【Excel・Word】会社組織図の無料テンプレートと作り方

タレントマネジメントシステムは、従業員データベース作成はもちろん人事評価や労務管理、従業員サーベイなどができるため、包括的な人材管理が可能です。

また、組織図作成や異動シミュレーションができるシステムも多く、人材配置の検討を容易にします。タレントマネジメントシステムの資料は下のボタンより無料でダウンロードできます。

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会社組織図の役割・メリット

会社組織図を作成することにより、会社の人材配置状況を可視化できます。会社組織図の役割やメリットについて紹介します。

組織の状態を可視化できる

会社組織図に求められる役割は、組織にどのような部署が存在するのか、どのようなメンバーが所属しているのかを可視化することです。

組織の状態を可視化すれば、人材配置の最適化や各部署の役割分担・事業理解、指揮命令系統の明確化といったメリットが得られます。とくに事業規模が大きくなればなるほど、感覚だけでは組織の状態を管理できないため、会社組織図の作成が欠かせません。

人材配置の判断材料となる

会社組織図は人材配置の判断材料の一つです。組織図にして俯瞰してみることで、「どの部署に人が不足している」「この部署を新設、統合したほうが良い」といったアイデアにも自然とつながります。

組織は、定期的な人事異動や部署の新設・統廃合はさまざまな状況変化に適応するためにも必要です。また、事業環境や経営方針によってあるべき組織図も変化します。

定期的に人材配置を見直すためにも、会社組織図の作成は大切です。

各部署の役割分担、事業理解に活用できる

組織として効率的に成果をあげるためには、各部署の役割分担を明確にし、従業員一人ひとりが自部署・関連部署の役割を理解しなければなりません。その理解促進に役立つのが、組織図です。

組織図を使用して社内でどのように役割分担をしているかを可視化することにより、各従業員の役割が明確になります。また、従業員のためだけでなく、経営者が適切に組織内で分業体制が構築できているかを確認する材料としても有効です。

指揮命令系統を明確にできる

指揮命令系統を明確にできるのも、会社組織図を作成するメリットです。

指揮命令系統が不明瞭な組織では、現場担当者は誰の指示を仰いで行動すれば良いのか混乱してしまいます。現場担当者が指揮命令系統に関して混乱すれば、業務効率の低下につながりかねません。

会社組織図を作成することで指揮命令系統が明確になり、迷いなく現場担当者が上長に指示を仰げます。また指揮命令系統が明確になることにより、余計な報連相も省けるのでコミュニケーションの効率化にもつながります。

無料で使える会社組織図のテンプレート【Excel（エクセル）版】

BOXILビジネステンプレートでは、無料で使用できるExcel版の会社組織図テンプレートを公開しています。会員であれば誰もが無料でダウンロード、使用可能です。

組織図Excelテンプレート【パターン1】

縦型のピラミッド・フラット型組織図の作成に使用できるテンプレートです。部署ごとに部長を設置して各部長・部署が取締役と紐づいている組織に活用できます。必要に応じて部署名や役員と部署の関係は調整してください。

組織図Excelテンプレート【パターン2】

パターン1と同様に縦型の組織図テンプレートです。8色あるので、お好みの色のテンプレートを活用してください。

• 組織図Excelテンプレート【パターン2】ライトグリーン
• 組織図Excelテンプレート【パターン2】ブルー
• 組織図Excelテンプレート【パターン2】ライトブルー
• 組織図Excelテンプレート【パターン2】ブラック
• 組織図Excelテンプレート【パターン2】グレー
• 組織図Excelテンプレート【パターン2】ブラウン
• 組織図Excelテンプレート【パターン2】イエロー

組織図Excelテンプレート【パターン3】

横書きのシンプルな組織図です。経営陣の下に「部」、部の下に「室」まで記載しています。担当者名を入れる欄は存在しないので、部門・部署間のつながりを確認するのに適した組織図です。必要に応じて「部」や「室」の相関関係を変更してください。

組織図Excelテンプレート【パターン4】

パターン3と同様に経営陣の下に「部」を記載している組織図で、縦型で記載します。同じく従業員名を入力する欄はないので部署ごとのつながりを確認するのに適したパターンです。

無料で使える会社組織図のテンプレート【Word（ワード）版】

続いて、ワード（Word）版の会社組織図テンプレートを紹介します。

組織図Wordテンプレート【パターン1】

横型のシンプルな組織図で第1階層から第4階層までピラミッドタイプの組織構造です。シンプルなのでテンプレートをもとに柔軟に変更を加えられます。各社が作成したい組織図に合わせて微調整してください。

組織図Wordテンプレート【パターン2】

パターン1の組織図を縦型にしたテンプレートです。同じくピラミッドタイプの組織を可視化するのに適しています。各組織の実態に合わせて微調整して使用してください。

組織図Wordテンプレート【パターン3】

ピラミッドタイプの組織向けのテンプレートで、一つの部署から枝分かれする下位組織が多い企業向けのテンプレートです。カンパニー制にして一つひとつの事業部を独立した会社のように扱っている企業に適しています。

