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法人向けクラウドストレージ6選!選び方と導入時の注意点

最終更新日:(記事の情報は現在から64日前のものです)
法人向けクラウドストレージを紹介します。法人向けクラウドストレージの導入に際して注意すべきポイントや、選び方についても解説。法人向けクラウドストレージサービスの特徴を比較し、それぞれの利点や機能を紹介します。

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法人向けのクラウドストレージとは

法人向けのクラウドストレージは、企業がファイルやフォルダをサービス提供会社のサーバーに保存するサービスです。従来のオンプレミス型のストレージとは異なり、場所を選ばずにデータへアクセスできます。またサービス提供会社がセキュリティやバックアップの対策をしてくれるため、中小企業でも安心して利用できます。

クラウドストレージにおける個人向けと法人向けの違い

クラウドストレージには個人向けと法人向けがあります。一般的に、個人向けは個人のデータ保存や共有を主な目的とし、容量や機能が少なめです。法人向けはニーズに合わせてセキュリティや管理機能が強化されており、大容量のデータを効率的に管理できます。

価格面の違いも大きいです。個人向けは価格が低い傾向にあるのに対し、法人向けはセキュリティやサポート体制が充実している分価格も高いです。

個人向け 法人向け
主な利用目的 写真や動画の保存 文書や写真の保存
容量 -(プランによっては◯) ◯(プランによっては-)
料金形態 アカウント課金 アカウント課金、容量課金
価格 △(費用対効果◯)
権限設定
サポート -
オプション -

法人向けクラウドストレージの選び方

法人向けクラウドストレージを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • 法人向けクラウドストレージの導入目的を確認する
  • 法人向けクラウドストレージの機能を確認する
  • 法人向けクラウドストレージを導入する際の注意点を確認する
  • 法人向けクラウドストレージの料金・価格相場を確認する

法人向けクラウドストレージの導入目的を確認する

法人向けクラウドストレージの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的 詳細
全社的に導入したい ユーザー数無制限・容量に対して課金されるタイプの法人向けクラウドストレージがおすすめ
限られたメンバーだけで利用したい ユーザー数により課金されるタイプの法人向けクラウドストレージがおすすめ
社内外でファイル共有できるようにしたい セキュリティ対策に強みをもつ法人向けクラウドストレージがおすすめ

法人向けクラウドストレージの機能を確認する

法人向けクラウドストレージでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。

【基本的な機能】

機能 詳細
アクセスコントロール IPアドレス制限やデバイス認証で外部からのアクセスを制限できる機能
自動バックアップ 自動でデータをバックアップし、データの消失を防止できる機能
データの暗号化 データを暗号化し安全にデータを保管できる機能
オンライン編集 ファイルをダウンロードせずに、ブラウザ上でOfficeファイルの参照や共同編集が可能な機能
プレビュー ファイルのダウンロードやライセンスが不要で、ブラウザ上でファイルの内容を確認できる機能
ユーザーID管理 ユーザーIDの登録・削除やユーザーごとのアクセス制限設定・管理を行える機能
コメント ファイルにコメントを登録して、チームで効率的にコミュニケーションが取れる機能
検索 ファイル本文の文字列も含めて全文検索し、必要な文書を見つけられる機能

【特定の課題・用途・業界に特化した機能】

機能 詳細
認証 ID・パスワードのほかに、2段階認証やシングルサインオンなどの高度な認証機能でセキュリティを強化できる機能
ログ管理 誰がいつどのような操作をしたかといった、操作のログを記録して保存できる機能
バージョン管理 ファイルの履歴を保管し、間違って上書きや削除などをした際に変更前の状態に戻せる機能
ファイルロック ファイルの編集ができないようファイルをロックして、ファイルの重複を防止できる機能
ゲスト招待 取引先をゲストとして招待し、ファイルの送受信や共同作業が可能になる機能
電子透かし ファイルに透かしを入れ、ファイルの悪用を防止する機能

