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ITアウトソーシングおすすめ比較14選!対応業務内容や選び方・メリット

最終更新日:(記事の情報は現在から254日前のものです)
ITアウトソーシングとはパソコン機器の設定やシステムの保守運用、インシデント対応といったIT業務全般について外注できるサービスを指します。ITアウトソーシングで依頼できる業務や選び方を解説し、おすすめのサービスを紹介します。

ITアウトソーシング(ITO)とは?

ITアウトソーシング(ITO)とは、業務委託の一種で情報技術や情報システムに関連する業務について委託するサービスを指します。導入する代表的な目的としては、次のとおりです。

  • IT系の業務を外部に委託することによりコア業務に集中したい
  • 専任のIT担当者を採用する余裕やノウハウがない
  • IT部門を設置するほどの採用・管理に手間をかけられない

近年のIT関連業務のニーズ拡大やIT人材の獲得困難といった事情もあり、大企業だけではなく中小・零細企業までITアウトソーシングのニーズが拡大しています。

ITアウトソーシングで代行できる業務範囲

ITアウトソーシングで代行できる主な業務範囲は、次のとおりです。

業務範囲 業務内容
ヘルプデスク 顧客や社内からのシステムに関する問い合わせ・クレーム対応
システム運用保守 社内のサーバーやOSなどの保守管理
ホスティング・ハウジング サーバーのレンタルや設置場所の契約管理
IT資産管理 ハードウェアやソフトウェアの管理
IT投資計画の策定 導入するITシステムで得られるメリットや、ROIの計算などの実施
キッティング 主にパソコンへの各種設定や必要なソフトウェアのインストールの実施
権限管理 閲覧・操作権限の適切な設定や剥奪などの管理
障害対応 障害発生時の対応や復旧作業

また、システム運用保守を含めた業務をトータルでサポートしてくれる「フルアウトソーシング」対応のサービスも存在します。

ITアウトソーシングに適した業務

基本的にどのようなIT業務でもアウトソーシングできる余地はありますが、下記の性質をもった業務はとくにITアウトソーシング向けだといえます。

技術やノウハウが陳腐化しやすい業務

IT技術の中には急速に発展しており、技術やノウハウが陳腐化しやすいジャンルも存在します。こういった業務を内製化するためには、社員を採用するだけではなく、その社員への膨大な教育投資が必要です。

そして、その社員が退職した場合はまた採用して教育投資を繰り返します。技術が陳腐化しやすい業務は、こういったリスクを避けるためにITアウトソーシングを検討すべきです。

専門的な知識や資格が必要な業務

専門的な知識や資格が必要なものの、専任担当者を置くほどの業務量ではない場合にもITアウトソーシングは有効です。ITアウトソーシングにより、人材育成の手間や無駄なコストをかけずにIT業務を推進できます。

反復的に行っている業務

社内のアクセス権限管理やキッティング作業などの反復的な業務は、ITアウトソーシングを活用すれば効率的に行えます。結果として内製化するよりも、安く迅速にアウトプットが得られる可能性もあるでしょう。

時期によって業務量の差が激しい業務

時期によって業務量の差が激しい業務にもITアウトソーシングが有効です。繁忙期にあわせて従業員を用意するとトータルの人件費が高くなりがちなので、余剰人員をかけずに繁忙期だけ短期でITアウトソーシングを利用するのも効果的です。

ITアウトソーシングの選び方

ITアウトソーシングを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。

  • ITアウトソーシングの導入目的を確認する
  • ITアウトソーシングの機能を確認する
  • ITアウトソーシングを導入する際の注意点を確認する
  • ITアウトソーシングの料金・価格相場を確認する

ITアウトソーシングの導入目的を確認する

会議効率化ツールの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。

導入目的 詳細
一部の業務だけ安価に外注したい 情シス代行やヘルプデスクなど、一部の業務に特化して安価に利用できるサービスがおすすめ
社内のITシステム全般の管理をしてほしい ITコンサルティングから代行業務まで、フルサポートできるサービスがおすすめ

ITアウトソーシングのサービス内容を確認する

ITアウトソーシングでできること、利用できるサービス内容は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。

サービス内容 詳細
フルアウトソーシング型 ITに関連する業務をほぼすべて委託するタイプ
常駐型 社内に常駐して自社システムの管理、技術的なサポートをしてくれるタイプ
ホスティング 外部に設置したサーバーや、通信・セキュリティ機器の保守メンテナンスをしてもらうサービス
ハウジング データセンターに自社サーバーや通信機器を間借りし、管理してもらうサービス
ヘルプデスク 社内外からのシステムに対する問い合わせ窓口を代行するサービス

