発送代行とは?おすすめサービス4選比較 - メリットや選び方
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- 発送代行とは
- 発送代行が人気の理由
- 発送代行の内容
- 入荷・入庫
- 在庫保管
- ピッキング
- 検品
- 梱包
- 発送
- 返品・交換
- 発送代行サービスのメリット
- 誤配送の減少
- 基幹業務に専念
- 経営の見える化
- 物流経費が変動費に
- 出荷量が急激に増減しても対応しやすい
- 在庫を管理するスペースが不要になる
- 発送代行のデメリット
- 自社にノウハウが蓄積されない
- 自社の流通にあっていない場合も
- 個人情報流出の危険性がある
- 柔軟な対応ができなくなる
- 発送代行サービスの料金内訳と費用相場
- 基本料金
- 入庫費用
- 在庫保管費用
- ピッキング・梱包費用
- 出荷費用
- オプション費用
- 発送代行サービスを検討すべきタイミング
- 発送コストが増加している
- 発送業務に時間がかかりすぎる
- 発送代行サービスの種類
- フルフィルメントタイプ
- 複数拠点の物流倉庫タイプ
- 個別倉庫タイプ
- 発送代行サービスの選び方
- 料金
- 倉庫のスペック
- サポートの充実性
- 商品内容にあわせた対応
- 現場スタッフ
- 実績・評判
- システム連携
- 発送代行サービス4選比較
- スクロール360の物流代行サービス
- コネクトロジ
- EC物流ドットコム
- 日新ECパートナーズ
- 発送代行で物流コスト削減
- BOXILとは
発送代行とは
発送代行とは、荷物の発送を他の業者もしくは個人に委託することをいいます。本来の業務である製品の作成や販売に注力したい方は、負担となりやすい発送の業務を外部に委託することで、より本業に集中できるでしょう。
発送代行が人気の理由
ネットショップやネット通販などの事業拡大によるEC業界の成長が、理由の一つです。
もともとEC業界は発送代行を利用していましたが、インターネットやモバイル端末の普及により事業拡大する企業が増えたことで、発送代行の依頼も増加しています。発送業務のコストを抑え、商品開発や販促企画に力を入れたいといった要望も、発送代行が人気の理由です。
発送代行の内容
依頼できる発送代行業務の内容は、主に次の7点です。
- 入荷・入庫
- 在庫保管
- ピッキング
- 検品
- 梱包
- 発送
- 返品・交換
ただし梱包はこちらで行い、発送だけを代行してもらうサービスもあれば入荷から検品や保管、ピッキング、出荷発送まですべて行ってくれるサービスもあります。
サービスによってどこまで代行してもらえるかは企業によって異なるので、導入の際にはよくチェックしましょう。
入荷・入庫
入荷とは商品が倉庫に到着したあと、検品を行ってから倉庫に運び込む作業のことです。入庫とは在庫管理表に運び込まれた商品の情報を記録し、特定の場所に保管する作業のことです。これらの作業はシステム化されていることも多く、バーコードやハンディーターミナルを使って効率的に作業が行われています。
在庫保管
在庫管理は、在庫数の増減を記録する作業です。商品は日々出荷や新たな入荷がされるため、これを記録して現在の在庫数がいくつかを確認します。また日々の記録のほか、定期的に棚卸(商品の一斉在庫確認)を行い、正確な管理を行っている発送代行事業者も多くいます。
在庫管理システムを導入しているケースも多く、出荷や入荷時に商品を自動登録するため、依頼者はリアルタイムで在庫数確認が可能です。
ピッキング
ピッキングとは、倉庫内から指示された商品を探し出し、集めて運び出す作業のことです。依頼者から商品発送の連絡が来ると、注文情報を見て商品の種類やカラー、数量などを確認して倉庫からピックアップします。
ピッキングに関してもバーコードやICタグをスキャンして探し、確認を行うため、迅速かつ正確な作業が行えます。
検品
検品は、ピッキングした商品が注文情報のとおりであるかもう一度確認する作業です。またこのときに、商品に汚損や欠陥といった不備がないかも確認します。こちらは目視で一つひとつチェックされます。
梱包
確認が完了した商品は、納品書をつけて商品にあった緩衝材や段ボールで梱包されます。顧客の要望に応じて、違う商品の同梱やギフトラッピング、チラシの差し込み、シールの貼付といった流通加工も行います。
ただし流通加工はどこまで対応しているかが発送代行会社によって異なり、同梱やギフトラッピングといった、細かい指示は対応していないケースもあるため注意しましょう。事前にどこまで対応してもらえるか、サービスの範囲を確認するのが大切です。
