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大企業向け「予算管理システム」おすすめ10選 選定ポイントと導入のメリット

最終更新日:
【比較表】予算管理システム
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大企業におすすめの予算管理システムをボクシル編集部が解説。予算管理システムを選定する際のポイントや導入するメリットを解説しています。この記事を読めばどの予算管理システムを導入するべきかどうかがわかります。

中堅企業や成長企業は、大企業向けのシステムにこだわらないことが重要です。次の記事では、企業のタイプ別におすすめのサービスや選び方を紹介しています。
予算管理システムの選び方やおすすめ製品をチェックする

予算管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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大企業が抱える予算編成の課題

大企業ではの予算管理では、関係する人が多くなるためミスが発生しやすく、経営に影響を与えやすい状況が課題です。

実際、BOXILがExcelで予算管理している担当者にアンケートしたところ、「5,000~9,999人」「10,000人以上」の大企業では、「Excel作業でのミスが経営判断に悪影響を与える危機感」について「強く感じることがある」と答えた人が約4割を占めています。

Excelでの手作業による集計ミスやデータの不整合が、経営判断に悪影響を与えかねない、という危機感を感じたことはありますか?【従業員数別】

手作業による集計でミスが起きる

現在、データの収集や転記、突き合わせなどの作業に多くの時間が費やされていることは、部門責任者にとって特に深刻な課題の一つです。

大企業では、複数の事業部や国内外の子会社から大量のデータが集まります。もしこの作業をExcelで行っている場合、「予算案-v3-最終-田中修正-FIX2.xlsx」といったファイルが数多く作成され、どれが最新で正しいデータなのか、誰も確信が持てなくなります。

この状況は、単に効率が悪いだけにとどまりません。誰かがコピー&ペーストで小さなミスをしただけで、全社の業績見通しが大きく変わってしまうリスクがつねに存在します。

部署間や企業間でデータが分断される

経営会議でCFOから「特定事業の地域別収益性」といった詳細なデータを求められたとき、すぐに情報を提示できるでしょうか。多くの企業では、営業や製造など各部門がデータを独自のフォーマットで管理し、分断されています。

そのため、部門をまたぐ分析が必要な場合は、まず各部門からファイルを集め、さらに手作業でデータを整えなければなりません。結果として、経営層からの質問には「確認して後ほど報告します」と答えるほかなく、戦略的な意思決定が迅速に行えない要因の一つとなっています。

集計と承認の遅延が迅速な意思決定を妨げる

複雑なボトムアップ方式で予算を策定する際は、調整や集計に多くの時間がかかります。しかし、各部門の要求を確認し、複数の承認段階をクリアしている間にも、市場環境は絶えず変化し続けます。

すべての集計作業が完了した時点で、すでにデータが古くなっている場合も少なくありません。その結果、リアルタイム性のない情報でしか意思決定ができず、為替や原材料価格の変動にあわせてシナリオ分析を行う時間も十分に確保できません。これでは、重要なビジネスチャンスを失う恐れがあります。

予算管理システムを導入するメリット

大企業が予算管理システムを導入して得られるメリットは次のとおりです。

信頼できる数値へ統一できる

経営企画部長が求める「唯一の正しい数値」が確立されます。新しいシステムでは、各部門のデータが自動的に収集されるため、これまで悩みの種だったバージョン管理の混乱や手作業による入力ミスを解消できます。

その結果、優秀な人材は、価値の低いデータの突合作業から解放され、本来力を注ぐべき分析や戦略立案に、より多くの時間を割けるようになります。こうした変化は、部下のモチベーション向上や人材流出の防止にもつながります。

全社的な数値が透明化される

さらに、統一されたプラットフォーム上ですべての部門が連携することで、情報の分断を解消。各部門が入力したデータはすぐに集計され、全社の予算進捗がリアルタイムで可視化されます。

情報共有の遅れによる経営会議での意思決定のボトルネックもなくなります。全員が同じデータをもとに議論することで、部門間の調整がよりスムーズに進み、全社的な観点から予算運用が可能となります。

戦略的な提案ができる

また、システム導入の真の価値は、高度な分析機能にあります。経営層から急な依頼や質問があった場合にも、ドリルダウン機能を活用すれば、すぐに回答が可能です。これまで手作業では困難だった複雑なシミュレーション分析も簡単に実現できます。

