「採用代行の費用をなるべく抑えたい」「完全無料で使えるサービスはあるのだろうか」とお悩みではありませんか。結論として、採用実務には専任担当者の稼働が伴うため、実務まで完全無料で依頼できるサービスはほぼありません。
しかし、契約前の「無料相談」や「採用計画のプランニング」、または「無料トライアル」を活用することで、コストとミスマッチのリスクを最小限に抑えることは可能です。
本記事では、初期費用無料から始められる採用代行と、契約前に試せる無料トライアルのあるサービスを、無料でどこまで対応してもらえるかで比較しました。無料の次にかかる費用と契約条件、依頼するときに押さえる法律の注意点まで解説します。
【30秒でわかる採用代行のポイント】
・無料で使える採用代行サービスはなく、0円で受けられるのは相談と提案まで
・初期費用0円から依頼できるのはbサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」・CORNER・uloqoの採用代行など
・契約前に無料で試せるトライアルを提供しているのはエースジョブ
有料での依頼を含めたおすすめサービスの特徴や料金は、次の記事でも紹介しています。
>採用代行(RPO)の比較45選をチェックする

※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。
無料の採用代行サービスはなく、無料でできるのは相談と提案まで
採用代行で「無料」と案内されているものは、契約前の相談や提案にあたるサービスです。0円で採用業務そのものを代行してもらえるわけではないため、どこまでが無料かを最初に押さえておきましょう。
無料相談でできること
採用代行の無料相談では、自社の採用課題の整理と、依頼できる業務範囲・費用の見積もりまでを無料で確認できます。採用代行はサービスごとに得意な職種や対応範囲が違うため、相談の段階で自社の求人に合うかどうかを判断できます。
相談より踏み込んだものとして、採用目標から必要な応募数・面接数を置いた計画の提案まで、無料で受けられるサービスもあります。
bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」は、採用目標と過去実績から採用KPIを設計する無料プランニングを用意しています。CORNERは、問い合わせから登録パートナーとの面談までを無料で受けられます。
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|---|---|---|---|---|
| bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」 | CORNER | uloqoの採用代行 | エースジョブ | |
| 無料相談 | ● | ● | ● | ● |
| 無料の採用診断・提案 | ● 採用KPIのプランニング | ー | ー | ー |
| 無料でできる範囲 | 採用KPI設計 媒体・企画の提案 | 登録パートナーとの面談 | 課題のヒアリング | 機能の確認 試用 |
※●=無料で利用できる/×=提供なし/ー=要問い合わせ
一方で、無料の範囲は求人原稿の作成や応募者対応までは含みません。実務の代行を依頼する段階で有料契約に切り替わるため、相談で見積もりを取ったうえで判断する流れになります。
無料トライアルの有無と料金体系
採用代行では、契約前に試せる無料トライアルを用意しているサービスも多くありません。本記事で紹介するサービスのうち、トライアル利用に対応しているのはエースジョブです。
採用代行は担当者の稼働をともなう役務のため、システムのように一定期間だけ機能を使えるようにする形が取りにくく、無料の範囲は相談や提案に置かれています。
トライアルの有無とあわせて確かめたいのが、最安料金や料金体系です。各社の費用と契約条件を下の表にまとめました。
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|---|---|---|---|---|
| bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」 | CORNER | uloqoの採用代行 | エースジョブ | |
| 無料トライアル | × | × | × | ● 期間非公表 |