ITアウトソーシングを導入する際の注意点を確認する

ITアウトソーシングを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。

確認事項 詳細
委託したい業務内容を特定する アウトソーサーによって引き受けられる業務範囲が異なるので、社内のどのIT業務を委託したいのかを洗い出しておきましょう。
業務マニュアルの有無を確認する 委託する際に業務手順が特定されていると引継ぎがスムーズです。そこで、あらかじめマニュアルの有無を確認してない場合は作成するか、マニュアル作成までやってくれるサービスを選ぶようにしましょう。
委託先の情報漏えい対策の仕組みを確認する アウトソーサー経由の情報漏えいも考えられます。どういった対策をしているのかをあらかじめ確認する必要があります。

ITアウトソーシングの料金・価格相場を確認する

委託する業務の内容やマニュアルの有無、難易度、作業量によってITアウトソーシングの料金相場は異なります。そのため、アウトソーシングする内容や条件を決めたうえで見積もりを取りましょう。ただし、いくつかの目安は存在します。

まず、ヘルプデスク業務であればパソコン1台あたり数千円から委託できる会社も存在します。情シス代行についてスポット依頼なら数万円から可能です。また、稼働内容によって異なりますが、定常業務を代行する場合は数十万円、難易度が高ければ100万円を超えることもあると想定してください。

おすすめITアウトソーシングサービス比較13選

IT with - PSソリューションズ株式会社

  • 機器調達やキッティング、ヘルプデスク業務などをサポート
  • 機器の調達方法を購入、レンタル、サブスクリプションから選択可能
  • 相談や依頼の窓口は専用サイトで一本化

IT withは、無料から利用できる中小企業向けITアウトソーシングサービスです。社内向けヘルプデスク業務の代行、端末とアカウントの管理、キッティングなど、コーポレートITに関する業務をニーズに応じてサポートしてくれます。

契約者専用サイト上で、業務依頼や相談が可能で、ツールの使用方法といったヘルプデスク業務はAIチャットボットにより24時間365日対応できます。ヘルプデスク相談は、有人サポートによる個別対応も可能です。

ITコンシェルジュ - チェックフィールド株式会社

  • IT運用をプロがアドバイス
  • 定期訪問や出張サポートあり
  • 機器選定からキッティング、設置対応も可能

ITコンシェルジュは、企業の情報システム部をサポートするITアウトソーシングサービスです。

既存の情報システム部の運用アドバイスやコンサルをはじめ、ヘルプデスクのサポートやサーバー運用などのアウトソーシングまで幅広く対応しています。

情シスSourcing(ソーシング) - ハイブリィド株式会社

  • 情シス業務全領域を小ロットから委託可能
  • 運用業務やコンサルティングまで1社で支援
  • 月額固定とチケット制の料金プラン

情シスSourcing(ソーシング)は、半日の小規模タスクから依頼できるITアウトソーシングサービスです。導入サービスの比較検討といった企画からシステム開発、キッティングといった運用保守まで、情シス業務全領域に対応しています。

小ロット、半日から業務を依頼でき、月額固定やチケット制で利用できるので、発生する課題に対して必要に応じピンポイントで利用可能です。

クラウドSE - 株式会社Gizumo

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提供企業様でご不明点がある方はこちら

  • ヘルプデスク業務やコンサルティング、情シス業務、開発まで依頼可能
  • 依頼内容とマッチしたエンジニアやコンサルタントによるサポート
  • 依頼業務の状況に応じ柔軟に調整できるプラン

クラウドSEは、情シス業務全般を支援・代行する社内IT業務に特化したサブスク型ITアウトソーシングサービスです。業務自動化や既存ツールのカスタマイズ、SaaS間連携など幅広い課題の解決をサポートしています。

1か月単位の契約形態のため、依頼する業務に合わせたプラン変更が可能です。チームによるサポート体制で、属人化を防げ、業務マニュアル作成や引き継ぎも任せられます。

情シス君 - 株式会社デジタルハック

  • 中小企業でも利用しやすい料金体型
  • ヘルプデスク系からシステム開発まで幅広いIT業務のアウトソーシングに対応
  • スポット依頼から定常業務代行も可能

