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オープンソースのグループウェア比較3選 | 無料サービスも紹介

最終更新日:(記事の情報は現在から163日前のものです)
オープンソースのグループウェアや無料のグループウェアを比較します。導入する際のメリットやデメリットも解説。コストを抑えてグループウェアを導入したい方はぜひチェックしてください。

オープンソースのグループウェアとは

オープンソースのグループウェアとは、ソースコードが公開されているグループウェアのことです。サーバーへインストールすればソフトウェアのライセンス料をかけずに運用できます。またコードをプログラムするのも自由なため、独自のカスタマイズが可能です。

グループウェアとは

グループウェア(Groupware)とは、組織内での円滑なコミュニケーションを実現し、業務を効率化するためのソフトウェアのことです。スケジュール管理やプロジェクト管理、チャット、ファイル共有、会議室の予約などの機能を搭載しています。

オープンソースとは

オープンソースとはプログラムを構成するソースコードが、一般に公開されていることです。オープンソースソフトウェア(OSS)の文脈においては対象のソフトウェアを自由に使用、改良、再配布できる、といった意味があります。自由に利用できる反面、サポートをあまりしていないケースが多くあります。

オープンソースのグループウェアの選び方

オープンソースのグループウェアを選ぶ際は、次のポイントに注目しましょう。

  • 従業員が保守運用できるか
  • 必要な機能が搭載されているか
  • 業界や従業員規模に適しているか
  • 使い勝手はよいか
  • スマートフォンやタブレットに対応しているか
  • アクセス権限を細かく設定できるか
  • セキュリティ対策はなされているか

通常のグループウェアの選び方については、次の記事で紹介しているためぜひ参考にしてください。

【2024年】グループウェア比較!比較表と選び方解説
【管理部門の担当者必見!】企業内の連絡をスムーズにするために不可欠なグループウェア。代表的な機能や種類、各システム...
詳細を見る

オープンソースのグループウェアが適している企業

オープンソースのグループウェアの導入が適している企業の特徴は、次のとおりです。

  • グループウェアの導入や運用にかかる経費を抑えたい
  • 保守運用について専門知識をもった人材がいる
  • 導入してから運用を開始するまで時間がかかっても問題ない

オープンソースのグループウェアは、ライセンスに費用をかけず導入できます。ただし、導入の際にはソフトをカスタマイズし、導入後は運用やトラブルへの対応を自社だけで行う必要があります。そのためプログラミングやネットワークといった、専門知識のある人材を確保できる企業や、運用開始を急いでいない企業におすすめです。

オープンソースのグループウェアおすすめ比較3選

オープンソースのグループウェアの中でも、おすすめの人気ツールを3つ比較紹介します。

GroupSession - 日本トータルシステム株式会社

GroupSession
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

GroupSessionは、標準機能が豊富に搭載されている、ユーザー数無制限のオープンソースグループウェアです。日本製のOSSで、当然日本語にも対応しています。すべての機能を直感的に利用でき、マニュアルを確認することなく簡単に利用や情報共有できるため、現場に定着しやすいでしょう。

GroupSessionの機能

GroupSessionに搭載されている機能の一例は次のとおりです。豊富な機能を有しているため、詳細は別途チェックしてください。

  • スケジュール管理
  • ファイル共有
  • チャット
  • 社内掲示板
  • 施設予約
  • 稟議
  • 在室管理
  • 日報

標準機能が豊富なため、スムーズに運用を開始できるでしょう。

GroupSessionの費用

GroupSessionは、基本の使い方をする場合には無料です。ただし下記のオプションを使う場合や、SaaS版(クラウド型)を利用する場合、エンタープライズ版を利用する場合には有料であるため、注意しましょう。

オプション 概要 料金(年額、税抜)
GSモバイル スマートフォンからGroupSessionへのアクセスが可能になる 12,000円〜
CrossRide スケジュールのリマインダー機能や在席状況の自動更新、ショートメールや社内掲示板の未読通知機能などを利用できる 12,000円〜
有償サポート インストールや運用に関して相談できたり、トラブルに対応してくれたりする 54,000円〜

シラサギ

シラサギは官公庁や全国の自治体、教育機関、病院などでも利用されているフリーのオープンソースグループウェアです。こちらも日本で開発されたものであり、日本語対応はもちろん数千人規模での運用にも対応しています。また国内外の開発者やデベロッパーによって、継続的にメンテナンスされているのが特徴です。機能も随時追加されています。

