格安SIMでも5Gが利用できる?おすすめの格安SIMや特徴・注意点を詳しく解説!

公開日:

記事の情報は2022-02-25時点のものです。

近年、通信業界で話題を集めている5Gですが、格安SIM(MVNO)でも使えるのかどうか、気になっている方も多いのではないでしょうか。格安SIMの中には5Gが利用できるところと、利用できないところの両方があります。この記事では概要やメリット、利用できる格安SIMについて詳しくご紹介していきます。
格安SIMでも5Gが利用できる?おすすめの格安SIMや特徴・注意点を詳しく解説!

格安SIM(MVNO)でも話題の5Gは使えるの?

格安SIM(MVNO)とは、大手キャリアよりも低価格な料金プランを用意している事業者のことです。MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略であり、大手キャリアの通信回線を借りて、通信環境をユーザーに提供していること指します。

近年、通信業界で話題を集めている5Gは、格安SIMでも使えるのでしょうか?格安SIMを利用中の方や、これから格安SIMへの乗り換えを検討している方の中には、気になる方が多いかもしれません。

結論からいうと、格安SIMの中には5Gが利用できるところと、利用できないところの両方があります。利用の可否は格安SIMの事業者によって異なるので、どの事業者なら5Gが使えるかを知っておくとよいでしょう。

ここからは、5Gの概要やメリット、利用できる格安SIMについて詳しく紹介していきます。

※価格・料金はすべて2021年10月時点のものです。

5Gとはどういう意味?

テレビや雑誌、インターネットなどで目にする機会が増えた5Gですが、具体的にはどういう意味なのでしょうか?

まず、5GにおけるGは「Generation」の意味です。「Generation」とは、日本語でいう「世代」のことです。つまり、5Gは「第5世代」言い換えれます。

では、何の「世代」を表しているのでしょうか?

5Gとは、最先端の通信規格のことです。2020年3月から日本でも提供が開始された5Gは、一つ前の「第4世代(4G)」よりも、最大通信速度が非常に速くなりました。通信速度の高速化によって、いっそうスムーズな通信が可能になったのです。

5Gは、日本での提供が開始されてから、まだ1年半弱しか月日が経っていません。通信規格の主流は、まだ4Gであると言えるでしょう。実際に、5Gが利用できる通信エリアが限定的であることは事実です。

これから通信可能なエリアが拡大されていけば、より多くの方が5Gを利用できるようになるでしょう。

格安SIMで5Gを利用するメリット

最先端の通信規格である5Gを、格安SIMで利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?「通信速度の高速化」と聞いても、実際にスマートフォンの使い勝手がどのようによくなるのか、イメージがつきにくい方も多いのではないでしょうか。

次に格安SIMで5Gを利用するメリットを紹介します。魅力的なポイントが見つかれば、5Gの利用を前向きに検討してみてください。

大容量のデータも高速での通信が可能となる

5Gは、これまでの通信規格よりも非常に速いスピードでの通信が可能です。大容量のデータを通信するときであってもスムーズに通信できます。

2019年に発表された総務省のデータでも、最大通信速度が4Gよりも非常に速くなることが説明されています。5Gがどれほどの速さかは、数時間におよぶ映画のデータを、たった数秒でダウンロードできるほどです。

写真や動画などを含むデータを通信したいときにも、時間を要さないのでストレスなく通信ができるでしょう。

参考:総務省『第5世代移動通信システム(5G)の今と将来展望』

複数デバイスの同時接続が可能となる

近年は、IoT(モノのインターネット)が急速に進展しています。インターネットには、スマートフォンやパソコンに加えて、車や家電などあらゆるものがつながるようになりました。

多くのものがインターネットにつながる時代において、5Gの「多数同時接続」という技術が役立っています。

「多数同時接続」とは、複数デバイスの同時接続が可能になることです。4Gでも、複数のデバイスの同時接続は可能でした。しかし、5Gでは4Gの10倍ものデバイスが同時に接続できるようになります。

非常に多くのデバイスの同時接続が可能であると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

例を挙げると、ライブ会場や野球場といった、多くの人が集まる場所であってもそれぞれが快適に通信できるようになります。人が密集する場所に行くと、通信速度が遅くなることが起こりにくくなるのです。

通信品質が安定し、速度が安定する

5Gは、大容量のデータを高速で通信できるため、通信品質が安定します。4G以前の通信では、5Gほどの通信品質や速度を実現できなかったため、通信遅延が起こりストレスを感じたことがあるかもしれません。

