ビジネスフォンの費用相場と料金比較・おすすめサービス

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ビジネスフォンの導入を検討している方に向けて、費用相場やおすすめサービスを紹介します。ビジネスフォンにはいくつか種類があり、それぞれ費用は異なります。サービス選定する際は、費用だけでなく、機能や操作性なども確認しましょう。

ビジネスフォン・IP電話には多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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ビジネスフォンの費用相場

ビジネスフォンとは、オフィスや企業で使用される電話システムのことを指します。一般的な家庭用の電話と異なり、ビジネスフォンは複数の電話回線や内線を管理でき、企業の規模や業務形態に応じた効率的なコミュニケーションを実現します。

ビジネスフォンにはレガシータイプ、IP-PBX、クラウドPBXがあり、費用相場も異なります。それぞれについて解説します。

レガシータイプの費用相場

企業が自社で電話機と主装置を有線配線して設置・管理するタイプです。安定性のある回線と音質の良さから、大企業や特定のニーズを持つ企業に多く利用されています。

レガシータイプのビジネスフォンの費用相場は、初期費用数百万円~数千万円、本体費用は50万円〜数百万円、月額費用は数万円~数十万円が相場です。さらに、通話料やメンテナンス費用が必要となります。

導入台数や機能によって価格が大きく変動するため、予算と接続数を明確にして検討しましょう。

IP-PBXの費用相場

インターネット回線を利用して、ビジネスフォンを運用するタイプです。初期コストが抑えられ、リモートワークにも対応しやすいため、中小企業やスタートアップにもおすすめです。

IP-PBXのビジネスフォンは、初期費用と本体価格、月額費用が必要となります。それぞれの費用相場は、初期費用が数万円〜数百万円程度、本体価格が、10万円〜数百万円、月額利用料は1回線あたり5,000円〜2万円程度と通話料が必要です。

クラウドPBXの費用相場

インターネット回線を利用して通話を行うタイプです。主装置もインターネット上に構築するため、物理的な装置の設置がなく、導入コストを抑えられます。また、スマートフォンやパソコンを電話機として利用できます。

クラウドPBXのビジネスフォンの費用相場は、初期費用が無料〜3万円程度、月額費用は3,300円〜18,000円程度、さらに通話料が必要です。

クラウド上に装置を設置するため、本体に費用は不要です。また、初期費用もサービスによっては無料の場合もあります。

【調査】ビジネスフォン26サービスの費用・料金比較表

主要なビジネスフォン26サービスの初期費用と月額費用を調査。公式サイトに記載がないサービスを除くと、次のような傾向が見られました。

  • 初期費用は、最安値が3万円以内のサービスが多い
  • 月額費用は、最低価格が数百円〜6,000円ほど
  • 費用はアカウント数、利用ユーザー数、機能の種類などで変動する
サービス名 初期費用 月額費用 補足
楽天モバイル 法人向けサービス要問い合わせ1,980円/回線
ビジネスLaLa Call要問い合わせ500円
トビラフォン Cloud30,000円3,000円
Comdesk Lead要問い合わせ6,000円/ID〜
vphone+要問い合わせ要問い合わせ
FleaLine0円1,400円〜内線1ID(1,000円/ID)+050番号1つ(400円/番号)の合計月額
My050500円83円月額費用は6か月ごとの番号維持費500円の月額換算
G-Call050要問い合わせ280円
MiiTel Phone0円~5,980円
Zoom Phone要問い合わせ1,500円
Dialpad500円/番号1,000円/ID~
モバビジ0円980円/ID月額費用はサーバー料金+アプリID費の合計
03plus5,000円1,280円
楽天コネクト SmaCom0円5,000円+7,980円/席
TramOneCloud要問い合わせ5,000円/システム+1,000円/ユーザー
MOT/TEL(モッテル)29,800円〜5,980円
BIZTEL ビジネスフォン50,000円21,000円
クラコールPBX0円980円/ユーザー
SPICA0円3,500円
Cloud Phone Biz要問い合わせ1,180円月額費用は基本プラン+内線ID料金
まとめてクラウドPBX0円980円
ナイセンクラウド10,000円2,000円
COLLABOS PHONE200,000円~4,800円/ch
TELE-ALL-LINE20,800円8,400円初期費用は基本2ch回線の回線開通費用2,800円+クラウドIP-PBX基本設定費18,000円。月額は基本回線費用3,600円+クラウドIP-PBX基本利用費4,800円の合計
INNOVERA要問い合わせ要問い合わせ
GoodLine20,500円3,380円初期費用はSOHOプラン基本料金20,000円+050番号初期500円、月額費用はSOHOプラン3,000円+050番号1件380円の合計

