「社内の手順書や規程を探すのに時間が掛かる」「総務や情シスに同じ質問が何度も届く」とお悩みではありませんか。ナレッジマネジメントツールのAI機能を使うと、社員の質問に社内の文書を基にAIが答えます。
本記事ではAI機能が使えるナレッジマネジメントツール8製品を比較します。社内マニュアルの作成・管理なら「NotePM」、チャットでの共有なら「Kibela」など、自社に最適なツールがわかります。あわせて、一般的な生成AIとの違いやツールの選び方も解説します。
【30秒でわかるこの記事のポイント】
・主なAI機能は、社員の質問に社内の文書から答える機能と、記事やFAQの下書きを作る機能
・SharePoint連携なら「PKSHA AIヘルプデスク」、手軽に始めるなら全プランAI対応の「NotePM」など、目的に合った選択が重要
・AI機能は上位プラン限定の場合があるため、利用人数と保管場所からコスパを見極める
AI機能以外の観点も含めてナレッジマネジメントツールを比べたい方は、こちらの記事をご覧ください。
>ナレッジマネジメントツール比較おすすめ14選 料金表と目的別タイプ
\ 【限定特典】Excelで編集できる比較表つき/
※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。
AI機能が使えるナレッジマネジメントツールの機能・料金比較表
| 質問に社内の文書から回答 | 記事・FAQの下書き | 資料の要約 | ほかの保管場所の文書も参照 | 料金(AI機能を含むプラン) | 無料で試せるか | 入力データの扱い | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
Confluence
|
● | ● | ● | ● | 1ユーザー月1,050円 (1〜100人・月払い) |
7日/無料プランあり(AI機能は対象外) | 外部の学習利用なし |
Notion
|
● | ● | 要問い合わせ | ●(β版) | 1シート月3,800円 (月払い) |
無料プランあり(AI機能は体験版) | 同意時のみ学習利用 |
Qast
|
● | ● | ● | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無料プランあり(AI機能は対象外) | 要問い合わせ |
NotePM
|
● | ● | ● | 要問い合わせ | 月5,400円(税抜)〜 (編集10名・閲覧30名) |
30日(AI機能も試せる) | 学習利用なし |
Kibela
|
● | ● | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 1ユーザー月800円(税抜) | 1か月/無料プランあり(AI機能は対象外) | 外部提供なし |
PKSHA AIヘルプデスク
|
● | ● | 要問い合わせ | ● | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
SolutionDesk
|
● | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ●(オプション) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ナレカン
|
● | ● | ● | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無料トライアルあり (対象プランは要問い合わせ) |
学習利用なし |
●=AI機能あり/β版=試験的に提供している機能/オプション=別料金で追加する機能
資料の要約とは、ツールで扱う資料やファイルの内容をAIが要約する機能です。会議の記録や、その場で貼り付けた文章の要約は含めていません。
料金は、AI機能を含む最も安いプランの月額です(月払いと年払いがある製品は月払い)。「無料で試せるか」の列の日数や月数は、AI機能を含むプランの無料トライアルの期間です。
\手元でじっくり比較/
AIナレッジマネジメントとは
AIナレッジマネジメントとは、社内の文書や社員の知識をAIで探しやすくし、質問への回答や記事づくりに使う取り組みのことです。この記事で紹介するナレッジマネジメントツールは、いずれも社内の文書を基にAIが質問に答える機能を備えています。
ナレッジマネジメントツールそのものの機能や導入のメリットは、次の記事で紹介しています。
キーワード検索と違い、AIが質問に合わせて答えをまとめる
キーワードで文書を探す方法では、探す側の言葉と文書の言い回しが違うと見つからないことがあります。見つかっても、文書を開いて答えを読み取る手間がかかります。
