【30秒でわかるこの記事のポイント】
・PCログの時間はそのまま労働時間にはならず、打刻と突き合わせて実態を確認する補助データとして使う
・取得型は勤怠管理システム自体がPCログを取得し、連携型は外部のログ管理ツールのログを取り込む
・取得型は追加費用を抑えやすく、連携型は乖離理由の申請まで対応する製品がある
\ 【限定特典】Excelで編集できる比較表つき/
PCログに対応する勤怠管理システムの比較表
PCログの取得・連携に対応する勤怠管理システム6製品を、方式と使い方、費用で比較しました。
| 製品名 | PCログの方式 | PCログを打刻にする | 打刻との乖離チェック | 乖離理由の申請・承認 | 対応OS | PCログ機能の追加費用 | 初期費用 | 月額(最安プラン) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KING OF TIME | 取得型(システムログ) | ◯ | ◯ | 要問い合わせ | Windows | なし | 0円 | 300円/人 |
| マネーフォワード クラウド勤怠Plus | 取得型 | ◯ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| e-就業OasiS | 取得型(ez-PCLogger) | 要問い合わせ | ◯ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| TeamSpirit 勤怠 | 連携型(客観ログ連携) | — | ◯ | ◯ | 連携先による | 別途(連携先ツール) | 要問い合わせ | 24,000円 |
| ジンジャー勤怠 | 連携型(ez-PCLogger) | — | ◯ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 別途(ez-PCLogger) | 要問い合わせ | 300円/ユーザー〜(製品ごとに異なる) |
| 奉行Edge 勤怠管理クラウド | 連携型(MaLion) | — | ◯ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 別途(MaLion) | 0円 | 11,800円(20ライセンス〜) |
追加費用なしでPCログを取得し、打刻や差異分析に使いたいなら「KING OF TIME」が候補です。乖離理由の申請まで勤怠管理システム内で完結させたいなら、「TeamSpirit 勤怠」が候補になります。
残業の警告表示や強制シャットダウンといったログ管理ツール側の機能も使いたい場合は、「ジンジャー勤怠」や「奉行Edge 勤怠管理クラウド」のような連携型がおすすめです。
ICカードや顔認証など打刻方法を職種ごとに使い分けたいなら「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」、初期設定の代行まで任せたいなら「e-就業OasiS」も候補になります。
PCログによる勤怠管理とは
PCログによる勤怠管理とは、PCのログオン・ログオフや起動・シャットダウンといった記録を、労働時間を把握するための客観的なデータとして使う方法です。
PCログは打刻の代わりではなく、打刻と突き合わせて勤務実態を確認するための補助データという位置づけが基本です。退勤打刻のあとにPCが動いていた時間や、始業打刻の前にログオンしていた時間を可視化することで、自己申告だけでは見えにくい実態に近づけます。
PCログをそのまま出退勤の打刻扱いにする使い方もありますが、PCを使わない業務や休憩中の私的利用はログに反映されません。どの使い方が自社に合うかは、後述する2つの使い方を踏まえて決める必要があります。
PCログで記録できる情報
勤怠管理に使うPCログは、主にログオン・ログオフ、ロック・アンロック、スリープからの復帰、起動・シャットダウンの記録です。製品によって取得できる種類は異なり、勤怠用途ではログオンとログオフを始業・終業の目安にする使い方が中心です。
一方、セキュリティ製品として提供されるログ管理ツールは、アプリケーションの利用履歴やファイル操作まで記録します。勤怠管理に必要なのはログオン・ログオフの時刻であり、操作履歴まで取得するかどうかは、従業員のプライバシーへの配慮とあわせて判断したいところです。
労働時間の客観的な記録としてのPCログ
厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、始業・終業時刻を確認する方法として、使用者が自ら確認する方法のほか、タイムカードやICカード、PCの使用時間の記録といった客観的な記録を基礎にすることが示されています※。
自己申告で労働時間を把握する場合も、PCの使用時間の記録などと突き合わせ、申告と実態に大きな乖離があれば実態を調査して補正することが求められています。PCログは、この「客観的な記録」と「実態調査の根拠」の両方に使えるデータです。
※出典:厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」(2026年9月16日閲覧)
PCログの2つの使い方:打刻連携と乖離チェック
PCログの使い方は、「打刻連携」と「乖離チェック」の2つに分かれます。打刻連携は、ログオンを出勤、ログオフを退勤としてそのまま打刻に使う方法で、打刻忘れをなくしたい会社やテレワーク中心の会社に向いています。乖離チェックは、従業員の打刻とPCログを比べて差を検知する方法で、サービス残業の把握や監査対応が目的の会社向けです。
製品によって、どちらか一方に対応するものと両方に対応するものがあります。たとえば、「KING OF TIME」は両方の機能を持ちますが、同時には利用できません。自社の目的を先に決めてから製品を比べましょう。
入退室ログや顔認証など、PCログ以外の客観的な記録を検討している方は、次の記事も参考にしてください。
打刻だけの勤怠管理で起きやすい3つの課題
ブラウザやスマートフォンからの打刻だけで勤怠を管理していると、記録は残っていても実態との差を確かめる手段がなく、確認作業が困難になりがちです。その結果、勤務実態の把握、乖離の確認作業、監査への対応の3つの場面で課題が起きやすくなります。
テレワークでの始業・終業の実態が見えない
テレワークでは、始業・終業の時刻が本人の打刻だけで決まります。退勤打刻のあとに業務を続けたり、休憩中にPCを操作したりしても、打刻の記録には残りません。
36協定の上限管理が実態と合っているか、打刻の記録だけでは確信を持ちにくい状態です。深夜にメールを送る従業員がいても、打刻上は定時退勤になっているという実態とのズレは、テレワークの定着とともに起こりやすくなっています。
サービス残業の確認と突き合わせが人事の手作業になる
サービス残業の疑いがある場合は、別管理の記録との照合が必要です。特に情報システム部門がログを別ツールで管理している場合、確認の二重手が発生しやすくなります。
そのため人事部門はログをCSVで受け取り、Excelで打刻と突き合わせることになり、その確認に担当者が数日を費やす状態になりかねません。
乖離の理由も、本人へのヒアリングで確かめることになります。「朝にPCを起動しただけで業務は始めていない」「休憩中に私的に使った」といった理由の判断基準が担当者ごとにぶれると、記録の整合性も保ちにくくなります。
労務監査やIPO準備で客観的な記録を求められる
労務監査やIPO準備の労務デューデリジェンス、労働基準監督署の調査では、労働時間の客観的な記録と、乖離があった場合の実態調査の証跡を求められることがあります。
打刻のみの記録では、乖離を調べて補正した経緯が残らず、説明の根拠が弱くなりやすい点が課題です。ガイドラインが求める実態調査を行っていても、その記録がExcelとメールに散らばっていると、監査対応のたびに集め直す手間が発生します。
PCログに対応する勤怠管理システムの2つのタイプ
PCログに対応する勤怠管理システムは、ログをどこで取得するかで「取得型」と「連携型」に分かれます。タイプによって費用と導入の手順、情報システム部門の作業量が変わるため、先にどちらが自社に合うかを決めてから製品を比べましょう。
【取得型】勤怠管理システム自体がPCログを取得する
従業員のPCに勤怠管理システムが提供するアプリを入れ、ログオン・ログオフを記録するタイプです。勤怠管理システムの契約だけでPCログの取得まで使え、操作画面も1つで完結するため、追加費用を抑えやすいのが特徴です。
たとえば「KING OF TIME」は「KING OF TIME システムログ」を追加料金なしで提供し、「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」はログオン・ログオフを打刻方法の1つとして用意しています。一方で、対応OSや取得できるログの種類に制約がある製品も多く、リモートデスクトップ環境では事前の確認が必要です。
