無料で使えるおすすめのABMツール2選!注意点と選ぶときのポイント

おすすめABMツールの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひABMツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
目次を閉じる
- ABMツールとは?
- アカウントベースドマーケティングの概要
- MAツールやCRMとの違い
- ABMツールの主な機能とできること
- ターゲティング機能
- スコアリング・セグメント管理
- データ連携と分析機能
- パーソナライズ配信
- 無料で使えるABMツールの選び方
- 自社のマーケティングプロセスに適合するか確認する
- データ分析機能が充実しているか確認する
- スケーラビリティがあるか確認する
- 無料で使えるおすすめのABMツール2選
- BowNow by Cloud CIRCUS
- HubSpot
- 無料と有料の違いは?無料サービスを使う際の注意点
- 機能制限に注意する
- サポートの有無を確認する
- データの保存期間や容量に注意
- 有料サービスを検討するべきケース
- 大規模なターゲットリストを管理する場合
- 高度なカスタマイズが必要な場合
- 複数のチームでの連携が必要な場合
- サービスを比較しましょう
ABMツールとは?
ABMツールは、法人営業やBtoBマーケティングにおいて注目されている「アカウントベースドマーケティング(ABM)」を効率的に実践するための支援ツールです。まずはABMの基本的な考え方や、従来のMAツールやCRMとの違いについて確認しておきましょう。
アカウントベースドマーケティングの概要
ABM(アカウントベースドマーケティング)は、個別の企業(アカウント)をターゲットにして、最適化されたマーケティング施策を展開するアプローチ手法です。
従来の広く見込み顧客を集める手法とは異なり、ABMでは有望な企業を事前に選定し、その企業に向けてコンテンツや提案をパーソナライズすることで、高い成約率やLTV(顧客生涯価値)の向上を目指します。
MAツールやCRMとの違い
ABMツールは、MA(マーケティングオートメーション)やCRM(顧客管理システム)とは異なり、企業単位でのターゲティングや評価・分析に特化している点が特徴です。
MAツールがリード個人の行動を追跡・自動化するのに対し、ABMツールは複数の関係者を含む企業全体の動きを可視化し、最適なタイミングでアプローチできるよう支援します。
CRMと連携して使うことで、営業活動ともシームレスに連動し、より効率的なアプローチが可能になります。
ABMツールの主な機能とできること
ABMツールは、単なる顧客管理を超えて、戦略的なアカウント営業やマーケティングを実現するための多彩な機能を備えています。
代表的な機能を4つに分けて紹介します。
ターゲティング機能
ABMの根幹となるのが、有望なターゲット企業(アカウント)の選定機能です。ABMツールでは、業種、従業員規模、地域、取引履歴、Web行動履歴など、さまざまな条件で企業を絞り込み、精度の高いターゲティングが可能です。
これにより、アプローチすべき企業を明確にし、無駄のない施策立案ができます。
スコアリング・セグメント管理
ABMツールは、各アカウントや担当者の行動をスコアリングし、自動的に優先度を判定できます。Web閲覧履歴、メール開封、資料請求といった行動データをもとに、興味・関心度の高い企業をセグメント分け可能なため、効率的な営業・マーケティング活動が実現します。
データ連携と分析機能
CRMやMAツール、広告配信プラットフォームなどと連携し、複数チャネルのデータを統合・可視化できることもABMツールの強みです。リアルタイムでダッシュボードやレポートを作成し、施策の成果や各アカウントの進捗状況を定量的に把握できます。
パーソナライズ配信
ABMでは「誰に何を届けるか」が成果に直結します。ABMツールでは、ターゲット企業ごとにカスタマイズしたメールや広告、コンテンツの配信が可能です。
各アカウントの興味関心やフェーズに応じて情報を最適化することで、エンゲージメント向上や商談化率の改善が期待できます。
無料で使えるABMツールの選び方
無料のABMツールを選定する際は、いくつかの基準が存在します。代表的な基準について解説します。
自社のマーケティングプロセスに適合するか確認する
ABMツールを選ぶ際は、自社のマーケティングプロセスに適合するか確認することが重要です。特に無料版では機能が制限されている場合があるため、自社のニーズに合致しているかを見極めましょう。
データ分析機能が充実しているか確認する
ABMツールはデータ分析機能が充実しているかも大切な項目です。顧客の動向やパフォーマンスを把握しやすいツールを選ぶことで、マーケティングの成果を最適化できます。
スケーラビリティがあるか確認する
ABMツールを選ぶ際には、将来的な成長に対応できるスケーラビリティがあるかを確認しましょう。特に無料版では、ユーザー数やデータ量に制限があるため、長期的な視点でツールを選定することが求められます。
無料で使えるおすすめのABMツール2選
