セールスインテリジェンスツールおすすめ比較!選び方や機能
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- セールスインテリジェンスツールとは?
- セールスインテリジェンスツールの選び方
- セールスインテリジェンスツールの導入目的を確認する
- セールスインテリジェンスツールの機能を確認する
- セールスインテリジェンスツールを導入する際の注意点を確認する
- セールスインテリジェンスツールの料金・価格相場を確認する
- おすすめセールスインテリジェンスツール比較8選
- infobox
- LEADPAD
- Sales Video Analytics
- ailead
- Sales Marker
- DocTrack
- SimilarWeb
- Bitrix24 セールスインテリジェンス
- BuiltWith
- セールスインテリジェンスツールを導入するメリット
- 営業・マーケティングの精度向上
- 営業・マーケティング活動に関わる工数削減
- 市場や競合に対する理解度が深まる
- セールスインテリジェンスツールを導入するデメリット
- 導入・運用にコストがかかる
- 設定や導入に時間がかかる
- 人材を教育する必要がある
- セールスインテリジェンスツールで効率的な営業を
- BOXILとは
セールスインテリジェンスツールとは?
セールスインテリジェンスツールとは、潜在顧客やニーズ、行動といった要素を分析して、効率的にアプローチできるインサイトを発見するためのツールです。
たとえばサイトへのアクセスを分析してホットリードを抽出したり、広告のROIを分析したり、インターネット上での顧客行動を分析したりといった、CRM(顧客管理)機能が搭載されています。
ただし一口にセールスインテリジェンスツールといっても、種類はさまざまです。競合や市場の分析といったマーケティングに特化したツールもあれば、営業の精度向上、効率化といったSFA(営業活動支援)に特化したシステムも存在します。セールスインテリジェンスツールだからと一括りに考えるのではなく、それぞれのシステムの特性を踏まえたうえでの導入が求められるツールです。
セールスインテリジェンスツールの選び方
セールスインテリジェンスツールを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- セールスインテリジェンスツールの導入目的を確認する
- セールスインテリジェンスツールの機能を確認する
- セールスインテリジェンスツールを導入する際の注意点を確認する
- セールスインテリジェンスツールの料金・価格相場を確認する
セールスインテリジェンスツールの導入目的を確認する
セールスインテリジェンスツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
競合・市場分析をしたい | オンライントラフィックデータの分析機能を搭載しているシステムがおすすめ |
営業管理に関する工数を削減したい | システム間連携や文字起こし、提携作業自動化といった業務効率化機能を搭載しているシステムがおすすめ |
営業活動の精度を向上したい | AIによる営業活動サポート機能を搭載しているシステムがおすすめ |
セールスインテリジェンスツールの機能を確認する
セールスインテリジェンスツールでできること、利用できる機能は次のとおりです。
機能 | 詳細 |
---|---|
ホットリード抽出機能 | 既存顧客の情報から、購買パターンや満足度、過去の取引履歴を分析し、成約しやすそうな案件を抽出してレコメンドしてくれる機能 |
ROI分析機能 | 広告費がどのように成約に貢献しているかを分析できる機能 |
競合サイト分析機能 | 競合サイトを分析して、自社に足りないコンテンツやアクセスアップにつなげられる機能 |
理想顧客分析機能 | 過去の成約率が高い案件や失注した案件を分析して、自社がターゲットにすべき理想顧客像を分析できる機能 |
Webトラフィック分析 | インターネット上のトラフィックを分析して、顧客がどのような行動をしているのかを分析できる機能 |
ターゲット分析 | 市場における潜在的な顧客を見つけ出し、企業規模や収益モデルといった特性を分析する機能、ニーズを理解することで、最適なアプローチができる |
営業リスト作成 | 収集した市場の情報や潜在顧客の情報をもとに、アプローチをかける企業や個人の営業リストを作成する機能、営業活動を効率化できる |
セールスインテリジェンスツールを導入する際の注意点を確認する
セールスインテリジェンスツールを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
既存のシステムと連携できるのか | SFAやCRMといったツールから情報を収集して効果を発揮するタイプのツールは、既存ツールと連携できるのかを確認してください。 |
責任者、オペレーションを決める | ツールを使った営業管理を現場に浸透させないと効果を発揮しないので、責任者とオペレーションを明確にしましょう。 |
コスト感は適切か | 比較的高額なツールも多いので、導入したとして投資回収ができそうかは考慮すべきでしょう。 |
セールスインテリジェンスツールの料金・価格相場を確認する
CRM、SFAなどと連携して営業改善をするタイプのツールなのか、インターネット上のトラフィックを分析して調査を行うタイプのツールなのかによって、料金は異なります。