5Gなら、リアルタイムの映像配信を楽しみたい方や、オンラインゲームやオンライン会議の途中で、予期せぬ通信遅延に悩みたくない方も安心です。

安定した通信品質と速度が保たれるので、ストレスを感じることなくスムーズな通信ができるでしょう。

格安SIMで5Gを利用するデメリット・注意点

格安SIMで5Gを利用するメリットを見ていると、これまでの通信規格と比較しても非常に魅力的な通信規格だと感じる方は多いのではないでしょうか。しかし、格安SIMで5Gを利用するにあたって、メリットだけでなくデメリットがあることを覚えておきましょう。

次に格安SIMで5Gを利用するデメリットや注意点を紹介します。格安SIMで5Gの利用を検討している方は、この機会にぜひチェックしてください。

5Gに対応している格安SIMが限られている

日本で発売されているすべての格安SIMで5Gを利用できるわけではありません。5Gを利用するなら、5Gに対応している事業者のSIMカードを準備する必要があります。

SIMカードとは、スマートフォンに挿入して、インターネットを利用できるようにする小型のカードのことです。つまり、5G に対応していないSIMカードを挿入したとしても、5Gでインターネット通信はできません。

大手3大キャリアと言われているau、docomo、SoftbankのSIMカードは、いずれも5Gに対応しています。

しかし、格安SIMの場合は、5Gに対応している事業者が限られているのが現状です。利用したい格安SIMがある場合は、SIMカードが5Gに対応しているかをチェックしましょう。

月額料金が通常より高くなる可能性がある

5Gは、これまでの通信規格よりも高速かつ安定した通信が利用できる分、月々のプラン料金も高くなる傾向にあります。中には、通常の月額料金と同じ料金で5Gを利用できる格安SIMもあります。

しかし、一部の格安SIMでは、5Gを利用できるプラン料金が高くなったり、追加料金が必要になったりするようです。

月額料金が通常より高くなる可能性があるとはいえ、格安SIMの月額料金はそもそも大手キャリアより格段に安いことが多いです。

たとえ追加料金がかかったとしても、大手キャリアを利用する中で支払う月額料金に比べれば、コストを抑えられるでしょう。

5Gに対応している通信エリアが限定的

5Gを利用可能な格安SIMを使っても、必ず5Gの通信ができるわけではありません。5Gを利用するには、5Gの通信が可能なエリア内でスマートフォンを操作する必要があります。

2021年10月現在では、日本全国では5Gを利用できる環境が整っておらず、通信可能なエリアは限定的です。格安SIMの事業者ごとに5G対応エリアは異なるので、公式サイトで具体的なエリアを確認しておきましょう。

関東エリアを中心に利用可能エリアが広がりつつある5Gですが、日本で提供が開始された当初は、観光スポットや商業施設など限られた場所でしか利用できませんでした。

今後も、徐々に5Gの通信が可能なエリアは拡大していく傾向にあります。現時点では利用可能エリアにいらっしゃらない方も、5Gを利用できることを楽しみに待ちましょう。

5G対応端末が必要

格安SIMで5Gを利用するには、5Gに対応した端末が必要です。5Gを利用可能な料金プランを選び、5G対応エリア内にいたとしても、端末が5Gに対応していなければ利用できません。

また、5G自体が最新の通信規格であるため、対応している端末の種類もけっして多いとはいえない現状があります。

たとえば、iPhoneシリーズでいうと、iPhone12.13シリーズは5Gに対応していますが、iPhone11やそれ以前の端末を利用している場合は、5Gを利用できません。

格安SIMで5Gを利用したい場合は、お手持ちの端末が5Gに対応している機種かをまず確認しましょう。また、新たな端末を購入する際にも、5Gに対応しているかを確認することは必須です。

せっかく購入したのに5Gを利用できない状況にならないよう、この機会に覚えておきましょう。

5Gに対応しているおすすめ格安SIM6選

5Gに対応している格安SIMには、どのようなものがあるのでしょうか?おすすめの格安SIMを6つ紹介します。

格安SIMごとに料金プランや利用可能なデータ容量、5Gの利用に関するポイントを記載しているので、格安SIMで5Gを利用したい方はぜひ参考にしてください。

Y!mobile

Y!mobileは、2021年2月から5Gサービスの提供を開始しました。現時点ではサービス開始から1年も経っていません。しかし、Softbankのサブブランドとして人気を集めている格安SIMであるため、5Gサービスの提供によってますます人気が高まっています。

SoftBankより月額料金を大幅に抑えられるにもかかわらず、Softbank回線の一部を利用できるため、通信品質の高さにも定評がある格安SIMです。

Y!mobileの5Gが利用できるプラン

Y!mobileでは、月間で利用できるデータ量が異なる3種類の料金プランを用意しています。月間に利用したいデータ量のプランを選べばよいので、初めて格安SIMを利用する方にとっても、わかりやすい料金設定といえるでしょう。