発送
発送(出荷)は、梱包が完了した商品を運送業者へ引き渡し、配送を依頼する作業のことです。発送代行業者がみずから配送を行うことは基本的になく、大手運送業者と提携して一定の配送枠を確保しているのが一般的です。
倉庫へ来た運送業者に商品を渡したあとは、顧客に出荷確認の通知(メール)を行い、顧客が荷物の配送状況を確認できるようにします。
返品・交換
発送代行業者が、顧客からの商品返品・交換の対応を行うことも可能です。顧客から発送された商品が倉庫に到着すると、業者は商品の不備を検査し、必要に応じて再度発送の準備を行います。また発送が完了したあとの通知(メール)や返金対応も行います。
そのほか、返品された商品の検品・分類、再梱包といった再生業務なども可能です。ただし、対応範囲は業者によって異なるため、事前に確認を行ってください。
発送代行サービスのメリット
発送代行サービスを利用するメリットは次のとおりです。
- 誤配送の減少
- 基幹業務に専念
- 経営の見える化
- 物流経費が変動費に
- 出荷量が急激に増減しても対応しやすい
- 在庫を管理するスペースが不要になる
誤配送の減少
発送代行業者は、発送業務専門の設備や仕組み、ノウハウをもっています。そのため、大量の受注が発生してもスピードや品質を維持したまま発送できます。
自社が少人数で発送業務をすると、忙しさや不慣れな作業で、誤発送しかねません。反対に大人数で管理していると、カウントのミスや、「やった」「やっていない」の食い違いで誤発送が生じることもあるでしょう。
発送代行の利用は、プロの手を借りることでヒューマンエラーをなくす試みといえます。
基幹業務に専念
ECサイトの運営を計画したいのに、発送業務に時間を取られすぎることが多々あります。発送代行を利用すれば、発送業務に割いていた時間やスタッフを、商品開発や販促企画にあてられるでしょう。結果、より本業に集中して取り組めるようになります。
経営の見える化
発送代行サービスを依頼すると、在庫の状況や推移がレポートとして提出され、在庫金額や在庫回転率、発送にかかったコストが可視化されるためショップ経営が「見える化」できます。どの点に費用がかかっているかがわかれば、不要な部分のコスト削減も行いやすく、健康経営を目指せるでしょう。
物流経費が変動費に
夏期・冬期のみ売れる商品や、イベント時期のみ売れる商品などは、季節や時期によって、受発注の件数に幅があるでしょう。それを自社で対応すると、受発注量に関わらず、一年を通して同額の固定費が発生します。
しかし発送委託会社に委託すると、商品の売上量にあわせてスタッフの人数が変動可能です。これにより自社は無駄な人件費を削減し、削減した分を他の費用に回せます。
出荷量が急激に増減しても対応しやすい
季節や時期で受発注件数が急激に増減する場合、コスト以外にも人員の調整や在庫スペースの確保といった課題も生まれますが、これも代行により解消できます。発送代行業者は専門業者として、大量の発送にも対応できるよう体制が構築されているからです。
また、発送業務もプロのノウハウとシステムで効率よく進められることから、大量の出荷が発生しても、遅延を最小限に抑えられるでしょう。
近年はSNSによる拡散やプロモーションの成功により、急激に注文が増えるケースは少なくありません。発送代行サービスはこういったケースでも迅速に対応してくれるため、EC事業者の心強い味方となるでしょう。
在庫を管理するスペースが不要になる
発送代行サービスを利用すると、自社で在庫を抱える必要がなく、管理スペースが不要になるのもメリットの一つです。もし在庫管理のために倉庫を借りていたら賃料の削減になり、自社のスペースを使っている場合は、空いたスペースを有効活用できるようになります。
発送代行のデメリット
発送代行には次のような注意点があります。場合によってはデメリットになるので、確認しておきましょう。
自社にノウハウが蓄積されない
発送代行を依頼すると、在庫管理・ピッキング・梱包などのノウハウが自社に蓄積されません。そのため自社で発送業務を行おうとした場合、予想以上の手間がかかる可能性はあります。
自社の流通にあっていない場合も
特殊な配送・管理が必要な場合、代行業者に依頼するのが難しく、できたとしてもコストが上がる可能性もあります。たとえば食品は冷蔵・冷凍といった温度指定での管理・配送や、賞味期限の管理が必要です。またアパレル商品はハンガーラック管理が必要な場合もあり、繊細な商品であるため検品にも手間がかかります。