営業改善系のツールの場合は、アカウント単位での課金で安くて1ユーザー月額5,000円程度、CRMよりも少し高めの価格帯をイメージしてください。無料プランを用意しているサービスは基本的に存在しません。導入費用+月額費用が発生することを前提に考えましょう。導入費用については個別の状況によるので見積もりが必要です。
競合・マーケット分析のためのツールは最低月額2万円~3万円程度が目安です。なお、調査項目が少ない場合や精度が低い場合もありますが、無料プランが用意されている場合もあります。
おすすめセールスインテリジェンスツール比較8選
セールスインテリジェンスに活用できるセールスイネーブルメントツールや、インサイドセールス ツールの中で、おすすめのツールを紹介します。
- 市場リサーチから決裁者アプローチまで一気通貫でサポート
- ターゲット企業のキーパーソンを判別できる分析機能
- Web上の行動からアプローチすべき見込み顧客をスコアリング
infoboxは、BtoB営業に特化して、市場リサーチや企業リスト作成、決裁者アプローチを一気通貫でできるクラウド型のセールスインテリジェンスツールです。業種や従業員数、部署情報などの条件をもとに、アプローチ対象企業を絞りこめます。
顧客のWeb行動ログをもとに、サービスの検討度合いをスコア表示できるので、見込み顧客のアプローチの優先度も判別できるため、インサイドセールスを強化可能です。ターゲット企業の利用サービスや契約期間などのリサーチ情報も活用できるので、提案の仮説立案にも役立ちます。
LEADPAD - 株式会社Rockets
- リードの購買シグナルをもとに見込み度の高い顧客にアプローチ
- SFAやCRMと連携し企業データを自動で更新
- Zoom PhoneやMiiTelと連携し架電ログを自動記録
LEADPADは、営業リストの作成から企業の購買シグナルの検知、架電といったアプローチまで管理できるセールスインテリジェンスツールです。
CRMや名刺管理ツールと同期でき、企業情報を自動更新したり、重複データといった情報を自動でクレンジングしたりできます。企業やリードの動きをリアルタイムに自動検知し、可視化した購買意欲にもとづきアプローチの優先順位づけが可能です。
Sales Video Analytics - 株式会社NewsTV
- 閲覧ログが取得できるコンテンツページを顧客ごとに作成可能
- お礼動画で見込み客とインサイドセールスの関係を強化
- 与件化発生タイミングや検討状況を閲覧ログで可視化
Sales Video Analyticsは、顧客に送信したコンテンツページの閲覧ログを取得し、閲覧状況に応じアクションできる営業DX支援サービスです。動画化したサービス説明資料や事例集を集約したコンテンツページを顧客へ送信し営業活動を行えます。
コンテンツページの視聴時間や閲覧時間など取得した閲覧ログをもとに、仮説立案や顧客の検討状況を把握でき、状況に応じたアクションが可能です。自社サービスの説明資料やプレゼンなどの動画を年間1本まで無料で作成してくれます。
- AIが商談データを自動で収集・解析・可視化する商談解析クラウド
- 商談記録、引継ぎ業務の工数をゼロにできる
- 外部ツールと連携するだけで既存の業務フローのまま導入できる
aileadは、AIを活用して商談解析ができるクラウド型のセールスイネーブルメントツールです。Web会議ツールやIP電話に蓄積された情報をAIが解析、商談内容を文字起こししてSFAに自動で入力してくれます。また、誰が・いつ・どのくらい話しているかをキーワードで商談の内容を分析して、成約につながるインサイトを発見できます。業務を変更しなくても既存のツールに連携させて使用するだけであるため、営業担当者の負担は増えません。商談記録・引継ぎ業務の工数が大幅に削減され、効率的な営業活動を実現できるでしょう。
Sales Marker - 株式会社Sales Marker
- Web検索行動を可視化して商談獲得成功率を劇的に向上させる
- 作業の自動化でリスト作成工数の大幅削減できる
- 幅広い興味関心データと多様な営業アプローチに対応して最適な施策を立案できる
Sales Markerは、Web検索行動を中心とした潜在顧客の幅広い興味関心に関するデータを分析して、営業リストの作成やアプローチ方法の立案に役立てられるセールスインテリジェンスツールです。リスト作成工数の削減、アプローチから成約までの日数短縮、商談獲得成功率の向上といった成果が期待できます。セールスシグナルや活動タグ、既存顧客ニーズ分析、ターゲットの組織図・部署情報共有機能、AIによる自動営業といった、セールスを効率化する機能が豊富に搭載されています。
- PDFや営業資料の閲覧状況、行動履歴を見える化
- 顧客の閲覧状況に応じメールを自動送信
- バナー表示でWebサイトへの誘導も可能
DocTrackは、顧客に送信した営業資料の閲覧状況を可視化できるトラッキングツールです。どのページを、いつ、何秒づつ閲覧したかを可視化できるほか、資料のページ画面上にバナーをポップアップ表示し指定のサイトへ誘導できます。
閲覧分析をもとに顧客を絞り込めるため、受注角度の高い見込み顧客への優先的なアプローチや、閲覧しているタイミングや内容に応じたアポ取りが可能です。
SimilarWeb
- 競合、市場、マーケティングチャネルの3軸からセールスに役立つインサイトを発見
- 膨大な数のWebサイト・検索キーワードから情報を取得
- Similarweb TrafficMeter™でブラウザに組み込める
SimilarWebは、Web上の競合や市場、マーケティングチャネルのデータから情報を収集し、セールスに役立つインサイトを得るための分析ツールです。膨大な数のWebサイト・コンテンツページ・検索キーワードから収集した情報をもとに、競合サイトの定量情報や顧客の行動といったデータをシステムが推測してくれます。Webブラウザに組み込んでの使用も可能で、複雑な操作も必要ないため簡単に調査が実施できます。