| 料金体系 | 月額固定 (媒体単位) | 月額固定 (稼働時間) | 月額固定 | 月額固定 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | ー |
| 月額(最安プラン) | 29,800円〜 | 320,000円 | 150,000円 | 100,000円〜 |
| 最低契約期間 | ー | ー | 3か月 | ー |
※●=提供あり/×=提供なし/ー=問い合わせで案内があります
代行を使わず無料の求人媒体だけで進める場合
採用にかける費用をできるだけ抑えたい場合は、ハローワークのように掲載料がかからない求人媒体を自社で運用する方法もあります。求人の掲載自体は0円で始められるため、採用人数が少なく募集職種も限られる企業には現実的な選択肢です。
一方で、求人原稿の作成や応募者への連絡、面接の日程調整は自社の担当者が担うことになります。採用担当者を置いていない企業では、この工数が採用のボトルネックになりやすい点が課題です。
したがって、自社の状況に合わせて下記のように方針を分けるのがおすすめです。
- 採用予算は組めないが、担当者のリソース(人手)は確保できる→無料媒体の運用がおすすめ
- 採用予算は確保できるが、担当者のリソースやノウハウが不足している→採用代行の利用がおすすめ
bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」のように1媒体の運用から依頼できるサービスもあり、両者を組み合わせる進め方も選べます。
採用代行に依頼できる業務
採用代行・採用アウトソーシング(RPO)とは、企業が自社で行っている採用業務の一部またはすべてを外部の専門業者に委託することです。どの業務まで任せられるかを把握しておくと、無料相談の場で依頼範囲と見積もりを具体的に詰められます。
採用代行・採用アウトソーシング(RPO)で対応している主な業務としては、次のようなものが挙げられます。
- 求人掲載
- 応募者管理
- スケジュール管理
- 選考
- 会社説明会の代行
- スカウト
- 採用計画の立案
- 内定者のフォロー など
採用計画の立案・求人媒体の選定
採用計画の立案は、採用代行に任せられる業務のうち最も上流にあたる部分です。採用したい人数と時期から必要な応募数を逆算し、どの求人媒体にいくら配分するかを設計します。
この工程を外部に任せる利点は、複数媒体の実績を持つ担当者の知見を使える点です。bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」は100種類以上の求人媒体を取り扱い、応募数から入社数までの数値を置いて媒体と企画を提案します。
求人原稿の作成・スカウト配信
求人原稿の作成やスカウト配信は、原稿の訴求内容やスカウトを送信するタイミングひとつで応募率が大きく変動します。専任の担当者を配置できない企業こそ、プロの知見を借りることで目に見えて成果が改善しやすい工程です。
近年はスカウト文や求人票の作成に生成AIを使うサービスも増えています。エースジョブは生成AIでスカウト文と求人票を作成し、専任の担当者が内容を調整する形で運用します。
応募者対応・選考日程の調整
応募者への連絡と選考日程の調整は、対応の速さがそのまま辞退率に影響する工程です。応募から連絡までに時間がかかると、ほかの企業の選考が先に進んでしまいます。
採用代行に任せると、応募者用のメールアドレスや管理画面での対応を代行会社側が担います。面接日程の登録やカレンダーでの共有まで対応するサービスもあり、自社の担当者は候補者の見極めに専念できます。
面接代行・内定者フォロー
一次面接の代行や内定者へのフォローまで任せられるサービスもあります。面接の対象者が多い場合は、一次面接を外部に任せることで自社の面接官の負担を抑えられます。
ただし面接は自社の価値観を伝える場でもあるため、どこまで任せるかは慎重に決める必要があります。判断基準のすり合わせが不十分だと、求める人物像とずれた候補者が通過する可能性があります。
採用代行を利用するメリット
採用代行は費用が発生する分、自社で採用活動を回す場合と比べて得られるものがあります。無料相談の段階で費用対効果を判断するために、何が変わるのかを押さえておきましょう。
採用担当者の工数を削減できる
