WEB接客のサービスには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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有料プランも含めて機能や料金の詳しい解説は、次の記事で紹介しています。
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Web接客ツールとは
Web接客ツールとは、Webサイトの訪問者に画面上で声をかけ、最適な情報や提案を届けるためのツールです。
ポップアップ表示、バナーやクーポンの出し分け、チャット接客、行動に応じたセグメント配信などの機能がついています。サイト内の固定コンテンツや問い合わせフォーム、メール対応だけに頼ったやり取りと比べて、手間をかけずに接客業務を効率化できるツールです。
なぜサイト内の固定コンテンツや問い合わせフォーム頼みは限界なのか?無料システムでこう変わる
今あなたの会社で起きている「サイト上で顧客や見込み客が迷っていても、こちらから声をかけられない」「問い合わせフォームまでたどり着く前に離脱されてしまう」といった悩みは、あなたの管理能力の問題ではなく、サイト内の固定コンテンツや問い合わせフォーム、メール対応に頼る運用の限界です。
なぜなら、こうした運用の最大の敵は、アクセス解析を見ながら、施策をひとつずつ手作業で実装・修正していくという非効率な作業が発生するからです。
訪問者数や問い合わせ数が増えていけば、担当者が頭と勘だけで追い切れる範囲をいつか超え、機会損失や抜け漏れが必ず発生します。
無料のWeb接客ツールならこの状況を改善できます。たとえば、次のように変化が生まれます。
| あなたの課題 | サイト内の固定コンテンツやフォーム・メール対応 | 無料システム |
|---|---|---|
| 顧客や見込み客が迷っていても声をかけられない | どのページで悩んでいても、同じ情報を表示するだけ | 行動に合わせてポップアップやチャットで声かけできる |
| 問い合わせフォームまでたどり着く前に離脱される | ページ下部のフォームに気づかれず、その前に離脱される | 画面上に問い合わせボタンやクーポンを自動で表示できる |
| どの施策が効いているのかよくわからない | PVや離脱率は見えても、施策ごとの効果は読み取りにくい | 接客ごとにクリック数やCV数を計測し、結果を比較できる |
| ポップアップの追加・修正のたびに工数がかかる | 実装や修正のたびにエンジニアへ依頼し、リリースも遅い | 担当者だけでノーコード編集し、その場で反映できる |
| コスト | 0円 | 0円(無料プラン) |
これをふまえると、サイト内の固定コンテンツや問い合わせフォーム、メール対応に頼る運用から、いち早く無料のWeb接客ツールに乗り換えるべきではないでしょうか。しかし、無料で使えるWeb接客ツールにも、使いやすいサービスと使いにくいサービスがあります。
無料で使えるWeb接客ツールの選び方
無料で使えるWeb接客ツールを選ぶ際には、ユーザー数、ポップアップ表示回数や月間PV、キャンペーン数といった利用上限や、サポート体制などに注意して選ぶ必要があります。
【ユーザー数】チーム全員で「無料」で使えるか?
無料で使えるサービスを選ぶときに重要なのはユーザー数の制限です。管理者1人だけが無料で利用できても、マーケ担当やカスタマーサポート、営業を含めた現場の業務改善にはつながりません。
サイト内の固定コンテンツや問い合わせフォーム中心の運用から脱出するには、顧客の行動データや問い合わせ状況をチーム全員でリアルタイムに共有できる必要があります。
チャネルトークのように、ユーザー数の制限が緩いツールであれば、部署一丸となってWeb接客の改善に取り組めます。人が増えたタイミングで「もう無料枠がいっぱいなのでアカウントを消さないといけない」といった状況を避けられる点も安心です。
【機能の制限】自社のポップアップ表示回数や月間PVに対応しているか?
Web接客ツール導入時は、ユーザー数に加え「ポップアップ表示回数」や「月間PV」「同時に持てるキャンペーン数」といった利用上限や、使える機能の制限を確認することが大切です。
無料プランの多くは「月間1,000ビューまで」「キャンペーン1件まで」といった上限が設けられています。これでは、訪問者数や問い合わせ数が多い企業の場合はすぐ上限に達し、以前の非効率な運用に逆戻りするでしょう。
Promolayerは無料プランでもポップアップの全機能を使えますが、月間1,000回までの明確な上限があります。
サイトリードも月1,000PVまで、計測URL1件までといった制限はあるものの、ヒートマップ分析と離脱防止施策をまとめて試せる点が魅力です。
【サポート体制】無料でも問い合わせ先はあるか?