AI機能を使うと、文章で質問すれば、AIが文書の中から答えをまとめて返します。例えばNotePMのAI検索は、ツールにためた情報から答えを要約して返し、参照元のページも表示します。
RAGはAIナレッジマネジメントを支える仕組みの1つ
RAG(検索拡張生成)は、AIが答えを作る前に文書などの情報を検索し、その情報を基に回答を生成する仕組みです。社内文書や作業マニュアルのように社外に出していない情報も、回答に使えます。
AIナレッジマネジメントは社内の知識を生かす取り組みの全体を指し、RAGはその取り組みで使われる技術の1つです。
この記事で紹介するQastやPKSHA AIヘルプデスクなども、RAGを使って回答を作ります。
ナレッジマネジメントツールのAI機能でできること
ナレッジマネジメントツールの主なAI機能は、社員の質問に社内の文書から答える機能と、記事やFAQの下書きを作る機能です。
製品によっては、資料の要約や、SharePointやBoxなどほかの場所に保存した文書の読み込みにも対応します。
社員の質問に対して、社内の文書を基にAIが答える
社員が質問を入力すると、AIが社内の文書から関係する部分を探し、答えをまとめて返します。規程や手順の確認など、総務や情シスに問い合わせる前の調べものに使う機能です。
ツールを開かずに質問できる製品もあります。Kibelaは普段使うチャットツールから、PKSHA AIヘルプデスクはMicrosoft Teamsの窓口から質問を受け付けます。
社員が普段チャットでやり取りしているのであれば、こうした製品を選ぶと質問もスムーズになり手間がかかりません。
手元のファイルや問い合わせの対応記録から、記事やFAQの下書きを作る
AIが記事やFAQの下書きを作成できるため、文書を1から作成する手間が省けます。
下書きの元にできる情報は、製品によって手元のファイル・問い合わせの対応記録・AIへの指示に分かれます。
ファイルをAIが記事や投稿に変換するのはNotePM・Qast・ナレカンで、対応記録からFAQを作るのはPKSHA AIヘルプデスクです。
ConfluenceとNotion、Kibelaでは、AIに指示してページや記事を作ります。Kibelaにもファイルを記事に変換する機能がありますが、AIを使わない機能です。
マニュアルがファイルで手元にあるか、問い合わせの対応記録がたまっているかで、合う製品が変わります。
長い資料やファイルの内容をAIが要約する
AIがページや添付ファイルの内容を要約できます。長い規程や資料を開く前に、何が書いてあるかの要点を掴める機能です。
要約対象は、ナレッジマネジメントツールに書いたページや投稿と、添付したファイルに分かれます。
ページや投稿を要約できるのはNotePM・Confluence・Qast、添付ファイルを要約できるのはナレカンです。
SharePointやBoxなど、ほかの保管場所の文書も読み込む
ツールに入れた文書に加えて、SharePointやBoxなどほかのサービスにある文書や情報も、AIが読み込んで検索や回答に使う機能です。対応する保管場所は、製品によって異なります。
SharePoint Onlineの文書ならPKSHA AIヘルプデスク、ファイルサーバー・Box・GoogleドライブならSolutionDeskが読み込めます。SolutionDeskのこの機能は、最上位の有料プラン(プレミアム)に追加するオプションです。
Jiraや連携したアプリの情報ならConfluence、SlackやGoogle DriveなどならNotionが読み込めます。Notionの横断検索はベータ版です。
「自社の文書や情報をどのサービスに置いているか」で、適した製品は異なります。
ナレッジマネジメントにAI機能を使うメリット
AI機能は文書を探す手間を減らすだけでなく、同じ質問への対応や文書になっていない知識の記録にも使えます。
総務や情シスへの同じ質問を、社員が自分で解決できる
AIが規程やFAQから答えを返せば、社員は担当者に聞く前に自分で調べられます。担当者にとっては、同じ質問に何度も答える手間が減ります。
PKSHA AIヘルプデスクでは、AIとの対話で解決できない質問が担当部署に引き継がれます。AIで回答できる質問はAIが、それ以外の質問は担当者が対応する体制を整えられます。
人に聞くしかなかったベテランの知識を、文書として残せる
Qastには、詳しい社員の知識をAIの質問で聞き出すAIナレッジインタビューがあります(有料のプロフェッショナル Plus以上のプラン)。テーマを決めるとAIが質問を作り、詳しい社員が音声で答えた内容をナレッジとしてまとめます。
AIの質問に声で答える形なので、文章を書かなくても知識を残せます。異動や退職の前に、詳しい社員の知識を聞き取っておく使い方もできます。
生成AIで社内ナレッジの検索はできる?
