【独自調査】年末調整ソフトのシェアTOP6 - 1位はマネーフォワード クラウド年末調整。選定基準と導入効果を徹底解説

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SaaS比較サイト「BOXIL」を運営するスマートキャンプ株式会社は、バックオフィス担当者や経営層などを対象に事前調査を実施。その後、年末調整システムや労務管理システムで年末調整を担当する888人に限定して「年末調整業務の実態調査※」を実施しました。本データに関する概要や引用方法は▶調査概要を参照してください。
※インターネット調査にて年末調整業務に関わっている20〜60代の2,439人に事前調査を実施。そのうち、主たる業務手段として「年末調整システムや労務管理システムを利用」と回答した888人を対象に本調査を実施。調査期間は事前調査が2025年11月4日〜11月11日。本調査が2025年11月13日〜11月20日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
年末調整ソフトのシェア率

年末調整ソフトの導入に携わった888人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入した年末調整ソフトを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、マネーフォワード クラウド年末調整で15.40%。その後にfreee人事労務が9.50%、オフィスステーション 年末調整が8.40%、ジョブカン労務HRが8.20%、SmartHR労務管理が7.10%、ジンジャー給与が7.00%と続きます。これら6社で全体の55.6%を占めていました。
※1 調査概要:インターネット調査にて年末調整ソフトの導入に携わった全国20〜60代の888人へ実施。本調査の期間は2025年11月13日〜11月20日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
口コミ・ユーザー満足度もチェックしよう
口コミやユーザー満足度も製品選びの重要な判断材料です。現場ユーザーの声や活用事例もぜひ参考にしてください。

年末調整ソフト選びで重視されたポイントTOP3
多くの企業は、どのような基準でソフトを選んでいるのでしょうか。導入時に重視したポイントを聞いたところ、次のような結果となりました。

1位は「料金(導入・運用コスト)」(37.4%)でした。年に一度の業務であるため、費用対効果がシビアに見られていることがわかります。
続いて2位に「操作性の良さ」(32.2%)、3位に「給与計算システム・人事労務システムとの連携のしやすさ」(32.0%)がランクインしました。ITに不慣れな従業員でも迷わず使える「使いやすさ」と、バックオフィス全体でのデータ連携による「効率化」が、システム選定の重要な鍵となっています。
年末調整ソフト シェア率TOP6の口コミ・満足度
シェア率の高い年末調整ソフトはなぜ選ばれているのか、各サービスを導入した担当者の回答データ(選定理由)と、特徴をもとに解説します。
マネーフォワード クラウド年末調整 - 株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド年末調整は、書類の配布から回収、年税額の計算、行政への提出までをWeb上で完結できる年末調整ソフトです。従業員はアンケート形式の質問に答えるだけで入力を完了でき、英語表示への切り替えも可能なため、外国籍の従業員や不慣れな担当者でもスムーズに利用できます。
管理者側では進捗状況や提出ステータスが可視化され、未提出者へのリマインドや不備の差し戻しも容易です。同社の給与計算ソフトをはじめ、他社システムとのCSV連携も可能で、既存データを活かしながら業務効率化とペーパーレス化を実現します。
マネーフォワード クラウド年末調整が選ばれた理由
導入企業の担当者に「重視したポイント」を聞いたところ、1位「料金」(51.2%)、2位「操作性の良さ」(43.1%)、3位「サポート体制」(42.3%)でした。
コストパフォーマンスと使いやすさのバランスが良く、半数以上のユーザーが料金にメリットを感じています。また、サポート体制への評価も4割を超えており、初めてのクラウド化でも安心して導入できる点がシェアNo.1の要因と言えるでしょう。
freee人事労務は、従業員情報をもとに年末調整書類を自動作成し、ペーパーレス化を推進する統合型システムです。スマートフォンやPCから入力された最新情報をリアルタイムに反映し、税額計算からe-Tax・eLTAXによる電子申告まで一気通貫で対応可能です。
給与明細へのデータ自動反映や、会計・勤怠システムとのAPI連携も充実しており、転記作業や二重チェックの手間を大幅に削減します。法令改正時も自動でアップデートされるため、常に最新の法対応環境で安心して業務を行える点が特徴です。
freee人事労務が選ばれた理由
導入企業の担当者が重視したポイントは、1位「料金」(48.1%)、2位「操作性の良さ」(45.5%)、3位「セキュリティの高さ」(42.9%)でした。
統合型システムとして、人事データやマイナンバーをセキュアに管理できる点が評価されています。「セキュリティの高さ」を重視する回答が4割を超えており、個人情報の取り扱いに慎重な企業から支持されています。
オフィスステーション 年末調整 - 株式会社エフアンドエム
オフィスステーション 年末調整は、必要な機能だけを選んで導入できるアラカルト型のクラウドサービスです。従業員が撮影した控除証明書画像をAI-OCRが読み取り、入力項目へ自動反映する機能により、手入力の手間と入力ミスを大幅に軽減します。
他社の給与計算ソフトともCSVやAPIを用いて柔軟に連携でき、既存のシステム環境を活かしたままスムーズに電子化へ移行可能です。進捗管理や書類のWeb回収・チェック機能も充実しており、人事労務担当者の業務負担を削減し、効率的な年末調整を支援します。
オフィスステーション 年末調整が選ばれた理由
導入企業の担当者が重視したポイントは、1位「料金」(26.2%)、2位「サポート体制」(21.5%)でした。
必要な機能だけを選んで導入できる「アラカルト型」のサービスであるため、コストを最適化したいというニーズに応えています。他社と比較して選定理由が分散しており、特定の機能に偏らず総合的なバランスで検討されている傾向があります。
ジョブカン労務HRは、入社から退社までのあらゆる労務手続きを自動化するクラウドサービスです。年末調整機能では、従業員が簡単なアンケートに回答するだけで必要な書類が自動作成され、管理者・従業員ともにペーパーレスでの効率的な手続きを実現します。
作成した書類は電子申請に対応しており、役所への郵送や持参の手間を削減できます。シンプルで直感的な操作画面が特徴で、初めてシステムを利用する方でも迷わずに操作でき、各種帳票の自動作成やマイナンバー管理もセキュアに行えます。
ジョブカン労務HRが選ばれた理由
導入企業の担当者が重視したポイントは、1位「セキュリティの高さ」(28.6%)、2位「サポート体制」(27.1%)でした。
特徴的なのは、料金や機能よりも「セキュリティ」と「サポート」が上位に来ている点です。また、「導入実績」(24.3%)も重視されており、シリーズ累計導入実績の多さからくる信頼感や安心感が、選定の決め手となっています。
SmartHR労務管理 - 株式会社SmartHR
SmartHR労務管理は、入社手続きや雇用契約、年末調整などの労務業務をペーパーレス化するクラウド人事労務ソフトです。アンケート形式の質問に回答するだけで書類が自動作成されるため、従業員からの問い合わせや書類不備の確認工数を大幅に削減できます。
役所への電子申請にも対応しており、ハンコレスでの業務遂行を支援します。常に最新の従業員情報をクラウド上で一元管理でき、権限設定も柔軟に行えるため、セキュリティを保ちながら効率的な労務管理と情報の最新化を実現します。
SmartHR労務管理が選ばれた理由
導入企業の担当者が重視したポイントは、1位「料金」(56.8%)、2位「セキュリティの高さ」(45.5%)、3位「操作性の良さ」(43.2%)でした。
特筆すべきは、「管理者側の業務効率化機能」を重視した割合が40.9%と、他社製品と比較して非常に高い点です。「ペーパーレス化」や「ハンコレス」を牽引してきたブランドだけあり、管理者の負担を徹底的に減らしたい企業に強く支持されています。
ジンジャー給与は、給与計算や年末調整、Web明細発行などを一元管理できる給与計算システムです。ステップごとの入力ガイドにより、専門知識がなくてもスムーズに年末調整業務を進められ、税金や保険料の計算も自動化されます。
ジンジャーシリーズの勤怠管理や人事労務システムとデータベースが統合されており、従業員情報や勤怠データがワンクリックで連携されるため、転記作業や確認の手間を削減できます。給与体系ごとの柔軟な設定や、明細公開日時のコントロールも可能です。
ジンジャー給与が選ばれた理由
導入企業の担当者が重視したポイントは、1位「給与計算システム・人事労務システムとの連携のしやすさ」(20.0%)でした。
他社製品では料金などがトップに来る中、ジンジャー給与は「システム連携」が選定理由の1位となっています。人事データを一つのデータベースで統合管理できる「ジンジャーシリーズ」の強みが、導入の決定打となっていることがデータからも読み取れます。
導入企業の約7割が「30%以上の時間削減」を実感
システムを導入することで、具体的にどれくらいの効果があるのでしょうか。アンケート結果から、導入後のリアルな効果が見えてきました。
業務時間の削減効果

