LINE WORKSとSlackどちらを採用すべき?主要ビジネスチャットを徹底比較!
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- LINE WORKSとSlackの比較
- 【結論】どのような企業にどちらがおすすめ?
- LINE WORKSがおすすめの企業
- Slackがおすすめの企業
- LINE WORKSとSlackの企業概要
- LINE WORKSとは
- Slackとは
- LINE WORKSとSlackの基本機能を比較
- 機能一覧
- 機能の比較表
- LINE WORKSとSlackの特徴を比較
- LINE WORKS
- Slack
- LINE WORKSとSlackの料金プランの比較
- 無料プランの比較
- LINE WORKSの有料プラン
- Slackの有料プラン
- LINE WORKSとSlackの評判・口コミを比較
- LINE WORKSの評判・口コミ
- Slackの評判・口コミ
- その他のビジネスチャットとの比較
- LINE WORKSとSlack、結局どちらを採用するべき?
LINE WORKSとSlackの比較
LINE WORKSとSlackは、いずれもビジネスコミュニケーションを円滑にするツールですが、それぞれ異なる特徴をもっています。
| 比較項目 | LINE WORKS | Slack |
|---|---|---|
| 提供会社 | LINE WORKS株式会社 | Slack Technologies, LLC (Salesforce傘下) |
| 主な対象業種 | 業種問わず、特に中小企業や現場での利用が多い | IT企業、スタートアップ、開発チームなど |
| 主な特徴 | LINEとの連携、使い慣れたUI、管理者機能の充実、充実したスタンプ | 外部連携の豊富さ、高度な検索機能、カスタマイズ性 |
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【結論】どのような企業にどちらがおすすめ?
LINE WORKSとSlackは、使う目的によっておすすめのサービスが異なります。各システムの特徴とあわせて紹介します。
LINE WORKSがおすすめの企業
次のような特徴がある場合、LINE WORKSがおすすめです。
とにかく使いやすさを重視したい企業
LINE WORKSは、日常的に使われているLINEとほぼ同じ操作感で利用できるのが大きな魅力です。
直感的に操作できるため、ITツールに不慣れな社員でもスムーズに導入できます。特別な研修なしでも使いこなせる場合が多く、現場の負担を抑えつつ社内コミュニケーションを効率化できます。
LINEとビジネスチャットを連携させたい企業
LINE WORKSは、一般のLINEユーザーとも直接やりとりできるビジネスチャットです。
取引先や顧客とLINEでつながっている場合でも、業務用アカウントを通じて安全にやり取りできます。ビジネスでのやり取りとプライベートのLINEを分けたい企業にとって、非常に便利な選択肢です。
LINE WORKSはこんな業種におすすめ
外回りや実店舗での接客、オフィス外での業務が多い企業に適しています。
スマートフォン一台でスケジュール共有や報告、アンケートなどが完結できるため、現場を中心とした業務形態に向いています。UIがLINEに似ており、誰でも直感的に操作できるため、「使いやすさ」と「即戦力」を重視する企業に適しています。
Slackがおすすめの企業
次のような特徴がある場合、Slackがおすすめです。
プロジェクトごとにチャンネルを分けたい企業
Slackは、チャンネル機能によってプロジェクト・チーム・テーマごとに会話を整理できる点が特徴です。
必要な情報をすぐに見つけられるため、タスク管理や意思決定のスピードが向上します。複数の案件を同時に進める企業や、部署間連携が多い企業に最適です。
外部との連携を重視する企業
Slackは、Google WorkspaceやZoom、Notionなど、豊富な外部アプリと連携可能です。業務フローをまとめてSlack上で完結できるため、ツール間の移動を減らし、生産性を高められます。
外部パートナーやクライアントとの共同作業にも柔軟に対応できる点が大きな強みです。
Slackはこんな業種におすすめ
IT・エンジニア系の企業や、部門やプロジェクト数が多い中規模から大規模の企業に適しています。
スニペット機能によるコード共有など、技術職向けに最適化された設計です。カスタマイズ性が高く、チャンネル機能によって部署をまたいだやり取りも効率化できるため、情報共有のスピードを重視する企業に最適です。
LINE WORKSとSlackの企業概要
LINE WORKSとSlackを提供する企業の概要を紹介します。
LINE WORKSとは
LINE WORKSは、LINE WORKS株式会社が提供するビジネスチャットツールです。
LINE WORKS株式会社は、LINE株式会社(現:LINEヤフー株式会社)の関連会社として設立され、「LINE」と連携できる唯一のビジネスチャット「LINE WORKS」を提供しています。
LINE WORKSは、「みんなをつなげる」といったブランドメッセージを掲げ、2025年1月時点で52万社以上※に導入されています。(2025年10月時点)
※出典:LINE WORKS「LINE WORKS、ミッション・ビジョン・バリューを刷新」(2025年10月21日閲覧)
Slackとは
Slackは、Slack Technologies, LLCが提供するビジネスチャットツールです。Slack Technologies, LLCは、2021年にSalesforceに買収され、現在はSalesforceの傘下企業です。
