経営管理システムおすすめ比較19選!予算管理や予実管理に使えるツールの選び方
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- 経営管理システムとは?
- なぜ経営管理が必要なのか?
- 経営管理と経営企画の違い
- 経営管理システムの選び方
- 経営管理システムの導入目的を確認する
- 経営管理システムの機能を確認する
- 経営管理システムを導入する際の注意点を確認する
- 経営管理システムの料金・価格相場を確認する
- 管理会計に特化した経営管理システム8選
- Loglass 経営管理
- DIGGLE
- 予算会計エクスプレス
- STRAVIS
- Manageboard
- Board
- bixid
- Amoeba Pro 管理会計クラウド
- 総合型経営管理システム9選
- FUNDOOR
- kpiee
- fusion place
- CCH Tagetik
- ZAC
- Workday Adaptive Planning
- Sactona
- AVANT Cruise
- Anaplan
- Excelと親和性が高い経理管理システム2選
- iFUSION
- BizForecast
- 経営管理システムを通じて精度の高い経営判断を実現しよう
- BOXILとは
経営管理システムとは?
経営管理システムとは、ヒト・モノ・カネといった経営資源に関する情報を集約、分析することによって迅速かつ精度の高い経営判断をサポートするツールです。予実管理だけではなく、ボトルネックの発見や事業計画の策定といった業務にも活用できます。
組織が巨大化して直感的に経営陣が状況を判断しにくくなった組織では、経営情報の集約・加工が業務において重要です。そのため、中堅規模以上の企業が使用することが多いシステムです。
搭載されている機能については、各システムによって異なりますが、一般的にデータ集約・加工機能、予実管理機能などが搭載されています。その会社の事業規模や管理会計のルールによっても運用方法が微妙に異なるので、定着のハードルが比較的高いシステムです。
なぜ経営管理が必要なのか?
経営管理が必要な主要な理由として、「経営者が根拠に基づいた正しい意志決定をするため」「目標と現実の差分について可視化し、PDCAを回して目標達成を目指すため」の2つがあげられます。
経営者が経営上で正しい意志決定をするためには、根拠となるデータが必要です。現代では、人事情報は人事システム、顧客情報は顧客管理システムのように、各所にデータが分断されて保存される傾向があります。点在した情報から経営に必要な情報を抽出して一元管理するためには、経営管理の概念が必要です。
また、PDCAを回すためにも経営管理は必要です。事業計画に掲げた目標を達成するためにはそれをKPIに分解して、KPIの変化をチェックする必要があります。経営管理をしようと意識しなければKPIの変化は追えず、目標を達成できるかは運任せになりがちです。そのためにも経営管理が必要です。
小さな企業であれば経営層の目の届く範囲内で業務が進行するため、経営管理の重要度は低い傾向があります。一方で、大きな企業になるほど現場の細かい状況まで確認できません。よって、意識的に経営管理をしないと会社の実態からかけ離れた意志決定をすることもあります。このようなミスを犯さないためにも経営管理は重要です。
経営管理と経営企画の違い
「経営管理」と近しい概念として「経営企画」が存在します。どちらも経営に関する仕事でかつ会社の状態をコントロールする部署という点では一緒ですが、両者は微妙に異なります。
経営管理はどちらかといえば会社の現状確認が主要な仕事です。各部署からデータを収集してKPIを管理したり、レポートを作ったりといった業務が経営管理の仕事としてあげられます。一方で、経営企画はどちらかといえば会社の目標やあるべき姿を考えるのが仕事です。経営計画の策定や経営資源の配分決定が経営企画の仕事です。
ただし、広い意味では経営企画の仕事も経営管理の一部だと解釈されることもあります。
経営管理システムの選び方
経営管理システムを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 経営管理システムの導入目的を確認する
- 経営管理システムの機能を確認する
- 経営管理システムを導入する際の注意点を確認する
- 経営管理システムの料金・価格相場を確認する
経営管理システムの導入目的を確認する
経営管理システムの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
リアルタイムで財務三表を確認したい | 管理会計に特化した経営管理システムがおすすめ。財務三表とはP/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、C/F(キャッシュフロー計算書)の3つ |