プラン名 シンプルS シンプルM シンプルL
データ量 3GB 15GB 25GB
月額料金(税込) 2,178円 3,278円 4,158円

※料金は2022年1月時点のものです。

Y!mobileでは、5Gの利用に追加料金はかかりません。それぞれの月額料金だけで5Gを利用できます。しかし、Y!mobileの5Gサービスエリアは未だ限定的です。

お住まいや利用の地域によっては、5Gサービスエリア外になるため、4Gの利用となります。

一方で、5Gサービスエリア内でスマートフォンを利用する方にとっては、月額料金だけで5Gを利用できるY!mobileが魅力的かもしれません。Y!mobileの利用を検討中の方は、まずは公式ホームページにて5Gサービスエリアを確認しましょう。

UQモバイル

UQモバイルは、通信速度の速さや充実したサポートが人気の格安SIMブランドです。大手キャリア回線であるauのサブブランドとして位置付けられており、使用する回線もauの回線なので、他の格安SIMに比べて快適な通信環境を提供しています。

快適な通信環境は利用者からの評価も高く、RBB TODAY 「格安SIMアワード」の通信速度部門で、2015~2018年上半期5期連続で最優秀を獲得しました。

UQモバイルで5Gの提供が始まったのは、2021年9月です。これまでUQモバイルの利用を検討していなかった方も、5Gが利用可能となったことで、UQモバイルについてより関心が高まったのではないでしょうか。

UQモバイルの5Gが利用できるプラン

UQモバイルは、月間で利用できるデータ量が異なる3種類のプランを用意しています。Y!mobileと同様に、プラン選びの際には月間で利用したいデータ量を検討すればよいので、初めて格安SIMを契約する方にもわかりやすいでしょう。

UQモバイルは、プラン名に「+5G」と記載があるとおり、2021年9月以降は、すべてのプランで5Gを利用できます。

追加料金が不要なので、5Gのサービスエリア内でスマートフォンを利用する方は、ぜひ5Gの高速通信を体感してみてください。

プラン名 くりこしプランS+5G くりこしプランM+5G くりこしプランL+5G
データ量 3GB 15GB 25GB
月額料金(税込) 1,628円 2,728円 3,828円

※料金は2022年1月時点のものです。

mineo(マイネオ)

mineoは、安定した通信環境の提供と契約後のサポートが充実していることから、初めて格安SIMを利用する方におすすめのブランドです。

関西電力グループの株式会社オプテージが運営しています。RBB TODAY「格安SIMアワード2020下半期」において、総合満足度部門で最優秀を獲得しました。

mineoが5Gの提供を開始したのは、2020年12月です。日本で5Gの提供が始まった当初は、大手3大キャリア(au、docomo、SoftBank)以外に、5Gを提供している格安SIMはほとんどありませんでした。

2021年以降は、徐々に格安SIMでも5Gを提供するところが増えていますが、mineoは、一足早く5Gの提供を始めたのです。

mineoの5Gが利用できるプラン

mineoでは、3大キャリア(au、docomo、SoftBank)いずれもの通信回線を利用できます。

Aプラン(au)・Dプラン(docomo)・Sプラン(SoftBank)と、3つのプラン名がありますが、月間で利用できるデータ量と月額料金は、どのプランを選んでも同じです。

<デュアルタイプ(音声通話+データ通信)月額料金>

プラン名 Aプラン・Dプラン・Sプラン
データ量/月額料金(税込) 1GB/1,298円
5GB/1,518円
10GB/1,958円
20GB/2,178円

※料金は2022年1月時点のものです。

<シングルタイプ(データ通信のみ)月額料金>

プラン名 Aプラン・Dプラン・Sプラン
データ量/月額料金(税込) 1GB/880円
5GB/1,265円
10GB/1,705円
20GB/1,925円

※料金は2022年1月時点のものです。

mineoが提供している上記の料金プランでは、5Gを自動的に利用できません。mineoで5Gを利用したい場合は、月額220円(税込)でオプションをつける必要があります。

5G対応エリアでスマートフォンを利用する方で、5Gの高速通信を体感してみたい方は、オプションを追加することで気軽に5G通信を利用できます。

Y!mobileやUQモバイルのように、デフォルトで5Gが利用できるのは魅力的かもしれません。

しかし、mineoのように5G利用がオプションとして用意されていると、5G対応エリア外にお住まいの方にとっては、納得のいく料金設定といえるのではないでしょうか。

IIJmio

数ある格安SIMブランドの中でも、比較的長い歴史を持つのがIIJmioです。インターネットサービスプロバイダである株式会社インターネットイニシアティブが運営しており、IIJmioは通称「みおふぉん」といいます。

