人事評価システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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人事評価を効率化するSlack連携可能システムは主に2タイプ
Slackと連携して人事評価を効率化できるシステムは、大きく2種類に分けられます。
ひとつは評価シートの記入や承認といったプロセスを一元管理できる人事評価システム、もうひとつは1on1や目標管理、日報作成など日常の評価業務を支援するシステムです。
どちらもSlackを介して通知やリマインドができます。利用シーンや目的に合わせて適切なタイプを選びましょう。
人事評価システム
人事評価システムは、評価基準や項目、権限とワークフローを設計し、評価の記入・承認・集計・分析までをオンラインで一元管理するシステムです。
Slackと連携することで記入依頼や差戻し通知を自動化でき、現場の実行力が高まります。現状、Slack連携ができるシステムは
カオナビ
と
One人事
の2つです。
▼Slackと連携できる人事評価システム2選を詳しく見る
ツールを利用した、Slackと人事管理システムの連携方法
人事評価システムが標準でSlack連携に対応していない場合でも、ノーコード連携ツールの Zapier やMicrosoftのRPAツールPower Automate（ 公式サイト ）を使えば連携を実現できます。
ただし、連携には次のような条件があります。
- 評価システム側にREST APIやWebhook、CSV自動出力といった外部接続の仕組みが備わっている
- 提出通知やメール通知などトリガーを取得できる
注意点として、評価コメントやスコアなどの情報には高い機密性が求められるため、Slack通知を全社チャンネルに流すか、個別DMに送るかは慎重に設計しなければなりません。
また、ZapierやPower Automateでの接続は、API変更対応やZap管理などのメンテナンスが発生するため、一定の運用コストがかかります。
ここまで対応した場合でも、標準連携に比べて通知が数分遅れることがあり、リアルタイム性に限界がある点も認識しておく必要があります。
こうしたコストやリスクを考慮すると、最初からSlack連携に対応したシステムを選択することが現実的な選択肢といえるでしょう。
人事評価システム全体のおすすめサービスは下記記事で紹介しています。
評価業務の支援システム（1on1、OKR管理、日報など）
人事評価そのものを包括的に担うシステムではなくても、1on1や目標管理、日報作成などの周辺業務をSlack連携で効率化できるツールがあります。
具体例として
HRMOSタレントマネジメント
や
Co:TEAM
が挙げられ、評価業務の定着と継続に役立ちます。
▼Slackと連携できる評価業務の効率化システム2選を詳しく見る
人事評価システムとSlackの連携で実現できること
人事評価システムをSlackと連携させることで、評価依頼や進捗確認といった通知を自動化できます。評価者や被評価者がSlack上で必要な情報をタイムリーに受け取れるため、業務の抜け漏れ防止や効率化につながります。
評価記入依頼の自動通知
評価シートの記入依頼をSlack経由で自動送信することで、通知に気付いた担当者はシート記入にすぐ着手できます。
メールや紙での依頼は見落としがちですが、日常的に使うSlackであれば依頼を確実に届けられます。通知からワンクリックで評価画面にアクセスできるため、作業の開始もスムーズです。
評価の進捗や記入リマインドの自動通知
人事評価システムとSlackを連携することで、誰が未提出なのか、どの段階で停滞しているのかを自動で可視化できます。
未提出者には個別リマインドを送信でき、人事担当者が手動で催促する手間はありません。提出済みや承認済みの進捗状況もリアルタイムで把握できるため、全体状況をキャッチアップしやすくなります。
人事評価システムとSlackを連携させるメリット
人事評価システムをSlackと連携させることで、進捗管理やリマインドが自動化され、評価業務の効率化が進みます。通知が日常的に利用されているコミュニケーション環境に届くことで、対応漏れを防ぎ、現場にも浸透しやすくなります。
評価進捗と対応漏れの可視化
Slack通知を活用すれば、評価業務の進捗を全員がリアルタイムで把握できます。未提出や差し戻し案件もすぐに可視化されるため、対応漏れや二重対応の防止が可能です。
業務状況が可視化されることで、評価に対する納得感が高まり、組織全体の信頼性向上にもつながります。
業務オペレーションの自動化
評価依頼やリマインドをSlackで自動化すれば、人事部の手動作業を大幅に削減可能です。
定型業務をシステムに任せることで、担当者は面談準備や評価分析といった付加価値の高い業務に集中できます。進捗チェックや集計も一元管理され、評価業務全体の効率が高まります。
現場浸透の促進とコミュニケーション活性化
Slackは社員が日常的に使うチャネルです。新しい人事評価システムでもSlackと連携させることで利用のハードルを下げ、現場への定着を促せます。
通知をきっかけに上司と部下、人事と現場が評価や目標について会話を始めやすくなるのもメリットです。Slack上でフィードバックやアンケートへの回答を気軽に行えるため、組織内の対話も自然に増えていくでしょう。
Slackと連携できる人事評価システム2選