たとえば、為替や原材料価格の変動が業績に与える影響を、複数パターンで予測し、先を見据えた戦略を提案できます。こうした機能の導入により、経営企画部は、過去の実績を管理・報告する従来の「管理部門」から、将来を見据えて戦略を提案する「戦略パートナー」へと進化していくでしょう。

予算管理システムの大企業シェア No.1はWorkday

BOXILが実施したアンケートによると、大企業のシェアが最も多かったのは、Workday Adaptive Planningで13.4%です。その後にBizForecastが10.9%、Loglass 経営管理が9.8%、Oracle Cloud EPMが9.8%、Manageboardが9.5%と続きます。これら5社で全体の53.4%を占めていました。

BOXILの調査による大企業が導入した予算管理システムTOP5

※調査概要:インターネット調査にて予算管理システムの導入に携わった全国20〜60代の560人へ実施。本調査の期間は2025年5月14日〜18日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある

予算管理システムのシェアや市場規模を詳しく見る

予算管理システムのタイプ

予算管理システムは、大きく2つのタイプに分けられます。

グローバルタイプ

グローバル向けの予算管理システムは、海外に大規模な拠点を持つ大企業に適しています。非財務データの活用や連結会計への対応、ガバナンス強化などの機能が充実しています。WorkdayOracleのように汎用的な基幹システムの一部として導入する形式や、AnaplanBoardのように他システムと連携し柔軟にシステム設計できる形式があります。

サービス名 おすすめの企業
Workday Adaptive Planning Workday製品を利用している企業。人事データも管理したい企業
Anaplan 財務、販売、人事などを横断して分析したい企業。AIで予測や計画をしたい企業
Board BIツールのように高い自由度で設計したい企業
CCH Tagetik Excelを活用しながら、グローバル展開も目指す企業
Oracle Cloud EPM Oracleの製品を利用している企業

▼グローバル向けの予算管理システムをチェック

国内中心タイプ

国内中心タイプの予算管理システムは、大企業向けシステムのなかでも日本の会計ソフトや日本特有のExcel運用に対応したものです。システム刷新による現場担当者からの反発が懸念される場合でも、既存のExcel運用を活かせるSactonafusion placeであれば、従業員も受け入れやすいでしょう。

サービス名 おすすめの企業
Loglass 経営管理 Excelの操作感を維持しつつ、複雑な要件に対応したい大企業または中堅企業
BizForecast Excelの操作感で、連結会計や人事評価まで管理したい企業
Sactona Excelそのものを使い続けたい企業
fusion place 既存のExcelを活かし、現場主導の経営管理を目指す企業
AVANT Cruise 日本製の大企業向けサービスを探している企業

▼国内中心の予算管理システムをチェック

大企業ならではの予算管理システムの選び方・比較ポイント

大企業の予算管理システムの選び方4つ

▼予算管理システムの比較表で各ポイントをチェックする

脱ExcelとExcel活用(Excel依存度で決める)

予算管理システムを導入する際、まず検討すべきは、Excelから脱却したシステムを導入するか、Excelを活用したシステムを導入するかという点です。脱Excelを掲げるサービスは、ベストプラクティスの実現を目指せる一方で、Excelを使えなくなることへの社内の反発が想定されます。反対に、Excelを活かすサービスは、Excelを使ってデータを入出力できるため現場に受け入れられやすいですが、Excelの併用が求められます。

Sactonafusion placeは、入出力にExcel自体を使うことで、Excelの関数をはじめとした恩恵を最大限に受けられます。脱ExcelかExcel活用か、現場の意見も参考にしながら判断しましょう。

管理連結と制度連結への対応

グループ会社の予算管理をするのに必要な管理連結については、多くの大企業向けシステムが対応しています。ただし、注意すべきは制度連結の機能まで必要とするかどうかという点です。

システムに予算管理以外の機能で連結した決算や財務会計の機能まで求めるなら、財務会計への対応をチェックすべきです。一方で、予算管理に特化して利用する場合は、多くのシステムが対応している管理連結のみで十分です。

