クラウドストレージのシェア・市場規模 | 人気オンラインストレージ11選

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- クラウドストレージとは
- 個人向け/法人向けクラウドストレージサービスの違い
- セキュリティレベル
- 価格
- ファイル共有
- クラウドストレージの市場規模
- 個人向けクラウドストレージサービス
- 法人向けクラウドストレージサービス
- クラウドストレージの利用状況
- 個人の利用状況
- 法人の利用状況
- クラウドストレージサービスのシェア
- 個人向けクラウドストレージサービスのシェア
- 法人向けクラウドストレージサービスのシェア
- 人気のオンラインストレージ紹介11選
- 注目のオンラインストレージ、サービス資料まとめ
- DropBox Business
- ファイルサーバークラウドVer.3 - 株式会社クラウドテクノロジーズ
- Box over VPN(ボックスオーバーヴイピーエヌ) - NTTコミュニケーションズグループ
- Qualitysoft SecureStorage - クオリティソフト株式会社
- Bigtincan Hub
- DirectCloud Box
- GoogleDrive
- たよれーる どこでもキャビネット
- KDDIファイルストレージ
- Bizストレージファイルシェア
- クラウドファイルサーバー
- クラウドストレージはデータ冗長化にも有効
- ボクシルとは
クラウドストレージとは
クラウドストレージとは、クラウド環境にあるHDD(ハードディスクドライブ)などのストレージを意味し、インターネットを通じたファイルの保存や共有を可能にすることから、オンラインストレージとも呼ばれます。
従来はローカル環境にストレージを用意し、ファイルのバックアップなどを行っていましたが、クラウドストレージは、インターネットで手軽にファイル共有やバックアップを可能にすることから、近年では個人/法人を問わず利用が拡大しています。
以下の記事では、クラウドストレージとは何か、より詳しく解説しています。
個人向け/法人向けクラウドストレージサービスの違い
市場拡大とともに多彩なクラウドストレージが登場してきていますが、近年では法人向けに特化したサービスを行うベンダーも多くなってきています。
サービスによっても内容は異なりますが、一般的な個人向け/法人向けサービスの違いは以下のようにまとめられます。
セキュリティレベル
重要書類の保管や共有がクラウドストレージ利用の目的となる法人では、セキュリティ面での安全性確保が何よりも重要になります。
安価で簡単操作が目指される個人向けサービスに対し、法人向けではこの点が強化されている場合が多く、ユーザー権限の設定が可能であるほか、特定IPアドレスのみ認証、紛失した端末のアカウント停止などが可能な場合もあります。
価格
個人向けのサービスでは数GB〜数十GBまで無料という場合もありますが、法人向けの場合は無料お試しコースなどを除き、有償が前提となっている場合が多くなります。
しかし、数TBクラスの容量を使用する場合は、法人向けサービスの方がコストを低く抑えられる場合もあるようです。
ファイル共有
共有のためのリンクを生成してメールでお知らせ、などの方法が主となる個人向けサービスでは、多人数/複数ユーザーでのファイル共有は前提とされていません。
法人向けの場合は、業務での使用を前提としているため、多人数での同時利用も考慮されており、閲覧権限を細かく設定できるサービスもあるようです。
クラウドストレージの市場規模
個人向け/法人向けと、サービスが二分化してきているクラウドストレージ市場ですが、それぞれの市場規模はどのようになっているのでしょうか。
以下、個別に紹介していきます。
個人向けクラウドストレージサービス
スマートフォンでの写真撮影や音楽ファイルのダウンロードが一般化した現在では、個人ユーザーの写真・動画・音楽・文書ファイルの容量が増大してきており、市場規模が拡大しています。
出典:ICT総研 2016年クラウドストレージサービス市場動向調査
上図は2016年度までの個人向けクラウドストレージサービス市場規模実績および、2017/2018年度の予測をグラフ化したものです。
拡大を続けるクラウドストレージサービス市場は、2016年度に無料サービス利用者2842万人、有料サービス利用者1065万人の合計3,097万人、市場規模616億円となっており、2018年度には有料サービス利用者が1,310万人に拡大することによって、747億円にまで拡大すると見られています。