ビジネスフォンの料金モデル

ビジネスフォンには大きく3つの料金モデルがあり、それぞれおすすめの企業が異なります。

1. アカウント数課金(ID課金型)

「1ユーザー(1ID)あたり月額〇円」の形式で、利用人数に応じて料金が決まるモデルです。

ユーザー数が増えるほど総費用は上がりますが、1人あたりの単価が下がる仕組みを採用しているサービスもあります。また、通話チャネル数や電話番号数の追加によって月額費用が変動しやすい点も特徴です。

2. 回線数・チャネル数課金(同時通話数ベース)

回線数(チャネル数)によって料金が決まるタイプで、「同時に通話できる数」に応じて料金が変動するモデルです。

社内の利用人数が多くても、実際の同時通話が少ない企業は費用を抑えやすいのが特徴です。一方で、繁忙期に通話数が増える場合は追加チャネルが必要になり、その分、月額費用が上がります。

3. 固定料金型(システム全体の月額固定)

企業規模や利用者数にかかわらず、サービス全体に一定額が設定されている料金モデルです。

利用人数が多い企業でも導入しやすく、料金が安定しているため予算管理がしやすい点がメリットです。ただし、番号追加や機能追加に応じて月額が変わるサービスもあり、完全固定型とは限りません。

ビジネスフォンの費用内訳

ビジネスフォンの費用は、初期費用と月額費用(または年額費用)の2つが基本で、さらに必要に応じてオプション費用が発生します。

初期費用

初期費用は無料のサービスもありますが、ビジネスフォンの場合は回線開通やPBXの初期設定、番号発行、機器の設定代行などに伴って費用が発生するケースが目立ちます。

特に、クラウドPBXを利用するサービスでも、番号取得費用や初期設定料金が必要な場合があります。費用を抑えるには、自社で設定可能な範囲を確認し、どの作業をベンダーへ依頼するかを事前に検討することが大切です。

月額費用・年額費用

月額費用(または年額費用)は、ビジネスフォンの課金モデルによって大きく変わります。アカウント数課金型では利用者数に応じて料金が増減し、チャネル課金型では同時通話数が多いほど費用が高くなります。
固定料金型の場合は料金が安定していますが、番号を追加したり通話チャネルを増やしたりすると追加料金が発生しやすいです。

また、標準の内線機能だけであれば比較的低価格で利用できますが、外線発着信、CTI、録音機能、IVR、CRM連携などを追加すると料金が高額になる傾向があります。必要な機能の優先度を明確にし、どの範囲まで導入すべきかを社内で整理しながら検討しましょう。

【注意】見落としがちな追加オプション

ビジネスフォン導入時、初期費用と月額利用料だけで予算を組んでしまうと、予想外の追加コストが発生して驚くことがあります。実際に運用を始めてから「こんな費用も必要なのか」と困ることがないよう、見落としやすい追加オプションについても事前に確認しておきましょう。

チェック項目
追加機能 通話録音、IVR(自動音声応答)、CTI(着信連携)、モニタリング、電話会議機能
システム連携 CRMやSFAとの連携、外部顧客データベースとの連携
サポート 初期設定、番号取得代行、導入コンサルティング