汎用的 or 各社最適

予算管理システムは、多数の企業に共通するベストプラクティスを用いる汎用的なサービスと、要件に合わせてカスタマイズしやすい各社最適のサービスがあります。それぞれに利点と課題があるため、標準化による運用のしやすさを重視するか、カスタマイズによる柔軟性を優先するかは、下表を参考に検討しましょう。

汎用的 個別最適
特徴 ベストプラクティスを利用できる カスタマイズしやすい
メリット 短期間で導入が可能。ガバナンスの強化につながる 現在の運用に柔軟に対応できる
デメリット 運用変更の負担が大きい 設計に時間を要する。運用が形骸化しやすい

例を挙げると、CCH TagetikWorkday Adaptive Planningは設計がしっかりしているため、ガバナンスを重視する企業におすすめです。反対に、BoardAnaplanはカスタマイズしやすいので、独自の要件に合わせて作り込みたい企業に適しています。

ERPや会計ソフトとの連携

予算管理システムの中には、同じシリーズの製品と連携させることで便利に使えるサービスがあります。同じ会社のERPや会計ソフトと組み合わせて使うことで真価を発揮するので、すでに関連サービスを導入している場合は、導入候補として検討することをおすすめします。

Oracle Cloud EPMWorkday Adaptive Planningなどが該当します。

ここからは、おすすめの予算管理システムをタイプ別に詳しく紹介していきます。

▼グローバル向けの予算管理システムをチェック
▼国内中心の予算管理システムをチェック

予算管理システムの比較表とサービス資料

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大企業向け予算管理システムの機能比較表

予算管理システムの選び方・ポイントに沿った比較表です。料金はほとんどの企業が非公開としているので、資料請求や問い合わせで詳細を確認しましょう。


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予算管理システムおすすめ5選【大企業×グローバル】

Workday Adaptive Planning - OrangeOne株式会社

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種類 大企業×グローバル 無料トライアル 30日間
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 脱Excel(Excel活用あり) 管理連結
汎用性 やや汎用的 自社のERPや会計ソフトと連携

Workday Adaptive Planningは、Workdayを利用している企業や、人事データの管理も重視したい企業におすすめの予算管理システムです。

Workday製品の大きな特徴は、人材管理とAIを中心に設計されている点です。多くの予算管理システムは会計データを中心に設計されていますが、Workdayは人材分野を重視して開発されてきました。そのため、予算管理の際に人材情報も重視したい企業には、Workday Adaptive Planningが適しています。

Workdayは、従来のExcel中心の業務からの脱却を目指しています。しかし、引き続き活用したい企業に向けては「Workday Adaptive Planning OfficeConnect」モジュールも用意しており、手厚いサポートも受けられます。 システムのデータをレポート形式でExcelに出力し、社内外の報告に適したフォーマットに整えられます。

制度に基づく連結決算や管理目的に応じた連結処理も、一つのツールで対応できるため、複数のシステムを導入する必要がありません。

Workdayは人事や財務の機能を多数備えており、汎用性の高い製品が揃っています。そのため、グローバル展開を目指す企業や、ガバナンスを強化したい企業に適しています。

関連サービスとの連携も可能ですが、Workdayの他の機能と組み合わせて利用すれば、より効果的に活用できます。人事や財務など、さまざまなリソースを一つのツールで一元管理できる点は、Workdayならではの強みです。

Workday Adaptive Planningの操作画面

Workday Adaptive Planningの操作画面 画像出典:BOXIL「Workday Adaptive Planningの料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/4568/

Workday Adaptive Planningの評判・口コミ

ボクシルでの評判
3/5
UIがとてもシンプルでわかりやすいため、簡単に自分の探しているものが見つかります。例えば組織図は写真付きでわかりやすく、従業員メニューがあり、自分が申請したいものが一目でわかります。ただ目標設定の際、追加ボタンを押すと今まで書いていた内容が消えてしまったことがあるので改善してほしいです。(その後削除したものは復元方法がわかり、問題なく業務を進めることができました)
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2023/05/11
利用アカウント数 : 501件〜1000件
業界 : IT/通信/インターネット系
3/5
評価の記入方法がシンプルで良いが、シンプルすぎて書き方だ色々できるので人により記入項目が異なる。 そのため評価者の意向で評価の付け方が変わるので正しく評価されているのか疑問が残る。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2022/08/29
利用アカウント数 : 1000件以上
業界 : メーカー/製造系
Workday Adaptive Planningの口コミをもっと見る