利用する回線は、利用者が2つの選択肢から選べます。一つ目は、au回線を利用するタイプAです。二つ目は、docomoの回線を利用するタイプDです。

いずれのタイプでも大手キャリアの回線を利用するので、通信速度に問題はないでしょう。

そんなIIJmioでは、2021年6月から5Gがオプションとして提供されるようになりました。

IIJmioの5Gが利用できるプラン

IIJmioのプランは、月間で利用できるデータ量と、どのような通信をするかによって月額料金が変わります。データ量は、2GB、4GB、8GB、15GB、20GBと5段階に分かれており、ご自身の利用状況に合わせたデータ量が選べます。

また、利用可能な通信方法についても、音声、SMS、データの3種類から選べます。ご自身にとって最適な組み合わせをお選びください。

プラン名 2ギガプラン 4ギガプラン 8ギガプラン
データ量 2GB 4GB 8GB
月額料金(税込) 音声/858円
SMS/825円
データ/748円
音声/1,078円
SMS/1,045円
データ/968円
音声/1,518円
SMS/1,485円
データ/1,408円

※料金は2022年1月時点のものです。

プラン名 15ギガプラン 20ギガプラン
データ量 15GB 20GB
月額料金(税込) 音声/1,848円
SMS/1,815円
データ/1,738円
声/2,068円
SMS/2,035円
データ/1,958円

※料金は2022年1月時点のものです。

IIJmioの上記のプランであれば、いずれも5Gを利用できます。ただし、自動的に利用できるのではなく、オプション追加の手続きが必要です。

5Gオプションは無料なので、追加料金はかかりませんが、オプション追加の手続きをしなければ5Gを利用できないのでご注意ください。

5Gオプションの追加は、IIJmioで契約を結んだ後、会員専用ページにて手続きが可能です。最短で利用開始の翌日から5Gオプションを利用できるので、早速5Gオプションを利用したい方は、会員専用ページから手続きをしておきましょう。

LinksMate

LinksMateは、ゲームやSNSの利用が多い方から非常に人気を集めている格安SIMです。人気の秘訣、はLinksMateならではの「カウントフリーオプション」にあります。

カウントフリーオプションでは、対象のゲームやSNSでデータ通信を行っても、通信量の90%以上がOFFになる仕組みです。

LinksMateでカウントフリーオプションを利用して5G通信を行えば、大容量のデータの高速通信が可能で、データ通信量も抑えられるので、非常にコストパフォーマンスが高い楽しみ方ができるでしょう。

ただし、LinksMateで5Gが利用できる範囲は非常に限られています。現時点では、docomoの5G通信可能施設・スポットでのみ5Gが利用できます。

他の格安SIMのように、5G対応可能エリアが設定されているわけではないので、利用できる場所を探したり、エリアに赴いたりする煩わしさはあるかもしれません。

5G通信が可能な施設やスポットとしては、下記のような場所が設定されています。

  • 東京スカイツリー
  • 渋谷スクランブルスクエア
  • 東京スタジアム
  • 札幌ドーム
  • 札幌駅前通地下広場
  • 関西国際空港
  • 京セラドーム
  • 東大阪市花園ラグビー場
  • 那覇国際空港国内線
  • 美ら海水族館

LinksMateの5Gが利用できるプラン

LinksMateの料金プランは、月間で利用できるデータ量と、どのような通信をするかによって月額料金が変わります。利用できるデータ量の種類は、100MB〜1TBまで用意されています。

他の格安SIMで設定されているデータ量よりも少ないデータ量を必要とする方や、反対に多くのデータ量を必要とする方におすすめです。

次に他の格安SIMの月額料金と比較しやすいよう、1GB〜20GBの月額料金について紹介します。1GB未満や20GBを超えるデータ量のプラン料金については、公式サイトでご確認ください。

プラン名 データ通信のみ 音声通話+SMS+データ通信
データ量/月額料金(税込) 1GB/385円
2GB/418円
3GB/550円
4GB/726円
5GB/858円
6GB/990円
7GB/1,111円
8GB/1,254円
9GB/1,353円
10GB/1,518円
12GB/1,738円
14GB/1,958円
16GB/2,178円
18GB/2,398円
20GB/2,618円
1GB/737円
2GB/770円
3GB/902円
4GB/1,078円
5GB/1,210円
6GB/1,342円
7GB/1,463円
8GB/1,606円
9GB/1,705円
10GB/1,870円
12GB/2,090円
14GB/2,310円
16GB/2,530円
18GB/2,750円
20GB/2,970円

※料金は2022年1月時点のものです。

LinksMateでは、SIMタイプが「音声+SMS+データ通信」もしくは「データ通信のみ」の場合、オプションで5Gを利用できます。

オプションのお申し込みはLinksMateの公式サイトから可能です。オプションの利用自体に追加料金はかからないうえ、手続きに関する事務手数料も無料なのでご安心ください。