システム導入によって業務時間がどれくらい削減されたかを聞いたところ、「30%程度削減」が51.9%、「50%以上削減」が17.9%となりました。
合計すると約7割(69.8%)の企業が、従来の業務時間を3割以上削減することに成功しています。特に従業員数が多い企業ほど、書類の配布・回収やデータ入力の手間がなくなるインパクトは大きく、劇的な業務改善につながっています。
導入して良かった点TOP3

具体的にどのようなメリットを感じているかを聞いたところ、1位は「ペーパーレス化できた」(46.5%)でした。
僅差の2位には「入力ミス・転記ミスが減った」(45.9%)がランクインしており、手書き文字の判読や修正依頼といったストレスフルな業務から解放されたことを評価する声が多く挙がっています。次いで「書類の回収・チェックが楽になった」(36.8%)となり、物理的な作業負担の軽減が評価されています。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
年末調整ソフトを比較・導入する際は、自社の給与計算ソフトとの連携可否や、電子申告(e-Tax/eLTAX)への対応、従業員にとっての入力のしやすさ(スマホ対応・アンケート形式など)を確認しましょう。また、サポート体制やコストパフォーマンスも重要な選定ポイントです。
シェア率や口コミ・活用事例に加え、無料トライアルやデモを活用して、実際の操作感や機能が自社の運用に合っているかを比較して選定するのがおすすめです。
調査概要
タイトル:年末調整業務の実態調査
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査主体:スマートキャンプ株式会社
※本アンケート結果は小数点以下2桁を四捨五入しています。合計が100%にならない場合があります。
【事前調査】
調査対象:全国の企業にお勤めの20〜60代 2,439人
調査期間:2025年11月4日〜11月11日
【本調査】
調査対象:年末調整業務を「年末調整システムや労務管理システム」で行っている担当者 888人
調査期間:2025年11月13日〜11月20日
【引用に関するお願い】
本調査を引用する際は、出典として「BOXIL」と記載し、ウェブの場合はURL(https://boxil.jp/mag/a10343/)へのリンクを設置してください。
記載例:BOXIL「年末調整業務の実態調査」, 2025年11月XX日確認, https://boxil.jp/mag/a10343/
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