受発注管理システムのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスは楽楽販売
受発注管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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受発注管理システムのシェア率

受発注管理システムの導入に携わった1,604人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入した受発注管理システムを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、楽楽販売で11.91%。
その後にBtoBプラットフォーム 受発注が5.80%、freee販売が5.55%、スマレジEC・B2Bが4.93%、基幹システム 基幹船が4.24%、Oracle NetSuiteが4.11%、スマートFが3.62%、トラミルが3.55%と続きます。これら8社で全体の43.71%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にて受発注管理システムの導入に携わった全国20〜60代の1,604人へ実施。本調査の期間は2025年7月12日~15日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
口コミ・ユーザー満足度も必ずチェックしよう
受発注管理システムの選定では、実際の導入企業による口コミやユーザー満足度も重要です。自社に合ったサービスかどうか、現場の意見・評判をもとに比較することが大切です。

受発注管理システムの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、受発注管理システムの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型受発注管理システムの市場規模は、およそ1,286.7億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は1,388.3億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は1,446.6億円規模に成長すると予測※できます。

※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
受発注管理システム市場の成長率は?
同調査では、まだ受発注管理システムを導入・利用していない生産・販売管理業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、「利用検討中」の企業が5.7%と、受発注管理システムの重要性が浸透してきている結果になりました。
| 導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| 時期は未定だが利用検討中 | 25 | 5.7% |
| 半年以内には利用開始予定 | 14 | 3.2% |
| 1年以内には利用開始予定 | 7 | 1.6% |
| 2年以内には利用開始予定 | 5 | 1.1% |
| 現時点では未定・利用予定はない | 387 | 88.4% |
受発注管理システム市場の成長の要因としては、EC市場が拡大していることが挙げられます。BtoB EC市場とBtoC EC市場ともに成長を続けていることもあり、受注数増加にともなう受発注管理の効率化が必要になってきています。
とくに、クラウドベースの受発注管理システムであれば、Web上で受発注管理ができるだけではなく、見積書や請求書のやり取りなども可能です。業務効率化や人手不足解消のためにも、導入する企業が増加しています。
受発注管理システム シェア率TOP8の口コミ・満足度解説
シェア率の高い8サービスはなぜ選ばれているのか。BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
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また、一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
楽楽販売は、見積もり管理・受注管理・請求管理・発注管理など販売管理業務に特化したシステムです。複雑な金額計算の自動化や企業ごとのルールに合わせたカスタマイズが可能で、売上や原価の計算ロジックを柔軟に設定できます。
請求締め処理の自動化により月末月初の作業を大幅に削減し、リレーショナルデータベースの実現で転記作業を不要にするなど、人為的ミスの削減に貢献します。また表示項目や入力画面、操作メニューをノンプログラミングで自社フローに合わせてカスタマイズできるため、使いながら改善を進められ、現場に定着しやすいシステムとなっています。
BtoBプラットフォーム 受発注 - 株式会社インフォマート
BtoBプラットフォーム 受発注は、受発注から請求業務までをWebで一元管理し、時短とコスト削減を実現するシステムです。6万店舗以上が日々の発注に利用している業界シェア率の高いWeb受発注システムで、取引先とデータを共有することにより仕入金額と請求金額の一致を実現し、月次の早期締めが可能となります。