J:COM MOBILE

J:COM MOBILEは、2021年8月より5Gの提供を開始しました。

すでにJ:COM MOBILE を利用していた方なら、SIMカードの交換も必要なく、4Gのプランから料金も据え置きであったため満足度も高く、好調な滑り出しであったことがうかがえます。

また、J:COM MOBILEではauの通信回線を利用するため、5Gの対応可能エリアもauユーザーと同じです。

J:COM MOBILEの公式サイトから対応可能エリアをチェックできるので、お住まいやスマートフォンを利用になる地域をぜひチェックしてみてください。

J:COM MOBILEの5Gが利用できるプラン

J:COM MOBILEの料金プランは非常にシンプルで、格安SIM初心者の方でも選びやすい点が魅力です。月間で利用できるデータ量を選べばよいので、現在の利用状況に合わせて必要なデータ量を選びましょう。

プラン名 Aプラン ST(5G/4GLTE)
データ量/月額料金(税込) 1GB/1,078円
5GB/1,628円
10GB/2,178円
20GB/2,728円

※料金は2022年1月時点のものです。

J:COM MOBILE では、5Gの利用に追加料金はかかりません。ただし、5Gの利用を利用するために別途申し込みが必要です。5G対応エリア内にいるからといって、自動的に5Gが利用できるわけではないので注意しましょう。

申し込みは、J:COM MOBILEのカスタマーセンター(0120-919-988)に問い合わせることで可能です。申し込みに関する手数料もかかりませんのでご安心ください。

5Gが利用できる格安SIMの料金プランを比較

ここまで、5Gが利用できるおすすめ格安SIM6選を紹介しました。格安SIMによってさまざまな特徴があり、利用できるデータ量や月額料金も違います。

料金プランの一覧表を掲載するので、比較検討にぜひお役立てください。

格安SIM プラン名 データ量 月額料金(税込)
Y!mobile シンプルS
シンプルM
シンプルL
3GB
15GB
25GB
2,178円
3,278円
4,158円
UQモバイル くりこしプランS+5G
くりこしプランM+5G
くりこしプランL +5G
3GB
15GB
25GB
1,628円
2,728円
3,828円
mineo デュアルタイプ(音声通話+データ通信)
Aプラン・Dプラン・Sプラン

シングルタイプ(データ通信のみ)
Aプラン・Dプラン・Sプラン
1GB
5GB
10GB
20GB

1GB
5GB
10GB
20GB
1,298円
1,518円
1,958円
2,178円

880円
1,265円
1,705円
1,925円
IIJmio 2ギガプラン



4ギガプラン



8ギガプラン



15ギガプラン



20ギガプラン
2GB



4GB



8GB



15GB



20GB"
音声/858円
SMS/825円
データ/748円

音声/1,078円
SMS/1,045円
データ/968円

音声/1,518円
SMS/1,485円
データ/1,408円

音声/1,848円
SMS/1,815円
データ/1,738円

音声/2,068円
SMS/2,035円
データ/1,958円
LinksMate データ通信のみ















音声通話+SMS+データ通信
1GB
2GB
3GB
4GB
5GB
6GB
7GB
8GB
9GB
10GB
12GB
14GB
16GB
18GB
20GB

1GB
2GB
3GB
4GB
5GB
6GB
7GB
8GB
9GB
10GB
12GB
14GB
16GB
18GB
20GB
385円
418円
550円
726円
858円
990円
1,111円
1,254円
1,353円
1,518円
1,738円
1,958円
2,178円
2,398円
2,618円

737円
770円
902円
1,078円
1,210円
1,342円
1,463円
1,606円
1,705円
1,870円
2,090円
2,310円
2,530円
2,750円
2,970円"
J:COM MOBILE Aプラン ST
(5G/4GLTE)
1GB
5GB
10GB
20GB
1,078円
1,628
2,178円
2,728円

※料金は2022年1月時点のものです。

5G通信に対応しているおすすめのSIMフリースマートフォン

格安SIMで5Gを利用するには、5Gに対応した端末が必要です。まだまだ対応している端末の種類は豊富ではないですが、具体的にはどのような端末があるのでしょうか?最新のiPhoneが対応しているか、気になる方が多いかもしれません。

