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アクセスコントロールとは?権限管理の方法や手段・一般ユーザーとの違い

最終更新日:(記事の情報は現在から830日前のものです)
いつ起こるかわからない「情報漏えい」。それはアクセスコントロールが不十分であるときに起こりやすいといわれています。データベースの権限を許可したり、利用を制御するアクセスコントロールについてここで詳しく説明します。

アクセスコントロールとは

アクセスコントロールとは、誰を特定のページにアクセスできるようにし、どのような操作を許可するのか?を管理するものです。

アクセスを許可していても、決められた権限内のことしかできないため、許可されていない権限外の行動は制御され、行えません。

そのため、アクセス制御アクセス管理という言い方もします。

部屋への物理的な入退室管理もアクセスコントロールと呼ぶことがあります。

アクセスコントロールの仕組み

アクセスコントロールは、管理者がすべての権限を管理しています。そのため、管理者に閲覧や削除などの権限を与えられた一般ユーザーは、その与えられた権限の操作のみを行えます。

管理者は一般ユーザーにユーザー名やパスワードを与えることで、「誰がいつ利用したのか?」ということを識別でき、一般ユーザーが許可していない操作を行おうとすると、それを自動で拒否できます。

また、アクセスコントロールに関連して、高いレベルの権限を付与されたIDである特権ID管理についてはこちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください。

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アクセスコントロールの機能

端末の識別・認証

アクセスコントロールの中でも、もっとも一般的な仕組みはパスワード認証です。これは、システムのログイン時にパスワードを要求し、それを照合することでアクセスを許可する方法です。

これはIDとパスワードの組み合わせを入力することでシステムへログインし、その人が許可された利用者であることを示します。また、パスワードと同じ要領で個人を特定する認証方法は種類があり、生体認証やICカードなどもこれに含まれます。

その他にも電子証明書や端末のアドレス、2要素を用いた認証などもあります。

端末の検知・排除

2つ目の機能は、不正と判断された端末のアクセスを検知・排除する機能です。

ユーザーごとにアクセスする権限を付与することで、アクセスコントロールができます。今ではすべての情報を誰でも扱える状態ではなく、アクセスして操作できる人を限定するということは当たり前に行われています。

また、未承認端末はもちろん、セキュリティ対策に則っていない端末も排除できます。情報流出を守るためには、データ流出が高い端末は避けなくてはならず、そのためにもアクセスコントロールシステムは不可欠といえるでしょう。

ログ管理

ネットワークにおけるユーザーの行動をログに残せます。ネットワークにアクセスするユーザーが多くても、アクセスコントロールシステムがあれば、日付やユーザーをもとにログを検索できます。

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シングルサインオン

利用するサービスが増えれば増えるほど、それに比例してIDやパスワードを記憶しておく必要がありますよね。しかし、利用が増えてくるとパスワードを忘れてしまったり、簡単な同じパスワードを利用するなどの、セキュリティ状態が弱い状態になりかねません。

そこで、そんな状況をある程度緩和するための技術がシングルサインオンです。
このシングルサインオンは、一度パスワードを入力すれば複数サービスを同時に利用できる技術で、パスワードの管理を簡単にできます

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アクセスコントロールでセキュリティをより強固に

以上がアクセスコントロールについてと、権限管理の方法についてでした。今ではITの普及により、情報を得ることが簡単になって便利になったぶん、流出するリスクも上がっています。

そのため、情報を誰でも簡単に操作できる状態では、いつ情報漏えいが起こるかは予測できません。アクセスコントロールでセキュリティをより強固にすることで、社内の機密情報をしっかりと守れる環境を整備しましょう。

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