人事評価システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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建設業界で活用できる人事評価システムとは
人事評価システムとは、人事評価に関連する業務を自動化・効率化できるシステムです。従業員のデータベースや目標・進捗管理機能、評価シートテンプレート、甘辛調整、評価者分析などの機能が搭載されています。
また、人事評価プロセスのワークフローを管理できるため、評価の透明性につながります。
建設業界では、主に特定のプロジェクトやタスク達成の評価、目標進捗確認などに活用されているところも特徴です。
建設業界における人事評価の課題
建設業界においては、人事評価に関するさまざまな課題があります。具体的にどのような課題があるのか、くわしく解説します。
評価に手間がかかっている
建設業界は規模が大きい企業が多く、従業員の数だけ人事評価業務の実施が必要です。そのため、評価業務に多くの時間を割いており、相当な人的コストがかかっているでしょう。
中小企業であっても、評価者がプレイヤーを兼任していることもあり、担当者の業務負担を圧迫していることが考えられます。
紙やExcelで評価シートが運用されている
評価シートを、紙やExcelで運用している建設関連企業も少なくありません。人事評価シートを紙で運用している場合、人事評価のプロセスごとに紙のシートを担当者に渡す手間が発生します。
Excelでの運用も、ファイルをプロセスごとに転送する工程が発生するほか、複数のファイルからデータを集計するのに手間がかかるでしょう。
人事評価制度が確立されていない
建設関連企業によっては、明確な人事評価制度が確立されていないケースがあります。
人事評価プロセスにおける評価基準が不明瞭な場合や公平性が保たれていない場合、不満や不信感が生じる原因になるでしょう。
また、人間関係が評価に影響し、経営者や直属の上司による属人的な評価が実施されていれば、モチベーションが低下するかもしれません。
成果の評価が難しい
建設業はプロジェクトごとに多くの職種が関わり、成果がチーム全体で作られます。そのため、個人の貢献度を正確に測ることが困難です。
とくに現場監督や職人の仕事は、最終的な成果物に直結していても「誰の働きがどの程度影響したのか」を数値化しにくい側面があります。
結果として評価が主観に偏り、成果を正当に反映できないリスクが生じやすい課題があります。
建設業界の課題を人事評価システムで解決できる理由
建設業界の人事評価の課題を人事評価システムで解決できる理由を、システムの機能や詳細とともに解説します。
評価業務をペーパーレス化・効率化できる
人事評価システムでは、評価データの入力や保存、検索をすべてクラウド上で実行できます。紙ベースでの評価シート管理が不要になるほか、評価データを管理しやすくなるでしょう。
評価スケジュールの設定機能や通知機能を利用すれば、評価の依頼やフィードバック内容のデータ収集など、全体のプロセスを効率化できます。評価者や人事担当者の業務負担軽減も期待できます。
規模が大きい企業ほど、ペーパーレス化による業務効率化の効果は高いでしょう。
また、評価者による評価の甘い・辛いを調整する機能や、評価者のバイアス傾向を分析する機能を搭載しているサービスもあります。人事評価の公平性や透明性を高めるのにも役立ちます。
評価制度の設計からサポートしてくれるサービスもある
人事評価システムを提供する企業のなかには、評価制度の設計をサポートしてくれるケースがあります。
これらの企業は、建設業界をはじめさまざまな企業で、人事評価制度の構築や運用のノウハウを数多く保有しています。
たとえば、経営層や現場のヒアリング、事前調査を実施し、評価方針の作成や評価制度の構築をサポートしてくれるのが特徴です。
また、設計後の運用サポートを受けられる場合もあります。評価制度の改善や構築を希望する場合には、それらのサポートを展開しているシステムを検討するとよいでしょう。
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建設業界向け人事評価システムおすすめ6選
建設業界におすすめの人事評価システムを紹介します。
カオナビ
