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心理的安全性を測定する7つのアンケート質問項目│専用の計測ツールも紹介

最終更新日:(記事の情報は現在から44日前のものです)
心理的安全性とは、組織やチームでメンバーが自由に意見やアイデアを出せる環境のことです。心理的安全性が低い場合、従業員のエンゲージメントやパフォーマンスが低下し、組織や企業の生産性に影響します。心理的安全性を測定するための質問項目や専用ツールを紹介します。

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心理的安全性とは

心理的安全性(Psychological Safety)とは、組織やチームにおいてメンバーが自分の意見やアイデアを自由に発言したり、表現できたりする環境のことです。

Google社が「プロジェクト・アリストテレス」で、心理的安全性の高いチームは離職率が低く、生産性が高いことを発表し、心理的安全性の重要性が注目を集めるようになりました。

メンバーの新しいアイデアや発想が積極的に発信・共有されるほか、チーム内でのコミュニケーションが円滑になり、お互いが協力的になります。

また、心理的安全性の高い組織では失敗やミスを批判せずに学びの機会として捉えられるため、メンバーは積極的にチャレンジでき、企業の成長に貢献しやすい傾向があります。

※出典:Google「「効果的なチームとは何か」を知る」(2024年7月26日閲覧)

心理的安全性が低いとどうなる?

組織やチームの心理的安全性が低い場合の特徴や、考えられる影響は次のとおりです。

  • 従業員エンゲージメントが低下する
  • 創造的なアイデアや意見が不足する
  • 個人のパフォーマンスや組織の生産性が低下する
  • 情報共有がされにくくなる

従業員エンゲージメントが低下する

心理的安全性が低いと、従業員が意見やアイデアを自由に表現することが難しくなります。従業員は自分の存在が軽視されていると感じやすくなり、企業や組織への愛着心や貢献意欲が低下します。

こうしたエンゲージメントの低下によって、従業員は仕事に対するモチベーションを失い、離職率が上昇する恐れもあります。

創造的なアイデアや意見が不足する

心理的安全性が低い場合、上述したとおり、従業員は新しいアイデアや意見を出すことを避ける傾向があります。発言や発信内容に対する批判や失敗を恐れてしまうためです。

創造的なアイデアや意見が不足すれば、企業のイノベーション能力が低下し、競争力が低下してしまいます。

また、従業員が自由に発言できない環境では、問題解決のための新しいアプローチや改善策が生まれにくく、企業が市場の変化に対応できなくなるほか、ビジネスの機会を逃すリスクが高まります。

個人のパフォーマンスや組織の生産性が低下する

自由に発言できない環境では、従業員がストレスや不安を感じやすくなります。ストレスの蓄積によって集中力が低下して業務効率が悪化すれば、組織全体の生産性の低下へとつながり、最終的には業績へと影響するでしょう。

情報共有がされにくくなる

心理的安全性が低いと、従業員同士のコミュニケーションの希薄化し、業務に必要な情報が十分に共有されない恐れがあります。

情報共有やチーム間連携が十分に行われていないチームや組織では、業務効率が低下するほか、ミスやトラブルが発生しやすくなります。特に、部門間での連携が重要な業務では、情報共有の不足は大きな障害です。

また、心理的安全性が低ければ、トラブルがあった際に後ろめたさから報告・連絡・相談が行われにくくなるため、認識に齟齬があったり、トラブル対応に遅延が生じたりする恐れもあるでしょう。

心理的安全性を測る7つのアンケート質問項目

企業や組織の心理的安全性を測りたい場合、有名な7つの質問が有効です。

これは、心理的安全性の概念を提唱したハーバード大学ビジネススクールのエイミー・C・エドモンドソン教授による、心理的安全性の測定アンケートです。

7つの質問内容は次のとおりです。

  • 1.チーム内でミスを起こすと、批判されることが多いか
  • 2.チームのメンバー内で、困難な課題を提起できるか
  • 3.チームのメンバーは、異質な意見を受け入れない、拒絶することがあるか
  • 4.チームに対して、リスクが考えられるアクションを取っても安全か
  • 5.チームメンバーに対して、助けを求めにくいか
  • 6.チーム内にあなたの成果をわざと無下にするような行動をする人はいないか
  • 7.チームメンバーで仕事をする際、自分のスキルと才能が尊重され、役立っていると感じるか

これらの質問に対して「まったくそのとおり」から「まったくそのとおりではない」までの1から7までの7段階評価で調査を行います。

なお、質問はポジティブな内容とネガティブな内容が混ざっており、質問1・3・5の点数が低くて、質問2・4・6・7の点数が高いメンバーが多い場合、心理的安全性が高い状況にあるといえます。

