楽天モバイルは障害者割引が適用されるの?携帯キャリア大手3社と徹底比較!

公開日:

記事の情報は2022-02-28時点のものです。

利用できるデータ通信量に制限がなく、いつでも快適に使えることで人気の高い楽天モバイル。格安SIMを利用しているので、料金も安価で済みます。 そんな楽天モバイルですが、障害者割引の適用はあるのでしょうか?今回の記事では、楽天モバイルの障害者割引の有無や大手3社との比較、楽天モバイルの料金プランなどについてご紹介します。
楽天モバイルは障害者割引が適用されるの?携帯キャリア大手3社と徹底比較!

利用できるデータ通信量に制限がなく、いつでも快適に使えることで人気の高い楽天モバイル。格安SIMを利用しているので、料金も安価で済みます。

そんな楽天モバイルですが、障害者割引の適用はあるのでしょうか?今回の記事では、楽天モバイルの障害者割引の有無や大手3社との比較、楽天モバイルの料金プランについて紹介します。

楽天モバイルと大手3社を比較し、おすすめできる人とできない人についてもまとめました。スマートフォンキャリア選びの参考にしていただけると幸いです。

楽天モバイルに障害者割引はある?

そもそも障害者割引とはどういったもので、どのような割引が受けられるのかも気になる部分です。障害者割引についての概要と楽天モバイルの障害者割引の有無について紹介します。

障害者割引とは?

公共交通機関の運賃やアミューズメント施設の入場料金、飲食店において「障害者割引」を設けている場所が数多く存在します。障害者割引とは、障害者手帳を提示することで公共交通機関に割引価格で乗車できたり、アミューズメント施設で料金の割引を受けられる制度のことを指します。

割引を受けるにあたって「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」といった障害者手帳の提示を求められることが多いです。しかし事業者ごとに割引適用条件は設けられているため、その他の条件でも適用される場合があります。

【結論】楽天モバイルに障害者割引はない

現在、残念ながら楽天モバイルに障害者割引はありません。今のところ、障害者割引を設けているのはdocomo、au、SoftBankの大手キャリア3社のみ(ahamo、povo、LINEMOは除く)となります。

また、大手キャリア3社の障害者割引は、障害者手帳の他に「特定疾患医療受給者証」「特定疾患登録者証」「特定医療費(指定難病)受給者証」を保持している場合でも適用となります。そのため、実際にまだ障害が発生していない場合でも、特定疾患の難病を抱えている方は障害者割引を受けが可能です。

携帯キャリア大手3社の障害者割引内容

それでは、大手キャリア3社では具体的にどういった障害者割引を行っているのでしょうか?基本的には、3つすべてのキャリアで基本料金の割引やオプションの追加を行っています。

それぞれのキャリアにおける障害者割引の具体的な内容について紹介します。

SoftBankの障害者割引(ハートフレンド割引)の内容

SoftBankが行っている障害者割引の名称は、ハートフレンド割引です。ハートフレンド割引は、次のような内容の割引を行っています。

  • 月額料金より一律1,870円/月割引
  • 各種手数料無料(契約事務手数料/機種変更手数料/契約変更手数料/譲渡承認手数料)
  • 各種オプション
  • 月額使用料を60%割引(ウェブ使用料/留守番電話プラス/割込通話/位置ナビ/電話帳バックアップ)

また、対象となるプランは「スマ放題」「スマ放題ライト」です。いずれかの料金プランにハートフレンド割引を組み合わせることで、サービスを受けられます。

docomoの障害者割引(ハーティ割引)の内容

docomoが行っている障害者割引の名称は、ハーティ割引です。ハーティ割引は、次のような内容の割引を行っています。

  • 毎月の携帯電話の基本使用料が割引
  • 「spモード」や留守番電話の月額使用料が60%割引
  • テレビ電話通信料が割引
  • 「新規契約※3」「名義変更※3」「機種変更」「契約変更」の各種お手続きの手数料が無料
  • スマートフォンやタブレットの初期設定をドコモショップスタッフがサポートする、「初期設定サポート」が無料
  • 電話番号案内「104」への通話料・番号案内料が無料