IT専任担当者がいない会社では、無料プランでも最低限の問い合わせ先があると安心です。システムの専門家ではない担当者が多いからこそ、初期設定やタグ設置、突然のトラブル時に頼れる窓口がないと、Web接客施策そのものが止まってしまうおそれがあります。
Ptengineは無料プランでもメールやチャットによるサポートを利用でき、相談しながら進められる点が特徴です。完全にサポートがないサービスの場合は、マニュアルを読み込んで自力で解決しなければなりません。
【カスタマイズ】ターゲット層に合わせたカスタマイズができるか?
Web接客ツールを選ぶ際はターゲット層に合わせたカスタマイズができるか確認してください。無料版ではカスタマイズの幅が狭いか、できない場合があります。
たとえば、初めてWebサイトに訪れたユーザーには、サイトの特徴やメリットを紹介するポップアップを表示させたり、購入に迷っているユーザーには、チャットでサポートを提供したりできるサービスがあります。
ターゲット層の属性や行動に応じて、最適な接客方法やタイミングを設定できるツールを選びましょう。
【連携】他のサービスと連携できるか?
Web接客ツールを選ぶ際は他のサービスと連携できるか確認してください。無料版には、連携できるサービスに制限があります。
たとえば、メールマーケティングやCRMなどのサービスと連携して、ユーザーの情報や行動履歴を共有したり、セグメントやタグを設定したりできます。連携できるサービスの数や種類によって、Web接客ツールの効果や使い勝手が変わってきます。
【分析】分析機能が充実しているか確認する
Web接客ツールを選ぶ際は、分析機能が充実しているか確認してください。Web接客ツールはサイト訪問者の反応や効果を測定する機能も重要です。
接客回数やクリック率、離脱率やコンバージョン率などの指標を確認することで、接客の効果を客観的に評価できます。また、ABテストやマルチバリアントテストなどの機能があると、接客の最適化に役立ちます。
【0円で使える】おすすめのWeb接客ツール 6選
ここからは、無料で使えるおすすめのWeb接客ツールを紹介します。
無料で使えるWeb接客ツールの比較表
| サービス名 | ユーザー数 | 機能制限 | サポート | その他の制限 |
|---|---|---|---|---|
| Ptengine | 公式サイトにユーザー数上限の記載なし | 月3,000PVまで/ヒートマップ1ページ/イベント100件・CV3件/月まで | チャット・メール(平日10:00〜18:00) | 上限超過や高度な分析は有料プランで拡張 |
| ecコンシェル | 公式サイトにユーザー数上限の記載なし | サイト1件/キャンペーン1件/月間接客配信100回まで | メール・チャットでサポートあり(無料プランで利用可能かは要問い合わせ) | 複数サイト運用や配信数無制限は有料プランのみ |
| Zoho SalesIQ | オペレーター3ユーザーまで | 月間チャット100件/訪問者トラッキング10,000件まで | 英語サポートのみ(日本語サポートなし) | 高度な分析・CRM連携などは有料プランで利用 |
| サイトリード | 公式サイトにユーザー数上限の記載なし | 月1,000PVまで/計測URL1件/ポップアップ1件/保存30日 | 導入や分析方法をメールで無料サポート | ABテストやAI自動最適化は有料プランで提供 |
| Promolayer | ユーザー数無制限 | ポップアップ表示1,000回/月まで(機能はほぼすべて利用可) | セルフサポート中心(オンラインヘルプ) | ポップアップに「Powered by」ロゴ表示/表示上限拡張は有料 |
| チャネルトーク | ユーザー数無制限 | メッセージ履歴の閲覧は直近30日分のみ | ヘルプ中心/無料プランの詳細条件は要問い合わせ | マーケ機能や高度な自動化は有料プランで開放 |
Ptengine
Ptengineは、ヒートマップ解析とポップアップ型のWeb接客を一体で扱える点が魅力のWeb接客ツールです。
ノーコードでポップアップや固定バーを作成でき、ABテストも画面操作だけで始められるので、マーケ担当者だけでも施策を回しやすい構成です。アクセス解析と改善施策をまとめて管理したい企業に適しています。
無料プランでは、月3,000PVまで、ヒートマップ計測は1ページ、イベント100件とコンバージョン3件まで利用できます。
ユーザー数の上限は公開されていませんが、小規模サイトや、まずは特定のページでテストしたい場合であれば十分な範囲でしょう。ポップアップの基本機能とヒートマップをセットで試せるので、「どこでユーザーが迷い、どのような接客が効きそうか」を検証したい担当者におすすめです。
もし、PV数や計測ページ数、イベント数などの制限を超過しそうな場合は、月額5,980円からの有料プランへ移行できます。有料版ではPV上限の拡大や高度なヒートマップ・ファネル分析、専任担当によるサポートが利用できるようになり、本格的なサイト改善の基盤として活用しやすくなります。