情シス君は中小企業向けの総合IT支援サービスです。ヘルプデスク、セキュリティ対策、IT資産管理・キッティング・インシデント対応・システム開発など、依頼できる業務内容は多岐に渡ります。月額5万円から10万円程度のスポット依頼から、運用改善や新しい業務の依頼までトータルでサポートする月額50万円以上のサービスまで、クライアントのニーズにあわせて柔軟に料金が設定可能です。

Fujitsu マネージドインフラサービス

  • 他社製品も含むデバイス運用のデジタル化
  • 働き方改革を支えるクラウドサービスの提供
  • IT人材不足を補う自動化・効率化・オフショア化

FUJITSU マネージドインフラサービスは、デバイス運用のデジタル化・クラウドサービスの提供・IT業務自動化・効率化・オフショア化のためのITアウトソーシングを総合的に提供できるサービスです。これらを実現するためにサービスデスクやエッジデバイス運用サービス、ハード・ソフト保守サービスをはじめとする多様なソリューションを提供しています。大企業を中心に、業界・業種問わずさまざまな企業への導入実績があります。

ITトータルケアサービス

  • コンピュータシステムの企画・構築から運用・保守まで一気通貫でサポート
  • システムインフラ専門企業としてリスクの少ない課題解決を提案
  • 他社が構築したシステムを含めてマルチベンダー対応

ITトータルケアサービスは、専任システム担当者がいない企業を対象にした「定額」サポートサービスです。ヘルプデスクや日々のシステム運用支援、トラブル時の復旧作業などのサポートが受けられます。システムインフラ専門企業なので高度なコンサルティング能力を有しており、他社が構築したシステムでも事前調査を行いサポートしてくれます。障害に対する復旧作業の報告と、原因・再発防止策についても都度報告書を提出してくれるので経営層もIT運用状況をチェック可能です。

コムチュアの情報システム部の運用業務アウトソーシング

  • 現状の運用業務の標準化からアウトソーシングまで対応
  • 運用業務を事前に標準化した費用対効果の高いサービス
  • 24時間365日の対応やさまざまなシステムにも対応

コムチュアの情報システム部の運用業務アウトソーシングは、情報システム部の運用業務をトータル支援してくれるITアウトソーシングサービスです。IT技術者による24時間365日のリモート運用サービスを提供しており、障害や不測の事態にも柔軟に対応可能です。予算とニーズにあわせて、常駐・持ち帰り・ハイブリッドの3タイプのサポートが選択できます。業務可視化と運用標準化で運用業務を事前に標準化してくれるので、費用対効果の高いアウトソーシングサービスを利用できます。

シェアード社員

  • 社員数50人から1,000人規模の成長企業まで幅広く対応
  • 準委任契約のコーポレートIT担当者を提供
  • システム活用コンサルティングやシステム運用代行などさまざまなテーマに対応可能

シェアード社員は、従業員に近い形でコーポレートIT業務を担当してくれるITアウトソーシングサービスです。予算と課題にあわせて3時間から3年まで、時間課金でサービスを提供し、仕事の範囲を区切らず柔軟に対応する情シス担当者を確保できます。全案件を複数名のチーム(スクラム)で担当するので、さまざまなIT専門家の知見を社内に還元可能です。システム投資計画の策定やITリテラシー教育、システムリプレイスやドキュメント作成といったさまざまな業務に活用できます。

シスクル

  • 優秀な情シス担当のリソースを使いたいとき、使いたい分だけ使用できる
  • 物理作業からアドミニストレーション業務まで幅広い業務に対応
  • チケット単位課金で明瞭な料金体系

シスクルは面倒なITの定常業務をすべて引き受け、省人化・自動化させ安定稼働させるためのITアウトソーシングサービスです。初期費用0円で作業時間(チケット数)に応じて課金される明瞭会計です。デバイスの発注・在庫管理・梱包配送・名刺発注などの物理作業から、各SaaSの細かな権限設定といったアドミニストレーション業務、ひいては手順化されていない業務まで豊富な支援実績があります。廉価なアウトソーシングではなく、設計・実装までエキスパートが伴走してくれます。

ストラテジックITアウトソーシング

  • クライアントのKPI達成にコミット
  • IT部門におけるITインフラ領域の業務と資産調達を実施
  • アセスメントにより既存システム・業務・コストを整理

