組みを効率化するためのツールです。

また、ワークフロー機能やデータ連携機能といった共通の機能もありますが、次のような機能はBPMツールには搭載されていません。

  • 申請フォーム作成機能
  • 承認ルート設定機能
  • ステータス管理機能

またシミュレーションやモニタリング関連の機能はBPMツール固有の機能です。

BPMツールでビジネスプロセスを管理しよう

BPMツールはビジネスプロセスを可視化したり、業務を標準化できたりするメリットがあり、業務効率化や業務プロセスの改善に取り組んでいる方におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • BPMツールの導入目的を確認する
  • BPMツールの機能を確認する
  • BPMツールを導入する際の注意点を確認する
  • BPMツールの料金・価格相場を確認する

BPMツールのサービスをより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。

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