また、対象となる料金プランは次のとおりです。下記の、5G・Xi(クロッシィ)・FOMAの全料金プランが割引対象となります。

  • 5G対応プラン
  • Xi対応プランの定期契約なしプラン
  • はじめてスマホプランの定期契約なしプラン
  • U15はじめてスマホプラン
  • 基本プランの定期契約なしプラン
  • FOMA料金プラン
  • Xi料金プラン

auの障害者割引(スマイルハート)の内容

auが行っている障害者割引の名称は、スマイルハート割引です。スマイルハート割引は、次のような内容の割引を行っています。

  • 基本使用料割引
  • 通話料割引
  • SMS送信料割引

対象となる料金プランは次のとおりです。

  • 使い放題MAX 5G
  • スマホスタートプラン(フラット)5G
  • 使い放題MAX 4G
  • スマホスタートプラン(フラット)4G
  • ピタットプラン 5G
  • ピタットプラン 5G(s)
  • ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN)
  • ピタットプラン 4G LTE(s)
  • ケータイシンプルプラン
  • ケータイカケホプラン
  • VKプランS(N)
  • VKプランM(N)
  • VKプランE(N)
  • ジュニアケータイプランN
  • mamorino WatchプランN

楽天モバイルに障害者割引はないが大手3社よりスマートフォン料金を安くおさえられる!

このように、障害者割引を行っているのは大手キャリア3社のみで、現在のところ楽天モバイルに障害者割引はないことがわかりました。とはいえ、楽天モバイルは基本料金が安いため、障害者割引を利用した大手キャリア3社の料金プランよりも月額料金をおさえられることがあります。

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMITⅥ)の料金プランの特徴や利用可能なデータ通信量について、詳しく解説していきます。

楽天モバイル【Rakuten UN-LIMIT VI】はデータ使い放題で月額料金が最大で3,278円のワンプラン

楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT」は、当月のデータ通信量に応じて料金が変動するワンプランです。そのため、データは上限なく使い放題。データ通信をあまり行わなかった月は、月額を抑えられます。

どれだけデータ通信を行っても、月額料金は最大3,278円(税込)。これ以上基本料金が高くなることはありません。そのため、多くのデータ通信を行う方にはとてもおすすめです。

携帯キャリア大手3社の障害者割引と楽天モバイルの料金を比較

それでは、実際に「Rakuten UN-LIMITⅥ」と大手キャリア3社の障害者割引を比較すると、どちらがどの程度お得になるのでしょうか?楽天モバイルの料金プランと大手キャリア3社の障害者割引の料金を比較した表を作成しました。

キャリア サービス内容
楽天モバイル ~1GB:0円
~3GB:1,078円(税込)/月
~20GB:2,178円(税込)/月
20GB~(無制限):3,278円(税込)/月
ハートフレンド割引(SoftBank) ○データ定額料金
ウルトラギガモンスターデータ定額(50GB):7,700円(税込)/月
ギガモンスターデータ定額(20GB):6,600円(税込)/月
データ定額(5GB):5,500円(税込)/月
データ定額ミニ(2GB)3,850円/月
データ定額ミニ(1GB)3,190円(税込)/月
○スマートフォン基本料金(障害者割引込み)
通話定額基本料(スマ放題 2年契約なし):2,750円(税込)/月
通話定額ライト基本料(スマ放題ライト 2年契約なし):1,650円(税込)/月
ハーティ割引(docomo) 障害者割引込みの料金
・ギガライト
~1GB:1,958円(税込)/月
~3GB:3,058円(税込)/月
~5GB:4,158円(税込)/月
~7GB:5,258円(税込)/月
・ギガホプレミア(60GB):5,808円(税込)/月
スマイルハート割引(au) ・ピタッとプラン5G/4G
~1GB: 2,178円(税込)/月
1GB~4GB: 3,278円(税込)/月
4GB~7GB: 4,928円(税込)/月
・障害者割引
使い放題MAX…基本料金から330円(税込)割引
ピタッとプラン…基本料金から407円(税込)割引

※これらの情報は2021年9月時点のものです。

こちらの表を参考にすると、楽天モバイルの月額料金は0円(税込)~3,278円(税込)。ハートフレンド割引(SoftBank)の月額料金は4,290円(税込)~10,450円(税込)。ハーティ割引(docomo)の月額料金は1,958円(税込)~5,808円(税込)。スマイルハート割引(au)は1,771円(税込)~6,908円(税込)となります。

このように、楽天モバイルはデータ通信量無制限でも最大で月額料金が3,278円(税込)しかかからないため、障害者割引を差し引いた大手キャリア3社の月額料金よりも大幅に安いことがわかります。

携帯キャリア大手3社の障害者割引を利用せずに楽天モバイルがおすすめの人

大手キャリア3社は障害者割引を行っていますが、それよりも楽天モバイルを始めとした格安SIMを利用したほうが、毎月の支払いはお得になることがわかりました。それでは、料金以外で楽天モバイルがおすすめの人の特徴を紹介します。