次に5G通信に対応しているおすすめのSIMフリースマートフォンを紹介します。端末は、一度購入するとなかなか買い替えをしない方も多いでしょう。

購入前に各端末の特徴をチェックして、納得のいく端末選びができるようにお役立てください。

iPhone13シリーズ

iPhoneの最新世代であるiPhone13シリーズは5Gに対応した端末です。最新世代の端末でなら、5Gの高速通信をより実感できるかもしれません。

iPhone13シリーズで5Gを利用する場合は、使える周波数帯をチェックするが大切です。5Gには、特徴が異なる2種類の周波数帯があります。一方は、高速通信を実現するミリ波、もう一方が広範囲での通信を実現するsub-6です。

iPhone13シリーズは、この2つの周波数帯のうち、sub-6のみを利用できます。中には、ミリ波に対応していないことに不安を感じる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、sub-6でも5Gが提供する高速通信が実現されないわけではないのでご安心ください。

iPhone12シリーズ

iPhoneシリーズでは、iPhone12より5Gに対応しています。最新世代のiPhone13シリーズよりも、端末の価格を抑えたい方におすすめです。利用できる周波帯はsub-6のみで、iPhone13シリーズと変わりません。

また、iPhone12シリーズは、iPhone11以前の端末に比べてカメラの性能がよくなったり、ディスプレイに有機ELが採用されたりと、大きな進化を遂げました。

より綺麗な写真を撮ったり、鮮やかな映像を楽しんだりしたい方は、iPhone12シリーズを満足に使いこなせるでしょう。

Galaxy S20 5G

Galaxy S20 5Gは、日本で格安SIMの提供が開始されたのとほぼ同時期に発売された端末です。トリプルカメラが搭載されており、きめ細やかな画質の写真や動画を撮影できます。

また、有機ELディズプレイも搭載されているので、撮影した写真や動画、映像配信サービスなども鮮やかな画面でより楽しめるでしょう。

また、Galaxy S20 5Gは、5Gが大容量のデータを高速で通信できるメリットを活かして、スマートフォンでゲームを楽しみたい方にもおすすめです。

なぜなら、Galaxy S20 5Gは、1秒間に何度ディスプレイが更新されるかを示す「リフレッシュレート」の値が、最大120Hzに対応しているからです。

データ容量が多いスマートフォンゲームでも、スムーズかつ高速に画面が切り替わるため、快適にゲームを楽しめるでしょう。

Oppo reno 3 5G

Oppo Reno3 5Gは、iPhoneシリーズと比較するとお手ごろな価格で購入できる端末です。ディスプレイが6.55インチと大きめのサイズなので、映画やスポーツ中継、コンサートなどの配信映像を大画面で楽しみたい方におすすめです。

ただし、Oppo reno 3 5Gを購入する際には見逃してはいけない注意点があります。5Gに対応していないOppo reno 3を購入すると、5Gを利用できません。

名称が似ているため間違えやすいのでお気をつけください。必ず「Oppo reno 3 5G」と、5Gが端末名に明記されている端末を購入しましょう。

Xperia 5 Ⅱ

Xperia 5 Ⅱは、カメラ機能にこだわりがある5G対応端末です。スマートフォンでありながら、高機能カメラを搭載しており、まるで一眼レフで撮影したかのような、鮮明で迫力ある写真が撮影できます。

また、ディスプレイには、21:9のシネマワイドディスプレイが搭載されており、iPhoneシリーズと比べても縦長な点が印象的です。

映画館でも採用されている立体音響システム「Dolby ATMOS」にも対応しているため、迫力ある映像とサウンドにより、スマートフォン一つでも映画館のように臨場感あふれる楽しみ方ができるでしょう。

格安SIMで5Gの利用がおすすめの人

格安SIMで5Gを利用するには、メリットもデメリットもあることがわかりました。では、格安SIMで5Gの利用がおすすめの人について特徴を紹介します。

当てはまる項目が多ければ、格安SIMで5Gを利用すると、今よりも快適な通信ができるかもしれません。

5G対応のスマートフォンを持っている人

すでに5G対応のスマートフォンを持っている人は、5G対応の格安SIMを選び、5G対応のプランを契約すれば、すぐに5Gを利用できます。

まだまだ5Gに対応したスマートフォンの機種が多くない中で、すでに5G対応のスマートフォンをお持ちなのであれば、ぜひ5Gの高速通信を体感してみてください。

現在お使いのスマートフォンが5Gに対応していない人は、スマートフォンを5G対応のものに買い替えるまで5Gを利用できません。

買い替えを検討するときには、ぜひがスマートフォンが5Gに対応しているかを、チェックポイントの一つとして選んでみてください。

通信速度・品質を重視する人

普段スマートフォンを利用する中で、通信速度や通信品質をどれほど重視するかは人によってさまざまでしょう。中でも、5Gの利用がおすすめなのは、通信速度や品質を重視する人です。

たとえば、スマートフォンゲームを楽しみたい人が挙げられます。最近のスマートフォンゲームはクオリティが非常に高い分、データ通信量も大きいです。そのため、4G以前の通信規格だと通信が遅かったり、障害を起こしたりすることもありました。

しかし、5Gなら大容量のデータでも高速で通信可能なため、通信遅延や障害を気にせずゲームを楽しめるはずです。

また、ビジネスシーンでスマートフォンを利用する機会が多い人にも5Gをおすすめします。新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやオンライン会議が増えた人は多いのではないでしょうか。