財務・営業・サプライチェーンなど総合的に経営資源を管理したい | 総合的な経営管理ができる高機能型の経営管理システムがおすすめ |
現場で使っているExcelに合わせて経営管理したい | Excelベース、Excelに似た仕組みで使用できる経営管理システムがおすすめ |
経営管理システムの機能を確認する
経営管理システムでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
機能 | 詳細 |
---|---|
予算管理機能 | 経営計画に基づいた予算の策定や予算と実績の比較(予実管理)などをシステム上で一元管理できる機能。予実を踏まえて経営予測ができるシステムもある |
データ収集機能 | 外部システムやCSVなどからデータを収集して管理する機能。データ収集を自動化できるシステムも多い |
分析機能 | 収集したデータをKPIや予実状況といった経営者に必要な情報に変換する機能 |
レポート機能 | 収集したデータをグラフやレポーティングして経営分析、次のアクションにつなげられる機能 |
予算管理やKPI管理にフォーカスするのであれば、下記のシステムもおすすめです。あわせて検討することで最適なソリューションを見つけましょう。
・予算管理システムの比較
・KPI管理ツールの比較
経営管理システムを導入する際の注意点を確認する
経営管理システムを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
注意点 | 詳細 |
---|---|
現行の経営管理のルールを整理する | すでに経営管理の仕組みを導入している場合は、経営管理システムを導入する前提として、現行の管理会計のルールを確認する |
一次データが保存されているシステムについて確認する | 経営管理システムにデータを集約させるために、他のシステムとの連携方法や連携サービスの種類が重要。社内の一次情報をどのように管理しているか、連携させられるかどうかを確認する |
対象事業規模・導入価格を確認する | 経営管理システムのなかには上場・グローバル企業向けの大規模なシステムと中小企業向けのシステムが混在している。どの事業規模に向けたシステムなのかを確認する |
クラウド型かオンプレミス型かを確認する | 経営管理システムの導入形態は大きくクラウド型とオンプレミス型に分類できる。クラウド型はインターネット経由で時間や場所を問わずに利用できベンダー側が運用保守を行ってくれる。対してオンプレミス型は自社でインフラ構築やシステム運用が必要だが、クラウド型よりも柔軟性やセキュリティ性が高い傾向 |
セキュリティ機能が充実しているか確認する | 通信やデータベース暗号化、ログ管理、アクセス権限などセキュリティ対策が十分か確認する。グループや部署をまたいだ管理では情報漏えいのリスクがあるため入念に確認する |
経営管理システムの料金・価格相場を確認する
各社によって経営管理の仕方が異なり、それに合わせてカスタマイズするので料金・価格相場は公開されていない傾向があります。各社の状況に合わせてシステム開発が発生する場合も多いので、基本的には初期費用・月額費用のどちらも発生します。
財務諸表から管理会計上のレポートを作成する簡易的なものと財務を含めて、総合的に経営資源を管理するシステムでは料金も大きく異なるので、導入したいシステムが決まれば見積もりを取りましょう。
管理会計に特化した経営管理システム8選
まずは、管理会計に特化した経営管理システムを紹介します。
Loglass 経営管理 - 株式会社ログラス
- 予実管理に特化したクラウド型の経営管理システム
- 計画データと実績データを統合してダッシュボードに一元管理
- クロス集計やAI機能による正確かつスピーディーな管理・分析が可能
Loglass 経営管理は、株式会社ログラスが運営する「予実管理」に特化したクラウド型の経営管理システムです。東証プライム上場企業をはじめ多くの大手企業が導入しており、対応業界も幅広いです。
予算や見込みなどの「計画データ」と、KPIや会計などの「実績データ」を、ひとつのデータベースに統合します。科目や製品、エリアなど認知のタグを設置することで散らばった情報を集約。クロス集計(2つのカテゴリを組み合わせて同時集計する方法)やAI機能を用いることで、正確かつスピーディーな管理・分析が可能です。
集約された経営情報は、表やグラフ形式でダッシュボード上に自動反映されます。グループ全体の業績管理ができるのみならず、組織体制の変更や組織図の管理にも活用できます。
- 予実の最新情報が常にアップデートされる
- 従業員数やKPIといった「非財務指標」にも対応している
- 会計ソフトやSFA、自社独自の基幹システムとも連携可能
