360度評価シート無料テンプレート3選!質問・項目例、コメント例文
360度評価シートのテンプレートでの運用から、費用対効果の高い360度評価・多面評価システムに乗り換えませんか?BOXILからダウンロードできるサービス資料で、機能や料金をチェックしましょう。
⇒【特典比較表つき】360度評価・多面評価システムの資料ダウンロードはこちら(無料)
360度評価システムは、集計や評価コメント、項目の設計などを効率化できるため、人事担当はもちろん回答者の負担軽減につながります。
また、目標管理や1on1管理ができるシステムもあり、包括的な人事評価管理が可能です。360度評価システムの資料は下のボタンより無料でダウンロードできます。
目次を開く
360度評価シートのテンプレートを無料で利用できるサイト3選
360度評価の導入は、評価項目のテンプレートやサンプルがあると役立ちます。360度評価シートを無料公開している、Webサイトを3種類紹介します。
日本の人事部
日本の人事部は「人材採用、育成、組織開発」など人事労務領域に関するナレッジコミュニティです。人事労務関連のコンテンツに加えて、実際に現場で活用できる帳票も公開しています。
日本の人事部では、ダウンロードできる360度評価のテンプレートが用意されています。テンプレートで評価する項目は「目標達成」「リーダーシップ」「行動力」「対人関係」の4カテゴリと、さらに細分化された各4項目ずつ、計16項目です。各項目を1から5までの5段階評価でシートに入力できます。
カオナビ
タレントマネジメントシステム「カオナビ」が公開している360度評価シートで、管理職用途一般社員用があります。管理職用は「目標達成志向」「問題解決力」「コミュニケーション」「リーダーシップ」「人材育成」「組織づくり」の6項目で評価します。
一方、一般社員用は「目標達成志向」「問題解決力」「コミュニケーション」「リーダーシップ」「主体性」「実務遂行力」の6項目です。こちらも1から5までの5段階で評価します。
Questant
アンケートツールのQuestantが公開している、360度評価のテンプレートです。WordやExcelではなくQuestantで使えるテンプレートが公開されています。
「与えられた役割を期待どおり遂行しているか」「仕事のことで気軽に話しかけられるか」「仕事仲間に対して好意的な態度で接しているか」などの項目が設定されているのが特徴です。10問、100件までであればQuestantを無料で試せます。
360度評価シートテンプレートの次は、360度評価・多面評価システムを導入してさらなる効率化を実現しませんか?BOXILなら複数社のサービス資料を無料で閲覧できるので、運用改善が見込めそうかを簡単に検討するのに便利です。
⇒【特典比較表つき】360度評価・多面評価システム各社の資料を一括でダウンロードする(無料)
360度評価シートの項目・質問例
360度評価シートに設けるべき項目は企業によって異なりますが、オーソドックスな評価項目や質問例はあります。
一般社員の評価項目・質問例
一般社員の評価項目は「業務遂行能力」「目標達成志向」「チームワーク、協調性」の3種類が挙げられます。一般社員と管理職/リーダー職にわけて紹介します。
業務遂行力
業務遂行力とは、「業務処理能力、仕事の進捗、仕事に関する知識」などを総合的に評価する項目です。
質問項目としては、
- 「業務に必要な知識を習得しているか」
- 「与えられた役割に応じた能力、知識を保有しているか」
- 「業務を円滑に遂行しているか」
- 「業務に必要な知識を習得するために勉強、上司に指示を仰いでいるか」
といった業務遂行力に関する質問が挙げられます。
しかし、評価対象者の周囲で働く従業員の主観的な評価も含まれているため、実際の業務遂行力と齟齬が発生する場合もあります。よって、業務遂行力は定性評価と定量的な測定指標で測ることが大切です。
目標達成志向
目標達成志向では売上といった達成しなければならない指標に、どの程度コミットできているかを示しています。目標を達成できるかは運や環境もあります。しかし、「上司、部下、同僚」などの評価をもとに、評価対象者がどのように業務と向き合えば良いか理解するうえで大切です。
質問例としては、
- 「困難な状況でも、目標達成のために努力できるか」
- 「最適なプロセスを理解、実践して、前向きに目標達成に向けて取り組んでいるか」
- 「メンバーと協力して部署の目標達成に取り組んでいるか」
- 「目標達成のために計画を立てて、進捗を管理しているか」
などが挙げられます。
チームワーク・協調性
360度評価の項目として、チームワークや協調性を測るための指標を採用している企業も存在します。「組織内で円滑に仕事ができているか」「自身の役割を理解したうえで適切に行動できているか」を判断するために必要です。
質問例としては、
- 「相手の意図を理解したうえでコミュニケーションをとっているか」
- 「適切なタイミングで報告、連絡、相談をしているか」
- 「立場に関係なく相手に敬意あるコミュニケーションをとっているか」
- 「自身の役割を理解し、求められた役割をはたしているか」
などが挙げられます。
管理職/リーダー職の評価項目・質問例
管理職/リーダー職の場合は、マネジメント能力に関する評価項目が必要です。大抵の場合は「リーダーシップ、メンバー育成、判断力」の3軸から、評価項目を設定しています。