ABMツールのなかで無料で使えるおすすめのツールを紹介します。無料の範囲でできることや機能制限などを解説しているのでABMツール選びの参考にしてみてください。
BowNow by Cloud CIRCUS - クラウドサーカス株式会社
無料で利用できる機能と制限
BowNowは、使いやすさを重視したマーケティングオートメーションツールです。見込み顧客の収集や判別、見込み顧客との関係構築を行える機能が備わっています。
無料プランでは、企業解析や個人解析が1か月間のみ行えます。その他、ターゲットリスト作成やプッシュ通知、レポート作成などにも対応しています。サポート体制としては、動画やマニュアルなどのコンテンツが揃っています。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| 上限リード数 | 100 |
| 登録ドメイン数 | 1ドメイン |
| ステップメール | 利用できません |
| Cookie規制対策 | 利用できません |
| ノーコードLP作成 | 利用できません |
| 有人サポート対応 | 利用できません |
| Web会議サポート | 利用できません |
| SalesCloud連携 | 利用できません |
| kintone連携 | 利用できません |
無料で利用できる機能と制限
HubSpot ABMは、ターゲティング、アカウントベースのレポート、カスタムプロパティ作成機能が利用できるABMツールです。
無料プランでは、基本的なターゲティングやカスタムプロパティ機能を利用できますが、詳細な分析機能や自動化機能は有料プランでのみ提供されています。
無料プランでは次の機能に制限がかかる、または利用できません。
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| 自動化機能 | 利用できません |
| レポート作成 | 制限あり |
| アカウント管理 | 制限あり |
| 1Eメール送信件数 | 2,000件/1か月あたり |
無料と有料の違いは?無料サービスを使う際の注意点
無料のABMツールを使う際の注意しておくべき機能の制限をまとめました。
機能制限に注意する
無料のABMツールは基本的な機能を提供しているものの、多くの場合、利用できる機能に大きな制限があります。たとえば、アカウントの管理数やレポートの作成件数に上限が設けられていることが多いです。
これにより、ビジネスが拡大するにつれ、無料版では十分な分析やターゲティングが行えなくなる可能性があるため、利用規模を確認することが重要です。
サポートの有無を確認する
無料のABMツールを使う際は、サポートの提供範囲に注意しましょう。多くの無料プランでは、カスタマーサポートがメールのみ、もしくはフォーラムを活用する形に限られます。
実際に問題が発生した際に迅速に対応してもらえない場合、業務が停滞するリスクがあります。有料プランでは通常、電話やチャットサポートが含まれていることが多いため、サポート内容の確認が大切です。
データの保存期間や容量に注意
無料のABMツールでは、データの保存期間や容量に制限がかかることが多いです。たとえば、データの保存が一定期間に限られていたり、保存できるデータ量が少なかったりするため、過去のデータを参照できなくなるリスクが考えられます。
データが蓄積されることでマーケティングの効果を分析できるため、必要なデータ保存機能が備わっているかを確認しましょう。
状況やサービスに求めていることによっては、無料サービスでは叶えられないケースが存在します。そこで、有料サービスを検討したほうがよいケースを紹介します。
有料サービスを検討するべきケース
状況やサービスに求めていることによっては、無料サービスでは叶えられないケースが存在します。そこで、有料サービスを検討したほうがよいケースを紹介します。
大規模なターゲットリストを管理する場合
ターゲットリストが拡大し、数百から数千単位のアカウントを管理する必要がある場合は、有料版のABMツールに切り替えるべきです。無料版では管理できるアカウント数に制限があるため、効果的なアカウントベースドマーケティングを行うには、有料版の柔軟な管理機能が求められます。
高度なカスタマイズが必要な場合
自社のマーケティング戦略に合わせた高度なカスタマイズが必要な場合は、有料版のABMツールを検討するべきです。
無料版では標準機能しか利用できないため、細かいターゲティングやパーソナライズを行う際に制約が生じることがあります。有料版ではより柔軟な設定や高度な分析が可能になります。
複数のチームでの連携が必要な場合
マーケティングチームだけでなく、営業やカスタマーサポートなど、複数の部門でABMを活用したい場合は、有料版への移行が効果的です。
無料版ではチームメンバーの数に制限があることが多く、全社的な連携が難しくなります。有料版なら、部門横断的なコラボレーションがスムーズに進むでしょう。
サービスを比較しましょう
自社に合うサービスを選ぶには、各サービスの内容を比較することが重要です。気になるサービスの資料をダウンロードして自社に合うのか検討してみましょう。