採用代行を使う最大の利点は、担当者の時間を候補者の見極めに集中させられることです。求人原稿の更新や日程調整といった作業は件数が多く、他業務と兼任している担当者ほど負担が偏ります。
この部分を外部に移すと、面接や見極めに時間を使えます。必要な業務だけを切り出して依頼できるサービスもあり、繁忙期の応募者対応だけを任せる使い方も選べます。
採用ノウハウを外部から取り込める
採用代行会社は複数の企業の採用に関わるため、自社だけでは得にくい媒体別の反応や相場感を持っています。求人原稿の表現やスカウトの送信設計に、その知見を反映してもらえます。
uloqoの採用代行のように、採用課題の診断から改善の提案まで対応するサービスなら、進め方そのものを見直せます。将来的に自社で運用に戻す前提で、内製化の支援を掲げるサービスもあります。
採用コストの内訳を見直せる
採用代行への依頼は費用が増えるだけではありません。媒体の選定や配分を見直すことで、これまでの求人広告費の使い方を改められる場合があります。
効果の出ていない媒体への出稿を止め、応募が集まる媒体に配分を寄せる判断は、複数媒体の実績を持つ代行会社のほうが下しやすいものです。無料相談や無料の採用診断は、この見直しの材料を費用をかけずに得られる機会でもあります。
無料相談から始める採用代行の選び方
採用代行は無料で使い続けられるものではないため、無料の範囲で何を確かめるかが選定の軸になります。次の4点を相談前に整理しておくと、比較の判断が早まります。
無料でどこまで見てもらえるか
最初に確認したいのは、無料の範囲が相談だけなのか、採用計画の提案まで含むのかという線引きです。同じ「無料相談」でも、聞き取りだけで終わるものと、資料として結果が残るものでは得られるものが違います。
資料として残る形を求めるなら、bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」の無料プランニングが該当します。社内で稟議を通す材料が必要な場合にも使えます。
対応できる職種・業界と依頼できる業務が自社に合っているか
採用代行・採用アウトソーシング(RPO)を選ぶ際は、対応できる職種や業界などの採用領域を確認することが大切です。新卒採用、中途採用、アルバイト採用など、自社の求める採用分野に対応しているかどうかをチェックしましょう。
また代行会社によっても、対応している、もしくは得意としている業種や職種には差があります。事前に実績や事例などを確認し、自社の業界・採用ニーズに合った代行サービスか確認しましょう。
スカウト運用に重点を置くならエースジョブ、求人媒体の選定から任せるならbサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」のように、強みの置き方はサービスごとに違います。依頼したい業務が有料の範囲かどうかも相談時に確かめましょう。
専任の担当者がつくかどうか
採用代行・採用アウトソーシング(RPO)を選ぶ際は専任の担当者がつくかも確認しましょう。専任の担当者がつけば、採用計画の立案から実務代行まで一貫してサポートしてもらえます。
定期的なミーティングやレポートの提出を行ってもらえるため、進捗状況が確認でき、細かい調整やニーズの反映も行いやすいでしょう。現状の課題を洗い出し、改善案の提案を行うサービスもあるため、信頼できるパートナーとして採用活動を円滑に進められます。
体制の組み方はサービスごとに異なります。bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」は3人1チームで担当し、CORNERは人事領域に特化したプロ人材を必要な業務・稼働時間だけ組み合わせる形を取ります。
最低契約期間と最低利用料はいくらか
月額の金額だけでなく、最低契約期間まで確認しないと実際の支出は読めません。月額350,000円で最低3か月の契約なら、依頼した時点で1,050,000円が確定します。
uloqoの採用代行は最低契約期間が3か月です。ほかのサービスは問い合わせで案内があるため、月額だけでなく最短でいくらかかるかを確かめてから決めましょう。
企業規模によって適したサービスは変わります。中小企業での選び方や依頼範囲の決め方は、次の記事で詳しく解説しています。
初期費用無料から始められる採用代行3選
初期費用0円で依頼を始められる採用代行3社です。無料でできる範囲と、その次にかかる費用や契約条件をあわせて紹介します。
bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」
- 100種類以上の求人媒体を取り扱い、媒体の選定から代行
- 採用KPIを設計する無料プランニングを提供し、初期費用は0円
- 月額29,800円からの媒体単位のプランがあり、ここで紹介するなかで最も低い金額から依頼できる
費用を抑えて依頼したいなら、月額29,800円から始められるプランが第一候補になります。1媒体の運用とスカウト支援から依頼でき、応募者対応まで広げる場合は上位のプランに切り替える形です。
無料プランニングでは、採用目標と過去実績から応募数・面接数・内定数・入社数までの数値を置いた提案を受けられます。媒体選定に迷っている段階でも相談材料が得られます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料の範囲 | 相談、求人プランニング(採用KPI設計) |
| 有料契約が必要になること | 求人原稿の掲載・更新、スカウト配信、応募者対応 |
| サポート | 3人1チーム体制 |
| その他の注意 | 月額は媒体単位のため、複数媒体を使う場合は費用が変わる |
bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」の有料プランの料金
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| 運用+スカウト支援(1媒体) | 0円 | 29,800円〜 |
| +応募者対応 | 0円 | 268,000円〜 |
| +応募者対応+採用広報 | 0円 | 498,000円 |
CORNER
- 人事領域に特化したプロ人材が登録し、必要な業務だけ依頼できる
- 問い合わせから登録パートナーとの面談までが無料で、初期費用も0円
- 稼働時間ベースの料金で、リクルーター業務は週16時間の稼働を想定した金額
依頼する前に担当者本人と話して見極めたい場合は、登録パートナーとの面談まで無料で対応するCORNERが向きます。誰が実務を担うのかが契約前にわかるため、進め方の相性を確認したうえで判断できます。
料金は稼働時間をもとに決まる形で、リクルーター業務やダイレクトリクルーティングなど依頼内容ごとに設定されています。人事の業務を部分的に埋めたい企業に適した構成です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料の範囲 | 問い合わせ、相談、登録パートナーとの面談、資料ダウンロード |
| 有料契約が必要になること | プロ人材の稼働(採用実務・組織開発・労務) |
| サポート | 登録するプロ人材が実務を担当 |
| その他の注意 | 料金は稼働時間が前提のため、依頼範囲を広げると金額が上がる |
CORNERの有料プランの料金
| 依頼内容 | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| ダイレクトリクルーティング | 0円 | 320,000円 |
| リクルーター | 0円 | 640,000円 |
| 労務 | 0円 | 480,000円 |
| 組織開発・人材開発 | 0円 | 1,280,000円 |
※月額費用はリクルーター・ダイレクトリクルーティング・組織開発が週16時間、労務が週24時間の稼働を想定した金額の一例
uloqoの採用代行
- 採用課題の診断から実行・改善まで対応する戦略型の採用代行
- 無料相談と資料ダウンロードに対応し、初期費用は0円
- エージェント運用やスカウト改善、面接改善まで依頼範囲を広げられる
採用の進め方そのものを見直したい場合の候補が、課題診断から改善まで一貫して担うuloqoの採用代行です。実務の代行だけでなく、どこで候補者が離脱しているのかを分析して手を打つ設計を取ります。
料金は依頼する支援範囲に応じて決まります。ライトプランは月額350,000円で、最低契約期間は3か月です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料の範囲 | 相談、課題のヒアリング、資料ダウンロード |
| 有料契約が必要になること | 採用課題の分析、エージェント運用、スカウト・面接の改善 |
| サポート | 採用データの分析にもとづく改善提案 |