リーダーシップ
リーダーシップとは、担当の部署やチームを統率できているか評価する項目です。「組織全体の目標に対する進捗管理」「チーム内の心理的安全性の確保」「ビジョンの提示」など、さまざまな要素が含まれます。
何をもってリーダーシップとするかは組織のスタンスによりますが、リーダーシップに関する質問として、次の内容が挙げられます。
- 「チームの現状を分析し、目標達成に向けたビジョンや計画をメンバーと共有しているか」
- 「立場をこえて自由に業務に関する意見交換できる雰囲気をつくっているか」
- 「自身と異なる意見を柔軟に受け入れ、チームの成果につなげているか」
- 「適切なタイミングでメンバーをフォローしているか」
メンバー育成
業務遂行や目標達成と並び、管理職/リーダー職の重要な役割のひとつがメンバーの育成です。組織を拡大するために重要で、メンバーの成長に大きな影響を与えるのが直属の管理職/リーダー職です。
質問例として、次の項目が挙げられます。
- 「部下の能力、実績に合わせて適切な目標を設定しているか」
- 「私的な気持ちを入れずに、公正に部下と接しているか」
- 「ただ指示を与えるだけではなく、部下に考えさせる機会を与えているか」
- 「定期的に部下に対してよい点も、悪い点もフィードバックを行っているか」
判断力
判断力とは、業務遂行にあたって適切に意志決定ができているか確認する項目です。管理職/リーダー職の意志決定は組織全体に影響するため、判断力の有無も重要な指標です。
質問例として、次の項目が挙げられます。
- 「判断を仰いだときに、迅速にかつ適切に結論を教えてくれるか」
- 「業務遂行にあたって、根拠にもとづいた合理的な判断をしているか」
- 「判断を先延ばしにしないか」
- 「相談したときの答えは明快かつ論理的か」
360度評価を設計する際のポイント
360度評価は現場の負担にならないようにしつつも、現場の意見を評価に反映させることが大切です。次の3点に注意して、360度評価を設計します。
質問を詰め込まない
さまざまな角度から評価をしたいがために、360度評価に熱心に取り組む企業ほど質問項目が多くなりがちです。しかし、質問項目が多いと回答に手間がかかるため、回答の精度が落ちる可能性が高くなります。
さらに、質問項目が多すぎると別の業務に支障が出ることもあります。よって、質問項目は精査したうえで最小限に留めることが大切です。
また、精神的なプレッシャーや負担を与えにくい質問にすることも重要です。回答内容は「どちらとも言えない」「わからない」を含む5段階で尺度を設定し、ムリなく回答できるようにすると、答えやすくなります。
フリーコメントを設置する
質問項目によって、評価軸が左右されます。質問に回答するのみでは出てこない「潜在的能力」を持っている従業員の場合、良さをアピールできません。
360度評価シートにフリーコメント欄を設ければ、回答の補足を得られるため評価対象者の強みを明確に把握できます。自身の課題や改善点の発見にもつながる分、個人の成長に役立ちます。
なお、フリーコメントに記載する際は、評価が悪かった場合の評価対象者へのフォローコメントや、評価項目にはない長所のフィードバックの記載などが大切です。
システムの導入も検討してみる
360度評価には手間がかかります。評価シートを渡した後に「面談、記入、回収、集計」と続くためです。とくに紙の評価シートを活用している場合は、データの打ち込み作業も発生する分、人事部の業務負担につながります。
ほかに、Excel(エクセル)やGoogleスプレッドシートなど無料のツールで人事評価シートを作成して運用する方法もあります。しかし、この場合も人数が増えるほど運用コストが膨れます。
コストを抑えながら効率良く360度評価を実施するには、360度評価システムの導入が効果的です。導入すれば一部の工程が自動化されるため、結果の集計、保管が楽になります。
おすすめ360度評価システム3選
効率的に360度評価の管理をしたい場合は、360度評価システムの導入が一つの方法です。360度評価システムを3つピックアップして紹介します。
- 360度施策の運用設計からサポート
- 360度フィードバックの方法、NG行動もレクチャー
- 360度フィードバックに特化したシステム
CBASE 360は360度フィードバックに特化したシステムです。システムに加えて、360度評価の導入制度から定着までのコンサルティングを受けられます。
360度評価の精度を高めるには、フィードバックの仕方、やってはいけない行動など「やり方」にコツがあります。コツを含めてコンサルタントがレクチャーするため、導入から評価実施、振り返りまで一貫してサポートを受けたい方におすすめです。
- 戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム
- 使用中の評価シートをシステムに落とし込める
- 各評価者の権限設定が可能
カオナビは、戦略人事の加速をコンセプトにしたタレントマネジメントです。360度評価を含めて「MBO、OKR、コンピテンシー」など多様な評価制度に対応可能で、甘辛調整もできます。すでに評価シートを運用している企業も、カオナビ上で評価シートを再現できるのも強みです。
