動画配信システムのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはSmartSTREAM
動画配信システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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動画配信システムのシェア率

動画配信システムの導入に携わった1,489人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入した動画配信システムを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、SmartSTREAMで9.40%。
その後にクラストリームが6.31%、動画配信システム「millvi(ミルビィ)」が6.25%、Vimeoが6.18%、BizLiveが5.64%、メガDOGAが5.24%、MediaPackが5.10%、ビデオグが5.04%と続きます。これら8社で全体の49.16%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にて動画配信システムの導入に携わった全国20〜60代の1,500人へ実施。本調査の期間は2025年8月6日~8日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
口コミ・ユーザー満足度も必ずチェックしよう
動画配信システムの選定では、実際の導入企業による口コミやユーザー満足度も重要です。自社に合ったサービスかどうか、現場の意見・評判をもとに比較することが大切です。

動画配信システムの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、動画配信システムの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型動画配信システムの市場規模は、およそ237.3億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は300.7億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は369.6億円規模に成長すると予測※できます。

※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
動画配信システム市場の成長率は?
同調査では、まだ動画配信システムを導入・利用していないWEBマーケティング業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、動画を活用しようとしている方は合計20%以上と、高い数値が出る結果となりました。
| 導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| 時期は未定だが利用検討中 | 20 | 12.6% |
| 半年以内には利用開始予定 | 4 | 2.5% |
| 1年以内には利用開始予定 | 9 | 5.7% |
| 2年以内には利用開始予定 | 7 | 4.4% |
| 現時点では未定・利用予定はない | 119 | 74.8% |
動画配信システム市場の成長の要因としては、近年YouTubeを含む動画配信プラットフォームの台頭により、動画視聴が一般的になったことが挙げられます。また、動画を活用したマーケティングやライブコマース、オンライン展示会を含むイベントといった、企業の動画活用も進んでいます。その結果、大規模配信やアンケート取得なども可能な動画配信システムへの注目が高まり、導入が進んでいるようです。
動画配信システム シェア率TOP8の口コミ・満足度解説
シェア率の高い8サービスはなぜ選ばれているのか。BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
SmartSTREAM - エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
SmartSTREAMは、NTTスマートコネクト株式会社が提供する安心して使えるストリーミング動画配信システムです。機密性に配慮したセキュアな配信機能を重視し、視聴IPアドレス・ドメイン制限やパスワード認証、ワンタイムURL付与、DRM(デジタル著作権管理)機能を搭載しています。
動画のアップロードから配信まで簡単操作のCMSを採用し、再生プレイヤーのカスタマイズ・公開設定・視聴分析までひとつの画面で管理できます。クラウドサービスなのでお申し込み後短納期でのご利用開始が可能で、管理画面はすべて日本語表記、MP4ファイルなどの動画データをドラッグ&ドロップするだけで配信準備が完了します。360度VR配信やハイレゾ音声×4K高画質映像の同時ライブ配信といった先進的なサービスも利用可能です。
クラストリームは、会社内や会員制など限定配信に特化した動画配信サービスです。業界最大クラスの保存容量を誇り、ライトプランでも1,024GB※の容量を確保し、エンタープライズ版は最大10,000人※の視聴ユーザーに対応しています。
視聴者を限定して配信可能で、研修や会員制のセミナーなどビジネスシーンに活用できます。2倍速で録画映像を視聴できる機能や、アナログ録画機器への録画を抑止するウォーターマーク機能(特許取得済)も搭載しています。