社内外で情報共有したい場合はゲスト招待機能、ファイルの不正利用を防止したい場合は認証機能やログ管理機能のあるサービスがおすすめです。

法人向けクラウドストレージを導入する際の注意点を確認する

法人向けクラウドストレージを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
容量 中には容量無制限のサービスもありますが、コストが割高になる可能性があります。そのため、利用人数の少ない企業は容量無制限のサービスよりも、十分なストレージ容量を確保でき、事業の成長に合わせて拡張が可能なサービスを選ぶとよいでしょう。
料金形態 法人向けクラウドストレージの料金形態は、利用量や機能に応じて複数のプランが提供され、利用ユーザー数もしくはデータ容量によって変動するのが一般的です。必要なデータ量やニーズに合わせて最適なプランを選択しましょう。
認証機能 法人向けクラウドストレージでは、多要素認証やシングルサインオンなどの高度な認証機能を提供していることが多いです。セキュリティポリシーや働き方に合わせ、適切な認証機能のあるサービスを選択しましょう。
操作ログ機能 不正アクセスやデータの改ざんを早期に検知し、セキュリティを強化するため、操作ログ機能に対応したサービスを選びましょう。
バージョン管理 複数の従業員が同じファイルを編集することがあるため、バージョン管理機能が搭載されているかどうかも重要です。
サポート体制 海外製のものも多いため、日本語でのサポートが可能かどうかを確認し、必要なサポートが受けられるサービスを選びましょう。
データセンターの設置状況 サーバーの監視体制も重要です。24時間365日体制か、有人での監視かなどを調べ、障害を早期に検知できるか見定めましょう。
ディザスタリカバリ対策 ディザスタリカバリは「災害復旧」のことを指します。万が一に備えて、ベンダーにシステム復旧させるための環境が整っているかどうかを確認しましょう。
カントリーリスク対策 海外にデータセンターがあるサービスは、現地の法令により情報開示やデータの押収などのリスクがあります。これを避けたい場合は、純国産のサービスを選ぶとよいでしょう。

法人向けクラウドストレージの料金・価格相場を確認する

法人向けクラウドストレージの料金は、ユーザー課金タイプか容量課金タイプかで異なります。必要な機能と要件が搭載されているサービスの料金を確認しましょう。

ユーザー課金タイプの場合、初期費用料金は0円から、ユーザーごとに1,300円程度が相場です。一方で、容量課金タイプは、初期費用0円から、月額費用は13,000円程度が相場です。ただし、容量やIDの追加といったオプションを利用する場合は別途料金が必要になる場合があります。

法人におすすめのクラウドストレージ6選

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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

Final Document - 株式会社インターコム

Final Documentは、ドキュメントの管理と共有をワンパッケージで行えるオンラインストレージサービスです。Final Documentには、次のような特徴があります。

  • ファイルアップロード時に自動でウイルスチェック
  • 社外共有前の上司承認といった回覧フローをノーコードで作成
  • 電子帳簿保存法に対応した環境で注文書や請求書も保存

OneDrive

OneDrive
OneDrive
BOXIL SaaS AWARD Summer 2024 Good Service
ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

OneDrive for Businessはマイクロソフト提供の法人向けクラウドストレージです。OneDrive for Businessには、次のような特徴があります。

  • WordやExcelとシームレスに連携
  • スマートフォンとパソコンの両方で操作しやすい
  • マイクロソフトによるセキュリティ対策で取引先からも信頼を得やすい

Dropbox - Dropbox Japan 株式会社

Dropbox
Dropbox
BOXIL SaaS AWARD Summer 2024 Good Service
ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

Dropbox Businessは業務に必要なものを1つのプラットフォームに集約することで、大幅な効率化を実現するクラウドストレージです。Dropbox Businessには、次のような特徴があります。

  • プラットフォーム内でコンテンツの保存や編集、共有、署名を完結
  • ファイルの復元やパスワード保護、閲覧者履歴などセキュリティ機能が充実
  • 違約金なし、無料トライアルありで導入しやすい

Box - 株式会社Box Japan

Boxは各業界の大手企業に導入される、セキュアなクラウドストレージです。Boxには、次のような特徴があります。

  • 10万社以上※1にて導入
  • 1,500以上※2の主要なツールとシームレスに連携
  • ビジネスプラン以上ならアプリから電子サインを無制限のドキュメントに送信可能

※1 Box「導入事例」(2024年6月11日閲覧)
※2 Box「Boxとアプリを統合」(2024年6月11日閲覧)

コワークストレージ

コワークストレージ
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

コワークストレージは初期費用なし、1ID550円相当の月額料金で利用できる、リーズナブルなクラウドストレージです。コワークストレージには、次のような特徴があります。

  • Windows標準のエクスプローラーを踏襲したデザイン
  • 開発・データ保管・サポートのすべてが国内対応
  • 複合機との連携により電子帳簿保存法にも対応

使えるファイル箱 - 使えるねっと株式会社

使えるファイル箱
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BOXIL SaaS AWARD Summer 2024 Good Service
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

使えるファイル箱はコストパフォーマンスに優れるクラウドストレージです。使えるファイル箱には、次のような特徴があります。

  • 月額21,230円(税込)からでユーザー数無制限
  • Windowsはエクスプローラー、MacはFinderでデータを共有できる
  • ファイルの編集履歴は999代まで保管・復元可能

