Tableau

導入事例 Nさん
- 男性 30代後半
- 小売/流通/商社系
- 従業員数 501〜1,000人
- 企画・事業開発
- 一般社員・職員
※掲載情報はインタビュー対象者の導入当時のものであり、最新の仕様とは異なる場合があります。
導入前の課題:煩雑なデータから自分で探しにいく状態で、毎朝の確認に1時間
―――Tableauを導入する前は、どのようなBIツールを使っていましたか?
Domoを使っていました。ただ、従量課金制だったため、データ量が増えるにつれてコスト増加が懸念されるようになりました。それがリプレイスを検討した最初のきっかけです。
―――Domoで感じていた課題を教えてください。
コスト面の懸念に加えて、営業担当が意思決定に使えるダッシュボードが整備されていなかったことが大きな課題でした。必要な情報が一画面で確認できる状態ではなく、担当者が膨大なデータの中から自分で必要な数値を探す必要がありました。
その結果、朝礼・終礼の準備に伴う数値の確認に毎朝30分から1時間、顧客区分別の実績分析にも1回あたり30分から1時間を要していました。
―――業務上の機会損失も発生していましたか?
はい。自社に商品があるにもかかわらず、それを必要とする顧客に、適切なタイミングでアプローチできない場面がありました。離反の予兆がある顧客を早期に把握して対応することが、Domoの環境では難しかったのです。
視覚的なわかりやすさと、多様なデータソースとの接続性が決め手
―――Tableauの選定にあたって、どのような比較検討をされましたか?
TableauとPower BIを比較しました。
―――最終的にTableauを選んだ理由を教えてください。
視覚的なわかりやすさと、多様なデータソースとの接続性が決め手です。私たちの事業では複数のデータを組み合わせてダッシュボードを作る必要があったので、接続の柔軟性は重要な要件でした。
―――選定で妥協した点はありましたか?
学習コストの高さは、あらかじめ認識したうえで許容した点です。
Power BIと比較するとMicrosoft Officeとの連携性については、当社の用途に適さない面もありましたが、総合的に判断し、当社の目的にはTableauが適していると結論づけました。
毎朝5分のダッシュボード確認で、離反兆候のある顧客へのアプローチを可能に
―――導入後の業務の流れはどう変わりましたか?
現場責任者が出勤時に毎朝5分でダッシュボードを確認する運用が定着しました。以前は30分から1時間かかっていた確認が5分で完了するようになりました。
―――定量的な効果を教えてください。
毎朝の数値確認が30分〜1時間から5分に短縮されました。顧客区分別の実績分析も、30分〜1時間かかっていたものが5〜10分で完了しています。両方を単純合算すると、1日あたり約45分から1時間50分の業務削減となります。
―――DOMOでは難しかった取り組みで、Tableau導入後に新たに実現できたことはありますか?
離反予兆のある顧客を特定して、DMや電話でアプローチできるようになりました。
以前は「このお客様が間もなく離反する可能性がある」という情報を即座に把握する手段がありませんでした。今はダッシュボードで予兆を確認して、迅速に対応できる体制になっています。これは事業として大きな変化です。
―――現在の満足度はいかがですか?
10点中8点です。Microsoft Officeとの連携はPower BIのほうが優れていると感じる場面があること、習得に想定以上の時間や費用を要することが、残りの2点の理由です。
SQLの知識がないと使いこなすのが難しい部分もあるため、導入前にその点は考慮しておくことをおすすめします。
―――最後に、BIツールの導入を検討している方へのアドバイスをお願いします。
BIツールで実現したいことを最初に明確にしてから選定することが重要だと思います。ツールを先に決めてから用途を考えると、後から使いこなせないという状況になりやすいです。
経営・戦略の観点から目的を定めた上で、その目的に合うツールを選ぶ順番が大切です。
また、実際に運用する担当者にSQLの基礎知識があると、活用の幅が大きく広がります。導入前にスキルセットの確認もあわせて行うことをおすすめします。
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