なお、評価データは別の人事情報とともに、すべてカオナビに集約できます。採用ミスマッチ分析や人材配置シミュレーションなど、人事労務管理に便利な機能が豊富に搭載されていることも特徴です。
HRMOSタレントマネジメント - 株式会社ビズリーチ
- 人事と経営をデータでつなぐタレントマネジメントシステム
- 360度評価、1on1支援といった人事評価制度に対応
- データベース、ワークフローともにカスタマイズ可能
HRMOSタレントマネジメントは360度評価、1on1などの人事制度を効率的に運用できるタレントマネジメントシステムです。
組織診断や個人コンディションのサーベイ機能も搭載されているため、定期評価面談以外の方法でも、組織や個人のコンディションを可視化できます。導入支援プログラムでは専任のサポート担当者が伴走し、運用設計支援や操作方法のレクチャーをしてくれます。
360度評価シートにつけるコメント例文
360度評価を運用すると、フィードバックコメントの記入方法で悩む方もいます。とくに部下が上司を評価する場合は、どのように書けばいいか悩んでしまい、書き方に困る方がいるようです。
そこで、「上司から部下」「部下から上司」「同僚へ」の3パターンにわけて、360度評価に記入するコメントの例文を紹介します。
上司から部下へのコメント例文
上司から部下へのコメントは、
- 部下のモチベーションを高める
- 今後の改善点について指摘する
といった目的で記載します。
部下のモチベーションを高めるために、実績をあげている社員には実績に対する評価を伝えます。しかし、なかなか実績があがっていない従業員に対しては、評価項目に載らない長所や行動、スタンスなどで良い点を見つけることが大切です。
たとえば
- 「目標は達成できませんでしたが、毎回きちんと営業前に資料準備、ロープレしていて、まじめに取り組んでいますね」
- 「粘り強く業務に取り組んでおり、難しい業務でも果敢に挑戦してくれていることを評価しています」
といった書き方が挙げられます。また、今後の改善点についてはモチベーションを高めるコメントとセットで記載すると。
たとえば、
- 「仕事に懸命に取り組んでくれているが、相談、報告が遅れるケースも多いです。もう少し報連相を徹底してくれるとサポートしやすいので、報連相を意識して業務に取り組むことを期待します」
- 「営業として充分な行動量を維持しているが、商品知識が不充分なため商談の成約率が低くもったいない。営業としてよいキャラクターをしているので、商品知識を意識して身につけましょう」
といったコメントが考えられます。
部下から上司へのコメント例文
360度評価における部下から上司への評価は、上司のマネジメント能力に関して言及します。マネジメント能力の高い点は率直に記載し、改善してほしい点は働きやすい環境を実現するために、個人的な視点から改善点を記載することが大切です。
褒める点については、
- 「一人ひとり業務量を加味したうえで仕事の振り分けをしてくれるので、快適に働けています」
- 「業務で困ったときに気軽に聞きやすい雰囲気づくりをしてくれているので、スムーズに業務が遂行できています」
といったコメントが考えられます。
一方、改善してほしい点については、
- 「営業に関していろいろ指導をしてくれているものの、私の実力不足で成果があまりあがっていない。もう少し具体的なトークや販促ツールをもとに営業の手法を教えてもらえれば、成果につながりそうだと思います」
- 「プレイングマネージャーのため自身の成績を追いかける必要があり忙しそう。仕事の進め方について相談したいので、もう少し部下と話し合う機会を定例で設けてほしいです」
といったコメントが考えられます。
同僚へのコメント例文
同僚同士の360度評価に関しては、同僚の仕事ぶりを見て良かった点、見習わないといけないと思った点を記載します。
たとえば、
- 「イベントの際に企画から運営まで率先してリーダー役を担っていた。段取りを細かく決め、先回りしていろいろ指示をくれるので行動しやすかった」
- 「営業準備が丁寧で、帳票から申し込み書まで前日にはすべて準備していて私も見習うべきだと思いました」
といったコメントの例が考えられます。
同僚は直接の指揮命令系統にはないため、総合評価をする際はコメントの仕方に気を付けてください。
360度評価で公平な人事評価体制を構築する
360度評価は人事評価制度の一種です。「上司→部下、部下→上司、同僚⇄同僚」と3方向から評価するため、公平な評価を実現できます。評価シートを作成する際は、ぜひテンプレートを活用してください。
ただし、360度評価には手間がかかります。この手間を削減するのであれば360度評価システムの導入がおすすめです。BOXILでは本記事で紹介した360度評価システム以外にもさまざまな資料の請求が可能です。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaSへ掲載しませんか?
- リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1※
- リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
- 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査

