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MBaaS(エムバース)とは?メリット・デメリット - モバイルアプリ開発サービスの特徴

最終更新日:(記事の情報は現在から1443日前のものです)
BaaS(Backend as a service)のモバイル向けであるMBaaS(エムバース)のメリットであるデータ管理、サーバ関連やデメリットについて解説。MBaaSでできることも紹介しているので、自社でのアプリ開発のスピードを加速させたいなら活用しましょう。

本記事では、MBaaSとは何かを具体的に説明し、その特徴やメリットについて解説します。また、このMBaaSで実現できることについて紹介し、導入するメリットも解説します。

MBaaS(エムバース)とは

MBaaS(エムバース)とは、Mobile Backend as a Serviceの略で、2012年ごろからアメリカで使われるようになった言葉です。

そもそもBaaSとは?

BaaSとは「Backend as a Service」の略で、スマホ向けのウェブアプリ機能を提供するサービスです。

前述のMBaaSは、一般的にモバイル向けのBaaS(Backend as a service)であり、アプリケーションのバックエンド部分を担うものです。

具体的には、アプリ内のソーシャルメディアとの連携やデータの保管などのコンテンツ管理の機能を持っています。

BaaSについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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MBaaS/BaaSの特徴

MBaaSはBaaSに「Mobile」という単語の"M"を足しただけであるため、MBaaS/BaaSは基本的に同じ意味になります。MBaaS/BaaSは、アプリ開発のアイディアから最初にリリースするまでの時間や工数を最短にすることができるという特徴があります。

それに加え、最初のリリース後からの修正や改善に対しても最短で行うことができ、仕様の変更なども自由に行えるため、ユーザビリティを高めるために欠かせません。

MBaaSの5つのメリット

MBaaSのサーバ設計・運用などに関わる5つのメリットについて解説します。

サーバ側の設計が不要

MBaaSは、自社でのサーバ設計を必要としないため、通常3か月から半年程度かかるサーバの構築や開発に時間を取られません

それらの機能は申し込みをするだけで使うことができるため、利用者側は労力を必要とせず、利用を開始できます。

サーバを運用する必要がない

サーバを自社で運営しないということは、24時間365日サーバを監視する必要がありません。そのため、何か問題が発生しアラートが上がるようなことが起きてしまっても、自分たちで対応する必要がなく、サーバの容量を心配する必要もありません。

コストがかからない

MBaaSは基本的に利用した規模に応じて料金が発生する仕組みであるため、各サービスが提供している無料の範囲内での作業であればコストはかかりません。

そのため、まずはアプリの機能を検討したいというときには気軽に無料で試してみることができます。

スピーディーなアプリ開発が可能

MBaaSは、開発に伴う管理作業とバックエンドの開発を必要としないため、フロントエンドの開発やコア業務に集中することができます。そのため、工数が減りスピーディーなアプリ開発が可能になります。

セキュリティ面が安心

最近ではハッキング技術が向上していることで、情報漏えいなどのセキュリティの問題が気になりますよね。

しかし、MBaaSを利用する場合はセキュリティ面での安心面は大きいため、ほとんど気にしなくて良いというメリットがあります。

デメリットは?

MBaaS(エムバース)導入のデメリットとして、開発しているアプリの根幹データを預けることになるため、何か問題が生じても乗り換えられないことがあります。

そのため、どの業者を利用するのかをしっかりと判断する必要があります。低コストで利用したいという考えはだれでも持っていると思いますが、実績と信頼のあるサービスをもとに選定するようにしましょう。

MBaaSでできること

実際にMBaaS(エムバース)の導入で実現できることについて解説します。

ユーザー登録やユーザー情報の管理

広告収入以外の部分でマネタイズを行うためには、ユーザーの情報を獲得することは欠かせません。MBaaSを導入することでユーザー登録を促し、そこで得たユーザー情報をサーバー上で管理したり、データをユーザー間でシェアできたりするようになります。

メール通知/プッシュ通知

MBaaSでは、ユーザー同士で写真などのデータのやり取りを可能にし、プッシュ通知メール通知機能を使ってユーザーに知らせます。

位置情報サービスとの連携

スマホに搭載されているGPS機能を利用して、自分の位置情報を送信するなどの位置情報サービスとの連携が可能になります。この機能があれば、特定のエリア内にいる人に向けてプッシュ通知をすることができるようになります。

また、GPS機能と似たようなものでビーコンがあります。位置情報をマーケティングに活かしたいという方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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SNSとの連携

MBaaSを導入することでSNSとの連携ができるようになるため、ユーザーが持っているフェイスブック、Twitter、Gmailなどのアカウントを利用してログインできる機能をアプリに導入可能です。利用者としてはユーザー登録が手間になるため、SNS連携ができればユーザーの手間を省くことで登録してもらいやすくなります

代表的MBaaS 4選

ニフティクラウド mobile backend

  • 無料で利用できる機能が充実
  • 開発期間と初期コストを大幅カット
  • 大規模RPG開発事例あり

ニフティクラウド mobile backendは、ドラゴンクエストポータルアプリや、オートバックスの会員情報アプリなどのさまざまな業界のアプリ開発に利用されています。プランがベーシック・エキスパート・カスタマイズの3つに別れていることもあるため、自社がどの規模で使いたいかに合わせてプランを選択することができます。

Firebase

  • インフラストラクチャの管理は不要
  • Google のインフラが支える、多数の人気アプリが信頼するサービス
  • 連携する全プロダクトを一つのコンソールで管理

Firebaseは、いくつものプロダクトを自由に組み合わせて利用することができるため、「trivago」や「vanmo」などの数多くのアプリが利用をしています。こちらはサービスの利用開始は無料で、拡張で利用したデータ分に応じて料金が発生するシステムなので、最初から高額の使用量を支払う必要はありません。

AppPot

  • iOS/Android/HTML5用SDK提供でアプリ開発を支援
  • MBaaSとMEAPの両方の機能を提供
  • クラウドとオンプレミスの両方に対応

AppPotは、日本の企業が開発で利用するために必要な機能を最初から実装しています。そのため、iOS/Android/HTML5用SDK提供でアプリ開発を支援するため、スピード感あるアプリ開発を実現します。しかし、自社にとって必要な機能だけに絞って利用することでコストを削減することができるので、コスパよく活用することができます。

IGAWorks

  • アプリユーザーの行動の分析(アナリティクス)機能を提供
  • 追跡型広告の制限機能を強化
  • 充実した収益化

IGAWorksは、アプリ開発だけでなく、分析&トラッキングと収益化とマーケティングにも利用できるビジネスプラットフォームです。アプリを開発し、そこから収益化を考えているがどのようにすればいいのかわからないという企業の方にオススメです。

MBaaSを活用してスピーディーなアプリ開発を

競合が多くスピードの速い業界であるため、自社で持っているアイディアをいち早くアプリ化したいと考えているのであれば、MBaaSの活用がオススメです。

また、もし現在自社でのアプリ開発のスピードを加速させたいと考えているのであれば、この機会にMBaaSの導入を検討し、スピーディーなアプリ開発を実現してみてはいかがでしょうか。

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