大企業での導入実績

キリンビール株式会社、野村不動産株式会社、株式会社LIFULL、株式会社クレディセゾンほか

※出典:ワークデイ「Workday Adaptive Planning国内導入事例集」(2025年10月27日閲覧)

Anaplan - Anaplanジャパン株式会社

Anaplan
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種類 大企業×グローバル 無料トライアル デモあり
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 脱Excel(Excel活用あり) 管理連結
汎用性 やや各社最適 自社のERPや会計ソフトと連携 -

Anaplanは財務、販売、人事など、複数部門をまたいで分析したい企業におすすめの予算管理システムです。

Anaplanを使うと、会社全体にわたる部門横断的な予算管理が可能になります。 たとえば、営業部門の数値を変更すると、販売部門の数値も自動的に更新されるので、どの部門の変更が全体にどのような影響を与えるかを視覚的に確認できます。

また、AnaplanはExcelからの脱却を目指したツールですが、予算データをExcelから取り込んだり、分析レポートをExcelに出力したりできます。たただし、主な特徴は他の基幹システムとの連携による脱Excelにあり、Excel連携機能はあくまで補助的な位置づけです。

さらに、管理連結と財務連結の両方に対応しており、多通貨やさまざまな会計基準に準拠した会計処理も行えます。

他のシステムと比べて設計の自由度が高く、自社の運用に合わせて柔軟に設計したい企業に向いています。AIを活用した予測や計画にも強みがあり、最新技術を取り入れた効率的な運用をすぐに開始できます。

また、他社のERPや会計ソフトとも連携できるので、すでに導入しているソフトと組み合わせて使うことで、現在のサービス構成を大きく変えることなく導入を進められます。

Anaplanの評判・口コミ

ボクシルでの評判
4/5
事業計画の予実管理にanaplanを導入することで、excel管理と比べ、各部署からの実績収集が楽になり、リアルタイムに状況を把握できるようになった。 一方で、グリッドの入力制御や集計には制約があり、柔軟な分析ではexcelの方が使いやすさもあり、万能ではない。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2023/09/12
利用アカウント数 : 101件〜200件
業界 : IT/通信/インターネット系
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大企業での導入実績

株式会社みずほ銀行、Daikin Comfort Technologies、コニカミノルタ株式会社、パナソニックホームズ株式会社ほか

※出典:Anaplan「導入・成功事例 | Anaplan」(2025年10月27日閲覧)

Board - Board Japan株式会社

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種類 大企業×グローバル 無料トライアル デモあり
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 脱Excel(Excel活用あり) 管理連結
汎用性 やや各社最適 自社のERPや会計ソフトと連携 -

Boardは、BIツール並みの柔軟性を求める企業におすすめの予算管理システムです。予算管理に特に便利ですが、販売計画や人員計画など、他の分野の分析にも強みがあります。

このツールは予算管理だけでなく、過去のデータ分析にも適しています。BIツールならではの分析手法を活用することで、他のシステムよりも原因を深く掘り下げやすいのが特徴です。また、過去の要因を将来の予算管理に反映できる点は、一般的なBIツールや予算管理システムとは異なる魅力です。

さらに、BoardはBIツールとしても利用できるため、Excelからの脱却を目指す企業に適しています。Excelよりも高度な集計や分析が可能なので、Excelに依存せずに済みます。ただし、データの入出力にはExcelも利用可能で、運用上どうしても残ってしまうExcelファイルにも対応可能です。

会計連結の分野では、主に管理会計の連結に対応しています。財務会計の連結も可能ですが、会計を中心とした他のシステムと比べると、やや使いにくい場合があるかもしれません。

グローバルな予算管理ができるシステムの中でも、Boardは柔軟性の高い設計が特徴です。BIツールとしての側面が強く、従業員自身が表やグラフを自由に作成できます。

また、各種ERPや基幹システムとデータを連携させることで、Boardの分析機能をさらに活用できます。データの可視化や分析に優れているので、他のシステムで実績管理をしている場合でも扱いやすいツールです。

Boardの操作画面

Boardの操作画面 画像出典:BOXIL「Boardの料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/3228/