普段使っている生成AIでも社内文書を渡せばその内容について答えられますが、質問のたびに必要な文書を選んで入力する手間が残ります。社内の文書から答えを探す使い方を続けるなら、ナレッジマネジメントツールのAI機能のほうが手間が少なく済みます。
生成AIの基になる大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)は、学習に使った大量の文章を基に答えを作ります。社内にしかない文書は学習に含まれていないため、その内容で答えさせるには文書を渡す必要があります。
ナレッジマネジメントツールのAI機能では、主にツールに蓄積された社内の文書から答えを探します。閲覧の権限に合わせて答えたり、根拠の文書を示したりする製品もあります。
| 項目 | 生成AIに文書を渡して使う場合 | ナレッジマネジメントツールのAI機能 |
|---|---|---|
| 答えの基にする文書 | そのとき渡した文書 | ツールにためた文書 (製品によってはほかの保管場所も) |
| 閲覧の権限 | 使う人が、渡す文書をそのつど選ぶ | 閲覧を制限した文書を答えに使わない製品がある |
| 答えの根拠 | 渡した文書と見比べて確認する | 根拠の文書を示す製品がある |
SharePointやBoxなどに保存した文書も使うなら、ほかの保管場所の文書も読み込める製品が候補です。
AI機能が使えるナレッジマネジメントツールの選び方
自社の文書の置き場所とAIを使う人数、社内文書をAIに渡してよいかを整理しておくと、比べる製品を絞れます。
AIに読ませたい文書を「どこで管理するか」で選ぶ
これから文書をツールに書きためるか移管するなら、ツール内の文書を基にAIが答えるNotePM・Qast・Kibela・ナレカンです。
手順書や規程がすでにSharePointやBoxにあるなら、その文書をAIが読み込める製品が候補です。
SharePoint Onlineの文書を基に社員の質問へAIが答えるならPKSHA AIヘルプデスクです。SolutionDeskも、プレミアムのオプションでBoxなどの文書をAIの参照元にできます。
Jiraで開発やプロジェクトを管理しているならConfluenceが候補です。SlackやGoogle Driveの情報もまとめて探すなら、ベータ版の横断検索があるNotionです。
AI機能をどのプランから使えるかで選ぶ
AI機能は、全プランで使える製品もあれば、上位のプランやオプションの契約が必要な製品もあります。1人ごとに料金がかかる製品では、AIを使う人数が多いほどプランによる料金差が大きくなります。AI機能が含まれるプランの料金で比べましょう。
| AI機能を使える契約 | 製品 |
|---|---|
| すべてのプラン | NotePM、SolutionDesk |
| 有料のすべてのプラン | Confluence、Qast |
| スタンダード以上の有料プラン | Kibela |
| プレミアムプラン | ナレカン |
| ビジネス以上のプラン フリーとプラスは体験版のみ | Notion |
| 提供条件は個別に確認 | PKSHA AIヘルプデスク |
NotePMは、AI機能を追加料金なしですべてのプランで使えます。SolutionDeskもAI機能は全プランに含まれ、AIの使い放題やファイルサーバーの文書の参照はオプションです。ConfluenceのRovoとQastのQast AIは、有料のすべてのプランに含まれます。
入力した社内文書をAIの学習に使うかで選ぶ
社内文書をAIに渡してよいかは、入力した情報がAIの学習に使われるかで判断が変わります。
NotePMは入力したデータをAIの学習に一切使わないと、Notionはデータの共有に同意しない限り学習に使わないと説明しています。ナレカンも、社内情報をAIの学習に使わない設計です。
Confluenceは外部のAI事業者の学習のために顧客データを共有しないとしつつ、匿名化したメタデータを自社のモデルの調整に使う場合があると説明しています。Kibelaは、入力された情報を外部のAIエンジンに提供しないとしています。
ナレッジマネジメントツールの料金相場
利用人数が数名程度であれば1ユーザー単位で安価なKibelaが適していますが、数十名規模で利用する場合は定額制のNotePMのほうが1人あたりのコスト(コスパ)を抑えられる可能性が高くなります。
| 製品 | AI機能を含むプランの料金 | 課金の単位 |
|---|---|---|
| Kibela | 800円(税抜) | 1ユーザー・月 |
| Confluence | 1,050円(1〜100人・月払い) | 1ユーザー・月 |
| Notion | 3,800円(月払い) | 1シート・月 |
| NotePM | 5,400円(税抜)〜(編集10名・閲覧30名) | 人数の枠ごとの定額・月 |
| そのほかの製品 | 要問い合わせ | 製品ごとに異なる |