Ptengineを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | 公式サイトにユーザー数上限の明確な記載なし |
| 機能制限 | 月3,000PV/ヒートマップ1ページ/イベント100件・CV3件/月まで |
| サポート | チャット・メールサポート(平日10:00〜18:00) |
| その他の制限 | 詳細分析やPV上限拡大などは有料プランで解放 |
ecコンシェル
ecコンシェルは、AIが訪問者ごとに最適なバナーやポップアップを自動表示してくれるWeb接客ツールです。
豊富なテンプレートを選んで条件を設定するだけで運用を始められ、専門的な知識がなくても直感的に使える点が強みです。ECサイトや資料請求サイトの成果改善を、少ない工数で進めたい企業に向いています。
無料プランでは、ユーザー数に制限はなく、サイト1件、キャンペーン1件、月間接客配信100回まで利用できます。小規模なサイトで、まずはひとつのキャンペーンから試したい段階であれば、十分な範囲といえます。
もし、配信数やキャンペーン数、サイト数などの制限を超過しそうな場合は、月額9,800円からの有料プランへの移行を検討しましょう。有料版では複数キャンペーンや複数サイトの運用、接客配信数の上限解除などが可能です。本格的に売上アップ施策を回していけるようになります。
ecコンシェルを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | 公式サイトにユーザー数上限の明確な記載なし |
| 機能制限 | サイト1件/キャンペーン1件/月間接客配信100回まで |
| サポート | メール・チャットでサポートあり(無料プランで利用可能かは要問い合わせ) |
| その他の制限 | 複数サイト運用や配信数無制限などは有料プランで対応 |
Zoho SalesIQ
Zoho SalesIQは、サイト訪問者の行動をリアルタイムに追跡し、チャットやチャットボットで営業支援まで行えるWeb接客ツールです。
訪問者の温度感をスコアリングしたり、担当者に自動で振り分けたりできるため、インサイドセールスとの相性が良いサービスです。海外製ですが、日本語画面も用意されている点が安心材料でしょう。
無料プランでは、オペレーター3ユーザーまで、月間チャット100件、訪問者トラッキングは月10,000件まで利用できます。
少人数の営業チームや、サイトからの問い合わせがまだ多くない企業であれば、十分に検証できる水準です。まずはチャット接客を導入し、どのような顧客がどのような質問をしているのかを知りたいケースに適しています。
もし、オペレーター数やチャット件数、トラッキング件数などの制限を超過しそうな場合は、月額1,200円からの有料プランを検討しましょう。有料版では、より詳細なマーケティング分析やカスタムチャットボット、CRMとの連携機能が使えるようになります。マーケティングと営業をつないだ本格的な施策に発展させやすくなります。
Zoho SalesIQを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | オペレーター3ユーザーまで |
| 機能制限 | 月間チャット100件/訪問者トラッキング10,000件まで |
| サポート | 無料プランは英語でのサポートが中心(日本語サポート対象外) |
| その他の制限 | 高度な分析機能やCRM連携などは有料プランのみ |
サイトリード
サイトリードは、ヒートマップ分析と離脱防止ポップアップをまとめて使えるWeb接客ツールです。
ユーザーの視線やクリックの偏りを見ながら、どの位置でどのようなメッセージを出せば成果が出やすいかを検証できます。サイト改善の経験がまだ浅い企業でも、少ない費用でPDCAサイクルを回しやすい設計になっています。
無料プランでもユーザー数の制限はありません。月1,000PVまで、計測URL1件、ポップアップ1件、データ保存は30日まで利用できます。まずはひとつの重要なページでヒートマップとポップアップ施策を試したい場合にぴったりです。
タグ設置から分析方法まで初心者向けの無料サポートが用意されているため、「何から着手すべきかわからない」といった段階でも取り組みやすいでしょう。
もし、PV数や計測ページ数、ポップアップ数などの制限を超えそうな場合は、月額1,980円からの有料プランへの移行を検討しましょう。
有料版では、月間PV上限や計測URL数、ポップアップ数の拡大に加え、ABテストやAIによる自動最適化機能などが利用できるようになり、本格的な改善サイクルを回せるようになります。
サイトリードを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | 公式サイトにユーザー数上限の明確な記載なし |