Boardの評判・口コミ

ボクシルでの評判
3/5
画面の自由度が高いことが一番の魅力。データビューやグラフ、画像、テキストなどをドラッグ&ドロップでパワーポイントのような操作感で作成することが出来る。また、メジャーごとにキューブを分けるという思想なので他の多次元DBにあるような最大公約数を見出して細かいデータを持つのは諦めるということをする必要がない。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/10/29
利用アカウント数 : 11件〜30件
業界 : IT/通信/インターネット系
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CCH Tagetik - Tagetik Japan 株式会社(タゲティック ジャパン)

CCH Tagetik
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種類 大企業×グローバル 無料トライアル デモあり
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 Excel活用 管理連結
汎用性 やや汎用的 自社のERPや会計ソフトと連携 -

CCH Tagetikは、Excelを活用しつつ、グローバル展開を目指す企業におすすめの予算管理システムです。

連結決算や財務会計に対応しているだけでなく、各国の会計基準や税制度にも柔軟に対応できます。さらに、ESGに配慮した経営管理もサポートしているので、単なる予算管理にとどまらず、幅広い経営管理に活用できるシステムといえるでしょう。

CCH TagetikはExcelだけでなく、Microsoftの他の製品とも高い親和性を持っています。たとえば、Excelの画面から直接CCH Tagetikにデータを入力したり、PowerPointやWordにレポートを出力したり、Power BIで高度な分析を行ったりできます。

特に、財務会計の連結処理は、CCH Tagetikが特に得意とする分野です。他のシステムでも連結会計に対応しているものはありますが、ガバナンスで重要な連結処理や経営管理レポートを重視したい場合は、CCH Tagetikを検討する価値があります。

ガバナンスに強いシステムであるため、標準化されている部分が多いのも特徴です。しかし、大企業の複雑なニーズにも対応できるようカスタマイズ可能で、独自のモデルやレポートを柔軟に作成できます。

また、連携できるツールも幅広く、特にSAP製品との親和性が高いとされています。SAP製品が持つ予算管理機能とは異なる強みがあるため、すでにSAPを導入している企業は、CCH Tagetikの併用を検討してみるとよいでしょう。

CCH Tagetikの操作画面

CCH Tagetikの操作画面 画像出典:BOXIL「CCH Tagetikの料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/3500/

CCH Tagetikの評判・口コミ

ボクシルでの評判
5/5
データを一元管理できるので意思決定の正確性は増し、判断スピードも向上します。データを柔軟に運用することで変化するニーズに対応できるようになり、長期安定経営に向けた計画策定が可能になります。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2022/06/08
利用アカウント数 : 31件〜50件
業界 : IT/通信/インターネット系
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大企業での導入実績

トヨタファイナンス株式会社、日本貨物航空会社、味の素冷凍食品株式会社、協和キリン株式会社ほか

※出典:Wolters Kluwer「導入事例 | Wolters Kluwer」(2025年10月27日閲覧)

Oracle Cloud EPM - 日本オラクル株式会社

Oracle Cloud EPM
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種類 大企業×グローバル 無料トライアル 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 脱Excel(Excel活用も有力) 管理連結
汎用性 汎用的 自社のERPや会計ソフトと連携

Oracle Cloud EPMは、Oracle製品を利用している企業に特におすすめの予算管理システムです。

Oracle Cloud EPMは、他のシステムと同様に多くの財務データだけでなく、非財務データも幅広く統合できます。しかし、特に強みを発揮するのは、Oracle製品同士を連携して利用した場合です。たとえば、会計をはじめとするOracleの多彩なソリューションの一部として利用することで、データ連携がスムーズになり、運用の手間を大きく減らせます。

また、Oracle Smart View for Officeを使えば、Word、PowerPoint、Excel、Outlookなどのデータを容易に統合でき、インポートしたコンテンツはExcelから直接編集・更新できます。そのため、Excelに慣れている職場でも安心して利用可能です。

さらに、モジュールを活用することで、財務会計の制度連結と管理会計の連結のどちらにも対応可能です。会計以外の販売管理や生産管理もOracleのソリューションとして一つのシステムに集約できます。