Confluenceでは2026年12月3日から、プランに含まれるRovoのクレジット(AIの利用量の単位)を超えた分に1クレジット0.01ドルの追加料金がかかります。
SolutionDeskの料金は、AIを使い放題にするオプションを含めて個別見積もりです。
AI機能に限らず、ナレッジマネジメントツールの料金モデルや費用の内訳は、次の記事で紹介しています。
AI機能が使えるナレッジマネジメントツールおすすめ8選
8製品で大きく違うのは、AIが検索や回答に使う文書の置き場所です。NotePM・Qast・Kibela・ナレカンは、主にツールにためた文書をAIが使います。
PKSHA AIヘルプデスクはSharePoint Onlineの文書も、SolutionDeskはプレミアムのオプションでBoxなどの文書も扱えます。
Notionはベータ版でSlackなどの情報まで、ConfluenceはJiraや連携したアプリの情報まで横断して検索できます。
Confluence
- AI機能のRovoで社内の情報を横断して回答
- Jiraや連携したアプリの情報も探せる
- 100人までは1ユーザー月1,050円(Standard)
Confluenceは、ページやスペースに文書をまとめて共有する、アトラシアンのツールです。プランは無料のFreeと、有料のStandard・Premium・Enterpriseの4つです。
AI機能のRovoは、ConfluenceやJira、連携したアプリの情報を閲覧できる範囲で横断して検索します。
Rovo Chatに質問すると、社内のデータを基にAIが答えます。ページを要約したり、AIのエージェントにページを作らせたりもできます。
Rovoを使えるのは、Standard以上のプランです。Rovo Chatなど一部の機能はクレジットを使い、月ごとの枠を超えた分は2026年12月3日から追加の料金になります。
ホワイトボードやデータベースも使えます。ConfluenceはJiraで開発やプロジェクトを管理し、仕様書や議事録とチケットを一緒に探したい企業におすすめです。
Confluenceのプラン・料金
有料プランの料金は1ユーザー当たりの月額(月払い)で、100人までは同じ単価です。
| プラン | 初期費用 | 月額費用(1ユーザー当たり・1〜100人) |
|---|---|---|
| Standard | 要問い合わせ | 1,050円 |
| Premium | 要問い合わせ | 2,070円 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
101人以上は人数が増えるほど1ユーザー当たりの単価が下がり、300人ではStandardが850円です。
Freeは最大10ユーザーまで無料で、Rovoは含まれません。有料プランでは、含まれるRovoのクレジットを超えて使う設定が最初からオンになっていて、管理者がオフにできます。
Confluenceの口コミ・評判
Markdownに対応している点や、Jiraとの連携によるタスク管理との親和性も高く、開発現場との連動もスムーズ。
単なるストレージではなく、「知識を育てる場」として活用できます。
Notion
- Notionエージェントがワークスペースの情報から回答
- SlackやGoogle Driveなども横断して検索(ベータ版)
- 無料のフリープランでもNotion AIの体験版を使える
Notionは、文書やタスク、データベースを1つのワークスペースにまとめるツールです。プランは無料のフリーと、有料のプラス・ビジネス・エンタープライズの4つです。Notionエージェントは、ワークスペースの情報を基に質問に答え、ページも作れます。
これとは別に、ベータ版のエンタープライズサーチでSlackやGoogle Driveなどのアプリを横断して検索できます。会議を文字起こしして要点をまとめるAI ミーティングノートもあります。
Notion AIはビジネスとエンタープライズのプランに含まれ、フリーとプラスでも体験版として使えます。Notionは、文書とタスクを1か所にまとめ、まず無料でAIを試してから契約を決めたい企業におすすめです。
Notionのプラン・料金
有料プランの料金は1シート当たりの月額で、下の表は月払いの金額です。
| プラン | 初期費用 | 月額費用(1シート当たり) |
|---|---|---|
| プラス | 要問い合わせ | 2,000円(月払い) |
| ビジネス | 要問い合わせ | 3,800円(月払い) |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
年払いでは、1シート当たり月1,650円(プラス)、3,150円(ビジネス)です。
Notionの口コミ・評判
AIナレッジプラットフォーム Qast
- こましりchatやファイル to ナレッジなどのAI機能
- AIの質問に声で答えてノウハウを残せる(Plus以上)
- Qast AIは有料の3プランすべてで使える
