キュレーションサイト・メディアとは？人気おすすめまとめ16選

Web上で特定のKWで検索すると、「NAVERまとめ」のようなサイトのコンテンツがヒットすることが多くありませんか。また、ニュースを読みたいときにYahoo!ニュースやGoogleニュースのサイトを利用する方もいるかもしれません。

一見、豊富なコンテンツを揃えているように見えるこれらのサイトは、キュレーションサイト（メディア）と呼ばれ、Web上にあるさまざまなコンテンツをカテゴリやテーマで分類、読みやすく編集して公開するサービスです。

キュレーションサイトはコンテンツが人手によって編集されるものや、自動で収集・編集されるものなど、扱うカテゴリやテーマを含めさまざまなものが存在します。Web上でどのようなキュレーションサイトが運営されているのかを、カテゴリごとに紹介するとともに、存在意義や問題点にも触れていきます。

キュレーションサイトとは

そもそもキュレーションとは、美術館や博物館の学芸員を意味する「curator（キュレーター）」から来ていると言われており、IT用語では特定のテーマに絞った情報を整理して公開することを指します。そうして整理された情報をまとめたサイトがキュレーションサイトであり、まとめサイトなどとも呼ばれます。

キュレーションサイトの意義

カテゴリやテーマで分類されたキュレーションサイトを上手く使うことで、Web上の膨大な情報から、必要とする特定の情報を効率よく取得でき、情報過多な現代で役立つサイトも多く見られます。

表面化するキュレーションサイトの問題点

一方で、とある医療や健康を扱うキュレーションサイトが、無断転載などの著作権侵害にあたるコンテンツを作ったり、誤ったコンテンツを配信していたりしたことが発覚しました。この結果、コンテンツの掲載中止にいたったことが他のサイトにも波及するなど、一部のキュレーションサイトが抱える問題も表面化しました。

誤った情報を掲載しているサイトが検索の上位に表示されていると、ユーザーに与える悪影響は大きいです。そのため著作権に関するグレーゾーンの解決とともに「正確で信頼性の高いキュレーションサイト運営が必要」という課題も浮き彫りになっています。

IT・ビジネス系キュレーションサイト紹介

Newspicks

Newspicksは、経済やビジネス、テクノロジーに特化したニュース共有サービスです。国内外メディアのニュースを配信しているほか、オリジナルで作成する記事も配信しています。

記事を共有したり、コメントしたりするソーシャル機能を持つのが特徴です。プロピッカーと呼ばれる有識者がピックした記事のコメント欄には多くの件数のコメントが寄せられ、記事に対するさまざまな意見を見たり、議論に参加したりできます。

U-NOTE

U-NOTEは、2012年7月にサービスを開始した若手ビジネスパーソン向けのキュレーションサイトです。「仕事を楽しく、毎日をかっこ良く」というビジョンを掲げ、ビジネスノウハウ・書評・ライフスタイルなどの多彩なコンテンツを配信しています。2018年にPR TIMESに事業譲渡したことを受け、企業の最新ニュースなどのフロー情報もカバーすることも期待されています。

ニュース系キュレーションサイト紹介

グノシー

グノシーは、Web上のニュースや情報を独自のアルゴリズムで収集・解析を行い、ユーザーに配信するニュースキュレーションサイトです。グノシーのコンテンツ内容がエンターテインメント性の高いものが多かったため、300以上のニュースソースから自動選定されたニュースを無料配信する、スマートフォン向けのニュース配信アプリ「ニュースパス」のリリースも行っています。

Vingow

Vingowは興味のあるニュースや情報のみを自動収集し、要約表示までしてくれる総合ニュースキュレーションアプリです。自分の興味ある多彩なタグを登録することで、自分が見たいニュースのみを表示してくれます。ユーザー登録すれば、複数デバイス使用が可能になるほか、Webブラウザ版との同期もできます。そのため、移動中に見たニュースの断片をクリップしておき、帰宅後にPCでじっくり読むといったことも可能です。

女性向けキュレーションサイト紹介

TRILL

TRILLは、30代前後の女性をターゲットとした情報を、ビューティ・ファッション・恋愛など5つのカテゴリに分類して配信する女性向けキュレーションサイトです。昼夜問わず、100を超えるメディアから毎日500ものコンテンツが配信されているほか、星占いや各種診断機能の充実したiPhone／Androidアプリもリリースしています。

by.S

by.Sは、20代30代の女性をターゲットに、美容やファッションに特化した情報を幅広く提供しているキュレーションサイトです。2017年5月のリニューアルを機に、美容・ファッション業界のプロフェッショナルと組んだオリジナルコンテンツの配信や、編集部監修によるオリジナル企画や情報提供を行っていくなど、方向性を転換しています。またiPhone／iPad／Androidアプリとの併用により、専門性の高い情報提供が手に入ります。