| 機能制限 | 月1,000PVまで/計測URL1件/ポップアップ1件/保存期間30日 |
| サポート | タグ設置や分析方法に関する無料サポートあり |
| その他の制限 | ABテストやAI自動最適化、外部共有機能などは有料プランのみ |
Promolayer – 株式会社ピークデジタル
Promolayerは、離脱防止やカゴ落ち防止に特化したポップアップが簡単に作成できるWeb接客ツールです。
直感的なエディタと豊富なテンプレートが用意されており、ノーコードでクーポン配布やメルマガ登録促進などの施策をすぐに試せる点が魅力です。シンプルに「まずはポップアップ接客から始めたい」といった企業に適しています。
無料プランでもユーザー数は無制限で利用でき、ポップアップ表示は月1,000回までが上限です。機能自体はほぼすべて利用できるため、トラフィックがそこまで多くないサイトであれば、実運用に近い形でテストできます。
小規模ECサイトや、新規立ち上げ直後のサービスサイトで、「どのような訴求が成果につながりやすいか」を検証したいケースに適したプランです。
もし、表示回数の上限や、ポップアップに表示される「Powered by」のロゴが気になり始めた場合は、月額2,500円からの有料プランへ移行できます。
有料版では表示回数の上限が大きく引き上げられ、ロゴの非表示や有人サポートの利用が可能になり、ブランドイメージを損なうことなく大規模な接客施策を展開しやすくなります。
Promolayerを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | ユーザー数無制限 |
| 機能制限 | ポップアップ表示1,000回/月まで(機能自体はほぼすべて利用可) |
| サポート | オンラインヘルプ中心のセルフサポート |
| その他の制限 | 「Powered by」ロゴ表示/表示回数の拡張は有料プランで対応 |
チャネルトーク
チャネルトークは、社内チャットと顧客向けチャットを一体で扱えるWeb接客ツールです。
サイト上のチャットから届いた問い合わせを、そのまま社内メンバーと共有し、背景情報を含めて議論できるため、対応品質を高めやすい構造になっています。サポートとマーケティング、営業が一緒になって顧客と向き合いたい企業に適しています。
無料プランでもユーザー数は無制限です。一方でチャットのメッセージ履歴は直近30日分のみの制限があります。
小規模チームや、まずはサイトチャットを立ち上げて「どのような問い合わせが来るか」を知りたい段階であれば、コストをかけずに十分な検証ができるでしょう。
Web接客だけでなく、社内コミュニケーションの改善も同時に進めたい場合に向いています。
過去のやり取りを長期的に振り返りたい場合や、月間アクティブユーザー数が増加してきた場合には、月額3,600円からの有料プランの利用を検討することをおすすめします。
有料版では、メッセージ履歴の無制限閲覧や問い合わせ自動化のワークフロー、AI応対ボット、SMS配信などが利用できるようになり、問い合わせ対応からマーケティングまでを一気通貫で最適化しやすくなります。
チャネルトークを無料で使う制限
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| ユーザー数 | ユーザー数無制限 |
| 機能制限 | チャットのメッセージ履歴は直近30日分のみ閲覧可能 |
| サポート | ヘルプドキュメント中心/詳しい条件は要問い合わせ |
| その他の制限 | 高度なマーケ機能や自動化、AIボットは有料プランのみ |
自社に合うサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードして自社に合うのか検討してみましょう。
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フリーソフトやOSS(オープンソース)のWeb接客ツールを避けるべき理由
無料でWebサイト上の接客・案内業務を効率化する方法は、大きく分けて次の3種類が存在します。 一見、どれも無料で魅力的ですが、IT専任の担当者がおらず、マーケや営業チームでリアルタイムに顧客行動を共有したい会社にとっては、クラウド型のWeb接客ツール(無料プラン)のみがおすすめです。
| 無料の方法 | クラウドシステム (今回のおすすめ) |
固定コンテンツ+フォーム・メール | 自作スクリプト・OSS |
|---|---|---|---|
| コスト | 0円(※制限あり) | 0円 | 0円(※サーバー代・開発工数は別途) |
| IT専門知識 | 不要 | 不要 | 必須(構築・保守・セキュリティ) |
| 導入の手間 | 簡単(登録とタグ設置のみ) | 簡単 | 困難(環境構築・コード管理が必要) |
