ユニークユーザー (UU) とは？PVとの違い・計算方法 - 広告用語解説
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Webマーケティングにおける主要な指標のひとつである「ユニークユーザー」とは、簡単にいえばWebサイトに訪れたユーザー数のことです。
Webサイト運営をするうえで、知っておくべき指標といえます。ユニークユーザーは、一般的に「UU」と略されます。
本記事では、UUの概要から計測方法まで説明します。また、同じような指標であるPVやセッションとの違いについても解説していきます。
UU（ユニークユーザー）とは
UUとは、ある期間内にWebサイトや特定のページを訪問したインターネットユーザーの数を示します。該当の期間内であれば、たとえ同じ人物が何度も同じページを訪れたとしても1人のUUとみなされます。
そのため、Webサイトの人気度を把握するのに適した指標といえます。UUは実際の訪問者数を示すため、サイトに関心を持つ実際の人数が明らかになります。
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UUとPVの違い
UUは、サイトが閲覧された回数を示すPV（ページビュー）と混同されがちです。しかし、PVはサイトの訪問者が閲覧したすべてのページ数の合計であるため、通常はUUよりも多くなります。
たとえば、同じWebサイト内の別のページを閲覧した場合も、アクセスしたページ数がサイト全体のPVとしてカウントされます。
また、PVは同じユーザーの複数回のアクセスもカウントされるため、同じ人物が同じ日に同じサイトに何度もアクセスすれば、都度PV数は増えていきます。
一方、UUの場合は、期間内であればアクセス回数やページ数にかかわらず、1カウントとしかみなされません。サイトが閲覧された回数ではなく、閲覧したユーザーの数の指数となるからです。
UUとセッション数の違い
セッションもUUやPVと混同されやすい数値です。
セッションとは、ユーザーがWebサイトを訪れた回数のことをいいます。
PVはWebサイトを構成するそれぞれのページが閲覧された合計ですが、セッションはそれぞれのユーザーがサイト全体を訪問した回数となります。つまり、サイトへの純粋な訪問回数です。
たとえば、あるユーザーが1日に2回Webサイトに訪問して5ページを閲覧したとします。この場合は、訪問ユーザーは同一のため、UUは「1」、PVは「5」、セッション数は「2」となります。
閲覧したページ数が1だったとしても、セッション数は「2」のままです。ページ数には関係になく、ユーザーがサイトを訪問し離脱するまでを1回として計測します。
その他の間違いやすい用語
PVやセッションと同様に、UUと混同されやすい数値には次のようなものがあります。
アクティブユーザー
アクティブユーザーとは、計測対象期間中にWebサイトを基準となる回数以上利用しているユーザーの数をいいます。
特に何らかのサービスを提供しているサイトや、ソーシャルメディアサイトを積極的に利用しているユーザーを指すのが一般的です。
どういった基準でアクティブユーザーとみなすかは、実際に計測する主体によって違ってきます。
リーチ
リーチとは、本来マーケティング用語です。企業が発する広告メッセージや商品・サービスのもつ魅力が、ターゲットユーザーにしっかりと伝わっているかどうかを表現する際に用いられます。
多くの場合、メッセージが発せられた後の顧客の反応率を基準に成否が判断されます。
ユニークブラウザ
ユニークブラウザとは、Webサイトへの訪問回数をそれぞれのブラウザごとに記録することです。
どのブラウザがサイトにとって訪問者を集めるために有効かを判断する指標となります。同一ユーザーが別々のブラウザを利用して訪問した際も、重複してカウントされてしまうのが特徴です。
UUのカウント方法
それでは、UUのカウント方法をもう少し詳細に紹介しましょう。方法は大きく3種ほどあり、次の情報もしくはこれらの組み合わせによって計測します。
また、実際にカウントするツールによっても方法が違ってきます。
IPアドレス
IPアドレスとは、簡単にいえば各々のPCを特定するための番号（住所）です。IPアドレスを解析することによって、ページに同一のIPをもつPCが何度訪れたか計測できます。
ただし、IPアドレスによって個人を特定することはなかなか難しいのが実情です。現在のIPでは、すべてのPCに割り当てるには数が足りないため、ひとつのIPを多くのユーザーが使いまわしています。
ホスト名
ある特定のIPアドレスとリンクしたひとつのコンピュータ（ホスト）を示すドメイン名を、ホスト名といいます。
ホスト名を解析することによって、サイトにアクセスしている端末を分類できます。
Cookie
Cookieは、各ブラウザに蓄積されている各種ユーザーデータのことです。Cookieを利用することでUUを特定できます。
たとえば、アクセス解析ツールとして知られるGA4では、Cookieを用いてUUを見極めています。
ただし、ユーザー側でCookieが拒否されている場合は、正確なユーザー数を把握できなくなります。また、ブラウザやインターネットに接続するそれぞれの端末を横断的に特定できません。
GA4のUU数
GA4では、UU数の表示について「ユーザー」と表記されます。GA4では、次の手順でサイト全体のUU数を調べられます。
1.「ユーザー」→「概要」をクリック
2. ユーザーサマリーが表示される
3.「ユーザー」の数値でWebサイト全体のUU数を確認する
UU数の計測期間は、画面右上の日付をクリックして選択が可能です。ただし、集計期間を変更すると、UU数が変わる場合があります。
日別で集計すると、UU数の集計は1日単位です。
たとえば、集計期間を8月20日から31日とした場合、期間内に同一ユーザーが何度もサイトを訪問しても、UU数は「1」としてカウントされます。
UU（ユニークユーザー）を増やすためのポイント
UU（ユニークユーザー）を増やすために意識したいポイントについて紹介します。
Web広告を効果的に活用する
UUを短期的に増やすには、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などのWeb広告を活用するのが有効です。
ターゲット層に合わせた広告配信によって、興味・関心の高いユーザーを効率的にサイトへ誘導できます。特に新規サービスの認知拡大やキャンペーン時には、広告による効果を発揮します。
サイト滞在時間が伸びるよう改善する
ユーザーが訪問後すぐに離脱してしまうと、検索エンジンの評価も下がりがちです。
コンテンツの質だけでなく、ページの読み込み速度、レイアウトの見やすさ、内部リンクの配置など、ユーザー視点に立つことが重要です。
サイトの滞在時間が長くなることで、検索順位が安定し、再訪問や口コミによる新規流入のチャンスも増えます。
良質なコンテンツを継続的に追加する
定期的に価値のあるコンテンツを発信し続けることで、検索エンジンからの評価が高まり、自然検索による流入が増加します。
ユーザーの課題解決やニーズに応える情報を発信することで、信頼性のあるサイトとして認知されます。SNSやブログでシェアされる可能性も高まるでしょう。
コンテンツの更新頻度を保つことも、UU増加には欠かせません。
流入経路を多角的に確保する
検索エンジンだけに頼るのではなく、SNS、YouTube、メールマガジン、外部メディアへの寄稿など、複数のチャネルからユーザーが訪れる導線を整えましょう。
異なる属性のユーザーが流入することで、より幅広い層にアプローチでき、サイト全体のUUも底上げされていきます。
流入元のデータ分析をもとに、重点チャネルを定めて強化するのも有効です。
SEOに役立つ記事を紹介
Webマーケティングでは欠かすことのできない指標であるUUについて、基本的な説明からカウント方法まで説明してきました。特にSEOの分野では必須といえる指標です。
UUを増やすことは簡単ではありません。顧客（ユーザー）の求めるコンテンツを発信し、継続して価値を提供し続けることによって伸ばせる数値となります。
その他、Webマーケティング用語についても紹介しています。ぜひご活用ください！
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