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VPNとは?メリット・種類・導入方法などを徹底解説!

最終更新日:(記事の情報は現在から1884日前のものです)
安全、安価で情報やデータの通信を行うことができるVPN。そんなVPNの仕組みや機能など基礎的なところから、クラウドとの違いや導入方法など実践的なところまで徹底的に解説しました!

安全、かつ安価で拠点間の通信を行えるとしてVPNを導入する企業が増えてきました。

しかし、VPNでできることはそれだけではありません。VPNの種類や機能、仕組みや導入方法まで徹底的に解説します!

VPNとは

VPNとは、Virtual Private Networkの略で、日本語に訳すと「仮想プライベートネットワーク」となります。

インターネットに接続されている利用者の利用者の間に構成された、仮想的な私的ネットワークを表しています。VPNは主に距離的に離れた拠点間でのデータのやり取りに使われます。

VPNの仕組み

社内でのデータをやり取りをする際に気をつけなければならないことの一つが情報漏洩。通常のインターネット回線を使用すると盗聴や、改ざんなど多くの脅威にさらされることになります。

しかし、VPNは通常のネットワークの中に拠点をつなぐ専用のトンネルを作り、外部の人間がアクセスできないようにしているのです。このトンネルを作る機能をトンネリングといいます。そして、送受信するデータをカプセルのように保護し、中身は暗号化して送受信を行います。

VPNの種類

VPNには2つの種類があります。

インタ―ネットVPN

インターネットVPNはVPNにおいて最もよく使われる種類で、離れた拠点のLAN同士をつなぐことによって通信を可能にします。

LANはLocal Area Networkの略で、その言葉を直訳したまま、あくまで使用できる範囲は1つの施設内程度に留まります。このLAN同士をつなぐ技術によって離れた拠点でもデータのやり取りが可能になるのです。

IP-VPN

IP-VPNは、インターネットなどの公衆回線を使っておらず、通信事業者が個別に提供する専用の回線によって通信を行います。クローズドVPNとも言います。

オフラインの接続のため、外部からのハッキングにあったりマルウェアに感染したりする可能性はほとんどありません。ただ、専用の回線にはなるのでインターネットVPNよりも比較的高価です。

また、IP-VPNはデータのバックアップに使われることもあります。IP-VPNはほぼ完璧なセキュリティを誇っていますから、専用のサーバーにデータを送るまでの間にIP-VPNを使う企業もあるようです。

VPNのメリット

続いて、VPNのメリットを解説していきます。

セキュリティの精度が比較的高い

IP-VPNの安全性は言うまでもありませんが、インターネットVPNでも通常のメールと比べるとセキュリティ性が高いです。

コストも安価で済む

専用通信回線、いわゆる専用線と比べて多少の質は落ちるもののコストの面では圧倒的にVPNの方が有利です。

1対多数の接続が可能

専用線では、接続は1対1に限られていました。ですが、VPNでは1つのLANに多くのPCから同時にアクセス可能で、接続したいPCを追加することも容易です。

出張先・出先からでも社内のデータにアクセス可能

VPNを使えば、出張先や出先でも社内のデータにアクセスできます。社内のLANに接続するための専用ルーター、もしくはソフトウェアは必要ですが、クラウドで保存しておくよりもずっと安全にアクセスできます。

クラウド型オンラインストレージとの違い

VPNと似ているもので、クラウド型オンラインストレージがあります。この両者はよく似ていますが、決定的に異なる点はデータの保存場所です。クラウドのオンラインストレージがインターネット上にデータを保存していることに対して、インターネットVPNではデータの保存場所はあくまでもLANの中です。

また、この保存場所の違いにより、データを更新するのもVPNの方がはるかに容易です。クラウド型オンラインストレージの場合はアップロード、ダウンロードを逐一行わなければならないのに対し、VPNではデータを直接編集・更新することができます。

VPNの導入方法

VPNを導入するには、拠点間を結ぶ専用のルーターが必須です。出張先、出先から接続するのであればその用途専用のルーターかソフトウェアが必要です。

VPNには無料で使えるソフトが多数存在しますので、まずはそうしたものから試してみると良いでしょう。

VPNを利用して業務効率化を!

会社それぞれの環境にもよりますが、VPNを利用すれば通常よりも低いコストで高いセキュリティの通信環境を整備できるかもしれません。ぜひ自社にあったサービスやシステムの導入を検討してみてください!

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