法人向けクラウドストレージサービス
一方、機密文書の共有やバックアップ用途などの需要が大きい、法人向けサービスも市場規模が拡大を続けています。
出典:IDC Japan 従量課金クラウドストレージ国内市場
上図は2014年までの法人向けクラウドストレージサービス市場規模および、2015〜2019年の予測をグラフ化したものです。
少し古いデータになりますが、法人向けサービスでも2014年の実績が前年比37.8%増の約275億円となり、以降、年平均成長率22%を維持し、2019年には約742億円の市場規模になると予測されています。
クラウドストレージの利用状況
個人向け/法人向けとも拡大を続けるクラウドストレージ市場規模ですが、次に、その利用状況をインターネット利用者全体の割合から見てみます。
個人の利用状況
下図は、2016年4月に実施されたインターネットアンケートの調査結果をグラフ化したもので、2,151人を対象に行われました。
出典:ICT総研 2016年クラウドストレージサービス市場動向調査
これによると、クラウドストレージ利用者がインターネット利用者に占める割合は36.5%となっており、そのうち有料サービスを利用している割合は10.6%にとどまっています。
どちらのサービスも利用していないという回答は63.5%にもおよび、これらのユーザーを取り込むことによってさらなる市場規模拡大も見込まれます。
法人の利用状況
スターティアは、オンラインストレージを仕事利用している20歳から60歳までの経営者・役員・会社員計445人に対して、利用実態調査を行いました。
2015年のデータによると、法人向けのクラウドストレージを利用しているのは全体の53%にあたる236人です。
業務で利用される法人向けオンラインストレージは2年連続で「[Microsoft OneDrive」がトップという結果に。「Dropbox for Business」「Google Drive」「セキュア SAMBA」などが、前年度と比較した際に利用率が1%以上向上しています。
以下の記事では、ドキュメントの共同編集に役立つクラウドストレージについて詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
クラウドストレージサービスのシェア
それでは、クラウドストレージ利用者に占めるサービスのシェアはどうなっているでしょうか。
こちらも個人向け/法人向け個別に見ていきます。
個人向けクラウドストレージサービスのシェア
下図は利用状況同様、2016年4月に実施されたインターネットアンケートの調査結果をグラフ化したもので、2,151人を対象に行われています。
出典:ICT総研 2016年クラウドストレージサービス市場動向調査
GoogleDrive、Apple iCloud、Microsoft One Drive、DropBoxの上位4ベンダーのシェアが拮抗しているのがわかりますが、写真や音楽をiCloud、文書はOne Driveなど、多くのユーザーが複数サービスを使い分けているようです。
iCloudのシェアが大きいのはiPhoneユーザーの多い日本の特徴かもしれませんが、サービスを見極めたユーザーが特定のベンダーに集中することも予想されています。
法人向けクラウドストレージサービスのシェア
法人向けのクラウドストレージサービスの最新のシェアは公表されておらず、しっかりとしたデータを発表しているところはありません。
サービスの詳細や利用導入実績などを確認してみてください。なお、クラウドストレージとオンラインストレージはほぼ同義です。
人気のオンラインストレージ紹介11選
クラウドストレージサービスの市場規模、利用状況、サービスのシェアを順番に紹介してきましたが、個人向け/法人向けともに、利用状況から判断できる潜在的な市場が大きいことがわかります。
この意味では、今後、業務での使用を前提としたクラウドストレージ活用を考える企業も多いでしょう。その場合に検討すべき、おすすめのオンラインストレージサービスを紹介していきます。
注目のオンラインストレージ、サービス資料まとめ

オンラインストレージの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。場所を問わないデータ共有やデータの一元管理、セキュリティなどさまざまな目的で導入されるオンラインストレージの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
DropBox Business
DropBox Businessは、全世界で5億人以上が愛用するDropBoxの法人向けクラウドストレージサービスです。