DIGGLEは、リアルタイムに予実を分析し、企業のデータドリブンな意思決定を支援する経営管理システムです。属人化しやすいExcel業務をなくすため、予実の最新情報が常にアップデートされるうえ、予算と見込みの時点間比較もできます。
予実のギャップが起こった場合でも過去にさかのぼって分析可能です。管理会計に強いシステムであることから、従業員数やKPIといった「非財務指標」にも対応。経営に関するあらゆる情報をプラットフォーム上に見える化できるうえ、インターフェースも直感的に使えるため、慣れていない経理担当でも操作しやすいです。
外部システムとの連携機能も充実しています。freeeや弥生会計、勘定奉行シリーズなど会計ソフトをはじめ、SFAツールのSalesforce、自社独自の基幹システムともデータ連携が可能です。
予算会計エクスプレス
- 特許を取得している「複式簿記」の構造を取り入れた管理
- P/L、B/S、C/Fを作成して予実と着地予想を一元管理できる
- 推移表や比較表などレポート出力機能も充実
予算会計エクスプレスは、株式会社スリー・シー・コンサルティングが運営するクラウド型の経営管理システムです。同システムでは、国内唯一で特許取得済みの「複式簿記」の構造を取り入れた管理を実現。複式簿記のプロセスでP/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、C/F(キャッシュフロー計算書)を作成し、予実と着地予想を一元管理できます。
レポート出力機能も充実しており、予実の推移表をはじめ比較表、データベース出力などを簡単に出力可能。予実の組み合わせのシミュレーション数値も割り出せます。「データの集計やレポート作成の手間を省きたい」「経営管理におけるPDCAを効率化させたい」といった企業にはおすすめです。
STRAVIS
- 管理会計や連結会計、グループ経営の情報収集基盤として活用できる
- 人事や店舗、BEPSに関する内容などに関する情報も集約
- システムのカスタマイズ性も高い
STRAVISは、管理会計や連結会計をはじめグループ経営のデータ収集基盤として活用できる経営管理システムです。「管理会計」では、単体予算の編成からグループを横断した製品ごとの損益、設備投資などを細かく管理できます。「連結会計」では、四半期制度の連結や月次連結といった大企業のさまざまな連結管理に対応。分散したデータを集約し連結精算処理、レポート作成までを一貫して効率化できます。
会計業務だけでなく、グループ会社における「データの収集基盤」としても活用可能。人事や店舗、BEPS(税源侵食と利益移転)に関する内容など、さまざまな情報を収集し、一元管理できます。システムは柔軟なカスタマイズが可能。「手動での計算をやめて自動化したい」「レポート作成や分析工数を削減したい」など、依頼企業のニーズに合わせた最適なモジュールを提供してくれます。
Manageboard
- 7,100社以上※が導入するクラウド型の経営管理システム
- 売上高から営業利益、純利益などの角度から業績をシミュレーション
- 従業員のKPIに対するモチベーション向上にもつながる
Manageboardは、株式会社ナレッジラボが運営するクラウド型の経営管理システムです。財務三表からKPIまでの一元管理やタグ分析、業績シミュレーション、カスタマイズレポートなどの機能を搭載しており、導入企業は7,100社以上※。PL予算の情報から資金繰り予測を作成可能。売上高から営業利益、純利益などさまざまな角度から業績をシミュレーションできます。
PLをクリックすることで、ドリルダウン(概要から詳細に向かってデータを分析する方法)形式でKPIが表示されます。数値の内訳まで細かく見られるため、KPIの達成・未達成の理由を把握できます。従業員のKPIに対するモチベーション向上にもつながるでしょう。マネーフォワード クラウド会計や勘定奉行など外部会計ソフトとのAPI連携も可能。ダッシュボードの実績画面にある「APIから取り込む」より簡単にデータ連携できます。
※出典:ナレッジラボ「Manageboard | 経営管理・予実管理システム」(2024年8月28日閲覧)
Board
- 財務やサプライチェーン、営業、人事などをカバーする経営管理システム
- 「リアルタイム管理」によって計画サイクルを加速させる
- 計画時間が75%短縮※されたデータもある
Boardは、財務やサプライチェーン、営業、人事など企業経営のさまざまな領域をカバーする経営管理システムです。「リアルタイム管理」にこだわっており多種多様なデータを即座に把握、組織の計画サイクルを加速。アメリカの大手から国内大手まで数千社の企業が導入しており、同社リサーチによれば計画時間が75%短縮※されたという結果が出ています。
財務管理では組織全体での予算編成をはじめ計画、予測までをシームレスに管理。定型業務を自動化させることで業務効率を飛躍的に高めます。グループや部署など横断的なデータの管理・分析もでき、資本やリソース配分最適化につなげられます。