| その他の注意 | 支援範囲によって金額が変わるため、相談時に見積もりが示される |
uloqoの採用代行の有料プランの料金
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| 新卒採用代行 | 0円 | 150,000円 |
| 中途採用代行 | 0円 | 300,000円 |
※詳細は要問い合わせ
契約前に無料で試せる採用代行
無料で始める2つ目の入口が、契約前に支援内容を試せる無料トライアルです。無料トライアルを用意しているサービスなら、依頼する前に進め方や担当者の対応を確かめられます。
エースジョブ
- 生成AIがスカウト文と求人票を作成し、専任の担当者が内容を調整
- ここで紹介するなかで唯一、契約前のトライアル利用と無料デモに対応
- スカウト運用を中心に依頼したい企業に向く
契約前に画面や運用イメージを確かめたい場合は、無料デモとトライアル利用を案内しているエースジョブが候補になります。ただしトライアルの期間は公表されておらず、条件は問い合わせで案内があります。
無料デモでは実際の運用画面と支援の進め方を確認でき、トライアル利用では自社の求人で使い勝手を試せます。スカウトの送信数が多く、原稿作成の工数が課題になっている採用に向きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無料の範囲 | 相談、無料デモ、資料ダウンロード、トライアル利用(期間非公表) |
| 有料契約が必要になること | スカウトの継続運用、求人票の運用改善 |
| サポート | AIと担当者によるハイブリッド支援 |
| その他の注意 | トライアルの期間・条件は要問い合わせ |
エースジョブの有料プランの料金
| プラン | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| ライト | 要問い合わせ | 100,000円〜 |
| 成果報酬型プラン | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
採用代行の費用相場と料金体系
採用代行の費用は、料金体系の違いで見え方が大きく変わります。どの体系でいくらかかるのかを、月額の相場と初期費用まで含めて整理します。
料金体系は月額固定型・従量課金型・成果報酬型の3タイプ
採用代行の料金体系は、月額固定型・従量課金型・成果報酬型の3つに分かれます。月額固定型の場合は毎月一定の金額を支払います。従量課金型の場合は、それぞれの業務で金額が設定されており、業務量に合わせて支払い金額が決まります。
従量課金型は各企業が業務ごとに設定している金額の差が大きく、業務量によっても料金は変わるため、月額固定型のように一律の相場では示しにくい体系です。スカウト代行を1通あたりの単価で設定するサービスもあり、送信数が増えるほど費用も積み上がります。
紹介した各社は月額固定型です。エースジョブのように成果報酬型のプランを提供するサービスや、CORNERのように稼働時間ベースで金額が変動するサービスもあります。つまり、同じ「月額〇〇円」という表記でも、サービスによって「何に対して費用が発生しているのか」が全く異なります。
成果報酬型でも採用が決まるまで0円とは限らない
費用を抑えたい場合、採用が決まったときだけ費用が発生する成果報酬型を検討する企業もあります。ただし成果報酬型をうたうサービスでも、月額の固定費が別に発生する形があります。
成果報酬の単価は公開していないサービスもあります。何をもって成果とするか(内定か、入社か)もサービスごとに違うため、金額と条件はセットで確かめる必要があります。
そのため成果報酬型で確かめる点は、固定費の有無、成果の定義、1名あたりの金額、返金条件の4点です。「初期費用0円」と「採用が決まるまで0円」は別のものと考えましょう。
月額の相場と最低契約期間・初期費用
採用代行を導入した342人への調査では、月額費用の最多層は10万円〜20万円でした※1。
紹介した各社の採用支援プランは29,800円から1,000,000円までの幅があり、1媒体の運用だけを任せる場合と、採用戦略の設計まで任せる場合で金額の桁が変わります。たとえばCORNERの組織開発・人材開発のように採用以外の領域まで広げると、さらに上の価格帯になります。