これらの商品は代行業者から断られる可能性もあるため、依頼する場合は、自社の業種や業界で実績のあるサービスを検討するとよいでしょう。
個人情報流出の危険性がある
発送代行を外注すると、伝票を発行するために自社の受注データ(顧客情報)を業者へ伝えて連携する必要があり、そこから個人情報流失につながる危険性があります。万が一流出すれば、社会的信用を失い、顧客にも迷惑をかける可能性があるため、依頼する業者は慎重に選びましょう。
プライバシーマークの取得や機密保持の契約書締結を行っているかなど、発送代行業者がどういった個人情報管理を行っているか、事前に確認を行うのが大切です。
柔軟な対応ができなくなる
発送代行サービスを利用するデメリットとしては、発送業務において柔軟な対応ができなくなることも挙げられます。企業にもよりますが、受注がされたあとは配送まで一貫して業務を委託するため、自社から自由に調整ができないからです。
ギフトラッピングといった流通加工に対応している企業もありますが、定型的なものが基本であり、それ以上の細かい指示は対応していない企業も多いでしょう。もし対応していた場合でも、コストは非常に高くなるため、事前になるべくシンプルなプロセスに整理し、どこまで対応してもらえるかしっかり交渉することが重要です。
発送代行サービスの料金内訳と費用相場
発送代行サービスを利用する場合にかかる料金の内訳は主に次のとおりです。
- 基本料金
- 入庫費用
- 在庫保管費用
- ピッキング・梱包費用
- 出荷費用
- オプション費用
それぞれがどういった業務にかかる料金か、相場もあわせて詳しく紹介します。
基本料金
システムの利用や事務手続きにかかる手数料を基本料金としています。業者によっては在庫管理や梱包業務を基本料金に含めるケースもあります。基本料金は業者によっても幅が広く、相場は1件3万円程度ですが、出荷量が多い場合は5万円程度になる可能性もあるでしょう。
入庫費用
入庫費用は、商品が倉庫に到着した際の検品作業や、倉庫へ運び込む作業にかかる費用で、運び込まれたケースや商品の点数に応じて課金します。また入庫の手段や、作業内容によってもランクはわけられます。
単品の場合は1品10~30円程度、箱の場合は1箱30~150円程度が相場です。
在庫保管費用
在庫保管費用は、商品を倉庫で保管するのにかかる費用で、人件費や光熱費も含まれます。費用は必要とするスペースや商品の種類・量、保管期間で大きく異なりますが、基本的には「パレット」「坪」「棚(ラック)」を単位として、使用面積で請求されます。
相場としては、たとえば1パレットであれば月額1,000~3,000程度です。ただし都心に近いほど高く、遠いほど低くなる傾向があり、冷蔵・冷凍管理といった特殊な管理ではさらに費用が加算されます。
ピッキング・梱包費用
発注された商品を倉庫から探し出して点検し、段ボールや緩衝材で梱包するのにかかる費用で、納品書や送り状の発行・貼付の費用も含まれたものです。この作業は発注があるたびに発生するため、発注1件ごともしくは商品数ごとに費用がかかります。
金額の相場は1件100~300円程度で、緩衝材や保冷剤の挿入といった作業で料金が上乗せされます。また梱包の仕方や扱う商材によって、さらにコストがかかるケースもあるでしょう。
出荷費用
出荷費用は、発送代行業者が運送業者へ配送を依頼する際にかかる費用のことです。商品のサイズや重さ、配送地域までの距離などによって金額は変動します。料金は提携している運送業者によっても異なりますが、相場は1箱400~600円程度です。
距離が短くサイズも小さいと300円程度ですが、地方や離島へ大型の荷物を届ける場合は1,000円以上するケースもあります。
オプション費用
顧客からの返品・交換対応をオプション費用として請求する業者もいます。業者によっては、ギフトラッピングといった流通加工もオプションです。料金は企業によっても異なりますが、相場は1件数百円~数千円です。
なおアパレルといった返品・交換が多い業界・業種の場合、返品・交換にかかるコストが高いと合計の費用も高額になるため、業者は慎重に選びましょう。
発送代行サービスを検討すべきタイミング
発送代行サービスを検討する場合は、発送業務に時間やコストがかかりすぎていないかが、主な基準です。
発送コストが増加している
受注件数が増えるとともに、発送コストが想像以上に増加していると感じた場合は検討した方がいいでしょう。在庫を保管するために借りる倉庫の賃料や、在庫管理業務を行うための人員確保による人件費など、在庫管理には多くの費用がかかります。