仕事で使う資料のやりとりやオンライン会議では、非常に多くのデータ通信を行います。

そのため、5Gのように大容量なデータを高速で通信できれば、資料のダウンロードに時間がかかったり、会議の途中で通信が途切れたりすることが避けられるでしょう。

生活圏が5G対応エリア内の人

現時点で、5G対応エリアは首都圏を中心に拡大傾向にあります。全国的な普及がまだ先という状況の中で、すでに生活圏が5G対応エリア内の人は、せっかくなので格安SIMで5Gを利用してみてはいかがでしょうか。

格安SIMの中には、5G対応エリア内の方が5Gを利用するのに追加料金を必要としないところもあります。格安SIMそれぞれの公式サイトでは5G対応エリアが詳しく紹介されているので、料金と合わせてぜひチェックしてみてください。

また、現時点では生活圏が5G対応エリア外の方も、いつご自身の生活圏が5Gに対応するかわかりません。ぜひ、こまめに情報をキャッチしておきましょう。

格安SIMの5Gサービスに関する口コミ・評判

大容量データの高速通信が可能な5Gサービスを、利用している方は増加傾向にあります。そのため、インターネット上でも、格安SIMの5Gサービスに関する口コミや評判が多く見受けられるようになりました。

格安SIMの5Gサービスに関する口コミや評判について、ポジティブな声とネガティブな声の両方を紹介します。両方の声を知り、格安SIMの5Gサービスについてより深く見ていきましょう。

格安SIMの5Gサービスに関する良い口コミ・評判

まずは、ポジティブな口コミや評判を見てみましょう。

格安SIMの5Gサービスに関する良い口コミや評判の中では、5Gの通信速度の速さについての声が目立ちました。コメントからは、アメ村やオリックス劇場など、人が密集する場においても5Gサービスの高速通信が可能なことがうかがえます。

格安SIMは大手キャリアに比べると、通信速度の遅さを指摘する声が見受けられます、しかし、5Gサービスに関しては、ユーザー満足度の高い通信が実現できているようです。

格安SIMの5Gサービスに関する悪い口コミ・評判

次に、ネガティブな口コミや評判を見てみましょう。ポジティブな口コミや評判を知ることも大切ですが、ネガティブな声から格安SIMの5Gサービスへの理解を深めておくことも必要です。

格安SIMの5Gサービスに関する悪い口コミや評判の中では、時間帯によって通信速度の遅さを感じるといった声が目立ちました。お昼休みの方が多い12時台や、帰宅する方が多い夕方以降は、5Gサービスであっても通信速度の低下を感じることがあるようです。

格安SIMは、大手キャリアの通信回線を利用するため、基本的に通信速度が遅くなったり、不安定になったりすることはありません。

しかし、限られた通信回線を一度に多くの方が利用すると、通信回線が混み合って一時的に通信速度が遅くなります。

これは、交通渋滞と同じような原理のため、格安SIMを利用するうえでは仕方がないことといえるでしょう。今後も格安SIMで5Gを利用する人が増えれば増えるほど、混み合うことが増える可能性もあります。

ただし、5Gサービスなら、通信速度が低下しても極端に遅くなる可能性は低いです。格安SIMを利用するなら、ある程度の速度低下は許容する必要があるかもしれません。

大手キャリアも格安で5G対応プランを提供している!

大手3大キャリアであるdocomo・au・Softbankも5G対応プランを用意しています。また、最近では第4のキャリアと呼ばれるほど人気を集めている、楽天モバイルからも5G対応プランが提供されました。

大手キャリアは、格安SIMよりも月額料金が高いですが、通話かけ放題のオプションやサポートの充実度など魅力的な点があるのも事実です。

また、月間に利用できるデータ量が20GB以上のプランが多い点も大手キャリアの特徴でしょう。

ここからは、大手キャリアが格安で提供している5G対応プランについて詳しく紹介します。現在大手キャリアを利用中で、プラン変更を検討されている方や、格安SIMの料金プランと比較したい方はぜひ参考にしてください。

docomoの格安プラン「ahamo」

2021年3月から提供されている「ahamo」では、追加料金なしで5Gを利用できます。月間に利用できるデータ量が20GBと大容量ながら、月額料金は2,000円台と非常にお得です。

docomoのように通話かけ放題のオプションはありませんが、5分以内なら国内通話が無料なので、長電話をしない方にとってはかなり魅力的なプランでしょう。

項目 内容
データ量 20GB
月額料金(税込) 2,970円
データ量超過後の通信速度 速度制限最大1Mbps

※料金は2022年1月時点のものです。

ただし、5G通信に対応しているエリアは広くありません。docomoユーザーであっても、全国的に5Gが利用できているわけではないのです。

現時点で5G通信に対応しているエリアを確認するには、docomoの公式サイトにて「エリアマップ」を確認してください。

auの格安プラン「povo」

auの利用を継続しながら月額料金を抑えたい方には、auの新料金プランである「povo」がおすすめです。「povo」は2021年1月に発表された比較的新しいプランなので、まだまだ知らない方も多いでしょう。