シラサギの機能

次の機能をすべて無料で利用できます。

  • ポータル
  • リマインダー
  • スケジュール管理
  • 設備予約
  • 社内掲示板
  • ワークフロー
  • 共有ファイル
  • メッセージ

Zimbra Collaboration

Zimbra Collaborationは、メール機能を中心に多様な情報共有機能を搭載した、オープンソースのグループウェアです。スマホ対応であるため、外出先からでもスマホやタブレットで情報が確認できます。なお、オープンソースベースですが利用には費用がかかる点に注意です。60日間の無料トライアルが用意されています。

Zimbra Collaborationの機能

Zimbra Collaborationには主に次の5つの機能が備わっています。

  • メール
  • アドレス帳
  • カレンダー
  • ファイル共有
  • タスク管理

無料のグループウェアおすすめ比較2選

ベンダーが提供しているグループウェアの中には、無料で利用できるものも少なくありません。ここからはフリーで使える、おすすめの人気グループウェアを2つ紹介します。グループウェアの機能比較については、次の表も参考にしてください。

【特典比較表つき】『グループウェアの資料9選』 はこちら⇒無料ダウンロード

一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

【特典比較表つき】『グループウェアの資料9選』 はこちら⇒無料ダウンロード

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

R-GROUPは、完全無料のクラウド型グループウェアです。クラウド型であるためインストール不要で、Webブラウザから利用できスマホ対応もしています。また無料ながら幅広い言語に対応しているのが特徴です。タイムラインで関係者の動向をチェックできる機能もあります。

GRIDYグループウェア - ブルーテック株式会社

GRIDYグループウェア
GRIDYグループウェア
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
提供企業様でご不明点がある方はこちら

GRIDYグループウェアは、ユーザー数無制限で利用できるフリーのクラウド型グループウェアです。同サービスには豊富な機能が搭載されており、クラウドサービスなためサーバーを用意することなく、Webブラウザからスムーズに導入できます。社外のメンバーも招待しての掲示板や、ファイル共有にも対応可能です。

オープンソースのグループウェアを利用するメリット

ライセンス費用が無料

オープンソースのグループウェアは、ライセンス費用を無料で利用できるのが魅力です。グループウェアの導入にあまり予算をかけられない場合でも、ツールを導入できるでしょう。ユーザー数によって料金が変わらないため、従業員数が多い企業でもコストがさほど変わりません。

自由にカスタマイズできる

オープンソースのグループウェアは、ソースコードの改変が許可されているため自由にカスタマイズ可能なのもメリットです。機能やデザイン、レイアウトなどをオリジナルに調整できます。業務フローや社内体制を大きく変えることなく、スムーズに運用を開始できるでしょう。

オープンソースのグループウェアを利用するデメリット

一方、オープンソースのグループウェアには次のようなデメリットがあります。メリットとデメリットをよく理解したうえで、オープンソースのグループウェアを導入するか検討しましょう。

運用までに時間がかかる

オープンソースのグループウェアは、運用開始までに時間がかかります。必要最低限の機能しか揃っていないことも多く、カスタマイズしたり既存のソフトウェアと連携させたりする手間がかかります。本格運用まで時間がかかることを考慮して、計画的に導入することが大切です。

導入や運用には専門知識が必要

オープンソースのグループウェアを運用するためには、プログラムやシステム管理に関する専門知識が求められます。また、導入の際はサーバーやネットワーク機器などを自社で用意する必要があるほか、保守やメンテナンスも内製しなければなりません。アップデートやセキュリティ対策、データバックアップの知識をもつ従業員がいなければ、運用は難しいでしょう。

サポートに期待できない

オープンソースのグループウェアは、ベンダーが有料で提供しているグループウェアに比べるとサポートに期待できません。そもそもサポートを提供していないケースも多く見られます。不具合やトラブルが発生した際も、自社で責任をもって対応できるよう計画しましょう。

オープンソースのグループウェアで社内の業務を効率化しよう

オープンソースのグループウェアとは、ソースコードが公開されているグループウェアのことです。無料で運用でき、自由にカスタマイズして利用できます。グループウェアにコストをかけたくない企業や、カスタマイズしてグループウェアを利用したい企業におすすめです。

ただし導入する際は、保有運用ができる人材を用意しましょう。また、運用まで時間を要するケースが多いため、余裕をもった導入が大切です。

導入が難しい企業においては、低価格にて運用が可能なグループウェアの検討がおすすめです。グループウェアの比較については、次の記事で紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

【2024年】グループウェア比較!比較表と選び方解説
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