【連携型】外部のPCログ管理ツールと連携する
ログ管理ツールが収集したPCログを勤怠管理システムに取り込み、打刻と突き合わせるタイプです。すでにログ管理ツールを使っている会社や、残業の警告表示や強制シャットダウンといったログ側の機能も使いたい会社向けの選択肢です。
たとえば「TeamSpirit 勤怠」は客観ログ連携で乖離を検知し、「ジンジャー勤怠」はニッポンダイナミックシステムズの「ez-PCLogger」、「奉行Edge 勤怠管理クラウド」はインターコムの「MaLion」と連携します。連携先のツールは勤怠管理システムとは別に契約が必要です。
PCログに対応する勤怠管理システムの選び方
PCログに対応する勤怠管理システムは、次の3つの観点で絞り込みましょう。
- PCログを打刻に使えるか、乖離チェックに使えるか
- 乖離のアラートと理由申請がシステム内で完結するか
- 自社のPC環境(OS・リモートデスクトップ・VDI)に対応するか
PCログを打刻に使えるか、乖離チェックに使えるか
打刻忘れをなくしたいなら打刻連携、サービス残業の把握や監査対応なら乖離チェックが目的になります。両方に対応する製品でも、同時には使えない場合があるため、目的を先に決めておくことが大切です。
たとえば「KING OF TIME」は、ログを打刻にする打刻連携と、打刻との差異をレポート化する勤怠差異連携のどちらかを選ぶ必要があります。連携型の「TeamSpirit 勤怠」や「ジンジャー勤怠」は、乖離チェックを中心とした設計です。
乖離のアラートと理由申請がシステム内で完結するか
乖離を検知したあとの運用が、システム内で完結するかを確認しましょう。乖離の閾値設定、アラートの通知、乖離理由の申請と承認までがそろっていれば、担当者が乖離の一覧をExcelで作り、本人にメールで理由を確認して結果を転記する、といった手作業をなくせます。
たとえば「TeamSpirit 勤怠」は乖離理由の申請フローがシステム内で完結し、「KING OF TIME」はデータ分析で差異の平均値や閾値を超えた人数をレポートにまとめます。理由申請の項目を自社で設定できるかも、あわせて確認したい点です。
自社のPC環境(OS・リモートデスクトップ・VDI)に対応するか
取得型では、従業員のPCに勤怠管理システム提供のアプリをインストールし、ログオン・ログオフの時刻を記録してシステムへ送信します。このアプリは対応OSが限られることがあり、WindowsのみかMacにも対応するか、リモートデスクトップやVDI環境でログを取得できるかは、導入前に情報システム部門と一緒に確認しておきたい点です。
また、ロック・アンロックやスリープからの復帰をどう扱うかも製品によって異なります。たとえばKING OF TIME システムログはWindowsに対応し、ログオン・ログオフに加えてロック・アンロックも記録します。日中にPCを持ち運んでログオフとログオンを繰り返す働き方では、1日の最初と最後をどう判定するかも確認が必要です。
勤怠管理システムの選び方については以下の記事でも解説しています。
【勤怠管理システムでPCログを取得】おすすめの勤怠管理システム3選
勤怠管理システム自体がPCログを取得する製品を紹介します。1社の契約でPCログまで扱いたい会社向けの選択肢です。
KING OF TIME
- 「KING OF TIME システムログ」でWindowsのログオン・ログオフを記録し、追加料金なしで使える
- ログをそのまま打刻にする打刻連携と、打刻との差異をレポート化する勤怠差異連携を選べる
- 人事労務・給与計算・データ分析まで同一料金に含まれる
KING OF TIMEは、ヒューマンテクノロジーズが提供する勤怠管理システムです。同シリーズの「KING OF TIME システムログ」がWindowsのログオン・ログオフ・ロック・アンロックを記録し、勤怠管理の契約があれば追加料金なしで利用できます。
使い方は2つあります。ログを出退勤の打刻として扱う「打刻連携」と、データ分析でPCログと打刻時刻の差異を確認する「勤怠差異連携」です。勤怠差異連携では、差異の平均値や閾値を超えた人数、前月比のレポートが作成され、打刻だけでは見えにくいサービス残業の実態把握に役立ちます。2つの連携は同時には利用できないため、目的に応じてどちらかを選びます。