Bitrix24 セールスインテリジェンス
- 蓄積されたデータをもとに広告のROIを分析してくれる
- CRMに組み込まれた包括的な分析機能でセールスのヒントを発見できる
- クラウド型、オンプレミス型どちらでも導入が可能
Bitrix24 セールスインテリジェンスは、CRMをベースに分析に必要な機能が搭載された、セールスインテリジェンスツールです。認知から購入に至るまでにクライアントが通る過程、マーケティングチャネルごとの広告ROI、各営業担当者のセールスパフォーマンスといった要素を分析できます。セールスインテリジェンスやCRMにくわえてタスク管理やコンタクトセンター、ウェブサイトビルダー、リード管理といったツールとしても利用できます。
BuiltWith
- 膨大な数のWebサイトのデータをもとにした競合分析ツール
- アクセスの中から契約につながりそうなリードを抽出
- セールスインテリジェンスが、自社の見込み客のプラットフォームを特定してくれる
BuiltWithは競合・市場分析のためのシステムです。セールスインテリジェンス機能を使えば、自社の見込み顧客が集まるプラットフォームやホットリードを特定してくれます。また、競合サイトの使用しているCRMや、プラグインに関する大まかな情報も取得可能です。価格は月額295ドルから995ドルで利用でき、一番安価なBasicプランでもすべての機能を利用できますが、利用数に制限が設けられています。
セールスインテリジェンスツールを導入するメリット
セールスインテリジェンスツールを導入する主要なメリットとして挙げられるのが次の3つです。ここまで紹介したようにツールによっては、インサイドセールスの強化やセールスイネーブルメントの体制構築といった、他のメリットをもったツールも存在します。
営業・マーケティングの精度向上
セールスインテリジェンスツールを導入するメリットには、営業・マーケティング精度の向上が挙げられます。
ツールを通じてホットリードを抽出したり、有効なアプローチ方法を検討したりできます。また、広告のROIを分析する機能が搭載されたツールもあるため、効果的な分析が可能です。こういった機能を活用できれば、営業やマーケティングの精度が高まるでしょう。
営業・マーケティング活動に関わる工数削減
営業やマーケティングにまつわる、コア業務以外の工数削減につながる点も、セールスインテリジェンスツールの大きなメリットです。
営業リストを自動で作成したり、顧客との会話ログを文字起こししたりする機能が搭載されているツールも存在します。
市場や競合に対する理解度が深まる
競合や市場分析を行うためのセールスインテリジェンスツールも存在します。こういったツールを活用することにより、より深い市場、競合理解にもとづいた顧客アプローチが可能です。
セールスインテリジェンスツールを導入するデメリット
セールスインテリジェンスツールの導入には、当然デメリットも存在します。考えられる主なデメリットは次のとおりです。
導入・運用にコストがかかる
セールスインテリジェンスツールの導入や運用にコストがかかる点はデメリットの1つです。ツールを導入するには、初期費用としてライセンス料やサーバーの設置費用(オンプレミスの場合)、カスタマイズ料がかかります。運用では、オンプレミスがサーバーの保守費用、クラウド型は月額利用料がかかります。
オンラインでシステムをレンタルする形のクラウド型は、初期費用は安く収められる一方で、月額利用料はある程度かかるため注意が必要です。コストと利益のバランスを考えたうえで、長期的な視点をもって費用対効果を考えましょう。
設定や導入に時間がかかる
セールスインテリジェンスツールを導入するまでにはある程度時間がかかります。一からシステムを構築するオンプレミス型はもちろん、クラウド型の場合も自社のニーズに合わせてカスタマイズする場合は、より複雑な設定が必要です。
くわえて、セールスインテリジェンスツールは分析の精度が重要であるため、必要なデータの入力・管理もしっかり行う必要があります。データ入力には工数も時間もかかります。導入後すぐに力を最大限発揮できるわけではないため、時間をかけて構築・運用しましょう。
人材を教育する必要がある
セールスインテリジェンスツールに搭載されている機能は高度なものが多いため、これを扱える人材が必要です。もし自社にいない場合は社内で教育する必要があります。また管理者以外にも、現場の営業社員が利用するツールであるため、ITシステムに慣れていない社員がいる場合は、スキルや経験に合わせて研修やセミナーへの参加・実施が必要でしょう。
セールスインテリジェンスツールで効率的な営業を
セールスインテリジェンスツールには営業の情報活動効率化、市場・競合調査の精度向上のメリットがあり、組織の営業力を高めたい事業者におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- セールスインテリジェンスツールの導入目的を確認する
- セールスインテリジェンスツールの機能を確認する
- セールスインテリジェンスツールを導入する際の注意点を確認する
- セールスインテリジェンスツールの料金・価格相場を確認する
セールスインテリジェンスツールについてより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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