Qastは、社内の疑問と回答をためていく、知恵袋のようなQ&A型のナレッジツールです。こましりchatでは、Qastにたまったナレッジを基に、AIが回答の根拠を示しながら回答します。
AIの質問に声で答えるAIナレッジインタビューで、詳しい社員のノウハウも残せます。
TeamsやSlackに投稿された情報をQastに取り込む連携も使えます。Qastは、社員の経験やノウハウが文書になっていない企業におすすめです。
Qastのプラン・料金
有料プランはプロフェッショナル・プロフェッショナル Plus・プロフェッショナル Plus&ミーティング to ナレッジの3つで、Qast AIはどの有料プランにも含まれます。
AIナレッジインタビューはプロフェッショナル Plus以上、会議の音声からナレッジの投稿を作るミーティング to ナレッジは最上位のプランで使えます。
料金は利用人数によって変わる個別見積もりです。10名以下で使えるフリープランもありますが、AI機能は付いていません。
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| プロフェッショナル | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| プロフェッショナル Plus | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| プロフェッショナル Plus& ミーティング to ナレッジ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Qastの口コミ・評判
特に、他のツールでは見つけにくかった過去の情報やノウハウも、Qastの強力な検索機能を使えばすぐに探し出せるようになりました。
曖昧なキーワードや言葉尻が違っていても関連性の高い情報が表示されるため、従業員自身が問題を解決できる「自己解決率」が格段に向上しました。
SlackやTeamsとの連携により、日常の会話からもナレッジを簡単に取り込めるようになりました。
NotePM
- AI検索、AIマニュアル作成、AIファイル取込
- AI機能は全プランで追加料金なし
- 30日の無料トライアルで全機能を試せる
NotePMは、マニュアルの作成と社内のナレッジ管理のためのツールです。AI検索やAIマニュアル作成、AIファイル取込などのAI機能を、すべてのプランで追加料金なしで使えます。
AI検索は、PDFや添付ファイルの内容まで含めてNotePMの中の情報から答え、回答の根拠になったページも表示します。
社内マニュアルや手順書、日報、議事録などをまとめて共有するツールでもあります。NotePMは、マニュアルや手順書を社内で書きため、AI機能の費用をプランの料金だけで見積もりたい企業におすすめです。
NotePMのプラン・料金
料金は、編集できる人と閲覧だけの人を合わせた人数の枠ごとの月額で、どのプランでもすべての機能を使えます。
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| プラン10(編集10名・閲覧30名) | 0円 | 5,400円(税抜) |
| プラン15(編集15名・閲覧45名) | 0円 | 8,100円(税抜) |
| プラン25(編集25名・閲覧75名) | 0円 | 13,500円(税抜) |
| プラン50(編集50名・閲覧150名) | 0円 | 27,000円(税抜) |
| プラン75(編集75名・閲覧225名) | 0円 | 40,500円(税抜) |
| プラン100(編集100名・閲覧300名) | 0円 | 54,000円(税抜) |
プラン100より大きな人数向けに、プラン1000(編集1,000名・閲覧3,000名・月540,000円〈税抜〉)までのプランがあります。
NotePMの口コミ・評判
・価格が良心的で、スモールスタートから使えるため利用する目的の幅が広いのがいい。
AI検索機能を使えばノート内の添付したファイルの中身まで検索対象となり、見つけたい情報がすぐ見つかる。
Kibela
- AI検索とAIエディタ
- 普段使うチャットツールからも質問できる
- AI機能は1ユーザー月800円(税抜)のプランから
Kibelaは、社内の情報を記事として書いて共有するナレッジ共有ツールです。AI検索では、人に聞くように質問すると、Kibelaの記事を基にAIが要約して答えます。普段使うチャットツールから質問することもできます。
AIエディタでは、AIにチャット形式で指示しながら記事を作れます。プランは無料のコミュニティと、有料のライト・スタンダード・エンタープライズの4つで、AI機能はスタンダード以上で使えます。
AI機能のほかに、PDFやWordなどのファイルを記事に変換する機能もあります。記事や添付ファイルの中まで探せる全文検索も使えます。Kibelaは、社内のやり取りをチャットツールで行い、記事を書いて共有する習慣がある企業におすすめです。
Kibelaのプラン・料金
有料プランの料金は1ユーザー当たりの月額で、使わなかったユーザーの分は翌月に値引きされます。5人まで無料で使えるコミュニティプランもあります。