また発送を行うには、前述したように多くの確認と作業を必要とするため、結果的にコストパフォーマンスが悪化するケースもあります。この場合、発送代行サービスを使うことで費用を減らせる可能性があるため、導入を検討しましょう。
発送業務に時間がかかりすぎる
受注が増えることで発送業務が増加し、商品発送までに時間がかかりすぎている場合や、本来の業務が圧迫されている場合も導入の検討が必要です。現状で発送までに時間がかかっていると、今後さらに受注件数が増加した場合、遅延といったトラブルを引き起こしかねません。
また前述したように発送業務は本来付帯業務であり、力を入れるべきは商品開発やプロモーションといったコア業務です。しかし発送業務に時間を割かれると、コア業務に注力できなくなります。トラブルを未然に防ぎ、さらに事業を成長させるためにも、発送代行サービスの導入を検討しましょう。
発送代行サービスの種類
発送代行サービスは主に、フルフィルメントタイプと複数拠点の物流倉庫タイプ、個別倉庫タイプの3種類にわかれます。
フルフィルメントタイプ
フルフィルメントタイプは、受注から顧客に商品が到着するまでの一連の業務を、すべて委託できるタイプです。決済対応や返品・交換対応、サポートセンター業務まで含めて依頼できるため、自社の業務負担を大幅に軽減し、コア業務により集中しやすくなります。
複数のネットショップを運営しており、発送業務が複雑化している場合は、業務を委託することで大幅な業務効率化が期待できるでしょう。
複数拠点の物流倉庫タイプ
発送代行業者が、複数の倉庫事業者と提携して発送業務を代行するタイプです。受発注管理は通販事業者が担当し、商品の入荷や在庫管理、出荷は発送代行業者が担当します。複数の倉庫で在庫管理をしているため、配送先に最も近い倉庫から配送することで、配送にかかる費用を削減できます。
受注業務に問題がなく、倉庫における入荷・出荷やピッキング、梱包作業などを効率化させたい方におすすめです。
個別倉庫タイプ
発送代行業者が、一つの倉庫で在庫管理を行い、発送業務を代行するタイプです。複数拠点タイプと同様、受発注管理は通販事業者が担当し、倉庫での確認・作業は発送代行業者が担当します。
一つの倉庫で在庫管理を行うため、出荷のスケジュール管理やコスト管理をしやすいのが特徴です。倉庫内での作業指示も細かくできるため、発送業務を少しでも依頼者側からコントロールしたい場合におすすめです。
発送代行サービスの選び方
発送代行業者を選ぶ際、注意すべきポイントを解説します。
料金
料金は、発送業務を委託するうえで必ずチェックしましょう。前述したように基本料金・入庫費用・保管費用・梱包費用・発送費用などの合計です。委託せず自社で発送した方が安上がりになる可能性も考え、自社発送のコストも計算し、料金の比較を行ってください。
毎月の取引数が大きく変わる業種では、正確な料金を把握しにくいかもしれません。1年間でシミュレーションしておくとよいでしょう。
また発送代行サービスも、あまりに安い場合は注意が必要です。格安な分必要なサービスが対象範囲外や、オプションである可能性があります。見積もり時に提示された料金で、どこまでのサービスが受けられるか、必ず確認してください。
倉庫のスペック
発送代行事業者が使っている倉庫について、詳しく確認するのも重要です。必要であれば、倉庫を見学して自分の目で確かめるのもおすすめです。確認する場合は次のポイントに注意してチェックを行いましょう。
出荷可能数
想定される出荷数に対応できるか確認しましょう。大量の出荷が予想される場合は、十分なスペースがあるか、逆に小ロットを希望する場合でも対応できるかが重要です。数や規模感があわないと、追加料金が発生する可能性もあるため注意してください。
保管場所(立地)
代行業者に委託すると、商品を自分の目では見なくなります。しかし、商品の管理に不安なときや、何かトラブルが起きた際には、発送所までかけつける必要があるでしょう。
このとき、発送所が近場にあれば、すぐに確認できます。そのため、保管場所の選定も大事な基準です。
自社倉庫か
業者の利用する倉庫が自社のものか連携している業者のものか、チェックしましょう。自社倉庫であれば、業者自体が倉庫管理に関与しているため、高い管理能力をもっていると期待できます。
一方で連携業者の倉庫を利用していると、マネジメントが行き届きにくいため、ミスが発生しやすく、余計な手数料が発生している可能性もあります。
設備
食品のような温度管理が必要な商品の場合は、冷蔵・冷凍といった設備も確認します。事前に商品がどういった条件で管理が必要か洗い出し、この条件をクリアできるかチェックしましょう。