心理的安全性を計測できる専用ツール2選

心理的安全性を計測するには、専用のツールを使用する方法もあります。

SAFETY ZONE

SAFETY ZONE(セーフティゾーン)は、チームの心理的安全性を測るサーベイツールです。心理的安全性研究者である石井遼介氏が提唱する4つの因子(話しやすさ、助け合い、朝鮮、新奇歓迎)のスコアを算出することで、チームや組織の心理的安全性を向上させる次の一手を講じられます。

サーベイによって組織の現状を可視化することで、次のアクションを立案・提案しやすくなるほか、人事施策や人事異動の前後診断にも活用できます。

心理的安全性評価アセスメント by Attuned

心理的安全性評価アセスメント by Attunedは、組織の心理的安全性をアセスメントによって定量的に測定できるサービスです。
サーベイの設問は合計42問で、スマートフォンからも回答でき、想定する回答時間は10分から15分程度です。回答はすぐに分析・スコア化されるため、リアルタイムで確認可能です。

心理的安全性以外にも、従業員の内発的なモチベーションとエンゲージメントを測れる機能が搭載されており、人事戦略や1on1の改善など、さまざまな課題の解決に活用できます。

心理的安全性の確保に役立つツール6選

心理的安全性の確保には、ピアボーナス®やサンクスカードなどコミュニケーションを活性化させる手段も有効です。心理的安全性の確保に役立つおすすめツールを紹介します。

※「ピアボーナス®」はUnipos株式会社の商標です。商標権者から使用許諾を得ています。

RECOG - 株式会社シンクスマイル

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RECOGは、感謝や賞賛のコミュニケーションの促進によって、組織内の心理的安全性を高められるシステムです。RECOGでは、アプリ上でレターを送ることで、従業員の行動や成果を日常的に賞賛できます。すべてのデータが蓄積されて後から見返せるほか、組織の状態を分析して可視化する機能も搭載されているため、人事施策の立案にも活用できるでしょう。

Teampot - 株式会社エージェント

Teampotは、風通しの良い職場環境を構築して組織の壁をなくし、成長を継続できる企業を作るためのエンプロイーサクセスツールです。今日がどのような1日だったのかを5つのテーマから選択して、1日1回投稿。投稿した内容は組織全体のタイムラインで共有されます。自分が組織のエンゲージメントに貢献しているかスコア化されフィードバックされるほか、スコア上位の従業員はランキング形式で表示されます。

TUNAG - 株式会社スタメン

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TUNAGは、従業員の業務DXや情報共有を加速させるアプリです。掲示板機能を使えば、役員から現場の従業員に至るまで、スムーズな情報共有が可能です。Web日報機能やサンクスカード機能も搭載されており、従業員から情報を発信できるのも特徴。従業員が持つスマートフォンで簡単に使用でき、社内用のメールアドレスがなくても自由にIDを発行できるため、手間をかけずに導入できるシステムです。

THANKS GIFT - 株式会社Take Action

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THANKS GIFTは、感謝をきっかけに従業員同士のコミュニケーションを促進し、日々の貢献を称賛し合えるクラウドサービスです。従業員間で交換し合えるメッセージカード「サンクスカード」によって、組織やチームでのコミュニケーションを活性化できます。また、企業のミッションやビジョン、バリューを把握できるビジョンブック機能や、従業員の行動に対して理念を紐づけて評価できるオリジナル理念コインを活用すれば、企業の理念理解・浸透を促進できるでしょう。

GRATICAは、サンクスカードで従業員エンゲージメント向上を期待できるシステムです。従業員同士で日々の業務や貢献に対して感謝の気持ちを表現できるサンクスカードを贈り合うことで、従業員同士のコミュニケーションを活性化できます。サンクスカードを贈り合い、感謝の気持ちを伝えることが習慣化されることで、相手を尊重し、敬意をもって接する文化の醸成につながります。

Talknote - Talknote株式会社

Talknote
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Talknoteは、組織力を最大化できるビジネス情報共有プラットフォームです。他の従業員に対する称賛を送り合う機能や、業務ノウハウや業務ナレッジを蓄積できる機能が搭載されています。さらに、個別・グループでのチャット形式でのメッセージ送信機能やスタンプ機能などを用いることで、従業員同士のコミュニケーションを活発化できるでしょう。

心理的安全性のアンケート調査から始めよう

心理的安全性は、従業員の働きやすさやエンゲージメント、モチベーションに関わります。風通しが良く、自由に発言できる企業であるほど、業績が向上しやすいデータもあることから、今後はさらに重視されるでしょう。

職場の心理的安全性を高めたい場合は、アンケート調査での現状の把握から始めましょう。本記事を参考に、心理的安全性を高め、働きやすい職場環境を構築していきましょう。

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