ストレージとは - 容量が少ないときの対処法 | 種類ごとの特徴も解説
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- ストレージとは
- スマートフォンを例にわかりやすく解説
- 内部ストレージが少なくなると起こること
- データを保存できなくなる
- デバイスの動作が重くなる
- ストレージの容量が少なくなったときの対処法
- キャッシュの削除
- 不要データの削除
- 別のストレージへのデータ移動
- ストレージの種類とその例、適した用途
- 内部ストレージ
- 外部ストレージ
- NAS
- オンラインストレージ
- オンラインストレージのメリット
- 場所や端末を選ばずにデータを共有
- 拡張性が高い
- 導入コストが低い
- オンラインストレージのデメリット
- 運用コストがかさみやすい
- 不具合や障害でアクセスできないリスク
- ビジネスにはオンラインストレージがおすすめ
- BOXILとは
ストレージとは
ストレージとは、パソコンやスマートフォンにおいて、データを保存するための場所を指します。例えるなら、書類や写真を保管しておくための引き出しや棚のようなものです。デジタルデータである写真や動画、音楽、アプリ、書類などはストレージに保存されます。
ストレージの具体例としては、パソコンに内蔵されたHDDおよびSSD、外付けするUSBメモリやmicroSDカードなどが該当します。最近では、クラウドにデータを保存できるオンラインストレージも一般的になりました。
スマートフォンを例にわかりやすく解説
スマートフォンを例に、ストレージについて考えてみましょう。スマートフォンには、あらかじめ本体に内蔵された内部ストレージがあります。スマートフォンで撮影した写真や動画、ダウンロードしたアプリなどは、基本的に内部ストレージへ保存されます。
しかし、内部ストレージの容量には限りがあり、多くの写真や動画を保存するとストレージがいっぱいになりかねません。ストレージが上限に近くなると、写真や動画を保存できなかったりアプリをインストールできなかったり動作が遅くなったりします。
このような場合、外部ストレージを利用することで容量を増やしましょう。たとえば、スマートフォンにおける外部ストレージには、SDカードがあります。またiPhoneであれば、iCloudというオンラインストレージを利用するのも手です。これらの外部ストレージへファイルを移動することで、空き容量を増やせます。
内部ストレージが少なくなると起こること
パソコンやスマートフォンの内部ストレージの空き容量が少なくなると、さまざまな問題が発生します。
データを保存できなくなる
内部ストレージが不足すると、新しい写真や動画を撮影したり、アプリをダウンロードしたりできなくなります。いざ保存したいときにできなくなるとせっかくの記録が残らないため、空き容量には気を配りましょう。
デバイスの動作が重くなる
内部ストレージの空き容量が少なくなると、デバイスの動作が遅くなったり、アプリの起動に時間がかかったりします。さらに、強制的にシャットダウンしたり再起動したりする可能性もあります。これは、システムが正常に動作するために必要な空き容量を確保できなくなるためです。
ストレージの容量が少なくなったときの対処法
ストレージの容量が少なくなってきたら、キャッシュやデータの削除のほか、他ストレージへの移動がおすすめです。また根本的な発想として、あらかじめストレージ容量の多いデバイスを購入しておく手段もあります。
キャッシュの削除
まずはデバイスのキャッシュを削除してみましょう。アプリを利用すると、一時的なデータであるキャッシュが蓄積されます。キャッシュはアプリの動作を高速化するために役立つものの、不要なキャッシュはストレージ容量を圧迫する原因にもなります。定期的にキャッシュを削除することで、ストレージの空き容量を増やしましょう。
不要データの削除
使っていないアプリや写真、動画、音楽などは思い切って削除しましょう。ゴミ箱に移動しても完全には削除されておらずデータとして残っているので、ゴミ箱からも完全に削除して空き容量を確保しましょう。
別のストレージへのデータ移動
内部ストレージのデータを外付けHDDやオンラインストレージに移動することで、内部ストレージの空き容量が増やせます。大容量のデータや頻繁に利用しないデータは、別のストレージに移動するのがおすすめです。
ストレージの種類とその例、適した用途
ストレージにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴や用途に応じて使い分けることが重要です。
内部ストレージ | 外部ストレージ | NAS | オンラインストレージ | |
---|---|---|---|---|
容量 | △ | ◎ | ◎ | ◯ |
値段 | △ | ◯ | ◯ | △ |
拡張性 | △ | ◯ | ◯ | ◎ |
持ち運びやすさ | ◎ | △ | △ | ◎ |
内部ストレージ
内部ストレージは、パソコンやスマートフォンに内蔵されているストレージです。頻繁に利用するアプリやデータを保存するのに適しています。アクセス速度が速く、データの読み書きをスムーズに行えるのが特徴です。
外部ストレージ
外部ストレージは、デバイス本体とは別に接続して使用するストレージです。USBメモリ、SDカード、外付けHDDなどが代表例として挙げられます。大容量のデータを保存したり、デバイス間でデータを移動したりする際に便利です。
NAS
NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに接続して使用するストレージです。複数のデバイスから同時にアクセスできるため、オフィスからのみストレージを使いたいケースに便利です。
オンラインストレージ
オンラインストレージは、インターネット上にデータを保存するストレージです。クラウドストレージとも呼ばれます。インターネットに接続できる環境であれば、場所やデバイスを選ばずにデータにアクセスできるのが特徴です。
スマートフォンやパソコンで扱いやすいストレージとしては、総合的に考えるとオンラインストレージがおすすめです。以下では、オンラインストレージがどのようにおすすめなのか解説します。
オンラインストレージのメリット
前述の表にもあるとおり、オンラインストレージには多くのメリットがあります。
場所や端末を選ばずにデータを共有
オンラインストレージに保存したデータは、インターネット環境があればいつでもどこでもアクセス可能です。パソコンやスマートフォン、タブレットから利用できるため、外出先で必要なデータを確認したり編集したりできます。また、複数人とファイルを共有することも容易です。
拡張性が高い
オンラインストレージは、料金を支払いさえすればほぼ上限なく容量を増やせます。物理的なストレージのような懸念はほぼありません。また、サービスによっては大容量のファイルをアップロードしたり、大量のデータを保存したりもできます。
導入コストが低い
オンラインストレージは、初期費用が無料または低価格な傾向にあり、手軽に導入できます。また、物理的なストレージのように、機器の購入や設置、メンテナンスの費用もかかりません。
オンラインストレージのデメリット
オンラインストレージは便利な反面、いくつかのデメリットも存在します。
運用コストがかさみやすい
利用するオンラインストレージによっては、月額料金や容量に応じた料金が発生します。一度購入すればずっと使えるUSBメモリのような外部ストレージに比べ、長期間利用する場合や大容量のデータを保存する場合は、費用がかさむかもしれません。
不具合や障害でアクセスできないリスク
オンラインストレージは、サービスを提供する側のシステムトラブルやネットワーク障害により、一時的にアクセスできなくなる可能性があります。重要なデータにアクセスできなくなる事態を避けるため、念のためバックアップを取っておくと安心です。
ビジネスにはオンラインストレージがおすすめ
企業におけるデータ保存は、セキュリティや拡張性、コストなどを総合的に考慮する必要があります。その点、オンラインストレージは場所や端末を選ばずにアクセスできる利便性、容量の拡張性、コストの妥当性などの面で多くのメリットがあります。
その一方で、セキュリティ対策や障害発生時のリスクなど、注意すべき点も。ニーズや予算、セキュリティ要件などを踏まえ、最適なオンラインストレージを選びましょう。
BOXILとは
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