サポートの充実性
どの程度のサポートが受けられるかも重要です。荷物が住所不明で返ってきた場合に、報告や返却をしない、もしくは返却したものの料金を請求する業者も存在します。トラブルが発生した場合にどこへ問いあわせればいいか、また業者はどのように対応するかを見積もりの段階で確認しましょう。
商品内容にあわせた対応
書籍やアパレル、コスメ、サプリなど商品が多様な場合は、商品にあった管理体制が整っているかチェックしましょう。
パンフレットを挟んだり、ギフトラッピングといった流通加工を希望する場合は、依頼したい商品が流通加工に対応しているかも重要です。
現場スタッフ
発送代行は、基本的に体制やシステムで効率化されていますが、最終的に品質を左右するのはスタッフです。大切な商品を扱うスタッフがしっかり教育されているか確認しましょう。
スタッフをチェックすることで、業者のサービスに対する姿勢が見えてきます。見学できない場合は、見積もり段階で担当者とじっくり商談して信頼できるか判断しましょう。
実績・評判
依頼を検討している発送代行業者の実績や評判を確認するのも重要です。実績が豊富なことは、それだけ多くの顧客から選ばれ信頼されていることでもあり、安全性も高いと考えられます。
また実績を見ると業者が強みとする部分や、得意な商品ジャンルがわかる場合もあるため、公式サイトのチェックや打ち合わせで確認しましょう。評判に関しては、SNSの投稿や口コミサイトなどでチェックできます。
システム連携
現在ECサイトでカートシステムや、販売管理システムなどを利用している場合は、これらと発送代行業者が利用するシステムを連携できるかも重要です。連携がうまくいかないと、受注情報と発送状況を紐づけて見られないため、状況がわかりにくく顧客への対応漏れや遅れの原因になります。
また自社システムから在庫数が確認できないため、発注の計画が立てにくいといったデメリットもあり、全体として業務効率化の大きな妨げとなります。自社で使っているシステムの名前を業者に伝え、連携ができるかしっかり確認しましょう。
発送代行サービス4選比較
発送代行サービスのなかから、おすすめのサービスを4つ厳選して紹介します。それぞれの物流代行会社への依頼を考えている方はぜひ参考にしてください。
スクロール360の物流代行サービス - 株式会社スクロール360
- 小規模から大規模出荷まで、一時的な大量注文にも対応
- 誤出荷率0.0016%以下※の出荷体制
- 化粧品や医薬部外品などの入出庫、保管、加工に必要な認可資格を取得
スクロール360の物流代行サービスは、倉庫管理や納品代行、梱包代行などの物流業務に対応した通販物流・発送代行サービスです。
波動対応に強く、平常時の10倍といった一時的な大量注文にも即日梱包、発送対応が可能です。健康補助食品やアパレル、コンタクトレンズなど多様な商材に対応でき、卸しやBtoB販売、リアル店舗への配送などを任せられます。
※出典:スクロール360「物流代行 (発送代行) | EC通販・物流代行【スクロール360】」(2024年7月31日閲覧)
コネクトロジ
- 送料が全国一律
- 包装作業費も梱包資材費も込み
- 急激な配送量の増加にも対応
コネクトロジは、化粧品・食品・サブスクなどECサイト専用のフルフィルメント物流代行サービスです。固定費が0円で、手間も時間もかかりません。複数のECサイトからの依頼にまとめて対応しているので、スケールメリットにより、低価格でサービスを提供できます。
EC物流ドットコム
- 高い顧客満足度
- 多くの取引実績
- 万全な警備体制
EC物流ドットコムは1988年の創業以来、多くの企業で発送代行を行ってきた実績があります。打ち合わせは直接の対面を心がけ、倉庫見学もいつでも受けつけています。
日新ECパートナーズ
- きめ細やかなサポート
- 物流のプロによる提案
- 気候の安定した土地から全国へ宅配
日新ECパートナーズは、商品種類の多い代行を得意とする発送代行サービスです。同じ商品を大量に管理するのはもちろん、日新ECパートナーズは商品の種類が多く数量は少ない場合でも対応できます。また、出荷作業は通販物流専門のスタッフが行っているので、丁寧に対応してくれます。
発送代行で物流コスト削減
発送のプロに任せることで、多くのメリットが生まれます。発送業者を選択するときは、自社の発送要望に対応できるか吟味してから依頼しましょう。
BOXILとは
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