楽天モバイルをおすすめできる方の特徴は、次のとおりです。

  • 毎月のデータ使用量が多い方
  • 楽天ポイントを貯めて使いたい方
  • 楽天回線エリア内に生活圏がある方

それぞれ、おすすめの理由について解説していきます。

毎月のデータ使用量が多い方

楽天モバイルは私用したデータ通信量によって料金が変化しますが、データ通信量自体には制限がありません。料金が上がるのは最大20GBであり、それ以降はどれだけ使っても料金が変化しないのです。

そのため、毎月20GB以上使う方は楽天モバイルがとてもお得です。万が一データ通信量が少なかった月があっても、その月の使用量によって料金が変化するので損することもありません。

楽天ポイントを貯めて使いたい方

楽天モバイルユーザーは、楽天ポイントがお得に溜まります。月々の支払いによってポイントを貯められるため、何もしなくてもどんどんポイントが貯まります。

楽天ポイントは楽天市場のネットショッピングのほか、マクドナルドやファミリーマート、ミスタードーナツの店舗でも貯めたり使ったりできます。

楽天回線エリア内に生活圏がある方

楽天モバイルには、「楽天モバイル回線」と「パートナー回線」があります。楽天モバイル回線エリア内であれば、通信速度も速く快適にスマートフォンを利用可能です。そのため、生活圏内が楽天モバイル回線エリア内の方はぜひ楽天モバイルがおすすめです。

障害者割引のない楽天モバイルをおすすめできない人

残念ながら、希望するサービスや生活圏によっては、楽天モバイルがおすすめできない方もいます。楽天モバイルの利用がおすすめできない方は、次のとおりです。

  • 料金プランとは別にオプションを多くつけたい方
  • 楽天回線エリア外にお住まいの方

これらの特徴について、詳しく解説していきます。

料金プランとは別にオプションを多くつける方

楽天モバイルの料金は、あくまで基本的なデータ使用量のみが含まれています。そのため、多くの時間通話をしたりさまざまなサービスを受けたいといった希望があったりする方は、オプションで金額がどんどん上乗せされてしまう可能性があります。

また、大手キャリア3社はオプションにも障害者割引が効くところもあるので、オプションをつけたい場合は大手キャリア3社を選択したほうが結果的に割安になる可能性があります。

楽天回線エリア外にお住まいの方

楽天モバイル回線エリア外でデータ通信を行う場合、自動的に「パートナー回線」へと接続されます。パートナー回線でも問題なくデータ通信を行えますが、どうしても楽天モバイル回線と比較すると速度が遅くなります。

そのため、快適にスマートフォンを利用したい方は楽天モバイル回線エリアをしっかりと確認しましょう。

楽天モバイルでスマートフォンを契約する前に確認するべき注意点

楽天モバイルのスマートフォンを契約する際は、次の2点に注意しましょう。

  • 楽天モバイル回線エリアの確認
  • 使用しているスマートフォンが楽天モバイルでも利用できるかどうか

この2つを確認しておかないと、申し込み後スムーズにスマートフォンを利用できない可能性があります。詳しく解説していきましょう。

楽天回線エリアの確認

まずは、楽天回線エリアの確認です。お住まいの地域が楽天モバイル回線エリアに入っているかどうか、事前に必ず確認しておきましょう。

楽天モバイル回線エリアとパートナー回線では快適度が変わるので、調べておくに越したことはありません。

使用しているスマートフォンが楽天モバイルでも利用できるか確認

楽天モバイルでは、一部対応していない端末もあります。そのため、乗り換え時に以前使用していた端末を継続して使用したいと考えている方は、現在お持ちのスマートフォンが楽天モバイルでも使用可能な端末かどうか確認しましょう。

万が一対応していない端末だった場合、買い替えが必要になるので注意が必要です。

まとめ

今回の記事では、楽天モバイルの障害者割引の有無や大手キャリア3社の障害者割引について紹介しました。

楽天モバイルには障害者割引がありませんが、料金は障害者割引を差し引いた大手キャリア3社と比較してもかなり割安です。価格の安さにこだわるのであれば、障害者割引が効かなくても格安SIMのほうがおすすめです。

ただし、オプションを多くつけたい場合は大手キャリア3社のほうが安い場合があります。

また、楽天モバイルのエリアは現在拡大中ですが、まだ楽天モバイル回線が使用できないエリアもあります。そのため、楽天モバイルに乗り換えを検討している方は、生活圏の回線を確認しておきましょう。



<参考サイト>
楽天モバイル 公式ホームページ
SoftBank公式ホームページ
au 公式ホームページ