費用対効果が高いビジネスフォン6選

費用対効果が高いビジネスフォンを紹介します。これから導入を検討している方は機能や特徴をぜひ参考にしてください。

トビラフォン Cloud

トビラフォン Cloudは、クラウド環境に対応したビジネスフォンです。

迷惑電話や不正な着信を自動でブロックする迷惑電話フィルタや、法人電話のデータベースから該当する事業者名を自動表示できる機能など、多様な機能を備えています。

IVR機能による音声ガイダンスでの振り分けや通話の自動テキスト化、ダッシュボード、SMS自動送信など、業務効率の向上をサポートする機能も充実しています。自動ラベリング機能では、音声からテキスト化された通話内容に対して自動的にタグ付けが可能です。

トビラフォン Cloudの料金プラン・価格

初期費用月額料金
30,000円3,000円+通話料

Re:lation クラウド電話

株式会社インゲージ
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Re:lationクラウド電話は、従来の電話設備が不要で、シンプルな操作と直感的なインターフェースが特長です。

複数のチャネルをひとつの画面で管理できる機能により、電話、メール、チャットなど、異なる連絡手段を一元管理できるため、コミュニケーションの効率が大きく向上します。

過去のやりとりも円滑に確認できるため、的確な顧客対応が可能です。

Re:lationクラウド電話の料金プラン・価格

初期費用月額料金
要問い合わせ要問い合わせ

MiiTel Phoneは、AIを活用した音声解析機能を備えるビジネスフォン向けサービスです。

通話中の会話内容をリアルタイムで解析し、営業トークの改善や顧客対応の向上に役立てられます。

IVRや待ち呼の設定、通話のスコアリング、SFAやCRM連携などにより、単なる通話ツールとしてだけでなく、営業活動やカスタマーサポートの効率化にも貢献します。

MiiTel Phoneの料金プラン・価格

初期費用月額料金
0円5,980円/1ID

楽天モバイル 法人向けサービスは、全国規模での通信エリア拡大と通信費を大幅に削減できるプランが特長です。

「国内通話無制限プラン」があるため、社員間の通話料金を気にせず利用できる点は、ビジネスにおいて大きな利点です。

楽天モバイル 法人向けサービスの料金プラン・価格

プラン初期費用月額料金
音声+データ3GB要問い合わせ1,980円
音声+データ5GB要問い合わせ2,380円
音声+データ30GB要問い合わせ2,780円
音声+データ無制限要問い合わせ2,980円

オフィスリンクは、NTTドコモビジネスが提供するビジネスフォンサービスです。

安定した通信が可能なマルチキャリア対応で、リモートワークや移動中の通信も途切れにくく、常に円滑な連絡が可能です。

内線通話や保留転送、会社番号発信など社外にいてもオフィスにいるような電話操作ができる点が魅力です。

オフィスリンクの料金プラン・価格

【初期費用】

項目料金
携帯電話オフィスリンク登録手数料1,400円/回線
オフィスリンク設備新規契約事務手数料2,800円/契約
拠点登録手数料2,800円/拠点
局内工事費2,800円〜98,000円/拠点

【月額費用】

項目月額料金
携帯電話オフィスリンク利用料900円/回線
オフィスリンク設備内線グループ基本料2,000円/契約
オフィスリンク着信接続料400円/ch

ひかりクラウドPBXは、スマートフォンを利用して内線化できるPBXです。

初期導入コストを抑えながら、場所に縛られず利用できるため、柔軟なビジネス運営を支援します。

外出先から会社の電話番号で発信できるため、出先からの対応やテレワークにも適しています。

ひかりクラウドPBXの料金プラン・価格

初期費用月額料金
15,000円〜10,000円〜

費用対効果の高いビジネスフォンを導入しよう

ビジネスフォンの費用相場は、クラウド型かオンプレミス型か、また提供される機能によって大きく異なります。

レガシータイプのビジネスフォンは、導入費用が多くかかりますが、安定した回線や音声の良さにこだわる場合におすすめです。

クラウド型のビジネスフォンは初期導入費用が低く、月額料金で運用できるため、コストパフォーマンスを重視したい場合におすすめです。

ビジネスフォンを導入する際には、費用以外にも注意が必要です。たとえば、企業の規模や将来的な拡張に対応できる柔軟性、サポート体制の充実度、既存システムとの連携などが重要なポイントです。

自社に合ったツールを選び、費用対効果を最大化することが成功への鍵です。

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