| プラン | 初期費用 | 月額費用(1ユーザー当たり) |
|---|---|---|
| ライト | 要問い合わせ | 500円(税抜) |
| スタンダード | 要問い合わせ | 800円(税抜) |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 1,500円(税抜) |
PKSHA AIヘルプデスク
- Microsoft Teams上の社内の問い合わせ窓口
- SharePoint Onlineの文書からAIが回答
- AIで解決しない質問は担当者に引き継ぐ
PKSHA AIヘルプデスクは、Microsoft Teamsに社内の問い合わせ窓口をまとめるツールです。まず登録済みのFAQを基にFAQエージェントが答え、解決しなければドキュメントエージェントがSharePoint Onlineの社内文書を基に答えを作る流れです。
有人で対応した記録からは、生成AIがFAQを作ります。受付のAIが人事や経理などの専門のAIに質問を振り分ける機能もあります。
問い合わせのチケット管理にも対応しています。PKSHA AIヘルプデスクは、Microsoft TeamsとSharePoint Onlineを使い、社内の問い合わせ窓口をTeamsにまとめたい企業におすすめです。
PKSHA AIヘルプデスクのプラン・料金
料金は個別見積もりです。
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| 個別見積もり | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
SolutionDesk
- 社内ナレッジを基に答える生成AIを全プランで搭載
- 製品名などで絞ってから探すドリルダウンRAG
- ファイルサーバーの文書もAIの参照元にできる(オプション)
SolutionDeskは、社内のナレッジを集めてAIで活用するためのツールです。AI機能は、規程やFAQなどの社内ナレッジを基に答えます。すべてのプランに伴走支援のサービスが付きます。
ドリルダウンRAGでは製品名や年式などの条件で絞り込んでからAIが探すため、似ているが違う情報が答えに混ざりにくくなるとしています。
プランはエントリー・スタンダード・プレミアムの3つで、AI機能はすべてのプランに含まれています。スタンダード以上では、AIが判断して業務を進めるAIエージェントを使えます。
プレミアムでは、ファイルサーバーやBox、Googleドライブの文書をAIの参照元にするオプションを付けられます。
ためたナレッジから選んで、社外向けのFAQとして公開することも可能です。SolutionDeskは、扱う製品や型式が多く、製品ごとの細かな問い合わせが社内から届く企業におすすめです。
SolutionDeskのプラン・料金
料金は個別見積もりです。AIを使い放題にするオプションも、スタンダードとプレミアムに用意されています。
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| エントリー | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| スタンダード | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| プレミアム | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ナレカン
- 質問の文から回答を作る自然言語検索
- 重複判定や断捨離など、ナレッジの整理に使うAI機能
- AI機能はプレミアムプランで使える
ナレカンは、社内のナレッジを1か所にまとめて探すためのツールで、ITに詳しい社員が少ない企業に向けて作られています。自然言語検索では、質問から社内のナレッジを横断してAIが答えを作り、参考にしたナレッジも示します。
重複判定や断捨離など、ナレッジの整理に使うAI機能もあります。ファイルを添付すると、AIが内容を要約してナレッジにまとめます。
プランはビジネス・エンタープライズ・プレミアムの3つで、AI機能はプレミアムで使えます。メールを自動で転送してナレッジにためることもできます。ナレカンは、社内の情報を1か所に集め、重複や古い情報の整理まで進めたい企業におすすめです。
ナレカンのプラン・料金
料金は個別見積もりです。
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| ビジネス | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| プレミアム | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
ナレカンの口コミ・評判
しかし、ナレカンはサポートがとても手厚く、自社の状況に合わせて色々な提案をしてくださるので、導入のハードルが一気に下がった。