ワンタイムパスワードを使ったWindowsログオンにも対応しており、打刻の記録とセキュリティの強化を同時に進められます。
KING OF TIMEの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額 |
|---|---|
| 0円 | 300円/人 |
最低利用人数の定めはなく、1名から契約できます。
マネーフォワード クラウド勤怠Plus
- PCのログオン・ログオフを打刻に使う連携に対応する
- ICカード、顔認証、GPS、チャットツールなど打刻方法を職種ごとに使い分けられる
- マネーフォワード クラウド給与との連携に対応する
マネーフォワード クラウド勤怠Plusは、マネーフォワードが提供する勤怠管理システムです。PCのログオン・ログオフを打刻に使う連携を備え、テレワーク中の従業員の始業・終業を自動で記録できます。
打刻方法はWeb・アプリ、ICカード、GPS、専用端末、顔認証、SlackやChatworkとの連携から選べ、出社する部門はICカード、テレワークの部門はPCログといった使い分けが可能です。入退室管理サービスとの連携にも対応しており、2026年4月以降の契約では全プランで利用できます。
時間外労働の上限に対する色分けアラートや有休5日取得状況の把握に対応し、マネーフォワード クラウド給与へ集計結果をそのまま連携可能です。
マネーフォワード クラウド勤怠Plusの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
PCログ連携の対応OSや追加費用の有無は、見積もりの際にあわせて確認してください。
e-就業OasiS
- 同社のログ収集ツール「ez-PCLogger」でPCのログオン・ログオフを取得できる
- 打刻とPCログの乖離を確認し、残業時間のアラート通知にも対応する
- 専任担当者が初期設定を代行し、初めての導入でも運用を定着させやすい
e-就業OasiSは、ニッポンダイナミックシステムズが提供する勤怠管理システムです。同社が提供するPCログオン・ログオフ情報収集ツール「ez-PCLogger」と組み合わせることで、打刻とPCログの乖離を確認できます。
100種類以上の勤務パターンを設定でき、固定勤務・フレックス勤務・時給勤務が混在する職場にも対応します※。残業時間のアラート通知を備え、PCログとあわせて長時間労働の予兆をつかむ運用が組めます。
導入前から専属スタッフが運用の相談と初期設定を担当するため、勤怠管理システムを初めて導入する会社でも運用を定着させやすい製品です。自社固有の集計ルールにはカスタマイズ開発で対応します。
※出典:勤怠管理システム e-就業OasiS(オアシス)「機能紹介」(2026年10月14日閲覧)
e-就業OasiSの料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
初期導入費には運用の提案、環境設定、マスターデータの登録、管理者向けの教育支援が含まれます。ez-PCLoggerの提供条件と費用は、見積もりの際にあわせて確認してください。
【PCログ管理ツールと連携】おすすめの勤怠管理システム3選
外部のログ管理ツールが収集したPCログを取り込むタイプの勤怠管理システム製品を紹介します。すでにログ管理ツールを使っている会社や、乖離の検知と理由申請を深く運用したい会社におすすめの選択肢です。
TeamSpirit 勤怠(旧 チムスピ勤怠)
- PCログや入退館ログなどのログと打刻を突き合わせ、乖離をアラートで通知する
- 乖離理由の申請から承認までがシステム内で完結する
- Excelのような計算式で独自の集計ルールを設定できる
TeamSpirit 勤怠は、チームスピリットが提供する勤怠管理システムです。PCログや入退館ログといったログを取り込み、打刻との乖離があればアラートを表示します。乖離理由の申請と承認がシステム内で完結するため、確認のやり取りをメールやExcelで別に行う必要がありません。
Excelのような計算式で独自の集計ルールを設定でき、複雑な就業規則にも対応可能です。同シリーズのTeamSpirit 工数と組み合わせると、勤務時間と工数時間を一致させる運用も組めます。
IPO準備や内部統制の強化を進める会社で、客観ログとの突き合わせと証跡の管理を勤怠管理システム内にまとめたい場合の選択肢です。