法人向けクラウドストレージのメリット

クラウドストレージには個人向けの無料ものも含め多くのサービスがある中で、企業が法人向けクラウドストレージを導入するメリットとして、次の3つが挙げられます。

  • ファイル共有をしやすくなる
  • セキュリティを強化できる
  • BCP対策に有効

ファイル共有をしやすくなる

法人向けクラウドストレージを導入することで、ファイル共有をしやすくなります。

法人向けのクラウドストレージでは、インターネットを介してアクセスが可能なため、簡単に社内外のメンバーとファイル共有が可能です。共同編集も簡単に行えるため、資料を相互で修正したり手直したりといったことが容易にできます。また、メールでは送信できない大容量のファイルでも、容易にクラウド上で共有できます。


そのため、クラウドストレージを利用すれば、USBメモリやメールなどを通じてデータの共有を行うよりも、作業にかかる時間や手間を削減可能です。たとえば、「ファイルをコピーしてUSBメモリに保存する」「メールに添付して受け渡す」などの作業を行う必要がなくなり効率化につながります。

セキュリティを強化できる

法人向けのクラウドストレージは、セキュリティを強化できるのもメリットです。

クラウドストレージの導入にはセキュリティ面が懸念されるものの、法人向けのクラウドストレージには、2段階認証のほか端末認証機能によるアクセス制限などが可能で、セキュリティ機能が充実しています。他にも、ログの記録ができ、端末の管理機能から誰がどのファイルにアクセスしたかといった追跡が可能です。そのため、情報の流出があった場合にも原因を特定でき、問題発生時の対処もしやすくなります。

また、バージョン管理機能が搭載されているため、ファイルの編集時に誤って重要な情報を削除してしまった場合でも前のバージョンに復元が可能になり、万が一の場合にも安心です。

BCP対策に有効

法人向けのクラウドストレージは、クラウドストレージは災害に強いデータセンターで保管されているため、災害発生時のBCP対策(事業継続計画)としても有効です。

災害のような緊急時に企業の資産を守り、迅速に復旧し事業を継続するためにBCP対策の運用は重要です。自然災害により管理しているデータを紛失してしまったら取り返しがつかないため、自然災害や事故などによるデータ消失や、事業が中断されるリスクに備えておく必要があります。

クラウドストレージに保管するデータは、離れた場所にあるデータセンターで安全に保存されているため、たとえ本社や支店に災害があったとしても安全です。また、複数のデータセンターをもち、データの自動バックアップも行ってくれる場合もあるため、データセンターの災害時にも早期に復旧でき事業を継続できます。

法人向けクラウドストレージを導入する際の注意点

法人向けクラウドストレージの導入は、効率的なデータ管理や共有を実現しますが、いくつかの注意点があります。具体的にはインターネット環境の必要性、セキュリティ対策の重要性、運用体制の構築などです。法人向けクラウドストレージを導入する際の注意点について解説します。

インターネット環境が必要

法人向けクラウドストレージの利用には、安定したインターネット接続が不可欠です。常時接続が要求されるため、ネットワークの安定性や帯域幅の確保が重要です。また、オフラインでのアクセスやデータの同期機能もあると便利でしょう。

自社でのセキュリティ対策も必要

法人向けクラウドストレージを導入する際は、自社でも十分なセキュリティ対策を講じる必要があります。パスワードの規則を厳しくしたり、多要素認証を必須にしたりなどの対策が候補になります。セキュリティポリシーに合致した対策を検討しましょう。

運用体制とルールの構築が必要

法人向けクラウドストレージを導入する際は、適切な運用体制や利用ルールの構築が欠かせません。管理者の指定や権限の割り当て、データの管理方法など、明確なルールを策定し、従業員が適切に利用できる環境を整えましょう。

法人向けクラウドストレージを比較しましょう

法人向けクラウドストレージは組織でのファイル共有をしやすくなるほか、セキュリティを強化できる、BCP対策に有効といったメリットがあり、社内外で安全に情報共有を行いたい方におすすめのサービスです。

法人向けクラウドストレージを選ぶ際には、価格やセキュリティ機能、運用のしやすさなど、複数のポイントを比較検討しましょう。また、無料プランや無料トライアルを活用して、実際にシステムを試用することも有効です。ニーズや予算に合わせて、最適なクラウドストレージを選定しましょう。

法人向けクラウドストレージのうち最適なサービスを選ぶには、複数のシステムを比較検討するのがおすすめです。下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。

本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。

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