DX Suite

導入事例 Hさん
- 男性 30代後半
- サービス/外食/レジャー系
- 従業員数 51〜100人
- 企画・事業開発
- 係長・主任クラス
※掲載情報はインタビュー対象者の導入当時のものであり、最新の仕様とは異なる場合があります。
導入前の課題:手入力と目視照合で業務が限界に達し、突発的に発生する大量の追加依頼を受注できない状況
―――AI-OCRを導入する前は、書類のデータ化はどのような流れで進めていましたか?
クライアントから受け取った申込書や請求書をスキャンして、PDF化します。そのPDFを画面に表示しながら、担当者がキーボードで1件ずつ手入力していました。
入力が終わったら、2人目の担当者が同じPDFを参照しながら入力して、2人の入力内容をシステム上で突き合わせて相違がないかを確認し、問題なければ顧客データベースに登録するという流れです。1件あたり10分ほど要していました。
―――その方法でどのような課題がありましたか?
入力の精度と、作業にかかる時間の2つが大きな課題でした。
通常、1クライアントあたり100件ほどの依頼をいただいていたので、2人体制で何とか対応できていたのですが、クライアントの都合で突発的に200件、多いときは500件という依頼を受けることがありました。
そうなると、単純計算で必要な人員が大幅に増加します。100件を2人で対応していた場合、500件の依頼になるとおよそ10人が必要になる計算です。
―――その状況は業務にどのような影響を与えていましたか?
追加で人員を確保できない場合は、受注をお断りするしかありませんでした。月に1件ほど、規模が大きい案件をお断りするような状況が続いていました。
BPO事業者として、売上機会を逃してしまうことへの問題意識は常にありました。その状況を改善できないか、という社内の議論がAI-OCR導入を検討するきっかけでした。
読み取り精度の高さが決め手に
―――どのような経緯でDX Suiteを選ばれましたか?
まず、社内で工数のかかっている業務を削減できないか検討したことがきっかけでした。
スキャンしたPDFを顧客データベースに手入力する業務の負担が特に大きかったので、この業務をどのように効率化できるかを中心に検討しました。DocuWorksとDX Suiteの2製品を比較し、最終的にDX Suiteに決めました。
―――選定で最も重視したのはどの点でしたか?
読み取りの精度です。請求書や申込書など、ミスが許されない書類を扱うので、精度が最優先でした。DX Suiteを提供している会社のIT担当者から、読み取り精度はおよそ90%という説明をいただきました。
DocuWorksとの比較では費用面で大きな差がなかったため、精度と使い勝手を総合的に判断してDX Suiteを選択しました。
使い方を丁寧に説明し、実際に試してもらうことで、円滑な定着につながった
―――社内への展開はどのように進めましたか?
マニュアルを作成して、実際のDX Suiteの画面を用いて、操作デモを実施しました。現場担当者からは「本当に精度がいいのですか?」という声が多く上がりましたが、「まず実際にテストして確かめてください」と伝えました。
精度が90%前後であることを前提に説明し、実際に試していただくことで、納得いただきました。
―――定着にあたって特別な施策は実施しましたか?
特段ありませんでした。現場の担当者も、ツールを使いこなせなければ、作業工数が増加することをよく理解していたので、使い方を丁寧に説明することが施策といえるかもしれません。
その後は、業務上必要なツールとして自然と定着していきました。
入力工数が半減、突発的な大量依頼にも対応できる体制へ
―――導入後、業務はどのように変わりましたか?
導入後は、紙をスキャンしてDX Suiteに取り込み、システムが自動でテキストを読み取った結果をDX Suite上で確認します。
氏名や電話番号などの項目が書面の内容と一致しているかをチェックして、問題なければそのまま顧客データベースに登録する流れです。
確認作業は書面の量にもよりますが、1件あたり3〜5分ほどで完了します。
―――導入前と比べると工数はどの程度変わりましたか?
導入前は2人が別々に入力して照合するというプロセスがあったので、1件あたり10分ほどかかっていました。
それが導入後は1人がDX Suite上で確認するだけなので、3〜5分程度に短縮され、おおよそ半分の工数になりました。
―――受注能力という面では変化がありましたか?
大きく変わりました。以前は500件の依頼が来ると対応しきれませんでした。導入後は、導入前の体制で200〜250件分を処理するのと同じ人数で対応できるようになりました。
突発的な大量依頼を受注できるようになったことが、費用対効果の面で最も大きかった点です。月によっては人件費が10万円以上削減できたこともあり、期待を上回る費用対効果が得られていると感じています。
処理件数が変動しやすい業務こそAI-OCRの効果を実感しやすい
―――DX Suiteの評価を10段階でつけるとしたら?
8点です。現状の読み取り精度が90%前後なので、読み取りに失敗する残りの10%については、確認作業が必要なので、精度が99%まで上がれば10点に近づくと思います。
ただ、費用対効果は十分に出ているし、業務のやり方が大きく変わったという実感はあります。
―――AI-OCRの導入を検討している方に一言お願いします。
BPO事業者のように、処理件数が変動しやすい業務こそ、AI-OCRの効果を実感しやすいです。通常業務の範囲で対応できていても、突発的な依頼が増加した場合の対応力に差が生じます。
読み取り精度はサービスによって異なりますので、実際に自社の書類でテストすることをおすすめします。
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