導入後も社内浸透に向けて一緒になって動いてくださり、とても感謝している。
【操作性・使いやすさ】誰にでも、すぐに使える。
【営業担当やサポート面】非常にクオリティに高いサポートです。
AI機能を使うときの注意点
AI機能を使うと社内の文書を探す手間が減ります。一方で、AIの答えが誤っていたり、閲覧を許可していない情報が回答に含まれたりするリスクもあります。使い始める前に、こうしたリスクを防ぐ製品の機能があるかを確認しておきましょう。
AIの回答は、根拠の文書を開いて確認する
AIの答えを確認せずに規程や手順の判断に使うと、元の文書と違う内容で対応してしまうおそれがあります。
回答の根拠になった文書を示す製品なら、元の文書を開いて答えを確認できます。NotePM・Qast・PKSHA AIヘルプデスク・ナレカンは、回答とあわせて根拠や参照元の文書を示す製品です。
根拠が示されない場合は、元の文書を検索して答えと照らし合わせる必要があります。
閲覧を制限している文書が、答えに使われないかを確認する
人事や経理の文書のように閲覧できる人を限っている情報がAIの答えに含まれると、本来は見られない社員にまで内容が伝わるおそれがあります。
NotePMは、検索する人が閲覧できないノートの情報を検索の対象にしません。Qastは、アクセスを制限したフォルダの投稿を回答に使いません。ConfluenceのRovoとKibelaのAI検索は、使う人が閲覧できる情報を基に答えます。
ほかの製品では、閲覧の権限がAIの答えにどう反映されるかを導入前に確認する必要があります。
古い記事や重複した記事を整理してから読ませる
AIは、読み込んだ文書を基に答えます。古い手順書や内容の重なる記事が残っていると、古い内容や食い違う内容で答えてしまうことがあります。
ナレカンは、内容が重なるナレッジや一定期間使われていないナレッジをAIが見つけます(削除するかは人が判断)。
こうした機能が無い製品では、AIを使い始める前に古い文書を整理しておきましょう。古い内容を基にAIが答えるのを防ぎやすくなります。
AIナレッジマネジメントについてよくある質問
手元の文書をツールに取り込めば、AIが答えられるナレッジベースになります。NotePMは30日の無料トライアルでAI機能も試せ、NotionはフリープランでAI機能の体験版を使えます。
ナレッジベースをAIで作るには?
手元の文書をナレッジマネジメントツールに取り込むと、AIがその文書を基に答えられるようになります。取り込んだファイルをAIが記事に変換する製品(記事やFAQの下書きを作る機能を参照)なら、下書きを直す作業から始められます。
取り込んだあとは、古い文書や重複した記事を整理しておきましょう。文書を移さずに使いたい場合は、SharePoint Onlineの文書を参照するPKSHA AIヘルプデスクも候補です。
ナレッジマネジメントツールのAI機能は無料で試せる?
はい、一部の製品で試せます。NotePMは30日の無料トライアルですべての機能を、Notionは無料のフリープランでAI機能の体験版を使えます。
Qastの無料プランでは、AI機能を利用できません。ConfluenceとKibelaには、AI機能を含むプランの無料トライアル(7日・1か月)があります。
無料で使えるナレッジマネジメントツールは、次の記事で紹介しています。
ナレッジシェアとAIの関係は?
AIを使うと、社内で共有されたナレッジを探したり、答えをまとめたりする手間が減ります。一方で、AIが読み込める文書が少ないと、AIが答えられる範囲も狭くなります。
文書になっていない知識を共有する方法としては、AIの質問に答えるだけで知識を記事にできるQastのAIナレッジインタビュー(プロフェッショナル Plus以上)もあります。
AI機能でナレッジマネジメントの手間を減らそう
社内マニュアルをツールで作って管理するならNotePMがおすすめです。SharePoint Onlineの文書をTeamsの窓口で使うなら、PKSHA AIヘルプデスクが候補です。
| 自社の状況 | 候補の製品 |
|---|---|
| 社内マニュアルをツールで作って管理する | NotePM |
| 社員の経験やノウハウが文書になっていない | Qast(Plus以上) |
| Jiraで開発やプロジェクトを管理している | Confluence |
| 文書とタスクを1つのツールで管理している | Notion |
| 社内のやり取りをチャットツールで行っている | Kibela |
| SharePoint Onlineと Teamsを使っている | PKSHA AIヘルプデスク |
| 扱う製品や型式が多い | SolutionDesk |
| ナレッジが増え、重複や古い記事が目立つ | ナレカン |
入力した文書をAIの学習に使うかも、社内の決まりと照らし合わせておきましょう。
AI機能以外の観点も含めたナレッジマネジメントツールのおすすめ製品や選び方は、次の記事で紹介しています。
\ 【限定特典】Excelで編集できる比較表つき/