Microsoft Office との統合や300,000 件以上のアプリなどの拡張機能が豊富なため業務の作業効率の向上が期待できるほか、操作性の高い管理者権限管理が可能なことから、ビジネスユースに最適な使い勝手が期待できます。
また、実績を積み重ねてきたことによる安心感も大きな要素で、ファイル共有を行うビジネスパートナーにも不安を与えません。
ファイルサーバークラウドVer.3 - 株式会社クラウドテクノロジーズ
画像出典:ファイルサーバークラウドVer.3 公式サイト
- Windowsエクスプローラーで操作可能
- ファイルサーバーに特化したオプションが豊富
- 24時間365日の監視、障害対応体制
ファイルサーバークラウドVer.3は、クラウド環境にWindows Serverを搭載し、Windowsエクスプローラー上で利用できるオンラインストレージです。タブレットやスマートフォンを紛失してしまった際も、遠隔でデバイスをロックしたりデバイス内のデータを消去することで、データの漏えいを防げます。Windowsのスナップショット機能を利用し、データの状態を定期的に記録でき、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合でも、対象ファイルをかんたんに復元できます。
Box over VPN(ボックスオーバーヴイピーエヌ) - NTTコミュニケーションズグループ
画像出典:Box over VPN公式サイト
- ストレージ容量無制限、大容量ファイルの共有も
- 7種類のアクセス権限設定が可能
- 24時間365日受付のヘルプデスク
Box over VPNは、セキュアなVPN接続環境で「Box」を利用できるオンラインストレージサービスです。ストレージ容量が無制限で、120種類以上の拡張子に対応するプレビュー機能を搭載。あらゆるファイルを一元管理できます。VPN接続に対応、ファイル単位での共有設定もできるため、厳密な情報管理が求められる外部とのファイル共有にも利用できます。日本国内のデータセンターにファイルを保管できる「Box Zones Japan over VPN」も。
以下の記事では、boxについてより詳しく解説しています。
Qualitysoft SecureStorage - クオリティソフト株式会社
画像出典:Qualitysoft SecureStorage公式サイト
- 安全でスムーズなデータ共有
- ユーザー数無制限・月額固定料金
- 働き方に合わせた業務効率化をサポート
Qualitysoft SecureStorageは、初期費用無料・月額固定料金・ユーザー数無制限の法人向けクラウドストレージサービスです。
柔軟なアクセス権設定や管理機能で、社外取引でのデータ共有によるセキュリティリスクを一掃するので、多彩なビジネスシーンでの活用が可能です。さらにユーザー数無制限で月額1万円から利用できて、初期費用も不要なので、スムーズに運用を開始できます。機密性の高いファイルの受け渡しも安全・確実に行えるので、セキュアなリモートワーク環境を素早く構築することができ、オフィス以外のさまざまな場所で働ける環境づくりをサポートします。
Bigtincan Hub
画像出典:Bigtincan Hub公式サイト
- PDF、Word、Excel、PowerPoint、動画や写真も対応
- ファイルの保管・共有は容量無制限
- 他のストレージやシステムと連携可能
Bigtincan Hubは、他のストレージとの連携が可能なクラウド型ファイル共有システムです。
タブレットやスマートフォンから、必要な資料にアクセス可能で、PDFやOffice製品、動画・写真などに対応していることため、場所を選ばず必要な資料を確認できます。
容量無制限に加え、他のストレージとの連携が可能なため、複数の場所に保管された資料を一元管理しやすい点も大きなメリットです。
DirectCloud Box
DirectCloud BOXは、効率的なファイル共有を実現するユーザー数無制限の法人向けオンラインストレージで、データ消失、情報流出、管理の手間、高額な運用コストといった従来のオンラインストレージに対する懸念を解消し、低コストのサービスを提供しています。
ウィルスチェックやAES256によるデータ暗号化、ログ機能などのよる高いセキュリティレベルの確保はもちろん、クラウドバックアップによる複数拠点でのデータ保存により、災害時などのBCP対策も万全です。
容量に応じてユーザー数無制限の4タイププランが用意されており、大容量のファイル共有や転送に柔軟な対応が可能です。
GoogleDrive