TeamSpirit 勤怠の料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 24,000円〜 |
月額は利用ユーザー数に応じて変わります。初期費用は初回契約時にかかり、金額は個別見積もりです。
ジンジャー勤怠
- ログ収集ツール「ez-PCLogger」と自動連携し、打刻時刻とログオン・ログオフ時刻を並べて確認できる
- 打刻とPCログの乖離をシステムが自動で判定する
- ジンジャー人事労務・給与とデータがつながり、バックオフィスを一元化できる
ジンジャー勤怠は、jinjerが提供する勤怠管理システムです。ニッポンダイナミックシステムズの「ez-PCLogger」と自動連携し、従業員が打刻した出退勤時刻とPCのログオン・ログオフ時刻を並べて表示可能です。打刻と実働のずれをシステムが判定するため、目視の突き合わせを減らせます。
出勤打刻前のPC利用や退勤打刻後のPC利用を把握でき、サービス残業の早期発見につながります。オフィス勤務でもテレワークでも同じ仕組みで実態を確認できる点が特徴です。
ジンジャー勤怠の料金プラン・価格
| 初期費用 | 月額 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 300円/ユーザー |
月額の300円はジンジャーシリーズ共通の最安値として公表されているもので、利用する製品ごとに単価が異なります。
奉行Edge 勤怠管理クラウド
- ログ管理ツール「MaLion」と連携し、打刻データとPC稼働ログを従業員ごとにグラフ化
- 残業の警告表示や終業後の強制シャットダウンで長時間労働を抑止する
- 奉行シリーズの給与計算・人事労務とデータがつながる
奉行Edge 勤怠管理クラウドは、オービックビジネスコンサルタントが提供する勤怠管理システムです。インターコムのログ管理ツール「MaLion」と連携すると、打刻データとPC稼働ログを合わせて従業員のPCごとの稼働状況をグラフで確認できます。
退勤打刻後に稼働しているPC、休憩時間帯に働いている従業員、就業時間内に長時間稼働していないPCを一覧で把握し、残業の警告ポップアップやメール送信、終業後の強制シャットダウンで長時間労働の抑止まで対応可能です。
1分単位の残業計算や36協定の上限監視を備え、給与奉行クラウドなど奉行シリーズとの連携で締めから給与計算までの流れが集約されます。
奉行Edge 勤怠管理クラウドの料金プラン・価格
| プラン | 初期費用 | 月額 |
|---|---|---|
| プランA(勤怠管理) | 0円 | 11,800円〜 |
| プランB(勤怠管理+シフト管理) | 0円 | 16,600円〜 |
プランは2種類です。契約は法人単位の年間契約で、従業員20ライセンスから利用できます。MaLionは別途契約が必要です。
PCログを勤怠管理に活用するメリット
PCログを勤怠管理に活用すると、実態の可視化、打刻忘れの減少、監査対応の証跡整備の3つの効果が期待できます。
打刻と実態のずれを客観的なデータで確認できる
自己申告の打刻に、PCのログオン・ログオフという客観的なデータを重ねることで、退勤打刻後の稼働や始業前の稼働が見えるようになります。サービス残業やカラ残業の疑いを、本人の申告だけに頼らずに確認できる点は大きなメリットです。
乖離が見つかった従業員に個別に確認し、実態に合わせて勤怠を補正する運用が定着すると、36協定の上限管理も実態に近づきます。
テレワークでも打刻忘れと申告漏れを減らせる
打刻連携でPCログをそのまま出退勤の記録にすれば、ログオンとログオフが自動で打刻になり、打刻忘れの修正申請が減ります。テレワーク中心の部門では、打刻の習慣づけに頼らずに記録を残せる方法です。
乖離チェックの使い方でも、打刻を忘れた日はPCログを根拠に修正できるため、本人の記憶に頼った修正申請よりも精度の高い記録が残ります。
労務監査・労基署対応の証跡がそろう
乖離の検知、理由の確認、補正の履歴が勤怠管理システム内に残ると、厚生労働省のガイドラインが求める実態調査を行っている証跡になります。労務監査やIPO準備、労働基準監督署の調査で求められるのは、客観的な記録と調査の経緯の両方です。
確認の記録がシステム内にそろっていれば、Excelとメールに散らばった記録を集め直す必要はありません。監査対応にかかる時間の削減にもつながります。