Slackは、世界中で利用されており、現在は「Your digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)」をスローガンに掲げ、チームのコミュニケーションを効率化するプラットフォームを提供しています。
LINE WORKSとSlackの基本機能を比較
LINE WORKSとSlackの基本的な機能について紹介します。
機能一覧
機能数を比較すると、Slackのほうが連携可能なアプリが多く、プログラミングの知識があれば高度なカスタマイズも可能です。
一方、LINE WORKSはLINEの使いやすさを活かしているため、ITツールに不慣れな方でも比較的簡単に操作できます。
■LINE WORKSの主な機能
- トーク(チャット)
- 掲示板
- カレンダー
- アドレス帳(連絡先)
- アンケート
- タスク管理
- ファイル共有
- 音声/ビデオ通話、画面共有
- LINE連携
- 管理者機能(セキュリティ、モニタリングなど)
■Slackの主な機能
- チャンネル(グループチャット)
- ダイレクトメッセージ
- ハドルミーティング(音声/ビデオ通話)
- ファイル共有
- 外部連携(2,600以上のアプリと連携可能)
- Slack コネクト(社外との連携)
- ワークフロービルダー(定型業務の自動化)
- 検索機能
- リマインダー機能
- Slack AI(要約・検索強化)
- Canvas(キャンバス)
- ハドル(画面共有・ノート共有)強化
- セキュリティ・監査機能強化(企業向け)
- Salesforce連携のさらなる統合
機能の比較表
双方の機能については次の表で比較してまとめているので、ぜひ参考にしてください。
| 機能 | LINE WORKS | Slack |
|---|---|---|
| トーク(チャット) | ○ | ○ |
| 掲示板 | ○ | × |
| カレンダー | ○ | ○(連携アプリによる) |
| アドレス帳(連絡先) | ○ | × |
| アンケート | ○ | ○(連携アプリによる) |
| タスク管理 | ○ | ○(連携アプリによる) |
| ファイル共有 | ○ | ○ |
| 音声/ビデオ通話、画面共有 | ○ | ○ |
| LINE連携 | ○ | × |
| 外部連携数 | 一部連携可能 | 2,600以上 |
| 社外との連携 | LINE WORKS with LINE | Slack コネクト |
| ワークフロー | × | ワークフロービルダー |
| 検索機能 | ○ | ○(非常に強力) |
LINE WORKSとSlackの特徴を比較
LINE WORKSとSlackは、ともにビジネスコミュニケーションを円滑にするツールですが、特徴には違いがあります。
LINE WORKSは、LINEとの連携や、使い慣れたインターフェースが大きな特徴です。
特にITツールに不慣れな方や、普段からLINEを利用している方にとっては導入しやすいツールです。
一方、Slackは、豊富な外部連携や高度な検索機能、カスタマイズ性が強みです。特に開発チームやIT企業など、より高度な機能を求める方に適しています。
LINE WORKS - LINE WORKS株式会社
LINE WORKSの主な特徴を紹介します。
LINEとの連携
LINE WORKSの最大の特徴は、LINEユーザーと直接コミュニケーションが取れる点です。顧客や取引先との連絡にLINEを利用している場合、LINE WORKSを導入することで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。
使い慣れた画面操作
LINE WORKSは、LINEの使い勝手を踏襲したインターフェースを採用しています。普段からLINEを利用しているユーザーにとっては、直感的に操作でき、導入のハードルが低いのが特徴です。
管理者機能の充実
LINE WORKSは、企業での利用を想定し、管理者機能が充実しています。メンバーの利用状況のモニタリングやセキュリティ設定など、きめ細やかな管理が可能です。
Slackの主な特徴を紹介します。
豊富な外部連携
Slackは、2,600以上※の外部アプリとの連携が可能です。Google Drive、Dropbox、Zoomなど、さまざまなツールと連携することで、Slack上で業務を完結させられます。
※出典:Slack「Slackのインテグレーション」(2025年10月22日閲覧)
高度な検索機能
Slackは、高度な検索機能を備えています。過去のメッセージやファイルを、キーワードや日付、ユーザーなどで絞り込んで検索できるため、必要な情報をすぐに見つけ出せます。
カスタマイズ性
Slackは、カスタマイズ性が高く、ニーズにあわせて機能を拡張できます。ワークフロービルダーを利用すれば、定型業務の自動化も可能です。
LINE WORKSとSlackの料金プランの比較
LINE WORKSとSlackの料金プランの比較表は次です。
| 比較項目 | LINE WORKS | Slack |
|---|---|---|
| フリープラン | あり(制限あり) | あり(制限あり) |
| 有料プラン(1ユーザーあたり) | スタンダード:¥450/月〜(年額契約) | プロ:¥925/月〜(年額契約) |
| 無料トライアル期間 | 30日間 | あり(期間は要問い合わせ) |
無料プランの比較
LINE WORKS・Slackの無料プラン比較は次です。