ストラテジックITアウトソーシングは、KPI達成にフォーカスしたITアウトソーシングサービスです。有償のアセスメントを実施したうえで、ストラテジックITアウトソーシングの導入によって得られる効果を提示してくれます。得られる効果は「ITコスト削減毎年××%」「高度IT人材の育成●年までに×名増員」といったようにKPI化され、KPI達成に向けて各種施策をリードしてくれます。ITインフラ領域の業務と資産調達をシェアードサービスとして提供してくれますが、具体的な業務範囲については相談のうえ柔軟に決定可能です。

スマートオフィスコンシェルジュ

  • ヘルプデスク・端末運用を代行
  • クライアントごとに最適なアウトソーシングプランを設計
  • ISMSおよびISO20000のスコープ範囲で業務提供

スマートオフィスコンシェルジュは、片手間情シスからの卒業をコンセプトにしたITアウトソーシングサービスです。端末調達・運用・管理・修理・廃棄までのフルアウトソーシングから、キッティングのみや修理受付対応のみといった部分最適なアウトソーシングも可能です。運用チームが24時間365日対応してくれるので、好きな時間帯に好きな期間でリソースを活用できます。最大72時間連続運転可能な非常用発電設備や、生体認証を用いた入館設備で高度なセキュリティ性を確保した、4種類の免震装置を使用するデータセンターで情報管理します。

トータルITヘルパー

  • 100万件以上の問い合わせ対応で培ったノウハウと高い技術力
  • 全国37営業所のネットワークを活用して、訪問対応も可能
  • パソコン1台につき月額2,000円から対応可能

トータルITヘルパーは、要件定義から運用まですべてを担える情シス代行のプロフェッショナルサービスです。年間17万件以上の案件に対応しており、豊富な実績をもっています。また、遠隔での対応だけに留まらず、全国37営業所のネットワークを使って、電話だけではない解決できない案件には訪問対応で問題解決してくれます。ヘルプデスクならパソコン1台月額2,000円から、情シス代行なら1台3,000円からのように安価に導入可能です。

※出典:リップル「情シス・ヘルプデスクのアウトソーシング専門【トータルITヘルパー】」(2024年4月10日閲覧)

情シスフォース

  • 中小・中堅企業の情シス専門代行サービス
  • さまざまな企業を支援した最新の事例やノウハウが利用可能
  • 実務実行からコンサルティングまで幅広い業務支援体制

情シスフォースは、中小・中堅企業の情シス専門のITアウトソーシングです。初期費用は不要で、大手企業の半額以下の料金で情シス代行とコンサルティングを依頼できます。さまざまな企業を支援した実績に基づき、最新の事例やノウハウに基づいたITアウトソーシングサービスを提供可能です。企業の課題抽出や解決方針の立案などの企画業務から、アカウント運用やヘルプデスクに至るまで幅広い業務をサポートしてくれます。

ITアウトソーシングを利用するメリット

ITアウトソーシングを利用する代表的なメリットはIT関連費用の変動費化、業務効率化、コストパフォーマンスの向上などがあげられます。

IT関連費用の変動費化

情シス担当者を雇用すると毎月一定の人件費が必要です。一方で企業によっては情シス担当者の仕事は繁忙期・閑散期の差が激しかったり、スポットで助けが欲しかったりといったケースも存在します。

ITアウトソーシングを活用すればIT関連の人材に支払う費用を人件費といった固定費から、稼働した分だけ料金を支払う変動費に変化できます。

業務効率化

ITアウトソーシングの委託は、同じような業務を大量にこなして経験やノウハウを蓄積しています。そのため同じような業務を実施する場合でも、アウトソーサーの方が短時間で効率的にタスクを処理できる傾向にあります。

よって迅速にIT関連業務を推進したのであればITアウトソーシングの活用を検討すべきです。

コストパフォーマンスの向上

業務効率化、経費の変動化による複合的な効果として、IT関連業務のコストパフォーマンス向上効果が得られます。アウトソーシングすることにより、短時間で効率的にIT関連業務を内製化するより安価に処理できます。

また、アウトソーシングすれば社内のリソースを使用しないので、本業に集中して事業を成長させる環境づくりが可能です。

ITアウトソーシングを活用して社内のIT環境を構築する

ITアウトソーシング(ITO)にはIT関連業務効率化、IT関連人材費用の変動費化といったメリットがあり、IT業務を外部委託して本業の成長に集中したい企業におすすめのサービスです。選定の際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。

  • アウトソーシングしたい業務の範囲を明確にする
  • 委託先の情報漏えいリスクがどのようにヘッジされているかを確認する
  • コストメリットが発生するのかを試算したうえでアウトソーサーを選定する

ITアウトソーシングツールについてより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。

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