見落としやすいのが最低契約期間です。月額350,000円で3か月なら、依頼した時点で1,050,000円のコストが発生することが確実であるため、稟議申請時には注意が必要です。
※1出典:BOXIL Magazine「【342人調査】採用代行(RPO)の費用相場は月額10〜20万円 料金表と25サービス一覧」(調査期間2025年11月25日〜12月2日・n=342/2026年8月4日閲覧)
採用代行に依頼する際に押さえたい法律の注意点
採用業務を外部に委託するときは、職業安定法の定めが関わります。費用の有無にかかわらず、依頼する内容によっては企業側に手続きが必要になります。
募集の代行を委託するときは許可・届出が必要になる場合がある
職業安定法※2では、労働者の募集を「労働者を雇用しようとする者が、自ら又は他人に委託して、労働者となろうとする者に対し、その被用者となることを勧誘すること」と定めています。
自社の従業員以外に募集を担わせる形は委託募集と呼ばれ、報酬を支払って募集に従事させる場合は許可、報酬を支払わない場合は届出が必要です。
この許可・届出の義務を負うのは、募集を委託する企業側(募集主)です。委託を受けて勧誘を行う側は募集受託者にあたります。
募集・求人業務取扱要領※3では、募集従事者を「応募を勧誘する行為を行う者(法人を含む。)」と定義しています。代行会社のような法人も募集従事者になり得るため、社外に勧誘を任せた時点で委託募集の判断が必要になります。
なお、申請の手続きは、委託を受けた側が募集主に代わって行うこともできます。
※2出典:デジタル庁「職業安定法 | e-Gov 法令検索」(2026年8月4日閲覧)
※3出典:厚生労働省「募集・求人業務取扱要領」(2026年8月4日閲覧)
許可の権限と罰則の内容
許可の権限は、募集の規模によって厚生労働大臣と都道府県労働局長に分かれます。自県外での募集で1つの都道府県からの募集人員が30人以上、または募集人員の総数が100人以上の場合は厚生労働大臣、それ以外は都道府県労働局長です。
許可と届出はいずれも様式第3号(委託募集許可等申請書)で、提出先はどちらも都道府県労働局長です。提出期限は、厚生労働大臣の許可等に係るものが募集を開始する月の21日前まで、都道府県労働局長の許可等に係るものが14日前までです。
許可・届出の義務を負う募集主が許可を受けずに報酬を支払って募集に従事させた場合は※2、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金、報酬を支払わない委託募集の届出をしなかった場合は6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金が定められています。
依頼する範囲が募集の勧誘にあたるかどうかは個別の判断になるため、所轄の都道府県労働局に確認しておくと確実です。
※2出典:デジタル庁「職業安定法 | e-Gov 法令検索」(2026年8月4日閲覧)
人材スカウト型の職業紹介事業者に委託する場合の扱い
委託先が、職業紹介事業の許可を取得している人材スカウト型の事業者にあたる場合は、扱いが変わります。
募集・求人業務取扱要領では、許可を取得している人材スカウト型職業紹介事業者に募集を委託する場合は、当該職業紹介事業者に求人を申し込んだものと解することが適当であり、委託募集の許可は基本的には不要であるとしています※4。
また、求職者を探索して就職を勧め、応じた人をあっせんするスカウト行為を事業として行う場合は職業紹介事業に含まれ、職業紹介事業の許可が必要になります。委託先がどの許可を持っているかは、相談の段階で確認しておきたい項目です。
※4出典:厚生労働省「Ⅲ 委託募集」(2026年8月4日閲覧)
有料サービスを検討するべきケース
企業の状況やニーズによっては、無料相談だけでは採用の課題が解決しないケースも存在します。有料契約を検討した方がよいケースをまとめているので、参考にしましょう。
採用プロセスの最適化や改善をしたい場合
採用プロセスの根本的な見直しや歩留まりの改善を求める場合は、有料サービスの導入を強くおすすめします。
無料相談で得られるのはあくまで「現状の整理と提案」までです。実際に選考フローを再構築し、PDCAを回して採用成功まで伴走してもらうには、プロの継続的な稼働が不可欠なためです。