| 比較項目 | LINE WORKS | Slack |
|---|---|---|
| ユーザー数 | 30人まで | 制限なし |
| ビデオ通話(画面共有あり) | あり(60分/4人まで) | あり(30分/1対1のみ) |
| ログの保存期間 | 2週間(ダウンロード不可) | 90日間 |
| セキュリティ | なし | データ保存時と転送時の暗号化、2要素認証など |
LINE WORKSの有料プラン
LINE WORKSの有料プランには次のような特徴があります。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| ユーザー数 | 制限なし |
| チャット数 | 制限なし |
| ビデオ通話 | 制限なし(グループの場合200人まで可能) |
| ログ保存期間 | 6か月間 |
| セキュリティ機能 | ドメイン使用、統計機能など |
| サポート体制 | カスタマーサポート、SLA保証 |
LINE WORKSの有料プランでは、ユーザー数の制限がなくなり、より多くのメンバーで利用できます。スタンダードプランではストレージ容量が1TBに増え、アドバンストプランではさらに最大100TBまで拡張されます。
また、通話機能も強化され、スタンダードプランでは最大200人までの音声・ビデオ通話が可能です。これにより、大規模なチームや組織での円滑なコミュニケーションが実現します。
Slackの有料プラン
Slackの有料プランには次のような特徴があります。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| ユーザー数 | 制限なし |
| チャット数 | 制限なし |
| ビデオ通話 | 制限なし(グループの場合50人まで可能) |
| ログ保存期間 | 無制限 |
| セキュリティ機能 | データ保存時と転送時の暗号化、2要素認証、セッションの有効期限など |
| サポート体制 | 24時間年中無休のサポート |
Slackの有料プランではメッセージ履歴の保存期間が無制限であるため、過去の会話もさかのぼって確認できます。セキュリティ機能も充実しているため、安心してシステムを利用できます。
また、AIを活用した機能も豊富で、会話やファイルの要約、ワークフローの自動生成など、高度な技術を使ってSlackをさらに有効活用できる点も魅力です。
LINE WORKSとSlackの評判・口コミを比較
LINE WORKSとSlackの評判・口コミをまとめています。
LINE WORKSの評判・口コミ
LINE WORKSの評判・口コミは次です。
- 既読・未読の判別がしやすく会話がスムーズ
- 感覚的に操作できてLINE愛用者には特に便利
- ボイス通話やファイル共有、タスク管理機能も搭載されており、日常業務をこれひとつで完結できる
- タスク管理やスケジュール管理もできる
- 個人用LINEアカウントとの連携オプションもあって便利
- スケジュール関連機能が少し複雑で、使いこなすのに工夫が必要
- グループが多くなりすぎるとトークの検索やグループ管理が大変
- 過去の添付ファイルを削除できないため気をつける必要がある
- デフォルトで入っているスタンプのデザイン性が高くない
LINE WORKSのポジティブな評判・口コミ
LINE WORKSのポジティブな評判・口コミは次です。
LINE WORKSのネガティブな評判・口コミ
LINE WORKSのネガティブな評判・口コミは次です。
Slackの評判・口コミ
Slackの評判・口コミは次です。
- 多彩なチャネル機能、豊富なインテグレーション、検索性の高さが満足
- 重要な連絡やタスクの確認漏れを確実に防げる
- プロジェクトごとに「チャンネル」を作成し、リアルタイムで情報共有できる
- メンション機能やスレッド機能が充実しており、多人数チャットでも埋もれない
- PCやスマホなど、さまざまなデバイスから簡単にアクセスできる
- 過去のやり取りを探すのが難しいときがある
- 使いこなすまでは多くのなかからスレッドを探すのが大変
- 使い始めのときにビデオ会議への入り方がわからず、会議が終わってしまった
- 無料版だと90日で過去のデータが消えてしまう
- 高機能がゆえに年齢が高い層には少し複雑と感じた
Slackのポジティブな評判・口コミ
Slackのポジティブな評判・口コミは次です。
Slackのネガティブな評判・口コミ
Slackのネガティブな評判・口コミは次です。
その他のビジネスチャットとの比較
その他のビジネスチャットとの比較は次にまとめています。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
LINE WORKSとSlack、結局どちらを採用するべき?
LINE WORKSとSlackは、それぞれ異なる特徴があるため、ニーズにあわせて選択することが重要です。
■LINE WORKSが向いている場合
- LINEユーザーとの連携を重視する場合
- ITツールに不慣れなユーザーが多い場合
- LINEのような使い慣れたUIを求める場合
- 管理者機能を重視する場合
■Slackが向いている場合
- 多くの外部ツールとの連携を重視する場合
- 高度な検索機能が必要な場合
- カスタマイズ性を重視する場合
- 開発チームやIT企業など、高度な機能を求める場合
価格面では、どちらにも無料プランがありますが、有料プランはLINE WORKSの方が比較的リーズナブルに設定されています。
可能であれば無料トライアルやフリープランを活用し、実際の業務における使い勝手を比較・検討することを推奨します。