カオナビ は、一人ひとりの個性や才能を発掘し、戦略的な人事施策を加速させられる人事評価システムです。
さまざまな人事情報の一元管理が可能で、スキルや経験のデータを可視化・分析できるのが特徴です。そのため、組織内の最適な人材配置や人材育成、人事評価に役立ちます。
MBOやOKR、コンピテンシー、360度評価に対応し、甘辛調整や承認・考課フロー設定などの機能を搭載しています。建築業界では清水建設や三陽建設が導入※しているシステムです。
※出典:カオナビ「 導入事例|カオナビ 」(2025年8月20日閲覧)
HRBrain
HRBrain は、人事評価業務に加えて労務業務の課題も解決できるタレントマネジメントシステムです。人事評価からスキル管理まで、システム上で完結できます。
人事評価では、評価シートの配布から集計までワンストップで実施できます。そのため、担当者の工数を大幅に削減可能です。
評価シートやワークフローは自由にカスタマイズできるため、評価制度が変更されても柔軟に対応できます。評価関連の代行サービスや評価者育成研修などのメニューも展開しています。
建設業界では、福地組や鴻池組が導入※しているシステムです。
※出典:HRBrain「 導入事例|HRBrain 」(2025年8月20日閲覧)
あしたのチーム
あしたのチーム は、人事評価制度の構築から、評価業務のクラウド化、人事評価の運用支援までをワンストップで提供するサービスです。
評価設計のプロが、等級制度や報酬体系の設計、設計後の運用もサポートします。設計された評価制度を運用しやすいように、シンプルな機能を搭載したクラウドも用意されているのも特徴です。
建築業界では、松本建設やナカノヤで導入※されています。
※出典:株式会社あしたのチーム「 導入事例|あしたのチーム事例サイト 」(2025年8月20日閲覧)
COMPANY 人事管理システム
COMPANY 人事管理システム
は、グループ全体の人事評価を一元化し、全プロセスを可視化できる評価システムです。
カスタマイズ可能な設計により、あらゆる人事制度を柔軟に設定し、効率的に運用できます。
目標管理や業績評価、能力評価、多面評価など、幅広い評価制度をサポートし、各グループ会社の再編成や法改正にも追加費用なしで対応可能です。
建築事業も手掛ける日揮グループや、三建設備工業でも導入※されています。
※出典:株式会社Works Human Intelligence「 導入事例|大手法人向け人事システム「COMPANY」 」(2025年8月20日閲覧)
人事評価ナビゲーター
人事評価ナビゲーター
は、コストパフォーマンスに優れた人事評価システムです。
シンプルかつ使いやすさにこだわったシステム設計に加え、低水準の運用コストで長期間使用しやすいのが魅力です。
評価のフィードバックや行動観察のメモを記録できる機能、経営者向けの報告書を自動作成できる機能などがあります。
評価のばらつきを可視化できる機能もあり、人事評価を効率化する機能が備わっているのが特徴です。
人事評価制度の構築も支援しており、建設業界では愛媛建築住宅センターやプロフィットが導入※しています。
※出典:株式会社日本経営「 Case 導入事例|人事評価ナビゲーター 」(2025年8月20日閲覧)
HITO-Pro – あさかわシステムズ株式会社
HITO-Pro は、建設業や工事業向けのシステムを展開する企業が開発した、人事考課制度の確立をサポートする人事評価システムです。
職種や等級にあわせた考課パターンを登録できるため、企業ごとの独自の査定が可能です。
進捗状況の管理や評定の自動計算に加えて、CSVファイルでの出力や取り込みができます。クラウド版とオンプレミス版の2種類から選択可能です。
建設業界向け人事評価システムで人事評価を効率化しよう
人事評価システムでは、評価シートの作成や配布、提出がシステム上で完結するほか、評価結果のデータを自動計算する機能も搭載されています。
業務の自動化による担当者の負担軽減や、適切な人事データの取得による人事施策への活用も期待できるでしょう。
建設業界向け人事評価システムを導入する場合は、人事データを管理しやすく、建設業界への導入実績が多いシステムがおすすめです。
人事評価システムは、次の記事でもくわしく紹介しています。
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