Webでの発注により電話やFAXでの面倒な作業が不要になり、スマホやタブレットでいつでも発注できます。また買掛や請求データのダウンロードによる社内経理システムとの連携、日々の受発注データをもとにした棚卸単価の自動算出など、入力作業の大幅削減と業務効率化を支援します。
freee販売は、受発注状況や商談情報、取引先情報を一元管理できる販売管理システムです。案件ごとのフェーズや受注確度をリアルタイムで共有でき、複数の見積や関連書類も一括管理できます。
流れに沿って入力するだけでインボイス制度に対応した帳票を1クリックで作成可能なほか、案件ごとの売上や粗利を自動集計し、売上の可視化を実現します。さらに会計システムとの連携で転記作業が不要になり、電子契約連携による見積書と発注書の同時管理、経費精算連携による案件への自動連携、業務委託管理・実績の連携など、バックオフィス業務全体への拡張性が高い点も特徴です。
スマレジEC・B2Bは、ECサイト構築により受注業務を自動化できるBtoB向け受発注システムです。取引先別に表示する商品や価格を設定できるほか、掛け率や指値、ロットごとの割り引きなど細かな設定も可能です。顧客自身が購入ページや見積履歴から見積書を作成できる機能や、アンケート・サンプル依頼受付の自動化機能など、営業支援機能も充実しています。
デジタルが苦手な顧客や見積依頼の多い業界にも対応し、FAX注文も無料オプションのAI-OCR機能でスマホから簡単に取り込めます。EC化により工数削減で生まれた時間やリソースを販売チャネル拡大や新規顧客獲得に活用できるほか、決済サービスや在庫管理システムなど外部サービスとの連携も可能です。
基幹システム 基幹船 - 株式会社ブライセン
基幹システム 基幹船は、レベニューシェアプランにより低価格で導入できる受発注管理の基幹システムです。経験豊富なエンジニアが在籍し、複数のオフショア拠点を活用することで、高度なカスタマイズを低コストで実現します。業務に合わせて柔軟にカスタマイズでき、企業ごとの異なる業務プロセスや運用にも対応可能。画面や機能を使いやすく調整できるため、業務内容にフィットしたシステムを構築でき、現場の効率化に貢献します。
導入後も専属コンサルタントがアサインされ、運用改善提案や売上増施策を提示するなど、事業成長まで伴走する手厚いサポートが特長です。また、ハンディターミナルの代わりに視認性と操作性に優れたタブレットを標準装備しているのも特徴です。
Oracle NetSuite - 日本オラクル株式会社
Oracle NetSuiteは、世界中の企業で採用されているクラウド型ERPシステムで、BtoB・BtoCのさまざまなビジネスに対応しています。ERP、CRM、経営管理、原価・資源管理など多様な機能を備え、販売管理システムとしても活用可能です。
受注管理では販売や資金調達、注文処理の業務を一つのシステムに統合でき、タイムリーな請求書発行と支払実行により、見積から注文処理までの円滑なフローを実現します。また、財務管理や予算管理、生産管理、サプライチェーン管理、倉庫管理、フルフィルメント機能も利用できる多機能なシステムとなっており、クラウドでバックオフィス業務や顧客管理が可能で、さまざまなデバイスからのアクセスにも対応しています。
スマートFは、低コスト・低リスクでスモールスタートできるクラウド型の生産管理システムです。必要最低限の機能から導入でき、後からの機能拡張や既存システムとの連携も柔軟に対応可能。在庫管理や工程管理など、紙やExcelだと非効率で属人的になりやすい業務を解消し、工数削減や生産性向上を実現します。
食品、医薬品、化粧品、自動車部品などさまざまな業界や、個別受注生産、バッチ生産、ロット生産など多様な生産方式に対応。現場を熟知した専任の導入支援担当が既存運用をヒアリングしてシステム運用設計を行い、トライアル導入をサポートします。ハンディ端末を活用したQR・バーコード管理やタブレットなどのIoT機能も標準搭載し、ペーパーレス化と業務効率化を促進します。
トラミル - 株式会社クレオ
トラミルは、発注業務を一元管理できる業務プロセス管理ツールです。購買承認から発注、検収、支払依頼までの購買機能を備え、他システムと連携して受発注に関する情報を一括管理します。全社の購買プロセスを共通化し可視化する機能に加え、他システムからのCSV取込やAPI連携により取引情報を集約できます。
集中購買と分散購買を組み合わせたハイブリッド購買に対応し、サプライヤーログイン機能で見積や請求に関するやり取りも効率化。要求元や発注元が複数に分散していても、証跡やエビデンスを一元管理できるため、不正防止や運用状況の把握がスムーズに行えます。蓄積された情報をもとにした分析やコストコントロールにより、購買業務の最適化を支援します。
シェア率だけでなく機能や使い勝手でも比較しよう
受発注管理システムを選ぶ際には、「業務フローとの適合性」「カスタマイズ性」「他システムとの連携性」「コストパフォーマンス」「サポート体制」などを総合的に検討することが重要です。
業種や取引形態によって必要な機能は異なるため、自社の受発注プロセスに合わせたシステムを選ぶことで、導入後の効果を最大化できます。特に業務の自動化範囲や帳票作成機能、分析レポート機能、ユーザーインターフェースの使いやすさなどは実際に操作して確認することをおすすめします。