| チーム共有 | ◎(接客結果や行動ログをリアルタイム共有) | △(レポート作成や口頭共有に頼る) | ◯(設定次第で可能だが負担大) |
| サポート | ◯(ベンダー対応・日本語ドキュメント) | ×(自力で対応) | ×(英語ドキュメント中心・自己責任) |
自作スクリプトやOSSなどの技術的な代替案は、自由度が高い反面、サーバーの構築や保守、セキュリティ対策を自社で行う必要があり、エンジニアがいない企業にはハードルが高すぎるでしょう。
また、サイト内の固定コンテンツや問い合わせフォーム、メール対応といった既存のやり方は手軽ですが、共有や同時編集に弱点があります。
増え続けるアクセスや施策数に追いつけず、せっかくの商談機会を逃すリスクも大きいです。
したがって、セキュリティや保守をベンダーに任せつつ、無料で使い始められる「クラウド型の無料プラン」を軸に検討するのが、最もリスクの少ない選択肢といえます。
無料と有料の違いは?よくある機能制限と注意点
無料のWeb接客ツールでよくある機能の制限をまとめました。
アカウント数の制限
無料版のWeb接客ツールは、アカウント数に制限があります。たとえば、無料版では、Web接客ツールを操作できるアカウントの数が1人や2人と決まっているケースが多いです。このような制限があると、チームでWeb接客ツールを共有したり、役割分担を行ったりできません。
また、アカウント数が増えると、追加料金が発生する場合もあります。有料サービスなら、アカウント数に制限がないか、柔軟に対応できる場合が多いです。アカウント数の制限が課題となる場合は、有料版の利用を検討すべきです。
表示回数の制限
無料版のWeb接客ツールは、Webサイトに訪れた顧客に対して、チャットやポップアップなどを表示できますが、表示回数に制限がある場合が多いです。
たとえば、無料版では月間のチャット回数が100回まで、月間のポップアップ表示回数が100回までといった制限を設けているサービスがあります。
表示回数が少ないと、顧客に十分な接客ができない可能性があります。表示回数を気にせずに、さまざまな機能を利用したい場合は、有料版に切り替えることを検討しましょう。
連携できるサービスの制限
無料のWeb接客ツールを使うときは、連携できるサービスの制限に注意してください。連携できるサービスとは、Web接客ツールと他のシステムやツールとのデータのやり取りができることを指します。たとえば、メールマーケティングツールやCRMツール、分析ツールなどがあります。
連携できるサービスが多いと、顧客情報の管理や分析、施策の効果測定などが効率的に行えます。無料版では、連携できるサービスの数や種類が有料版に比べて少ないことが多く、自社のニーズに合わない場合もあります。
連携できるサービスは、自社の利用しているシステムやツールとの互換性を確認して、必要な機能を備えたサービスを選ぶことが重要です。
有料ツールを検討するべきケース
企業の状況やツールに求めていることによっては、無料ツールでは叶えられないケースが存在します。有料ツールを検討したほうがよいケースをまとめているので参考にしてみてください。
月間の表示回数が多い場合
無料版のWeb接客ツールは、月間の表示回数に制限がある場合が多いです。
たとえば、無料版では月間のチャット回数が100回まで、月間のポップアップ表示回数が100回までといった制限が設けられている場合があります。
月間の表示回数が多い場合は、無料版では十分に顧客に接客できない可能性があります。また、表示回数が多いということは、顧客のニーズや行動に応じた接客を行うことがより重要になります。
月間の表示回数が多い場合は、有料版へ切り替えることで表示回数の制限が解除され、より高度な機能を利用できるようになります。
複数のWebサイトでWeb接客ツールを利用したい場合
無料版のWeb接客ツールは、ひとつのWebサイトでしか利用できない場合が多いです。たとえば、チャネルトークは、無料版ではひとつのドメインでしか利用できません。
複数のWebサイトでWeb接客ツールを利用することで、顧客の行動やニーズを横断的に分析し、より効果的な接客を行えます。有料版に切り替えることで、複数のドメインで利用できるようになります。
無料プランや無料トライアルでシステムを比較しましょう
自社に合うシステムを選ぶには、実際にツールを触ってみて、ユーザー数や機能制限、サポート体制を確認することが重要です。まずは期間無制限の無料プランや、無料トライアルを活用して、画面の見やすさや操作感、欲しい機能が揃っているかを確かめてみてください。
また、本格的な導入や有料プランへの移行を検討する場合は、各社のサービス資料を見比べるのが効率的です。次のボタンから人気サービスの資料をまとめてダウンロードできるので、ぜひ社内検討にご活用ください。
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