Oracle製品は、多くの企業にとって汎用的で使いやすい機能を提供しています。そのため、細かいカスタマイズを重視する企業よりも、ガバナンスの強化を重視する企業に向いています。また、業界のベストプラクティスを取り入れやすい点も特徴です。

もちろん、他社製品との連携も可能ですが、最も高いパフォーマンスを発揮できるのは、Oracle製品のエコシステム内で完結させた場合です。オールインワンの基幹システムとして提供されているため、他社製品との連携で悩むことなく、スムーズに運用できます。

大企業での導入実績

株式会社JVCケンウッド、日産自動車株式会社、株式会社野村総合研究所ほか

※出典:Oracle Japan「Oracle 日本 |クラウド・アプリケーションとクラウド・プラットフォーム」(2025年10月27日閲覧)

予算管理システムおすすめ5選【大企業×国内中心】

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Loglass 経営管理 - 株式会社ログラス

Loglass 経営管理
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種類 大企業×国内中心 無料トライアル デモあり
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 脱Excel 管理連結
汎用性 やや汎用的 自社のERPや会計ソフトと連携 -

Loglass 経営管理は、Excelの操作性を活かしつつ、複雑な要件にも対応できる、大企業や中堅企業に最適な予算管理システムです。

Loglass 経営管理は、日本の経営管理クラウドで累計導入社数No.1を誇り、国内で広く利用されています。海外製のシステムとは異なり、予算管理に特化しているため、導入や運用がしやすい点が大きな強みです。また、同じシリーズの「Loglass 人員計画」を使えば、人材管理も視野に入れた拡張が可能です。

さらに、従来のExcelを使った集計方法を残したまま運用できるのも特徴です。Excelのデータを提出するだけで、Loglass 経営管理に最新データが自動的に集約されます。加えて、会計ソフトと連携することで、見込や実績のデータを取り込めるため、段階的にExcelから脱却を図れます。

主に管理会計の連結を目的としているため、経営管理や予算管理を重視する企業に向いています。一方で、財務会計の連結を重視する場合は、他のシステムの方が適しているかもしれません。

また、汎用的で使いやすいSaaSとして設計されているため、細かなカスタマイズを重視する企業にはあまり向いていません。しかし、業界のベストプラクティスを適正な価格で利用したい企業にはおすすめです。

連携可能なシステムとしては、日本で多く使われているfreee会計や奉行V ERP クラウドとAPI連携が可能です。頻繁に予算と実績を分析したい企業にとっては、毎回のデータ接続が簡単になり便利な機能といえるでしょう。

※出典:ログラス「Loglass 経営管理 公式サイト」(2025年10月15日閲覧)

Loglass 経営管理の操作画面

Loglass 経営管理の操作画面 画像出典:BOXIL「Loglass 経営管理の料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/7195/

Loglass 経営管理の評判・口コミ

ボクシルでの評判
5/5
予算策定や予実管理などで、かなり面倒な工数を必要とするような集計作業をワンクリックで実行可能。 分析機能も豊富なため、報告資料を作る為に二次加工・三次加工をするまでもなく、 かなりの程度楽をして定型業務を進める事ができる。
投稿者プロフィール
利用状況 : 現在は利用していない
投稿日 : 2023/10/26
利用アカウント数 : 11件〜30件
業界 : メーカー/製造系
5/5
集計作業に追われて他の作業を進められないことがありましたが、Loglassを使えば集計作業はすぐに終わります。経営状態に合わせたデータ活用、的確な分析によって経営の迷いはなくなります。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2023/10/28
利用アカウント数 : 51件〜100件
業界 : IT/通信/インターネット系
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大企業での導入実績

トヨタユナイテッド静岡株式会社、関西電力株式会社、株式会社MIXI、GMOインターネット株式会社ほか

※出典:ログラス「導入事例|Loglass|クラウド経営管理システム」(2025年10月27日閲覧)

BizForecast - プライマル株式会社

BizForecast
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種類 大企業×国内中心 無料トライアル デモあり
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 Excel活用 管理連結
汎用性 やや各社最適 自社のERPや会計ソフトと連携 -