Slackと連携できる人事評価システムを紹介します。人事評価システムのうち、Slackと連携して評価業務を効率化できるシステムには、カオナビとOne人事があります。
カオナビ
カオナビは、個の力を最大化し、組織力を強化する人事評価システムです。あらゆる人材情報を一元管理・可視化することで、人材の配置や育成、評価を適正化します。カオナビには、次のような特徴があります。
- 人事出身の創業者が、4,000社※の人事ノウハウを凝縮して機能を追加・改善
- 4,000社以上が集うユーザーコミュニティと専任サポートで、使いこなしをしっかりサポート
- Slackはもちろん、採用・勤怠・給与などさまざまな外部システムと連携可能
※出典:カオナビ「 カオナビの概要と特徴｜カオナビとは｜【シェアNo.1】タレントマネジメントシステム 」(2025年10月10日閲覧)
Slack連携機能の詳細
- パルスサーベイの回答依頼を通知
- 社内アンケートの回答依頼を通知
- 評価シートの記入依頼を通知
その他機能と料金
【カオナビの機能】
| カオナビ | 機能 |
|---|---|
| 1on1 | 〇 |
| MBO | 〇 |
| OKR | 〇 |
| コンピテンシー評価 | 〇 |
| バリュー評価 | ‐ |
| 360度評価 | 〇 |
| 甘辛調整 | 〇 |
【カオナビの料金】
- 初期費用：要問い合わせ
- 月額料金：要問い合わせ
カオナビの口コミ
細かい目標設定や、成果の点数化、コア・コンピテンシーの評価など、柔軟に入力・確認ができます。
過去の評価も簡単に確認できるので、自身の評価結果や課題を再確認できます。
また、クラウドサービスなので、インフラ面で導入の壁もありません。
One人事
One人事は人事評価だけでなく、タレントマネジメントや労務・勤怠管理、給与計算を一元化する人事評価システムです。これらの情報を人材データベース化し、人材の育成や配置、離職防止を支援します。
One人事には次のような特徴があります。
- 大企業や官公庁にも導入されており、有償ユーザーは60万人以上※
- 業務効率化を軸にした守りの人事と、従業員の成長を促す攻めの人事をワンストップで
- タレントマネジメントや勤怠、給与など、必要な機能だけを選んで導入できる
※出典:One人事「 One人事【機能満足度No.1】は、労務管理・勤怠管理・給与計算・人事評価や人材育成のタレントマネジメントをワンストップで支援する人事労務システムです。 」(2025年10月14日閲覧)
Slack連携機能の詳細
- 人事評価の進捗やリマインドを通知
- 従業員満足度調査や健康チェックの社内アンケートを一斉通知
その他機能と料金
【One人事の機能】
| One人事 | 機能 |
|---|---|
| 1on1 | 〇 |
| MBO | 〇 |
| OKR | 〇 |
| コンピテンシー評価 | 〇 |
| バリュー評価 | ‐ |
| 360度評価 | 〇 |
| 甘辛調整 | 〇 |
【One人事の料金】
- 初期費用：要問い合わせ
- 月額料金：要問い合わせ
One人事の口コミ
人事関連の問い合わせに対しても、URLをチャットツールなどで送信「One人事を確認して」とメッセージすれば事足ります。
他にも広く人事評価システムの機能を比較検討したい方には、詳細な資料を参考にするのがおすすめです。次のボタンから人事評価システムの資料を、無料でまとめてダウンロードできます。
Slackと連携できる評価業務の効率化システム2選
Slackと連携できる評価業務の効率化システムを2つ紹介します。
HRMOSタレントマネジメント
HRMOSタレントマネジメントは、採用から入社管理を一括管理し、人事・労務業務を効率化するシステムです。人事評価機能は備えるものの、評価管理に関するSlack連携機能はありません。HRMOSタレントマネジメントには、次のような特徴があります。
- 360度評価や1on1など、人事評価に役立つ機能も充実
- 人員構成やエンゲージメントをグラフで表示、組織の状態を視覚的に把握できる
- コンディションの推移や成長率を可視化する個人レポートで、一人ひとりに最適な育成・配置を
Slack連携機能の詳細
- Slackの特定チャンネルに「評価入力の定時リマインド」を通知
- 1on1のトピックや実施時間をリマインド通知
Co:TEAM（コチーム）
Co:TEAMは、1on1のデータを人事評価に転換できる人的資本経営ツールです。質の高い1on1を社内に定着させ、個人・チームの自律化と、経営戦略に基づく人的資本経営を実現します。Co:TEAMには、次のような特徴があります。
- 1on1やアンケートで取得したデータを可視化し、目標達成の支援と成長の加速、従業員ケアを実現
- アメリカの最先端経営管理手法「パフォーマンスマネジメント」を、シンプルな画面と操作で簡単導入
- 1on1を通して「身に着けたいスキル」と、そのためのアクションや課題を設定することで、最短でスキルを取得
Slack連携機能の詳細
- 日報作成・マネジメント情報を通知
身近なツールとの連携で評価業務の効率化を
人事評価システムとSlackを連携させれば、対応漏れの可視化やリマインドの自動化が実現し、業務効率が大きく向上します。日常的に使うSlackで通知を受け取れるため、現場への浸透もしやすくなります。
現状、Slackと連携できる人事評価システムはカオナビとOne人事の2つです。カオナビとOne人事を含め、おすすめの人事評価システムの資料製品と機能比較表を確認したい方は、次のボタンから資料を無料ダウンロードしてください。