有料契約では、現状分析やアドバイス、実行のサポートを受けられる場合が多く、採用活動の最適化にも期待できます。uloqoの採用代行のように、候補者がどこで離脱しているかを分析して改善まで担うサービスが向きます。
複数の求人媒体を一括管理したい場合
無料で使える求人媒体だけで募集する場合、複数の媒体を使うと管理は自社で行うことになります。一部を任せ、一部を自社で管理すると結局手間がかかり、委託した効果が薄れてしまいます。
有料契約では、複数の求人媒体の運用をまとめて任せられ、最適な媒体の提案も受けられます。求人媒体の選定や管理を一括して対応してもらいたいのであれば、bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」のように取扱媒体の多いサービスを検討しましょう。
採用力を強化したい場合
無料相談で受けられるのは課題の整理までで、採用戦略の策定や採用ブランディングといった業務は有料契約の範囲です。採用力そのものを高めたいのであれば、専任の体制を組めるサービスに依頼する必要があります。
採用計画の設計から実行、結果の振り返りまでを続けて任せられるのは有料契約の範囲です。優秀な人材の確保や必要な採用人数の達成を目指す段階では、無料相談で依頼範囲を確かめたうえで契約に進む形になります。
採用の進め方そのものを見直したい場合は、採用コンサルティングという選択肢もあります。採用代行との違いは次の記事で解説しています。
採用代行に関するよくある質問
採用代行を無料で検討する際に多い疑問をまとめました。無料の範囲と有料契約の線引きを確認しておきましょう。
採用代行に無料プランはありますか
0円で採用業務の代行を受け続けられる無料プランは、基本的にありません。担当者の稼働をともなう役務のため、システムのように機能の一部を無料で開放する形が取りにくいことが理由です。
無料トライアルは、期間を限って有料と同じ支援を試せるものです。ここで紹介するなかではエースジョブが提供していますが、期間は公表されていません。無料プランと無料相談・無料トライアルは別のものとして考えましょう。
採用代行に採用業務を委託するのは違法ではありませんか
採用業務の委託そのものが違法になるわけではありません。ただし自社の従業員以外に募集の勧誘を担わせる委託募集にあたる場合は、報酬を支払うかどうかに応じて厚生労働大臣の許可または届出が必要です。
義務を負うのは委託する企業側で、許可を受けずに報酬を支払って募集に従事させた場合は罰則が定められています。委託先が、許可を取得している人材スカウト型の職業紹介事業者にあたる場合は求人の申し込みと解され、委託募集の許可は基本的に不要です。
依頼範囲が該当するかは所轄の都道府県労働局に確認しましょう。
無料相談だけ受けて契約しないことはできますか
無料相談や無料の見積もりは契約を前提としたものではないため、内容を確認したうえで見送る判断もできます。採用課題の整理や費用の目安を把握する目的で利用しても差し支えありません。
複数のサービスに相談すると、依頼できる業務範囲や金額の考え方を比べられます。資料のダウンロードも無料で行えるため、相談前に候補を絞る材料として使えます。
費用を抑えて採用代行に依頼する方法はありますか
依頼する業務を絞る方法が現実的です。あわせて初期費用と最低契約期間を確認しましょう。最低契約期間が3か月あるサービスでは、その期間分の月額が依頼した時点で確定します。
掲載料がかからない求人媒体を自社で運用し、工数のかかる部分だけ委託する組み合わせも選べます。
無料の範囲を見極めて自社に合う採用代行を選ぶ
採用代行に0円で使い続けられる無料プランはなく、無料で受けられるのは相談・採用計画の提案・資料のダウンロードまでです。実務の代行を依頼する段階で有料契約に切り替わります。
それでも無料の範囲は活用できます。bサーチの採用代行(RPO)サービス「採善策」の無料プランニングのように、自社の採用課題を資料として受け取れるサービスもあり、社内で検討する材料になります。
依頼を決める段階では、月額だけでなく初期費用と最低契約期間まで含めた総額で比べることが大切です。
BOXILでは掲載サービスの料金や支援範囲をまとめた資料を無料でダウンロードできます。気になるサービスの資料をまとめて取り寄せ、無料相談へ進む前の比較材料として活用してみてください。


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