GoogleDriveは、企業の業務データを一か所で安全に保管するクラウドストレージサービスです。
モバイル端末を含めたマルチデバイスでのアクセスに対応し、管理可能な共有方法、G Suiteでの一元的な管理コンソール、データ損失防止、Vault for Drive機能により、企業活動で重視されるコンプライアンス要件を満たしつつ、柔軟なファイル共有と管理を実現します。
また、用途に応じたストレージ容量が確保できるプランが用意されているほか、機械学習によるファイル予測機能で検索を容易にするなど、データの有効活用も実現しています。
たよれーる どこでもキャビネット
どこでもキャビネットは、マルチデバイス対応の法人向けオンラインストレージサービスです。
社内外で文書を参照/編集できるファイル共有機能、大容量データの送受信に対応したファイル送受信機能などのほか、オプションでスマートフォンで撮影した名刺をデータ化する名刺管理機能も用意されています。
また、クライアント証明書を利用できるプランの選択により、クライアント認証による端末制限が可能となるため、よりセキュリティを重視したファイル共有が可能になります。メールだけでなく、電話サポートも実施している点が魅力的です。
KDDIファイルストレージ
KDDIファイルストレージは、マルチデバイス対応で低価格とセキュリティ強化を実現するクラウドストレージサービスです。
1IDあたり10GBが月300円、さらに1GB追加ごとに100円という低定額料金を実現しながら、ウィルスチェック、IPアドレス制限、ファイル時限制限機能を持ち、企業が運用するのに必須であるセキュリティ強化を果たしています。
また、一時的なファイル共有を可能とするワンタイム共有機能を持ち、柔軟な運用を可能とするほか、規定回数ログインエラーによるアカウントロック機能で、不正アクセスをシャットアウトします。
Bizストレージファイルシェア
Bizストレージファイルシェアは、一度に最大2GBまでのファイル転送に対応するクラウドストレージサービスです。
取引先へのファイル転送に上長承認プロセスを組み込むことで、誤送信を含めた情報漏えいを未然に防ぐファイル転送機能をはじめ、専用フォルダを作成してのファイル共有も装備しており、ビジネスを円滑に進めることを可能にします。
アクセス権限設定、ファイルの暗号化保存、ログイン制限、ログ機能など、セキュリティ面も万全なのに加え、企業URL/ロゴの埋め込み、100GBまでの転送に対応するBizストレージファイルトランスファーオプションも用意されています。
クラウドファイルサーバー
クラウドファイルサーバーは、マルチデバイスに対応し、自動バックアップ機能を併せ持つクラウドストレージサービスです。
ファイル管理を行う「キャビネット」を部門ごと個人ごとに設定し、管理するそのユーザーインターフェーイスは、日本語/英語両対応でわかりやすい操作を実現しています。
グローバルIP/MACアドレス以外のアクセスを禁止したり、細かなアクセス権限の設定、ファイルと通信の暗号化したりするセキュリティ面も万全です。
また、日時指定による自動バックアップによる冗長化がはかれるほか、複数拠点でのバックアップによるBCP対策も行っており、企業のニーズに応えます。
クラウドストレージはデータ冗長化にも有効
従来はローカルでのバックアップやファイルコピーに要する時間が圧倒的に速く、クラウドを利用する必要性が薄かったかもしれませんが、インフラの整備によりこの点でローカルのアドベンテージはほぼなくなったともいえる状況になっています。
逆にファイル転送や共有の点でクラウドが持つアドバンテージは非常に大きなものとなっており、災害時のBCP対策を含めた重要データの冗長化におおいに役立つソリューションだということもできます。
心配されるセキュリティ面でも、法人向けの強固なサービスが登場しており、さまざまなリスク回避のためにも、企業がクラウドストレージを活用しない手はないといってもいいでしょう。
紹介したおすすめサービスを参考に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では法人向けオンラインストレージの価格・機能を比較しました。ぜひ参考にしてください。
ボクシルとは
ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。
「何かサービスを導入したいけど、どんなサービスがあるのかわからない。」
「同じようなサービスがあり、どのサービスが優れているのかわからない。」
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