エンゲージメントサーベイにかかる費用相場 - 専用ツールの料金比較表
従業員満足度調査のツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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- エンゲージメントサーベイの方法別の費用相場
- 自社で準備・実行する場合
- 代行会社に依頼する場合
- エンゲージメントサーベイツールを利用する場合
- エンゲージメントサーベイツールの費用相場
- 【調査】エンゲージメントサーベイツール35サービスの費用・料金比較表
- エンゲージメント/パルス特化型14サービスの料金表
- タレントマネジメント連動型6サービスの料金表
- アセスメント特化型6サービスの料金表
- 汎用アンケート型9サービスの料金表
- エンゲージメントサーベイツールの料金モデル
- 1. 定額型(企業規模固定)
- 2. アカウント課金型(ユーザー単価制)
- 3. 従量課金型(回答・利用回数ベース)
- エンゲージメントサーベイツールの費用内訳
- 初期費用
- 月額費用・年額費用
- 【注意】見落としがちな追加オプション
- エンゲージメントサーベイツールを導入するメリット
- 自社に合ったエンゲージメントサーベイ方法を選択しよう
エンゲージメントサーベイの方法別の費用相場
エンゲージメントサーベイを実施する際は、選択する方法によって費用の相場が異なります。ここでは、それぞれの方法ごとの費用相場をご紹介します。
自社で準備・実行する場合
自社でエンゲージメントサーベイを準備・実施する場合、ほとんど費用はかかりません。紙のアンケートを回収する場合は印刷代程度が必要ですが、無料のWebフォーム作成アプリを利用すれば印刷代も不要です。
ただし、人件費は必要です。たとえば、印刷したアンケートを回収して分析する場合、実際にアンケートを配布・回収する手間や、分析用のExcelやスプレッドシートに入力し直す作業などが発生します。
こうした手間は見えにくいコストとなり、人件費の増加につながることもあるため、必ずしも自社で準備・実施したほうが安くなるとは限りません。
代行会社に依頼する場合
代行会社に依頼する場合は、調査の規模や内容によって相場が異なります。
代行会社に依頼する場合、一般的には数万円程度の初期費用に加え、従業員1名あたり数千円の従量課金、または十数万円~数十万円のパッケージプランが用意されています。従業員単位の従量課金プランでは、最低30人や50人といった調査人数の下限が設定されている場合が多いです。
また、質問内容や調査方法によっては、追加のオプション費用が発生する場合もあります。従業員が10~30名の場合でも、少なくとも10万円以上かかると見込んでおくと安心です。
なお、エンゲージメントサーベイの結果を踏まえて、どのように組織改善するのかを立案したり、従業員へのフィードバックを代行したりするサービスもあります。コンサルティング要素の強い代行サービスの場合は、1回の調査ごとにさらに追加費用がかかることもあります。
エンゲージメントサーベイツールを利用する場合
エンゲージメントサーベイツールの費用相場として、1ユーザーあたり300円ほどに設定しているサービスが多いです。
具体的な利用料金は、対象となる従業員数やアンケート項目、さらにコンサルティングサービスの有無などによって変動します。また、タレントマネジメントシステムにサーベイ機能が含まれている場合は、サーベイ以外にも多様な機能が利用できるため、料金が高額になることがあります。
なお、無料プランや無料トライアルを提供しているツールもあるため、初めてエンゲージメントサーベイツールを利用する際は、まずそういったツールを選んでみるのもおすすめです。
エンゲージメントサーベイツールの費用相場
エンゲージメントサーベイツールの費用相場は、初期費用は、エンゲージメント特化型では0円〜150,000円前後、汎用アンケート型では0円〜200,000円程度。月額費用は固定型で16,000円〜90,000円程度、月額費用は固定型で16,000円〜90,000円程度、もしくは1ユーザーあたり150円〜1,200円前後です。この目安は、主要なエンゲージメントサーベイツール35サービスの料金を調査し、公開されている最も安い価格帯をもとに算出しています。
ただし、実際の料金は各ツールのプラン内容や提供される機能によって異なります。また、企業ごとの要望や課題によっては、別途見積もりが必要となる場合もあります。そのため、気になるサービスについては公式サイトから見積もりや相談を依頼することをおすすめします。
【調査】エンゲージメントサーベイツール35サービスの費用・料金比較表
主要なエンゲージメントサーベイツールの初期費用と月額費用を調査。公式サイトで料金を公開しているサービスをもとに整理すると、次のような傾向が見られました。
- エンゲージメント/パルス特化型は、人単価150〜1,200円前後、または月額固定16,000〜90,000円前後のサービスが多い。
- タレントマネジメント連動型は、基本的に要問い合わせ制で、導入規模やモジュール構成によって料金が変動。
- アセスメント特化型は、年額課金や受検数に応じた従量課金が中心で、採用・定着施策に合わせて柔軟に利用できる。
- 汎用アンケート型は、スポット利用の一式料金や従量課金が多く、月額固定費が発生しないケースもある。
全体的に、どのタイプでも利用人数や設問数、分析機能の範囲によって費用が変動します。
中小企業では月額固定型の導入が多く、大企業では従量課金型や年額課金型がよく採用されています。