サプライチェーン機能では、計画を「需要計画」「供給計画」「生産能力計画」の3つに分類し、需要と供給のバランスを最適化。需要の変化に対して最適な対応ができるよう、システムが管理面・分析面からサポートしてくれます。
※出典:Intelligent Planning™「経営企画・財務・経理、サプライチェーン、小売向けインテリジェント計画」(2024年8月28日閲覧)
bixid
- コスト分析だけでなく定量・定性の2面から課題とリスクを分析できる
- 「売上」「利益」「納税」「キャッシュ」の観点から将来予測をシミュレーション
- 会計データの自動チェック機能も充実している
bixidは、株式会社YKプランニングが提供する経営支援クラウドサービスです。会計データの見える化をはじめ月次決算、予算管理、キャッシュフローの把握など経営管理における必要機能を幅広くカバーしています。経営分析では単なるコスト分析にとどまらず、定量・定性の2面から課題やリスクを分析。また「売上」「利益」「納税」「キャッシュ」の観点から将来予測をシミュレーション可能です。
経営数値やレポートについては「コミュニケーション」機能によって簡単に共有可能です。アカウントごとに共有範囲やアクセス権限を設定できるため、安全かつスピーディーな社内共有が実現されます。
会計データの自動チェック機能も搭載。入力内容にミスがないかをシステムが自動で調べ、エラーや確認事項を検知してくれます。自社だけで判断の難しい項目については、会計事務所とのチェック作業の分担も可能です。
Amoeba Pro 管理会計クラウド
- 「PDCA」に基づいて企業の管理会計をサポートしてくれるシステム
- 非採算部門から採算部門への配賦(はいふ)機能も搭載している
- 事業拡大によって管理業務に負担を感じている中小企業にもおすすめ
Amoeba Pro 管理会計クラウドは、京セラコミュニケーションシステム株式会社が運営するクラウド型の経営管理システムです。「PDCA」に基づいて企業の管理会計をサポートします。
「Plan」では柔軟な計画設定やリアルタイムな集計機能が、「Do」では既存システムとの紐付けによる実績連携や、非採算部門から採算部門への配賦(はいふ)機能などが可能です。「Check」では見たい情報をすぐに閲覧できる表示設定やグラフによる経営情報の把握ができ、チェック内容を踏まえて「Action」につなげられます。
また、事業や部門、プロジェクト、商品など「多軸管理」によるセグメント分析も可能です。ドリルダウン形式で軸を表示したり、データを絞り込んだりと、見たい情報を自由に分析できます。小規模ユーザー向けのライセンスも提供しているため、事業拡大によって管理業務に負担を感じている中小企業におすすめです。
総合型経営管理システム9選
続いて、総合的な経営管理を実現できるおすすめのシステムを紹介します。
FUNDOOR - 株式会社FUNDINNO
- 経営管理や株主管理を効率化できる弁護士監修のプラットフォーム
- 資本政策の作成・シミュレーションや株主総会のペーパーレス化促進など機能が豊富
- グラフや差異分析など株主目線での予実管理ができる
FUNDOORは、経営管理や株主管理を効率化できる弁護士監修のプラットフォームです。株主をはじめ企業を取り巻くステークホルダー(利害関係者)向けの書類作成や連絡などをスムーズに行える機能を多数搭載。たとえば資本政策の作成・シミュレーション機能やクラウド株主名簿作成機能、株主総会のペーパーレス化機能、IR配信機能など幅広くカバーしています。
株主目線での予実管理も可能。あらゆる経営情報をグラフ化し、差異分析表も簡単に作成できるため、株主への報告のための工数が大幅に削減されます。元となる情報はすべてプラットフォーム上に集約されているため検索も容易です。「関係者が増えたことで連絡やステータス管理ができていない」「株主への報告業務に時間がかかっている」といった企業におすすめのシステムといえます。
kpiee - 株式会社データX
- 売上高や顧客数、平均単価アなど多くの経営データ管理を効率化
- SlackやChatworkなどコミュニケーションツールとの連携も充実
- 定型業務をアウトソースできるサービスも提供している
kpieeは、株式会社データXが運営するクラウド型の経営管理システムです。同システムでは売上高や顧客数、平均単価、アポ数など、あらゆる経営データの管理を効率化。既存の管理シートや外部システムと連携することでデータベースを自動構築し、データ収集・集計業務の自動化を実現します。グラフも自動で作成可能です。
SlackやChatwork、LINEなどコミュニケーションツールとの連携機能も搭載しています。プラットフォームに集約されたデータの中から、取締役や執行役員それぞれが「知りたい情報」をコミュニケーションツールに自動通知。数値を報告する手間を省けます。