4MEEE

4MEEEは、流行に敏感で購買力のある20代30代の女性を対象に、ファッションや恋愛、グルメ、旅行などの情報を提供しているキュレーションサイトです。また、主婦向けに感度の高いライフスタイルを発信する「4yuuu!」も運営しています。300人以上のキュレーターが作成するオリジナルコンテンツを特徴としており、iPhone／Androidアプリのリリースの他、紙媒体の「4MEEE Magazine」の創刊も行っています。

男性向けキュレーションサイト紹介

Smartlog

Smartlogは、「男を磨き、人生を遊ぶ。」をコンセプトに、さまざまな情報を発信しているキュレーションサイトです。20〜30代後半の男性をターゲットにしており、ファッション・恋愛・ガジェット・ライフスタイルなどの情報が多いです。取材記事などのオリジナルコンテンツも多く、内容の質の高さが特徴となっており、TwitterやFacebookとの連携も行っています。

Boy.

Boy.は、大学生が中心になって運営しているキュレーションサイトです。同世代の男性向けにファッションやコミック・ゲーム、恋愛、エンタメ・音楽、ライフスタイルなどの情報を発信しています。美容師がキュレーターとして参加していることから、髪型というカテゴリもあります。しかしその他の情報もカテゴリ別でアーカイブされているため、必要な情報にアクセスしやすいです。

グルメ向けキュレーションサイト紹介

食べログまとめ

食べログまとめは、グルメサイト「食べログ」から新たに登場したまとめサイトです。ユーザーが自由なテーマで選んだ店舗リストなどのまとめ記事を発信できるようになっています。食べログの口コミや画像の引用も可能で、「特定のシチュエーションでのランキング」や「特定料理のランキング」など、ユーザーが手軽に発信できるのが特徴です。厳選されて表示される注目まとめもあるので、有用な食情報を得られます。

ippin

ippinは、ギフト・手土産・ホームパーティーに最適な食の逸品情報、調理器具、テーブルウェア情報などを提供するキュレーションサイトです。食のプロフェッショナルが参加したキュレーター陣を揃え、厳選した商品を紹介しています。一方でお気に入り商品の登録や、お気に入り記事のフォルダ管理が可能なBook機能や、シーン別・商品ジャンル別・ブランド別などに対応した検索機能も充実しています。

Web料理通信

Web料理通信は、食の世界で仕事がしたい方に向けた実用的な情報を配信しているキュレーションサイトです。月刊誌「料理通信」のWebマガジンの役割を担い、食のお仕事応援をテーマにしています。世界各地から人と食の情報を提供しながらも、店づくりに役立つセミナー・イベントの開催や商品販売も行っており、有料会員向けの限定コンテンツも配信しています。

趣味情報系キュレーションサイト紹介

SOTO.JP

SOTO.JPは、アウトドア・ミリタリー・釣り・自転車・旅行・園芸などの屋外で行う趣味に関する情報を提供するキュレーションサイトです。それぞれカテゴリ別に分類され、キュレーターの責任でコンテンツ作成が行われています。しかしほとんどがランキング形式による紹介なので、興味のある趣味に関して手早く情報を知りたいという方には最適です。

RETRIP

RETRIPは、世界各地の観光情報を網羅し、写真や動画も活用して共有できる旅行キュレーションサイトです。北米やヨーロッパなどの地域別でまとめ情報を検索できるほか、日本国内のグルメスポットや「ディズニーランド」といったタグで検索可能です。またiPhone／Androidアプリによって、外出先でも手軽に情報を入手可能です。

PLAY LIFE

PLAY LIFEは、デートやドライブ、旅行など遊びに特化した情報を提供するキュレーションサイトです。目的やエリア別の検索が可能なだけでなく、タグやカテゴリーからも検索できます。実際に体験した写真やテキストも記載されているので、実名でのリアルな情報が得られます。

Spincoaster

Spincoasterは、音楽に特化したキュレーションサイトです。「主観的な紹介によって心が震える音楽と出逢う」をコンセプトに、キュレーターの主観に任せた音楽の紹介や、アーティストの音楽的ルーツのインタビューを発信しています。インターフェースも「キュレーター」「国」「タグ」「インタビュー」などのカテゴリから選べ、未知の音楽の世界を検索できるよう、工夫されています。

情報を見極め、キュレーションサイトを駆使しよう

キュレーションメディアは、目的にあったサイトを上手く利用すると欲しい情報がすばやく手に入るという利点があり、情報の氾濫する現代では欠かせないものとなっています。

反面、著作権のグレーゾーンや情報の正確さという点での課題があることも紹介してきました。重要なのは情報やコンテンツを鵜呑みにせず、キュレーションサイトの信頼性に気を配り、「情報が正確なのかどうか」という問いを常に持つことでしょう。本記事で紹介したキュレーションサイトで気になったものがあれば、ぜひ活用してみてください。

BOXILとは

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