組織図Wordテンプレート【パターン4】

階層構造型の組織図に活用できるテンプレートです。ただし、要素同士の関係性が明確ではなく抽象度の高い組織図向けで、組織の上下のつながりが柔軟な組織向けです。

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「組織図をofficeソフトで作成するのはめんどう…」
「異動シミュレーションを簡略化したい」
このようなあなたには、組織図機能や異動シミュレーション機能があるタレントマネジメントシステムがおすすめです。

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PowerPointテンプレートが無料入手できるサイト

BOXILビジネステンプレートではWordとExcelの会社組織図テンプレートを公開していますが、PowerPointのテンプレートは公開していません。PowerPointの会社組織図テンプレートが欲しい方は、他のテンプレートサイトも活用してください。代表的なテンプレートサイトは次の2つです。

bizocean（ビズオーシャン）

2.8万点以上の無料テンプレートが公開されている、有名なビジネステンプレートサイトです。5種類以上の組織図テンプレートが公開されています。

組織図に限らず700種類以上の帳票が登録されており、士業やプロが作成した雛形を無料で使用できるので、会社組織図を含めて帳票づくりに困ったらチェックしてみましょう。

ビズ研

組織図をはじめ、議事録、日報、旅費交通費精算書など業務に必要な帳票を無料で公開しているテンプレートサイトです。会員登録不要で帳票をダウンロードできます。

組織図だけでも10パターン以上のテンプレートが公開されています。シンプルなピラミッド型の組織図からマトリックス型の組織図などさまざまなタイプの会社組織図テンプレートをダウンロード可能です。

会社組織図の種類

会社組織図の書き方はいくつかの種類に分類可能です。代表的な組織図はピラミッドタイプで、他にもフラットタイプ、マトリックスタイプといった様式も存在します。この3種類の典型的な会社組織図について紹介します。

ピラミッドタイプ

ピラミッドタイプは、伝統的なタイプの組織形態で、事業規模問わず多くの企業が採用しています。経営者を頂点にして下に行くほど部署が枝分かれし、全体として三角形の組織図となります。

部門同士、人間同士の関係性が明確なので、指揮命令系統が明らかとなり組織としての秩序を保ちやすく、管理しやすいのが特徴です。

その反面、業務が縦割りになりがちです。異なる指揮命令系統の部門間での連携が取りにくく、部門同士で役割が重複したり、折衝に手間がかかったりするといったデメリットがあります。

フラットタイプ

フラットタイプは、ピラミッドタイプと同様に経営者から指揮命令系統が枝分かれしている組織でありながら、階層が少ない組織図を指します。

従業員が少ない会社や経営者のトップダウン、情報のボトムアップを迅速に行いたい企業向けの組織形態です。経営者の負担が増えるので、一定規模以上になるとフラットタイプの組織図を採用するのは困難な傾向があります。ただし、創業間もない企業が経営者のリーダーシップのもと一気に拡大していく際には、フラットタイプの組織が有効です。

マトリックスタイプ

マトリックスタイプは、プロジェクト、エリア、製品など2つの異なる機能を縦軸、横軸として組み合わせた組織形態です。組織図は格子状になります。グローバル展開する企業に有効な組織図です。

縦軸と横軸の2種類の指揮命令系統が存在するため、従業員は状況に応じて柔軟に稼働できます。ただし、仕事に臨機応変さが求められるので、組織づくりには手間がかかります。

会社組織図の作り方

会社組織図を作成する際は、次の6つのステップにしたがって作業を進めてください。この手順を踏むことにより、経営方針を踏まえた組織図が完成します。

組織図を作成する目的を決める

まずは、組織図を作成する前提として目的を決める必要があります。

目的とは「指揮命令系統を明確にするため」「人材の配置バランスを確認するため」「従業員のコミュニケーションを活性化させるため」などさまざまなパターンが考えられます。

目的を先にすり合わせないと、必要な情報が収集できていない、組織図に必要な情報が記載されていないといった事態が発生する恐れがあります。

作成範囲・記載する情報を決める

目的が決まれば、作成する範囲と記載する情報が決定します。

たとえば、数万人の組織で経営者が組織の全体像を認識するために組織図を作成するのであれば、末端の部署に関して個別の従業員名を記載する必要はありません。一方でプロジェクトチームのコミュニケーションを円滑にするためであれば、従業員名に加えて個人のスキルやパーソナリティも記載すべきです。

目的に応じて適切な作成範囲、記載情報を決定しましょう。

従業員の情報を収集する

作成範囲、記載情報が決定すれば、従業員から組織図作成に必要な情報を収集します。

人事に関する情報は、基本的に人事部門に集約していると考えられますが、必要に応じて個別の情報収集が必要です。対象人数が少ない場合はメールやチャットツールで個別に情報を収集したり、多い場合は部門別に担当者を設置して情報を集約したりしてもらうのが有効です。