通話かけ放題を使用しない場合の料金は、20GBで2,728円です。これは、SoftBankの「LINEMO」やdocomoの「ahamo」と同じくらいの料金設定です。

Povoの料金プランは、月額基本料金がかからず、データ量を追加するごとに料金が発生する仕組みです。

たとえば、まとめて180日間分のデータ量を購入できます。月ごとに利用するデータ量に差が生じても、期間中に使い切ればよいので「毎月のデータ量が余る」状況になりにくいでしょう。

項目 内容
プラン名 ベースプラン
月額料金(税込) 0円
データ容量 データ使い放題(24時間) 330円(税込)
データ追加1GB(7日間)390円(税込)
データ追加3GB(30日間)990円(税込)
データ追加20GB(30日間)2,700円(税込)
データ追加60GB(90日間)6,490円(税込)
データ追加150GB(180日間)12,980円(税込)
データ量超過後の通信速度 速度制限最大1Mbps

※料金は2022年1月時点のものです。

Povo では、2021年9月より5G通信が利用可能になりました。5G通信に対応したエリア内であれば、追加料金なしで5Gの高速通信を体感できます。

対応可能なエリア内であれば、auの通信回線を利用するのでスムーズに5Gを利用できるでしょう。

しかし、対応可能なエリアは、首都圏や関西圏に集中しているのが現状です。地方にお住まいの方や山間部にお住まいの方は、エリア外の可能性が高いでしょう。

5G対応のSIMカードや端末を持っていても、対応エリア外では5Gを利用できないので、対応エリアについては契約前に確認してください。

Softbankの格安プラン「LINEMO」

「LINEMO」は、Softbankが2021年3月より提供している格安プランです。Softbankと同じ通信環境を利用できるうえ、追加料金なしで5G通信を利用できます。

5G通信に対応可能なエリアは、東名阪を中心に、東北および北陸の一部エリアから順次拡大されていく予定です。

プラン名 ミニプラン スマホプラン
データ量 3GB 20GB
月額料金(税込) 990円 2,728円
データ量超過後の通信速度 300bps 1Mbps

※料金は2022年1月時点のものです。

料金プランは、月間に利用できるデータ量が異なる2種類のプランのみ用意されています。5Gの高速通信を利用して、スマートフォンでさまざまなコンテンツを楽しみたい方は、大容量のスマホプランがおすすめでしょう。

スマホプランは月間で20GBの利用が可能ですが、データ量超過後の速度制限も1Mbpsのスピードが担保されているため、極端な速度低下を心配する必要はなさそうです。

楽天モバイル

大手3大キャリアに続き、ユーザー数が増加傾向にあるのが楽天モバイルです。2020年9月より5Gサービスを提供しています。

随時開催されているキャンペーンも豊富なため、今後も他社からの乗り換えや新規契約するユーザーが増えていくでしょう。

項目 内容
プラン名 Rakuten UN-LIMIT VI
月額料金(税込) 〜1GB/0円
1〜3GB/1,078円
3〜20GB/2,178円
20GB〜/3,278円
データ量超過後の通信速度 5GB超過後は最大1Mbps

※料金は2022年1月時点のものです。

楽天モバイルの料金プランは、auの格安プラン「povo」と同じようにワンパターンしかありません。「povo」との違いは、事前に利用するデータ量を購入するのではなく、使った分の料金が発生します。

つまり、月間に利用したデータ量が1GB未満だった場合は、月額料金が無料になります。

料金設定を見てみると、たとえば、月間のデータ利用料が4GBであっても15GBであっても発生する月額料金は変わりません。

Rakuten UN-LIMIT VIで5Gサービスを利用するのに、追加料金や必要な手続きはありません。5G対応可能なエリア内であれば、5G通信の高速通信を体感できるでしょう。

まとめ

この記事では、話題の5Gが格安SIMでも利用できることについて詳しく解説しました。おすすめの格安SIMや5Gに対応したスマートフォン端末についても紹介したので、これから5Gを利用したい方はぜひ参考にしてください。

また、5Gの利用はさまざまなメリットがある反面、デメリットや注意点もあります。それらを踏まえて、ご自身にとって最適な格安SIMや使い方を見つけましょう。

<参考サイト>
楽天モバイル 公式ホームページ
UQ mobile 公式ホームページ