エンゲージメント/パルス特化型14サービスの料金表
エンゲージメント/パルス特化型は、従業員のコンディションやモチベーションを継続的に把握するタイプです。離職防止や組織改善を目的に、パルスサーベイ(短期アンケート)を高頻度で実施できるのが特徴です。
料金は利用人数や配信頻度、サポート内容によって変動します。特に導入サポートや機能追加を行う場合は、月額費用が高くなる傾向があります。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| ラフールサーベイ | 要問い合わせ | 16,000円~ | |
| Geppo | 要問い合わせ | 20,000円~ | |
| Wevox | 0円 | 90,000円~ | |
| パルスアイ | 要問い合わせ | 300円/人~ | 0円プランあり |
| モチベーションクラウド | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 人数に応じて変動 |
| THANKS GIFT | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 初期費用+月額費用の料金形態、人数で変動 |
| バヅクリエンゲージメント | 100,000円~ | 300円/人 | 最低50アカウント(15,000円/月)~ |
| INSIDES | 0円 | 1,200円/人 | |
| Willysm | 50,000円~ | 700円/人~ | 1年契約で単価割引あり |
| いっと | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 従量課金制 |
| スマイルサーベイ | 0円 | 30,000円~ | アドホック(従量)プランあり |
| ManejaS | 150,000円~ | 50,000円~ | |
| アドバンテッジ ピディカ | 要問い合わせ | 150円/人~ | 2,000人契約の場合の料金例 |
| モチベーションサーベイ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
タレントマネジメント連動型6サービスの料金表
タレントマネジメント連動型は、人事評価・人材育成システムと一体化しており、サーベイ結果を人材データと連携できるタイプです。組織課題を「人材情報」と「エンゲージメントデータ」の両面から分析できるのが特徴です。
料金は企業規模や導入モジュール、運用サポートの範囲によって変動します。多くが要問い合わせ制で、初期導入支援やデータ統合設定などが費用に含まれるケースが一般的です。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| カオナビ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 人数・機能により変動 |
| HRBrain | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 月額料金制、人数で変動 |
| HRMOSタレントマネジメント | 要問い合わせ | 要問い合わせ | プラン・人数で変動 |
| SmartHRタレントマネジメント | 0円 | 要問い合わせ | 初期導入・サポート無料 |
| タレントパレット | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 初期費用あり(専用環境構築・導入支援など) |
| One人事 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 人数で変動 |
アセスメント特化型6サービスの料金表
アセスメント特化型は、従業員の性格・価値観・スキル傾向を診断し、採用・配属・定着支援に活かすタイプです。オンボーディング支援や360度評価など、個人の行動特性を可視化する機能が中心です。
料金は受検人数や利用頻度によって変動し、年額課金や従量課金が主流です。ベースシステム利用料や初期設定費用が別途必要になる場合もあります。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| HR OnBoard | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 年額10,000円/人。入社者3名まで無料のため除外 |
| CBASE 360° | 140,000円〜 | - | 年額基本料180,000円〜+アカウント年額2,400円/名〜+実施料3,200円/名/回〜(年額課金) |
| ミツカリ | 0円 | 要問い合わせ | 月額は登録社員数に応じて変動。採用応募者は2,000円/人の従量課金 |
| 生成AIワークバリュー・スコア分析 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| ミキワメ | 要問い合わせ | 44,000円〜 | システム利用料+受検1件あたり550円(税込)〜の従量課金制。別途初期費用あり |
| マネーフォワード クラウドサーベイ powered by ミキワメ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
汎用アンケート型9サービスの料金表
汎用アンケート型は、ES調査だけでなくCS(顧客満足度)や社内意識調査など、多用途に対応できるタイプです。設問や回答形式を柔軟に設計でき、自社独自の調査設計を行いたい企業に向いています。
