コンセプトシートを活用し企画を立てよう!コンセプトシートの作り方

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大事な打ち合わせや会議のとき、どのような資料を用意して臨んでいますか?資料を見ながら意見を述べても相手に理解してもらえなかったり、思っていることをうまく伝えられなかったりということも少なからずあるでしょう。そんな時にあると便利なのが「コンセプトシート」です。コンセプトシートについてや、その作り方を紹介します。

打ち合わせに必須!コンセプトシートとは?

コンセプトとは「全体を貫く柱となる発想や視点」のことを指します。こうした柱となる発想や視点を1枚にまとめたものが、「コンセプトシート」です。

1つ目は自分の考えを整理できることです。柱となる発想や視点をシートに書き出すことで、自然と頭の中が整理されていきます。

2つ目は自分の発想や視点をメンバーと共有できることです。コンセプトシートを見せることで、自分の考えをメンバーに伝え、共通認識を持てるようになります。

3つ目は意見交換がしやすくなることです。ユーザー調査や外部関係者との打ち合わせなどでコンセプトシートを使うと、シートを見ながら活発に意見を交換できます。

コンセプトシートの作り方とその手順

コンセプトシートの作り方(1):企画に合った雛形の作成

コンセプトシートを作る際、まず考えるべきなのは、どのような形式のシートにするかという点です。いわば、コンセプトシートの雛形を作る段階です。

  • 1枚のシートにする
    コンセプトシートには決まった形式はありませんが、一般的には1枚にまとめます。枚数が多くなりすぎると、かえって内容がわかりづらくなり、意図の共有が難しくなります。
  • 表形式にするか、BOX形式にするか
    コンセプトシートの形式は上から順番に今回のテーマや目的などを記載していく「表形式」と、記載項目ごとのBOXをいくつか作り各BOXを線や矢印でつなぐ「BOX形式」があります。
    テーマごとに形式を変えても構いませんし、すべてのテーマで形式を統一しても問題ありません。自分たちに合った雛形を作成しましょう。

コンセプトシートの作り方(2):記載事項の骨子は7つ

コンセプトシートの雛形ができたら、次に何を記載するかを考えます。この記載事項は建設業やサービス業など業種によって異なりますが、一般的には骨子は次の7つが必要と言われています。

それはずばり「なぜ、いつ、どこで、誰に、何を、どのように、いくらで」です。案外基本的だと思う方も多いと思いますが、この基本的なことが一番重要です。この7つをしっかり作成することで、自分の頭を整理でき、それをメンバーとも共有できます。

これら7つの項目を雛形のどこに記載するかも重要なポイントです。

コンセプトシートの作り方(3):企画タイトル、企画意図

コンセプトシートには、企画タイトルと企画意図を記載します。これは「なぜ」の部分です。企画タイトルは、一目でどのような企画なのかがわかるよう、簡潔な言葉で記載してください。企画意図には、「なぜこの企画を発案したのか。この企画をなぜ必要と思ったのか」を記載します。企画タイトルと企画意図を明確にすることで、メンバー全員が共通認識を持って会議や打ち合わせに臨めます

コンセプトシートの作り方(4):企画概要

コンセプトシートには、企画概要を記載します。ここがコンセプトシートの中心となる部分であり、企画内容について「いつ、どこで、誰に、何を」をできるだけ具体的に記載します。たとえば、

  • コンセプトや対象者は誰か
  • どのような状況で使うのか(日付や時間帯、場所などを記載)
  • 既存の製品・サービスにはどのようなものがあるのかなど競合社の情報
  • この企画では何が違うのか(独自性など)

を記載します。ある程度たたき台を作って、打ち合わせや会議で出た意見などをもとに中身を精査していきます。

コンセプトシートの作り方(5):スケジュールと予算

コンセプトシートには、スケジュールと予算を記載します。ありがちなのは、企画概要まで作成して満足してしまうことです。この場合、企画自体は完成しても、上層部からの承認は得られない可能性が高いです。

スケジュールをきちんと設計し、予定から遅れた場合は原因特定をして改善を図ることも大事です。PDCA(Plan,Do,Check,Action)ですね。予算もできるだけ正確に算出する必要があります。プロジェクトにはコストパフォーマンスも重視されます。

コンセプトシートの活用とその作り方まとめ

コンセプトシートの活用とその作り方について紹介しました。今やコンセプトシートは、ビジネスでは欠かせないものになってきています。会議や打ち合わせで自分の意見を伝えたり、メンバーと意図を共有したりするのに役立ちます。

また、しっかりとしたコンセプトシートを作成できるかどうかが、企画の採否を左右し、結果としてあなたの業績にもつながります。この記事を参考にしながら、ぜひ一度コンセプトシートを作成してみてはいかがでしょうか。

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