PCログを勤怠管理に使う際の注意点
PCログを勤怠管理に使うときは、労働時間との違い、乖離理由の確認ルールに注意しておきたいです。
PCログの時間がそのまま労働時間になるわけではない
PCを起動しただけで業務を始めていない時間、休憩中の私的な利用、会議や電話、移動といったPCを使わない業務は、ログと労働時間が一致しません。PCログのみで賃金を計算する運用は避け、打刻や自己申告と組み合わせて実態を確認する設計が基本です。
乖離があった場合に、どの時間を労働時間として扱うかの判断基準をあらかじめ決めておくと、担当者ごとのぶれを防げます。
乖離理由の確認ルールを先に決める
乖離の閾値(何分以上のずれを確認対象にするか)、理由申請の項目、承認者、勤怠を修正する権限を決めておかないと、運用が回りにくくなります。たとえば、閾値を5分に設定すると確認件数が増えて人事の負担が上がり、60分に設定すると短時間のサービス残業を見逃しがちになるようなケースが想定されます。
導入後の1〜2か月は確認件数を見ながら閾値を調整し、理由申請の項目も現場の実態に合わせて見直してください。
PCログによる勤怠管理に関するよくある質問(FAQ)
PCログを勤怠管理に使うときによく挙がる質問に回答します。
PCログだけで勤怠管理をしても問題ありませんか?
PCの使用時間の記録は、厚生労働省のガイドラインで客観的な記録の1つとして挙げられています。一方で、PCを使わない業務や休憩中の私的利用はログに反映されないため、PCログのみで労働時間を確定する運用は実態と合わなくなるおそれがあります。
打刻や自己申告と組み合わせ、乖離があれば実態を確認して補正する運用が基本です。自社の運用が法令に沿っているかは、社会保険労務士等の専門家に相談してください。
打刻とPCログに乖離があると違法になりますか?
乖離があること自体が、直ちに法令違反になるわけではありません。乖離を放置し、実態と異なる労働時間で賃金を計算した結果、時間外手当の未払いが生じる場合に問題になり得ます。
厚生労働省のガイドラインでは、パソコンの使用時間の記録などで分かる事業場内にいた時間と、自己申告の労働時間との間に著しい乖離がある場合、実態調査を行い、労働時間を補正するよう求めています※。乖離を検知したときの確認と補正の手順を決め、その記録を残しておくことが大切です。
※出典:厚生労働省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」(2026年10月14日閲覧)
PCログの取得は従業員の同意が必要ですか?
個人情報保護法では、個人情報を取得する際に利用目的をできる限り特定し、本人に通知または公表することが求められています※。就業規則や個人情報取扱規程にPCログの取得範囲と利用目的を記載し、導入前に従業員へ説明しておく対応が一般的です。
同意の取り方や規程の記載内容は、社会保険労務士や弁護士等の専門家に確認してください。
※出典:e-Gov法令検索「個人情報の保護に関する法律」第17条・第21条(2026年10月14日閲覧)
MacやリモートデスクトップでもPCログを取れますか?
製品によって対応するOSや環境が異なります。たとえば「KING OF TIME システムログ」のクライアントアプリはWindows 11/10に対応しています。Macやリモートデスクトップ、VDI環境で使う場合は、導入前に情報システム部門と一緒に対応状況を確認してください。
対応しない環境がある場合は、その部門だけブラウザ打刻や入退室ログを使うといった組み合わせも選択肢になります。
PCログと打刻の突き合わせで、勤務実態に近い勤怠管理を始めよう
PCログに対応する勤怠管理システムを選ぶときの要点をまとめます。
- PCログは労働時間の客観的な記録の1つで、打刻と突き合わせて実態を確認する補助データとして使う
- 取得型は追加費用を抑えやすく、連携型は連携先ツールの費用が別途かかる
- 打刻忘れをなくすなら打刻連携、サービス残業の把握や監査対応なら乖離チェックを目的に選ぶ
- 乖離の閾値と理由申請の運用ルールを先に決め、システム内で完結する製品を優先する
- 取得するログの範囲を限定し、従業員への説明と規程の整備を導入前に済ませる
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