組織図の形式を決める

収拾した情報を記載するための組織図の形式を決定します。前述のとおり、組織図には大きく分けてピラミッド、フラット、マトリックスの3種類が存在します。それぞれの組織図にはメリット・デメリットがあるので、目的や組織規模に応じた組織図の形式を選択しましょう。

組織図に従業員を当てはめる

組織図の形式が決定すれば、その形式に収集した従業員の情報を埋めます。情報を埋める際のポイントは、記載方法に規則性を持たせることです。

たとえば、従業員を羅列する場合は役職、入社日、五十音順などのルールで並べたり、第一営業部・第二営業部のような部署が並ぶ場合は数字の小さい順番に並べたりすることがあげられます。

こうした細かい気遣いによって同じ内容の組織図であっても、理解のしやすさが変わります。さらに必要に応じてフォントや色などレイアウトも整えましょう。

作った組織図が適正かをチェックする

組織図が完成すれば、作った組織図が適正かを確認します。必要に応じて現場責任者やチームメンバーに情報が適正に反映されているかをチェックしてもらいます。

また組織図と社内規定が連動している場合は、関連する社内規定についても確認してください。組織図と相関関係が高い規定としては「職務分掌規程」が考えられます。

会社組織図の運用時の注意点

会社組織図を運用する際の注意点は、更新ルールを決めることです。

せっかく組織図を作っても放置すれば形骸化してしまいます。これを防ぐためには定期的に組織図を確認し、人材を異動させたり、部署の新設・統廃合したりといったことが必要です。

これは従業員のレベルアップや組織の活性化にもつながります。定期的に組織図を変更することは、ジョブローテーションを通じて従業員のスキルアップ効果が期待でき、部署・部門のマンネリ化を防ぐことにもつながります。

とくに経営環境の変化スピードが激しい現代においては、時流に合わせて適材適所の人材配置が求められるので定期的に組織図は見直しましょう。

なお、一定以上の規模の企業になると人材の入退社もあるため、アナログ管理をするのは困難です。一定以上の規模の企業が能動的に組織を管理するのであれば、タレントマネジメントシステムの導入も検討するとよいでしょう。

組織図作成・運用におすすめのタレントマネジメントシステム3選

組織図は作成したうえで定期的に見直し、人事異動や部署の新設・統廃合といった運用のために使用しなければなりません。そのためには、組織図作成機能や、異動シミュレーション機能があるタレントマネジメントシステムを活用するのが有効です。3つのタレントマネジメントシステムをピックアップして紹介します。

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• 社員の個性・才能を発掘して戦略人事を加速させるためのシステム
• 顔と名前が並んだ組織図を一瞬で作成できる
• 社員の入れ替え、組織の付け替えを簡単にシミュレーションできる

カオナビは戦略人事を実現するためのタレントマネジメントシステムです。会社組織図の作成に加えて、人事評価管理、人材情報の一元化、モチベーション分析、ES調査といった人事労務に必要な機能が多数搭載されています。顔写真・名前付きの組織図が簡単に作成でき、異動シミュレーションや昇格シミュレーションといったことも容易です。組織図と従業員情報を同じシステムで管理できるので、人材配置の最適化、組織編制業務の効率化が期待できます。

• 人事と経営をデータでつなぐ人財活用システム
• 豊富な機能で従業員情報管理から組織分析までをカバー
• 過去・現在・未来の組織図・人事異動履歴を登録できる

HRMOSタレントマネジメントは、人財活用をコンセプトとしたタレントマネジメントシステムです。人事情報を管理したり、組織図を作成したりするだけでなく、人事評価や1on1にも活用可能です。システムを活用して組織図を作成できるのはもちろん、過去の組織図や人事異動履歴をシステムに登録できるため、組織の変遷を後から見返して人材配置の参考にできます。また、システム活用が社内に定着するように専任担当者が伴走支援してくれます。

• 人事・労務業務の課題をまとめて解決
• HRBrainシリーズのサービスを組み合わせてオリジナルのシステム体制を構築できる
• ツリー構造で組織を見える化

HRBrainは幅広い人事労務業務に対応できるタレントマネジメントシステムです。HRBrainシリーズにはタレントマネジメントシステムだけでなく、労務管理、人事評価、組織診断サーベイといった複数のシリーズがあり、組み合わせることにより広範な人事労務領域をカバー可能です。ツリー構造で会社全体・部署ごとの組織構成や顔ぶれを一目で把握できます。役職や等級、入社年次などの特定の条件で、社員を絞り込んで組織図を作成できるのでシミュレーションにも役立ちます。

会社組織図を作成して組織を活性化させる

会社組織を活性化させるためには、会社組織図の作成が大切です。BOXILビジネステンプレートでは、無料で使用できる会社組織図テンプレートを公開しているのでぜひ活用してください。

また、組織図は定期的に見直さなければならないため、タレントマネジメントシステムを活用して組織図、従業員リソースを管理すると効率的です。本記事で紹介したシステム以外にも多くのタレントマネジメントシステムがあるので、興味のある方は次の記事をご覧ください。

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