自治体向け360度評価システムおすすめ5選!解決できる課題
360度評価システム・多面評価システムの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。360度評価システムの実施だけでなく、全社・部署・個人レポートの閲覧や質問のカスタマイズ、フィードバックなど、360度評価の関連業務効率化に役立つ360度評価システムの比較にお役立てください。
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360度評価システムとは?
360度評価システムとは、上司だけでなく同僚や部下といった社内外の評価者が従業員を評価するアンケートを行い、フィードバックする人事評価システムのことです。
個人や部署、全体のレポートの出力や回答依頼メールの配信、回答状況の確認、評価者の選定、結果の自動集計といった評価作業や人事業務を効率化する機能が搭載されています。
自治体では職員に対する周囲の評価を収集でき、人事評価の公平性や公正性が向上するほか、適切な人材育成や人材配置に役立ちます。
360度評価についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
自治体における人事評価や人材育成の課題
法律の改正によって国家公務員や地方公務員に対する人事評価制度が導入されました。しかし、適正な評価方法の確立や評価結果の反映など、自治体における人事評価はさまざまな課題を抱えています。
どのような課題を抱えているのか詳しく紹介します。
職員から不満の声があがっている
自治体の人事評価では、人事評価制度が導入されていても旧来の方式から脱却できずに、評価基準の曖昧さや職員から不満が挙がる評価体制である自治体も少なくありません。
とくに、規模の小さい自治体だと、職員人数が少なく、人事評価があつれきを生む恐れがあることから、当たり障りのない評価や甘い評価が起きる傾向があります。
そうした結果、公正性や透明性が欠ける人事評価になり、不満を募らせる職員もいるでしょう。
管理職の育成
近年、企業はもちろん自治体においても管理職になりたがらない若手層が増加傾向にあります。しかし、その状態が継続すれば中間職の人材が不足し、自治体運営もままならない状態に陥ります。
そうならないために、現在、そして将来の管理職を育成することは自治体の早急な課題です。
人事評価業務の負担が大きい
評価の要素が多い場合や、評価対象となる職員が多い場合、人事評価業務の負担が大きくなります。また、評価要素ごとにコメントを付与するような設計の場合、それらを集計・データ化するには相当な時間がかかります。
そのため、人事評価業務を効率化しようと人事評価システムを導入する企業も増えています。
自治体の課題を360度評価システムで解決できる理由
人事評価にはいくつかの課題がありますが、360度評価システムを使用することで、それらの課題を解決できる可能性があります。
自治体の人事評価の課題を解決できる理由を、360度評価システムの機能や詳細とともに紹介します。
多くの職員の声を収集できる
360度評価システムは、部下から上司、同僚から同僚などの評価を得られるため、上司以外から職員の情報を多く得られます。多くの360度評価システムには、データ分析機能が搭載されており、360度評価で得たデータから、個人や部署、組織全体の状態をシステムが自動で分析してくれます。
その結果、客観的な視点による公正・透明な人事評価はもちろん、人事配置・異動や人材の育成を効果的に実施できるでしょう。
また、360度評価は職員の生の声を収集できるため、職場環境改善やハラスメント防止にも役立ちます。
管理職の育成に役立つ
360度評価システムは、管理職の育成にも効果を発揮します。管理職になると、上司以外の仲間から指摘やフィードバックを受ける機会は減っていきます。
しかし、360度評価を実施することで、普段一緒に業務を行う仲間から自身の振る舞いや業務について客観的な評価を得られるため、新たな気づきを得るきっかけとなり得ます。
自身の立ち振る舞いや業務が周囲にどう認知されているかを知ることで、自身の立場や行動を再認識し、管理職としての成長を促せるでしょう。
人事評価業務を効率化できる
360度評価を導入すると、人事担当や管理職はもちろんのこと、一般職員も評価業務の負担が増大します。そのため、システムを導入することで、自動化や手間の少ない仕組みを構築することが重要です。
360度評価システムでは、次のような評価関連の業務を自動化する機能が搭載されています。
- 評価者の選定
- 回答依頼の自動送信
- 回答状況のモニタリング
- 回答催促の通知
- 実名回答・匿名回答
- 結果の自動集計
- フィードバックレポートの生成
また、サービスによっては360度評価に加えて、目標管理や1on1管理などの機能を搭載しているため、さまざまな評価業務の効率化に役立ちます。
おすすめ360度評価システムの比較表
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
自治体向け360度評価システムおすすめ5選
360(さんろくまる) - 株式会社Fusic
360(さんろくまる)は、360度評価に特化したクラウドシステムです。匿名性が確保されているため、評価者が安心して人事評価を行えるほか、スマートフォンやタブレットでも入力できる簡単に利用できます。評価者の選定機能や人事評価を促すメール配信機能、質問内容のカスタマイズ機能も搭載されているため、自治体での人事評価にも使用しやすいでしょう。総務省や岡山県の高梁市役所での導入実績があります。
カオナビは、360度評価運用が可能なタレントマネジメントシステムです。デフォルトで搭載されている360度評価用のテンプレートをベースに、自治体での評価シートや評価方法に合わせて内容を自由にカスタマイズできます。また各評価者の権限の設定機能により、柔軟な評価者設定が可能です。カオナビは政府や行政、自治体向け「カオナビ ガバメントクラウド」を提供しており、山梨県の韮崎市役所や新潟県の魚沼市役所で採用されています。
タレントパレット - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
タレントパレットは、360度評価に対応可能で、企業や職種ごとに異なる評価シート、評価フローを簡単に反映できるタレントマネジメントシステムです。パソコンやスマートフォンから簡単に操作できるほか、現状運用している評価シートをクラウドに反映できるため、人事評価業務の負担を大幅に削減できます。また、職種や役職ごとに項目・ウェイトを変更できる機能や自動計算、ランク変換機能も搭載されており、評価制度に応じて運用しやすいシステムです。自治体導入の実績には、奈良県生駒市があります。
HRBrainの人事評価サービスは、評価運用を効率化できる360度評価システムです。企業や自治体ごとの目的に合わせて、評価項目やコメントなどの設定を自由にカスタマイズできるほか、回答を管理する機能により回答率の確認や未回答者への催促もワンストップで行えます。個人ごとの評価結果も閲覧しやすく、データの集計も自動で行ってくれるため、人事評価業務の効率化が可能です。神奈川県寒川町役場にも導入されており、一般企業だけではなく自治体でも利用しやすい360度評価システムです。
One人事が提供するサービスOne人事[Public]は、公的機関に必要な人事マネジメントや労務管理などの業務を包括するワンストップDXソリューションです。運用中の評価シートをWeb上で簡単に再現できる機能により、自治体の人事評価方法を生かした運用ができます。評価の入力や確認、集計もワンストップで管理でき、評価の入力後は部署や職種ごとの評価バランスを確認しやすく、画面上のドラッグ&ドロップにより直感的に甘辛操作が可能。宮城県村⽥町や北海道釧路市などの地方自治体に導入されています。
自治体向け360度評価システムで人事評価業務を透明化・効率化しよう
自治体の人事評価は、評価基準の不明瞭さ・公正性の欠如による職員の不満や管理職の不足、人事評価業務の負担が過大です。360度評価システムは、多角的なフィードバックとデータ分析、利便性の高い機能により、これらの課題を解決し、効率的な人材育成と運営を可能にします。
360度評価システムの導入を検討する際には、自社のニーズや規模感に合わせて、複数のサービスを比較することが大切です。BOXILでは360度評価システムのサービス資料をまとめてダウンロードできるので、ぜひ活用してください。
360度評価システムは次の記事でも詳しく紹介しています。
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