限定配信機能やライブ配信機能をはじめ、早送り巻き戻し機能、聞こえる倍速機能、視聴済みマーク表示機能など豊富な視聴機能を備え、SAML認証機能やユーザー情報一括編集機能などのユーザー管理機能、SSL/TLS通信や二段階認証などの独自セキュリティ対策機能も充実しています。
※出典:アイ・ピー・エル「動画配信システム・プラットフォーム【クラストリーム】」(2025年10月16日閲覧)
動画配信システム「millvi(ミルビィ)」 - 株式会社エビリー
動画配信システムmillviは、大規模配信に安定して対応でき、ユーザー動向を分析できるレポート機能により、コンテンツの再生回数や視聴者維持率に加え、参照元サイト、再生完了率、平均視聴時間などを詳細に分析できる国産クラウド型動画配信システムです。
視聴端末を自動判別し、適した動画ファイルにて配信する機能も搭載しています。動画編集では、動画上の複数箇所にURLが設定された画像を設置したり、複数言語に対応した字幕を挿入したりでき、動画再生終了後の画面に関連する動画や画像を表示して指定ページへの遷移を促すことも可能です。
会員限定サイトや社内向け情報共有アプリなど、さまざまなWebサイトやアプリケーションに素早く簡単に動画を埋め込めます。
Vimeo
Vimeoは、動画の作成から公開、管理、収益化まで行える動画配信システムです。個人・法人や中小・大企業など規模を問わず利用でき、マーケティングやウェビナー、eラーニングにも活用できます。
制作から配信までひとつのプラットフォームで完結でき、シンプルでわかりやすい画面設計と充実した編集機能により、エフェクトや字幕の追加も簡単に行えます。
AIによる編集機能で編集作業を効率化し、AIスクリプトジェネレーターやAIを活用した自動翻訳、重要シーンの自動要約、チャプター生成、文字起こし編集などの機能により動画制作にかかる手間を大幅に削減可能です。
8Kまでの高画質動画に対応し、視聴回数や再生時間、ユーザーごとの離脱ポイントまで把握できる分析機能も充実しており、戦略的な動画運用やマーケティングにも役立ちます。
BizLive - 木村情報技術株式会社
BizLive(ビズライブ)は、企業・団体向けライブ配信をサポートする動画配信システムです。視聴者を最後までひきつける画面レイアウトを重視し、アイデアや要望に応じてテロップや挿絵、ループ動画など多彩な演出を行い、視聴者が飽きない画面作りをサポートします。
数千人規模の配信が可能で、一度に多くの顧客に情報を発信できます。企業は講演資料と配信の構想を準備するのみで、配信に関することはすべて任せられるのが特徴です。配信に必要な機材を含む標準パックや専任スタッフによる視聴サポートのオプション追加など、パックプランによりはじめて動画配信を行う企業でも安心して利用できます。
メガDOGA - 株式会社カテノイド
メガDOGAは、会員限定動画配信機能を搭載した動画配信システムです。動画ファイルのアップロードにより動画サイトを構築でき、視聴会員数は無制限で利用できます。動画の単品販売や月額制での販売が可能で、クレジットカード決済による動画販売機能も備えています。
CDNによって大規模配信やグローバル配信にも対応可能で、視聴ユーザー数に応じた料金体系ではないため大規模配信にもおすすめです。ファイルアップロードからコンテンツ管理、配信、視聴ユーザーなどを一元管理でき、複数の担当者に権限を付与し操作権限を制限できるほか、自動生成される視聴ページの内容も修正可能です。
MediaPack - 株式会社サイト・パブリス
MediaPack(メディアパック)は、動画配信に必要な機能をすべて含んだオールインワンパッケージの動画配信プラットフォームです。パソコンやスマートフォンなどさまざまな端末に対応したレスポンシブデザインで、リモートワークでも動画用の素材をアップロードできます。アップロードした素材を適切な形式に自動変換し、各種端末に適した再生形式に自動変換されます。
エンコード作業も自動化可能で、配信時の取り込みやコンテンツ保護といったエンコード作業の自動化も行えます。通信規制の厳しい社内PCや中国からでも問題なく動画にアクセスでき、ピクセル単位でプレイヤーサイズの調整や関連動画、広告表示を配信側で自由に制御も可能です。
ビデオグは、ログインからコンテンツ登録、公開までの簡単なステップでコンテンツを配信できる動画配信プラットフォームです。ライブ配信はもちろん、動画と資料を連動させたeラーニング配信に対応しており、チャプターに応じて見せたいコンテンツの自動切り替えが可能です。
要望をもとに追加された豊富なオプション機能があり、無料で使える標準機能に必要なオプション機能のみを組み合わせて利用できるため、コストを抑えながら自社のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。初心者でも迷わない直感的な操作性と、段階的な機能拡張により、小規模から大規模まで幅広い動画配信ニーズに対応できます。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
動画配信システムを選ぶ際には、「配信規模・同時接続数」「セキュリティ機能」「エンコード・画質対応」「分析・レポート機能」「ライブ配信対応」「料金体系」「操作性・管理画面の使いやすさ」など、自社の動画活用目的に合った機能を比較することが重要です。
また、配信対象(社内限定・会員限定・一般公開)、動画の種類(研修・マーケティング・ライブイベント)、既存システムとの連携性、将来的な拡張性なども検討すべきポイントです。無料トライアルやデモを活用して、実際の操作性や配信品質を確認してから導入を決定することをおすすめします。