また関連サービスとして、定型業務をアウトソースできる「kpiee BPaaS」も提供。経営数値の報告資料作成や競合調査、マーケット調査などを代行してくれます。
fusion place - 株式会社フュージョンズ
- 経営データを複数軸で分析できる「多次元データベース」を採用
- コメントや投資案件名といった非数値データも一元管理できる
- ライセンスフリーで利用できるオンプレミス型も提供
fusion placeは、株式会社フュージョンズが運営する経営管理システムです。経営データを商品や勘定項目、組織といった複数の軸で分析できる「多次元データベース」を採用。データはリアルタイムで更新されるため、正確な予算編成や決算予測、報告書作成に役立ちます。
数値データだけでなく、コメントや投資案件名といった非数値データの一元管理も可能。非数値データも数値データと同様の形式で保存されるため、表示や配置も自由に変更できます。
システムは「クラウド型」と「オンプレミス型」の両方を提供。クラウド型は企業規模に応じてエンタープライズ、エンタープライズノンストップ、エクストリームの3プランを用意(料金は要問い合わせ)。オンプレミス型はライセンスフリーで提供されており、ユーザー数は3人までと制限があるものの無料で利用できます。
CCH Tagetik
- 決算や連結管理、ESG、サプライチェーン計画など大企業の経営管理をカバー
- AIを用いたデータの収集やマッピング、異常値検出なども可能
- 税務申告のプロセスを簡略化できるサービスも提供している
CCH Tagetikは、企業価値向上のためのスピーディーな経営意思決定を支援するプラットフォームです。決算や連結管理、ESG(長期的な成長のための環境・社会・ガバナンスの整理)、サプライチェーン計画、経営報告など統合的に経営管理ができます。
AIを用いたデータの収集やマッピング、異常値検出なども可能。反復作業やエラー検出、変数と要因の分析などをロボットに任せることで、担当者はコア業務に集中できます。税務申告のプロセスを簡略化できる「Global Minimum Tax」も搭載。プラットフォームに集約されたデータをもとに税額を計算したり、税金による影響をシミュレーションできたりと便利な機能が揃います。
ZAC
- 案件やプロジェクト単位での業務進行が多い業種向けのクラウド ERP
- リアルタイムでプロジェクト別に損益を管理できる
- 企業の内部統制をサポートする機能も充実している
ZACは、ITやシステム開発をはじめイベント業、士業など案件や契約、プロジェクト単位での業務進行が多い業種向けのクラウド ERPです。販売管理から購買管理、工数管理、予定表、経営モニタリングなど案件型の業務に特化した機能が揃っている同システム。リアルタイムでプロジェクト別に損益を管理できたり、編集データが全社共有される「シングルインプット」機能によって作業エラーを防げたりできます。
企業の内部統制をサポートする機能も充実。電子申請やワークフローをはじめ、ログ記録による証跡管理、細かなアクセス管理などを利用可能です。スマートフォンやタブレットなどモバイル端末での承認にも対応しています。
Workday Adaptive Planning
- 予算編成やシナリオ作成、採用計画、決算・連結処理などを統合管理
- CRM、HR、PSAといった既存システムのデータベースとも連携可能
- 大手から中小、業種業界も幅広く6,500社※が導入
Workday Adaptive Planningは、企業のパフォーマンス管理ができるEPMソフトウェアです。予算編成やシナリオ作成、採用計画、決算・連結処理など企業が抱えるあらゆる業務を統合管理できます。ERPやCRM、HR、PSAといった既存システムのデータベースとも連携可能。データの収集や入力の工数を大幅に削減できます。
AIと機械学習による支援機能も充実しており、計画の進捗把握や修正、客観性に基づいたインサイト分析、自動でのレポーティングなど工数削減・生産性アップに貢献してくれます。国内外で6,500社※を越える企業が導入しており、大手から中小、業種業界もさまざまです。
※出典:Workday 「Adaptive Planning: EPMソフトウェア」(2024年8月28日閲覧)
Sactona
- 膨大なデータも高速処理できるうえ入力の属人化防止にも役立つ
- ドリルダウン・ドリルスルーなど表示の切り替えも柔軟にできる
- クラウド型とオンプレミス型の両方を提供している
Sactonaは、アウトルックコンサルティング株式会社が提供する経営管理システムです。同システムでは、収益・財務から需要供給、人的資本、経費まで経営の意思決定における必要情報をまとめ、質の高いPDCAサイクルを支援。膨大なデータも高速で処理できるうえ、入力の属人化防止、エラーチェック機能も搭載。システムの柔軟性も高く、帳票作成や管理項目の編集、部門新設なども簡単に行えます。