BizForecastは、Excelの使い慣れた操作感で、連結会計や人事評価まで一元管理したい企業におすすめの予算管理システムです。

BizForecastの大きな特徴は、「活Excel」を掲げている点にあります。たとえば、現在利用している予算編成用のExcelファイルをもとに、予算入力用のテンプレートを簡単に作成できます。さらに、Enterprise Editionを利用すれば、現在利用中のExcelファイル自体をシステムに組み込めるため、運用方法を大きく変える必要がありません。

また、他のシステムと比べて、人事評価や目標管理など従来Excelで管理されがちだった分野まで幅広くカバーできる点も強みです。

BizForecastには、管理会計に特化した「BizForecast BC」と、制度連結に強い「BizForecast FC」の2つのタイプがあります。必要な機能を選んで導入することで、さまざまなシステム構成へ柔軟に対応します。

Excelをベースにしているため、カスタマイズがしやすいのも特徴です。プログラミングの知識がなくてもメンテナンスが可能で、組織やルールの変更にも柔軟に対応できます。

BizForecastの操作画面

BizForecastの操作画面 画像出典:BOXIL「BizForecastの料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/4404/

BizForecastの評判・口コミ

ボクシルでの評判
5/5
今まではExcelにてフォーキャストを作成していました。しかしこちらを導入することにより、自動で分析や集計等ができるようになったので作業時間が削減でき、効率良くなりました。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2023/08/07
利用アカウント数 : 1件
業界 : 小売/流通/商社系
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大企業での導入実績

株式会J-オイルミルズ、日本調剤株式会社、東急不動産株式会社、KMバイオロジクス株式会社ほか

※出典:プライマル「BizForecast(ビズフォーキャスト)の導入事例一覧|プライマル|予算管理・管理会計・グループ経営管理・連結会計・人事評価」(2025年10月27日閲覧)

Sactona - アウトルックコンサルティング株式会社

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種類 大企業×国内中心 無料トライアル デモあり
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 Excel活用 管理連結
汎用性 やや各社最適 自社のERPや会計ソフトと連携 -

Sactonaは、Excelを継続して利用したい企業にとって便利な予算管理システムです。

Sactonaは、従来どおりExcelを使いながら導入するので、現場のスタッフの抵抗感を抑えられる点が大きな強みです。また、Excelのような見た目や操作性をもつだけでなく、Excelの関数や機能をそのまま使えるため、他社のシステムにはあまり見られない使いやすさを実現しています。

さらに、連結会計の分野では予算管理に必要なさまざまなデータを幅広く統合できます。会計データだけでなく、部門や製品、プロジェクトごとなど、さまざまな切り口での分析までサポート。日本発のシステムでありながら、グローバルなグループ管理にも対応できる多用途なツールです。

また、各管理業務に合わせてアプリを作成できるため、カスタマイズ性にも優れています。ノーコードでアプリを作れることや、Excelの強みを活かせることから、現場主導で予算管理を進めたい企業にも適しています。

Sactonaの評判・口コミ

ボクシルでの評判
4/5
敷居の低さと拡張性のバランスの良さが素晴らしいです。基本的な操作の作法はエクセルに準じているので、説明する側される側両方の労力が少なくて済みます。こちらで準備をしておけば難解なところも見せずに済むところも助かります。
投稿者プロフィール
利用状況 : 現在は利用していない
投稿日 : 2023/10/16
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : 医療系
4/5
選択していくだけで欲しいデータが簡単にダウンロードできるので 操作しやすくていいと思う。 ただ、プルダウンの字がデフォルトでは小さいので、年配の方は見づらいとのこと。拡大して使用しているようです。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2023/11/03
利用アカウント数 : 201件〜300件
業界 : 小売/流通/商社系
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大企業での導入実績

パナソニック株式会社、富士フイルム株式会社、株式会社LIXIL、森ビル株式会社ほか

※出典:アウトルックコンサルティング「導入事例 | アウトルックコンサルティング株式会社」(2025年10月27日閲覧)

fusion place - 株式会社フュージョンズ

種類 大企業×国内中心 無料トライアル 1か月間
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 Excel活用 管理連結
汎用性 やや各社最適 自社のERPや会計ソフトと連携 -

fusion placeは、既存のExcelを活用しながら、現場主導の経営管理を目指す企業におすすめの予算管理システムです。

fusion placeは、役員が利用する財務データだけでなく、現場の従業員が確認する細かな取引データまで幅広くカバーしています。また、多次元データベースでありながら高速な集計が可能なので、全体の流れを把握したいときにも、細かい動きを確認したいときにも役立つ点がメリットです。

fusion placeは、Excelの活用を中心に据えています。Excelでデータの入出力を行い、fusion placeで一元管理することで、普段のExcelの使い勝手を損なうことなく、データの分散を防げます。

