ユーザーテストとは?目的・方法 - コンバージョン率増加が狙えるサービス6選
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ユーザーテストとは
ユーザーテストとは、ソフトウェア製品やWebサイトなどの使い勝手を実際のユーザーに試してもらうことで、製品のサービス問題点や改善点を発見する仕組みをいいます。
別名「ユーザビリティテスト」ともいい、制作側には気付かない改善点を発見してもらうのが目的です。
ユーザーテストの方法
ユーザーテストの一般的な方法として、検証するサイトや製品のプロトタイプを用意し、対象となるユーザーの思考パターンや行動に関する仮説を立てます。
仮説を元にテスト被験者を選定し、事前に設計したタスクどおりにテストユーザーに製品やサービスを使ってもらいます。このとき、テストユーザーの思考や心理、実際の行動に関する質疑応答で仮説を検証していきます。
最終的に、企業側が設定していた仮説と実際のテスト結果のズレを明確にし、改善点を抽出します。こういった流れを繰り返すことで、ユーザーニーズを捉えた製品・サービスに近付けられます。
ユーザーテストが可能なおすすめサービス7選
ユーザーテストを実施する際に役立つ、コンバージョン率アップにつながる便利なサービスを紹介します。
Webユーザビリティテスト
- ターゲットユーザーの行動や発言からニーズを抽出
- 専任アナリストがテストの計画からレポーティングまで一貫して担当
- ユーザーテストスタジオを付設
Webユーザビリティテストは、ミツエーリンクスが提供するWebユーザーテストで、ターゲットユーザーに実際にWebサイトを利用してもらい、行動・発言などから、サイトの問題点やユーザーのニーズの抽出を行ってくれるサービスです。
専任アナリストがテストの計画と実施、分析からレポーティングまで一貫して行ってくれるため、客観的で信頼性の高いテストが実施できます。ユーザーテストのための機器を完備したユーザーテストスタジオも付設しています。
バルテス
- 年間1,200プロジェクト以上の検証実績
- 幅広い業界に対応
- 品質コンサルや社内教育セミナーの実施
バルテスは、企業の品質向上を支援するソフトウェアテストや第三者検証サービスを提供しています。
年間1,200プロジェクト以上の検証実績があり、Webサイトやアプリ、業務システムをはじめ組込み機器など幅広い分野でテストサービスをサポート。開発に伴う品質コンサルや社内教育セミナーの実施などの各種ソリューションも提供しています。
UXデザイン
- ユーザーが自然に使い続ける製品やサービスを作り出せる
- 企業とブランドの双方にとって最適解を導き出せる
- プロダクトのリニューアルやリブランディングに最適
UXデザインは、ユーザー調査からプロトタイピングまでの一連のプロセスで、課題抽出と改善を行ってくれるサービスです。
デザイン思考やビジネス思考などの手法を組み合わせ、企業とユーザー双方にとって最適なシステムを構築します。新規アプリ事業や既存サービスの課題解決、プロダクトのリニューアルやリブランディングに効果的です。
アスマーク
- アプリやWebサイト使いやすさを評価
- リリース前のアプリやWebサイトのユーザーテストに最適
- 具体性・実現性の高い改善案を提案してくれる
アスマークは、アプリやWebサイトの使いやすさを評価し、ユーザビリティの向上に役立てるユーザーテストです。
リリース前の試作アプリやテスト段階のWebサイト、リニューアルを検討中のサービスのユーザーテストが可能です。ユーザーを深掘りできるデプスインタビューやユーザーの視線を可視化できるアイトラッキング調査もできます。
UIscope
- 利用シーンが最短1日で把握できる
- 高品質なユーザーテストを安く・早く・簡単に
- 1,000社以上の導入実績
UIscopeは、ユーザーがどのようにサービスを使っているのかの利用シーンが最短1日で届くユーザーテストサービスです。
高品質なユーザーテストをもっとも安く・早く・簡単に実現でき、実際にユーザーがサービスを使用しているシーンを動画形式で確認可能です。すでに1,000社以上が導入しており、発話内容からユーザーの思考の理解や、自社のサービスについてより詳細な感想を把握できます。
リモートテストキット
- クラウド上のスマホをレンタルして検証
- スマホ購入が不要でiOS含め500機種以上レンタル可能
- 1,500社以上の利用実績
リモートテストキットは、クラウド上のスマホをレンタルし実機検証が可能なサービスです。テスト用のスマホ購入は不要で、iOS含め500機種以上がレンタル可能のため、ユーザーテストのコストを大幅に抑えられます。
画面キャプチャ取得や実機ログ確認も簡単で、新発売されたスマホでの挙動の確認も問題ありません。月額50,000円~の低コストで利用できるのも魅力です。
ユーザーテスト導入のメリット
ユーザーテストを導入する目的やメリットとしては、コンバージョン率の増加が主なものだと思われがちですが、他にもサービスの改善などの面で非常に役立ちます。
コンバージョン率の増加が狙える
Nielsen Norman Group社の調査によると、ユーザーテストによる製品・サービスの改善を繰り返すことで、最終的に顧客のコンバージョン率が1.83倍程度に増加するといわれています。
どれほど優れた製品・サービスであっても、顧客にとって魅力的なものでなければ利益に結びつくことはありません。ユーザーテストをしっかりと行うことで、ユーザーニーズを反映した製品開発を行えます。
ユーザー心理が把握できる
ユーザーテストの大きなメリットとして、ユーザーの心理が把握できる点が挙げられます。企業目線とは違ったユーザー目線で普遍的なことを把握でき、製品・サービスへの独自の提言が得られるケースが多いです。
実際のユーザーの行動を分析することで、ユーザー自身も言語化できていない隠れたニーズを理解できる点もメリットです。
サービスの課題を発見できる
実際にテストしてもらうことによって、自分たちでは発見できなかった課題が見つかりサービスの向上につながります。
一般的に、5人ほどのユーザーにテストを実施すると、問題点・改善点の85%程度は把握できると言われています。さらに詳細なインタビューや実際の行動記録などで、隠れたサービス課題も抽出できます。
普段どういう気持ちで製品やサービスを利用しているのかは製作側にはわからない点が多いので、ユーザー側の視点に立って調査をしなければなりません。
根拠に基づいた製品の改善が可能
ユーザーテストにより具体的に、製品やソフトウェアのどこを改善すればいいのか、どのように改善すればいいのかが把握できます。正確な根拠にもとづいた改善ができるため、すぐに効果の出る改善施策が立てられるほか、客観的な理由を挙げられるため改善提案も通りやすくなります。
どのような改善もPDCAのサイクルを繰り返すものですが、根拠が実際のユーザーの心理や行動にあるため、他の改善施策に比べて短いサイクルで確実に効果を挙げられる点は大きなメリットといえるでしょう。
ユーザーテスト導入でより良いサービスの提供を
ユーザーテストの概要と一般的なテスト方法、顧客のコンバージョン率の増加を狙えるユーザーテストサービスを紹介してきました。
どんな製品やサービスでも、実際にテストユーザーに使ってもらって問題点・改善点を明確にすることが当たり前になってきています。
他の施策に比べて確実に効果を挙げられるアプローチなので、アプリやソフトウェア開発に携わっている企業の方は、ぜひユーザーテストを導入しましょう。
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