ファイルサーバーとは | NASとは | 機能・メリットを徹底比較

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ファイルサーバーとNASは、ネットワークを経由してファイルの保存や共有を行う役割を持つという点では大きな違いはありません。一般的には、NASの方がファイルの保存&共有に特化していて、ファイルサーバーはファイルの保存&共有以外にも機能を拡張できるイメージです。
本記事ではファイルサーバーを紹介していきますが、その前に下の記事をご覧になるとより理解が深まるでしょう。Google DriveやDropboxといった有名なクラウドサーバーを5つほど比較しており、以下で説明する内容もすっと頭に入ってくるでしょう。
1. ファイルサーバーとは
ファイルサーバーとは、ファイルを保存するためのコンピュータ全般を指します。処理速度の高いサーバーだけでなく、普段使っているパソコンをファイルサーバーにすることもできます。ファイルサーバーは、インターネットのような外部ネットワークに接続されている場合もあれば、ローカルネットワークで特定の端末のみが接続できるようにアクセスやIDの制御をしていることもあります。
いずれにしても、複数のコンピュータからネットワーク経由でファイルの置き場所にアクセスするために、ファイルサーバーは必要不可欠な存在と言えるでしょう。
ファイルサーバーの重要性をより知りたい方には下の記事がおすすめです。ファイルサーバーのメリットを10こほど紹介しているので、今まで導入が不要だと思いこんでいた人にも気づきがあるかもしれません。
【具体例】ファイルサーバー
ファイルサーバーの定義はあいまいで、ざっくり言えば「ネットワークにつながっていて、ファイルを保存している場所」です。パソコンであっても大型汎用機でも、クライアントのパソコンからアクセスしている先の場所がファイルサーバーである、と言えます。
GoogleDrive
Googleはさまざまなサービスをクラウド上から提供していますが、そのうちの一つにGoogle Driveがあります。スプレッドシートやドキュメントといったファイルをGoogleのクラウド上にサーバに置いておけば、複数のパソコンからそこにアクセスして利用できます。その意味ではGoogle Driveのようなクラウドサービスも、ファイルサーバーの一つと言えるでしょう。
2. NASとは
NASはネットワーク・アタッチド・ストレージ(Network Attached Storage)の略ですが、ネットワークHDD、ネットワークハードディスクなどとも呼ばれています。普段、パソコンを使用しているときに外付けのハードディスクを取り付けている方は多いかと思いますが、NASはハードディスクがネットワークに接続されているイメージです。
ハードディスクをケーブルなどで物理的にパソコンに接続するのではなく、ネットワーク経由で複数のパソコンから接続できるという意味では、NASは、広義のファイルサーバーの一つと言えるのです。
【特徴】単体で機能
NASは、ファイルをハードディスクに保存しておき、そこにネットワークからアクセスして共有するという機能に特化しています。ファイルサーバーにはサーバー用OSやOfficeをはじめとするドキュメント編集ソフトなどをインストールでき、コンピュータと異なり、ファイルを直接編集できるものが多いです。
一方、NASには最低限のOSやソフトはインストールされていますが、ドキュメント編集ソフトなどは含まれないことが多いです。つまり、サーバーのハードウェアやソフトウェアが一つの筐体にまとまっており、機能を抑えてファイルを置くことに特化したファイルサーバーがNASと言えます。
3. ファイルサーバー・NAS比較
機能面の比較
ファイルサーバーの機能
ファイルサーバーの中には、アップロードしたファイルの編集を、直接ファイルサーバー上で行えるものもあります。あるいはGoogle ドライブのようなクラウドサービスの場合、さまざまな機能を持っているため、ユーザーがソフトを持っていなくてもクラウド上でファイル編集できるわけです。
クラウドサービスではなくオンプレミスでファイルサーバーを用意する場合、ハードディスクがネットワーク上にあるだけ、といったほぼNASのようなファイルサーバーもあります。
NASの機能
NASは上述の通りファイル保存・共有に特化したファイルサーバーと言えます。そのため、NAS上でそのままファイル編集できないものが多いでしょう。一旦ローカル環境にファイルを落としてきて、編集して再度アップするイメージです。いずれにしても、用途に応じて必要な機能を明確にしたうえでファイルサーバーとNASを比較検討しましょう。
メリットの比較
ファイルサーバーのメリット
ファイルサーバーは単にファイルを入れて共有するだけではなく、さまざまな機能拡張やカスタマイズが可能です。ファイルサーバーのコンソールで操作することもできますし、遠隔操作でファイルサーバーにアクセスして設定することもできます。OSやソフトの機能を利用すれば、便利に活用できます。
NASのメリット
NASはファイルの保存・共有に特化しているので処理が軽く、また勝手にファイルを編集される心配が少ないです。無駄な機能は付けずになるべく処理を軽くしたい、というときにメリットがあります。
デメリットの比較
ファイルサーバーのデメリット
ファイルサーバーのデメリットは、場合によっては不要な機能が含まれていることです。また、パソコンをファイルサーバーとして利用する場合、遠隔操作で誰かがファイル編集でき、制限をかけることもできるという面倒な場合もあります。また結果的に処理が重くなる可能性があるでしょう。
NASのデメリット
NASのデメリットは、ファイルサーバーと比べて機能に制限があることです。NASのなかには、OSを入れたりソフトを入れられたりするものもあるかもしれませんが、ファイルサーバーのように豊富な機能拡張は難しい場合があります。
使用シーンの比較
ファイルサーバーの使用時
ファイルの保存、共有だけでなく、直接編集やその他の処理をしたいのであれば、NASよりもファイルサーバーの方が良いでしょう。ファイルサーバーといってもいろいろありますが、少なくともOSが入っていて、ソフトを入れられるファイルサーバーが良いでしょう。これらがあれば自由に操作できます。
NASの使用時
無駄な機能は付けずにファイルの保存・共有だけをしたいならNASが良いかもしれません。中途半端にファイルサーバーを使用すると、FTPでミスをしたり、コマンドを打ち間違えてデータを破損するようなリスクもあります。
FTPとは、インターネット上でコンピュータ同士がファイル転送をするときに使われる通信上の約束ごとのこと。
引用:FTP - インターネット用語辞典 - | OCN
4. ファイルサーバーをさらに知りたい方へ
ファイルサーバーとNASの違いを説明してきましたが、重要な機能や仕組みに大きな違いがないことがおわかりいただけたと思います。基本的にはファイルサーバーの方が用語の定義が幅広く、NASも広義の意味でファイルサーバーの一種になります。ただ用語そのものよりも、機器の役割とネットワークの仕組みを知ることが重要です。そうすれば、それぞれの用語の意味が曖昧であっても、自分の頭の中で切り分けられます。
今回の内容を踏まえれば、下の記事に掲載されているファイルサーバーの比較も理解できると思います。より実践的な知識ををつけたい方やサーバーを検討したい方は、ぜひご覧ください。
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