集約されたデータはダッシュボード上で一元管理でき、ドリルダウン・ドリルスルーなど表示の切り替えも可能です。クラウド型とオンプレミス型の両方を提供。同社はコンサルティング会社であることから、企業の目的や要望に沿ったヒアリングを行ったうえで最適な導入形態を提案してくれるでしょう。
AVANT Cruise - 株式会社アバント
- ROICやROEなどKPIマネジメントに用いられる業務も最適化できる
- 財務情報だけでなく非財務情報もワンプラットフォームで管理可能
- プログラミングスキル不要で設定・変更できる
AVANT Cruiseは、株式会社アバントが運営するグループ企業向けのクラウド経営管理システムです。予算管理や予実の業績比較をはじめ、ROIC(税引後の営業利益を示す指標)・ROE(自己資本利益率)などKPIマネジメントに用いられる業務を最適化できます。財務情報はもちろん非財務情報もワンプラットフォームで管理でき、Google CloudやAmazon S3、ORACLEといった外部のデータベースシステムとも連携可能です。
同システムはプログラミングスキルが不要のノーコードで設定・変更が可能。初めから必要機能やデータが揃っているため「構築」の手間がなく、「設定」をするだけですぐに導入できます。導入後の柔軟性・拡張性も高く、各項目や分析軸などは直感的な操作で編集可能です。
Anaplan
- 財務や営業、サプライチェーン、人事などを統合管理できるシステム
- 財務では収益計画や人員計画、資本計画などが可能
- サプライチェーンでは需給計画やS&OP、資材調達のコスト管理などが可能
Anaplanは、財務や営業、サプライチェーン、人事などの視点から企業の現状を把握し、正しい計画策定を支援する経営管理システムです。財務においては収益計画や人員計画、資本計画などが可能。膨大なデータをもとにシナリオを作成、モデル化することで、長期計画も立てられます。
サプライチェーンでは、需給計画をはじめS&OP(販売から生産、調達までを全体最適の観点から管理すること)、資材調達のコスト管理などが可能。大手食品サービスや自動車、金融などの大手から、海外に拠点をもつ企業の導入実績も多いです。
Excelと親和性が高い経理管理システム2選
続いて、Excelと親和性の高い経営管理システムを紹介します。
iFUSION
- Excelの活用によって煩雑化した膨大な情報を効率的に管理できる
- 外部システムから取り込んだデータの集計結果も閲覧可能
- ユーザー単位でのアクセス権限設定や操作ログなどセキュリティも強固
iFUSIONは、は、株式会社インプレスが提供するExcelの運用サポートシステムです。同システムではExcelの活用によって、煩雑化した膨大な情報を効率的に管理できます。Excel従来のフォーマットを残したままデータの収集や集計、活用が可能。専用の帳票をダウンロードすることで、外部システムから取り込んだデータの集計結果も閲覧できます。
ユーザー単位でのアクセス権限設定や操作ログ、通信暗号化などセキュリティ対策も強固です。また、クラウド型とオンプレミス型の両方を提供しています。
BizForecast
- Excelで予算管理から連結決算、プロジェクト管理などを行える
- 企業特有の事業計画や見込み、シミュレーションなどに活かせる
- Excelに慣れている企業は経営管理システムを導入するよりも手間が少ない
BizForecastは、プライマル株式会社による「Excel」を活かした経営管理システムです。予算管理から連結決算、プロジェクト管理、人事評価、目標管理などで「Excel」を活用して効率化を図れます。
「データ入力やレポート作成が複雑」「項目が増えると管理が大変」といったExcelのデメリットを解消可能です。Excelの柔軟性を、企業特有の事業計画や見込み、シミュレーションなどに活かせます。従来の業務フローやユーザビリティを大きく変えないため、Excelに慣れている企業にとっては、無理に経営管理システムに移行するよりも手間が少なく済みます。
経営管理システムを通じて精度の高い経営判断を実現しよう
経営管理システムには経営判断に必要な情報の一元管理、経営判断の精度向上といったメリットがあり、データに基づいた経営判断がしたい経営者におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- 経営管理システムの導入目的を確認する
- 経営管理システムの機能を確認する
- 経営管理システムを導入する際の注意点を確認する
- 経営管理システムの料金・価格相場を確認する
経営管理システムについてより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。
BOXILとは
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