さらに、予算管理に必要な管理連結にも対応。中堅企業からグローバル企業まで、グループ全体の予算管理に必要な連結機能を提供しています。

加えて、日本特有の複雑な要件にも耐えられるカスタマイズ性を備えています。Excelを使ったデータの入力や出力ができるだけでなく、マスタ設定や入力画面のカスタマイズなど、柔軟な設計が可能です。

fusion placeの操作画面

fusion placeの操作画面 画像出典:BOXIL「fusion placeの料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/11951/

大企業での導入実績

東急株式会社、株式会社ダイナム、KDDI株式会社、ミサワホーム株式会社ほか

※出典:フュージョンズ「導入企業一覧 | fusion_place | クラウド経営管理ワークプレイス」(2025年10月27日閲覧)

AVANT Cruise - 株式会社アバント

種類 大企業×国内中心 無料トライアル 要問い合わせ
初期費用 要問い合わせ 月額費用 要問い合わせ
Excelに対する姿勢 脱Excel(Excel活用あり) 管理連結
汎用性 汎用的 自社のERPや会計ソフトと連携 -

AVANT Cruiseは、ベストプラクティスを活用し、できるだけ早く予算管理を効率化したい企業におすすめの予算管理システムです。

このサービスの強みは、1,200社以上の支援実績から生まれたベストプラクティスを、サービスとして提供している点にあります。多くの企業にとって最適な方法を用意しており、最短3か月で運用を開始できるのが特徴です。また、カスタマイズしなくても使いやすい設計のため、運用に手間をかけたくない企業にも適しています。

AVANT Cruiseは「脱Excel」を目指しやすいシステムですが、Excelからのデータインポートにも対応しています。日本企業が開発した大企業向け予算管理システムの多くがExcelの運用を維持する傾向にある中で、Excelの作業を見直して効率化できる点は大きな魅力です。

また、グループ会社である株式会社ディーバが提供する「DivaSystem LCA」をAVANT Cruiseと組み合わせれば、連結会計や連結決算にも対応できます。実際に、両方のシステムを併用している企業が多いため、導入を検討する際はあわせて考えるとよいでしょう。

非財務情報や予算ファイルの回収には、「DivaSystem FBX」が便利です。Excelをそのまま使う方法でも、システム上で直接入力してもらう方法でも、予算情報を集められるため、さまざまな企業の運用スタイルに対応しやすい強みがあります。

DivaSystem LCAやDivaSystem FBXとのシステム連携はもちろん、SAP製品とも連携が可能です。そのほか、OracleやGoogleのサービスとも接続できるため、データ連携の面でも安心して利用できます。

※出典:アバント「AVANT Cruise 公式サイト」(2025年10月15日閲覧)

AVANT Cruiseの操作画面

AVANT Cruiseの操作画面 画像出典:BOXIL「AVANT Cruiseの料金・機能・導入事例」https://boxil.jp/service/14345/

大企業での導入実績

コクヨ株式会社、トヨタファイナンス株式会社、キヤノンメディカルシステムズ株式会社、住友商事株式会社ほか

※出典:アバント「導入事例 | 株式会社アバント」(2025年10月15日閲覧)


「どの製品を選べばいいか決めきれない」という方は、資料の一括請求がおすすめです。「なぜこのサービスに決めたのか?」を上司や管理部門に説明する場面でも、複数社比較していると説得力が格段に上がります。

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予算管理システムの基本機能は、どのツールでもおおむね備わっています。そのため、各社がExcelに対してどのように向き合っているのか、ターゲットとしている企業規模はどこかを整理して、設計思想に合致したサービスを選定するとよいでしょう。

予算管理システムをまとめてチェックするには、各社の資料を一括で請求するのが便利です。各社公式サイトで個人情報を入力する手間が省けるうえ、比較表をもとに機能比較も可能です。

予算管理システムの比較表とサービス資料

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