料金は調査の実施回数や回答数によって変動します。一式料金や従量課金が主流で、調査設計や分析支援などのオプションを追加すると、費用が増える傾向があります。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 補足 |
|---|---|---|---|
| ASQ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| リアルワンの従業員満足度調査 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| A&Iエンゲージメント標準調査 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| ES-Quick | 200,000円〜 | 0円 | 50人まで一式200,000円。以降は人数帯ごとにパック料金 |
| FreeasyASP | 0円 | 従量課金(5円/回答) | |
| オーピタスサーベイ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| クアルトリクス 従業員エクスペリエンス(EX)|Qualtrics | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
| シナジーHR | 0円 | 400円/ユーザー〜 | 基本200円+意見200円。最低利用料金10ユーザー分 |
| HR-PROG | 0円 | 要問い合わせ | 実施費用は人数により変動 |
エンゲージメントサーベイツールの料金モデル
エンゲージメントサーベイツールには大きく3つの料金モデルがあり、それぞれおすすめの企業や導入目的が異なります。
1. 定額型(企業規模固定)
定額型は、従業員数にかかわらずシステム全体に一定額の料金が設定されている方式です。 「初期費用+月額固定」または「一式料金」といった形で提供されることが多く、毎月のコストが安定しやすいのが特徴です。導入規模が明確な中小企業や、一度に全社的な調査を実施したい企業に適しています。
2. アカウント課金型(ユーザー単価制)
アカウント課金型は、「1ユーザーあたり〇円/月」といった料金体系を採用しているモデルです。利用人数に応じて月額費用が変動するため、規模に合わせて柔軟に導入できる点がメリットです。多くのツールでは、利用人数が増えるほど1人あたりの単価が下がるボリュームディスカウントを採用しています。
3. 従量課金型(回答・利用回数ベース)
従量課金型は、アンケートの実施回数や回答件数など、利用状況に応じて料金が発生するモデルです。定期的に大規模な調査を行う企業よりも、必要なときにピンポイントで利用したい企業に向いています。利用量に応じて料金が変動するため、費用対効果を考慮しながら運用できます。
エンゲージメントサーベイツールの費用内訳
エンゲージメントサーベイツールの費用は、初期費用と月額費用(または年額費用)の2つが基本で、さらに必要に応じてオプション費用が発生します。
初期費用
初期費用は無料で導入できるツールもありますが、多くのサービスでは初期設定や導入サポート、カスタマイズ対応などに費用がかかります。
特にサーベイ項目の設計や、社内人事システムとの連携が必要な場合は、追加費用が発生することもあります。運用担当者が社内にいない場合は、サポート付きのプランを選ぶとスムーズです。
月額費用・年額費用
月額費用(または年額費用)は、従業員数や利用頻度、搭載機能によって変動します。
「1ユーザーあたり○円」の課金モデルのツールが多く、利用人数が多いほどコストが増える傾向にあります。また、アンケートの配信頻度や分析機能の範囲を拡張することで料金が上がるケースもあります。
年額プランを選択すると、月額換算よりも割安になる場合もあるため、運用期間を踏まえて検討することが重要です。
【注意】見落としがちな追加オプション
エンゲージメントサーベイツール導入時、初期費用と月額利用料だけで予算を組んでしまうと、予想外の追加コストが発生して驚くことがあります。実際に運用を始めてから困ることがないよう、見落としやすい追加オプションについても事前に確認しておきましょう。
| チェック項目 | 例 |
|---|---|
| 追加機能 | アンケートテンプレートの追加、分析レポート機能、ダッシュボード拡張 |
| システム連携 | 人事システム(タレントマネジメントや勤怠管理など)との連携 |
| サポート | 導入支援、運用コンサルティング、カスタマーサクセス担当のサポート |
エンゲージメントサーベイツールを導入するメリット
エンゲージメントサーベイツールを導入するメリットは、コストパフォーマンス良く調査を行えることです。
エンゲージメントサーベイツールの多くは、専用のテンプレートが搭載されています。そのため、自身でゼロからアンケートを作成するよりも時間をかけずに精度の高い調査が可能です。
また、アンケート結果の集計や分析もツールが自動で行ってくれるため、手間をかけずに迅速に調査を実施できます。
その結果、エンゲージメントサーベイの担当者は、調査に関する雑務に多くの時間を割くことなく、組織や職場環境の改善に専念できます。
自社に合ったエンゲージメントサーベイ方法を選択しよう
エンゲージメントサーベイを実施する場合、大きく分けて自社で準備・実行する、代行会社に依頼する、エンゲージメントサーベイツールを利用するの3つの方法があります。
各手法によって費用は異なりますが、それぞれにメリット・デメリットがあるため、費用だけで判断せず、調査目的や組織の風土、体制に合わせて選択することが大切です。
